【実施報告】清水町「第5回清水ミライ自分ごと化会議」を開きました。

〜 開催概要 〜

北海道清水町で【第6期総合計画策定】に向けて今回は『少子高齢化』『情報発信』をテーマに住民協議会を開きました!

★「清水ミライ自分ごと化会議」の特徴★

 1.住民基本台帳から無作為に選ばれた2000人の中から応募のあった51名(2,5%)の町民が参加。51名のうち40代以下が25名(49%)、そのうち女性が14名(56%)と若い世代と女性の割合が高い。

 2.議論の結果は、来年度作成予定の総合計画に反映。総合計画作成のための委員が全て無作為抽出で選ばれた事例は道内初。

 3.議論を進める2班のコーディネーター及びナビゲーターは、近隣町の職員(「十勝の未来を考える自治体職員の会」)(*1)の他、東京から構想日本総括ディレクターの伊藤、理事の中田華寿子氏がオンラインで参加。この仕組は構想日本で初めての実施。
(*1)自治体の垣根を越えて職員同士が情報交換し、持続可能な十勝を次世代に
つないでいくことを目的とした十勝管内市町村職員有志による会

【開催日時】 6月27日(土) 第1班 9:30~11:30 / 13:00~15:00
28日(日) 第2班 9:30~11:30 / 13:00~15:00
【会  場】 清水町役場 / 各自オンラインにて参加

※参考※清水HP(http://www.town.shimizu.hokkaido.jp/town/council/cat/index.html

〜 議論の様子 ~

■第5回
昨年度末から、行政が開催する対面による会議等は中止又は延期となっていましたが、生活者視点で町の未来を議論することは総合計画策定のプロセスにおいて必要だという考えから、どういった形であれば市民との対話の場を継続できるか模索をしていました。そんな中、今回清水町ではオンラインとオンラインを融合させる新しい形で清水ミライ自分ごと化会議を開催しました。

通常は2班に分かれ、並行して3時間の議論を行いますが、今回は3密対策のため各班をさらに2班に分け各回2時間で議論、さらに1班と2班は同日開催ではないため、2日間でトータル8時間という長時間に渡る会議となりました。オンラインにおける課題も見えましたがそれ以上に、オンラインだからこそできるゲストナビゲーターの参加や、忙しくて直接役場に来ることができない町民が家から参加できるなど、 町民との対話のチャンスを逃すことを回避できる仕組みづくりに繋がる第一歩の会議となりました。

内容は第4回に引き続き、今回も『少子高齢化』と『情報発信』について議論をしました。前回の開催から少し期間が空いたため、前回の議論の振り返りをした上で、自分自身が課題に感じていることなどを発表しました。その後の議論ではたくさんの町民目線での意見が出てきましたので以下に一部紹介します。

第1班 『少子高齢化』
● 改めて地域のコミュニティのつながりの重要性を感じた。
● 高齢者の交通手段の問題があるが、ご近所付き合いがもっと活性化すれば近所同士で助け合えることもあるのではないか。
● 高齢者が元気であり続けるために、高齢者がいきいきと活躍できる場をもっと作るべきではないか。
● 昔から清水町に住んでいる人と、外から清水町に引っ越してきた人の間に少なからずの溝を感じているので、そういう溝を解消する取り組みも必要ではないか。
● 高齢者が困りごとを周りに相談できるような雰囲気づくりをする。

第2班 『情報発信』
● 清水町では多くの人にとって広報紙が有効なツールであることが分かった。
● 情報を伝えるツールはたくさんあるが、世代等によってどのツールが有効かなどを考えて活用していく必要があると感じた。
● FacebookやInstagramのようなSNSを活用した双方向、拡散型の情報発信も必要になってくるのではないか。
● 案外、高齢者向けには、商店や病院などの掲示板も有効なのではないか。
● デジタルを活用した情報発信も大事だが、アナログな情報発信も無くさないでほしい。
● 初めてオンライン会議に参加したが、違和感もなく充実していた。会議終了後すぐにご飯の支度に取り掛かることができ、時間を有効に使えた。

次回は、7月18日(土)14:00〜17:00に開催予定です。今回までの議論を振り返った上で、意見を集約していきます。

 

 

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