NanoSpotLight(nSL)Systemの紹介 

UPW中の5nmの微小粒子のサンプリング手法

 

今回は粒子サンプリングに最適な機械をご紹介します。

 

概 要

半導体製造分野では、近年のデバイス構造の微細化および高集積化に伴い、製造プロセスで使用する超純水(UPW)中の微粒子に関して、直径10nm以下の管理が必要となっています。今回、5nm~2.5μmの範囲のUPW中の微粒子を高効率でサンプリングし捕集できる装置として、Nano SpotLight System(nSL)をご紹介します。捕集された微粒子は、SEM(走査型電子顕微鏡)や、EDX/DES(エネルギー分散型X線分光法)などの装置で、形状、個数、また成分が分析されます。UPWシステムの管理、イオン交換樹脂やフィルターなどの各種構成部品の性能評価など、幅広い範囲で活用頂くことを期待しています。

 

 

動作原理 

主要な構成品は、NanoParticle Extractor(NPE) とNanoParticle Collector(NPC)です。NPEはUPWのサンプルを特殊なネブライザーにより噴霧乾燥させてエアロゾル化し、次にNPCでは、凝縮法によりその微小粒子を3μm程度の液滴にした上で、慣性力を利用して捕集板の微小スポット(直径1mm以下)の上に捕集します。捕集板は外形1インチ(25.4mm)のシリコンウエハー、もしくはポリカーボネート製が提供可能です。

 

 

 

 

 

サンプリングと分析事例

UPW11.5時間連続サンプリングし(A)、SEMで観察した画像(B)、捕集パターンが判ります。その一部を拡大した結果が(C)、またその一部をEDS(エネルギー分散型X線分光器)で元素分析を行った結果が(Dとなります

この他にも多数の計測器を用意しておりますので、ご興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。

 

  

 

 

[FAQ]
よくいただくご質問

弊社カスタマーサポートにおいて、よくいただくご質問をご紹介いたします。

● お客様 :高温下で計測できる風速計を探しているのですが、対応できる風速計はありますか。
● 窓口担当:本体がMODEL6162となり、200℃までであればプローブはMODEL0203、500℃までであればMODEL0204かMODEL0205で計測は可能です。

 

● お客様 :ケーブルの耐熱温度はそれぞれ何度までですか。
● 窓口担当:プローブと本体を接続する接続ケーブルは80℃となっております。またプローブについては部分によって耐熱温度が異なります。詳細は カタログにも記載をしておりますので、ぜひ一度、ご覧ください。

 

● お客様 :ダクトの中に設置して計測したいのですが、何か固定方法や冶具などはありますか。
● 窓口担当:プローブを固定する、コンプレッションフィッティングという部材がございます。MODEL0203用であればMODEL0203-02、MODEL0204、0205用であれば、MODEL0204-01となりますので、併せてご注文ください。

 

 

[EVENT]
出展イベントご案内

弊社が出展予定の、学会や展示会などのイベント情報をご紹介いたします。

人とくるまのテクノロジー展 2019 横浜

2019.5.22~5.24

会場:パシフィコ横浜・展示ホール<小間番号:188>(神奈川県)

→ 詳しくはこちら

 

 

 

第6回カノマックス・インターナショナル・エアロゾルワークショップのご案内

2019.5.24

会場:AP品川アネックス 地下1F 会議室I+会議室P

→詳しくはこちら

 

 
 
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