自動車試験計測システム室内温熱環境計測

アメニティマネキン

今月は車室内の乗員を模擬したアメニティマネキンをご紹介いたします。

見た目のインパクトもさながら、成人男性等身大の人体モデルに、温度、湿度、風速、輻射センサーを埋め込み、人が受けるエアコン気流を計測することが出来るシステムです。各部位ごとに計測することで、快適性を直感的に「見える化」いたします。

　本アメニティマネキンの主な特徴といたしましては、風速、温度、湿度、輻射熱を同時計測できること、またセンサーの種類や数量は任意に選択（最大128ch/体）、コンタ図や動画表示など、視覚的な表示、解析ができること、全チャネル1秒の高速サンプリングを実現できることがあげられます。また風速センサーにも工夫を施し、フレキシブルタイプにすることで操作時の破損低減を実現しております。

　今後の実現が予測される「完全自動運転化（レベル５）」においては、車室内でより快適に移動することが要求され、車室内のリビング化が進むと考えられます。またハイブリット車（HV）、電気自動車（EV）、プラグインハイブリッド（PHV）、燃料電池自動車（FCV）などが登場し、動力源がエンジンからモーターへ変化しております。そのためエンジンの力や排熱が利用できず、可能な限りバッテリーを使わずに快適な冷暖房性能を実現する必要があり、より効率の良い空調システムの開発に各社取り組まれています。以上のように、空調管理へのニーズは日々高まっており、自動車メーカー様だけでなく、素材・部品メーカー様からのお問い合わせも多数頂いております。

また上半身、下半身のみといった分離型や、位置の変更、改造等、様々なカスタマイズも承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

本年5月22日（火）～24日（金）にパシフィコ横浜で開催されます「人とくるまのテクノロジー展2019」におきまして展示する予定です。少しでもご興味頂けるお客様がいらっしゃいましたら、是非弊社ブースまでお越しください。

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[FAQ]
よくいただくご質問

弊社カスタマーサポートにおいて、よくいただくご質問をご紹介いたします。

● お客様　：ハンディの風速計を使用しているのですが、プローブは自分で交換することができますか？
● 窓口担当：プローブに互換性のある機種であれば大丈夫です。たとえば、6501のシリーズ、611X（6113/6114/6115）のシリーズ、6332のシリーズはそのシリーズのプローブであれば互換性があり、お客様ご自身でも交換いただく事は可能です。
※シリーズが異なる場合は互換性がありません。（例：6501シリーズに611Xのプローブを使用する事はできません）

● お客様　：精度についてプローブを交換しても問題はないのですか？
● 窓口担当：精度につきましては、6501シリーズであればプローブ内部に、ROMを設けており、611Xシリーズや6332シリーズであれば、プローブとは別に対になるROMを用意しており、それぞれを校正した際にROMに値付けをしておりますので問題はありません。

● お客様　：交換する時の注意点はありますか？
● 窓口担当：611Xシリーズや6332についてはプローブとROMが一対になっておりますので、必ずそれぞれを交換いただく必要がございます。もし交換をしなかった場合は正しい計測ができませんので、ご注意ください。