風量を簡単かつ正確に測定

今回、空気調和設備の検査等に便利な、キャプチャーフード風量計についてご紹介させて頂きます。

キャプチャーフード風量計は、漏斗状になったフードの内部を通過する風量(m3/h)を、計算無しに直接指示値として表示出来るタイプの計測器です。吹出口や吸込口に対して押し当てて密着させる事で、正確に風量を測定出来ます。スタンダード機種の6710と、小型版の6750、高機能版の6715がございます。

オフィスビルの風量測定に

オフィスビルやホテル等の空調吹出口の測定では、吹出風量を一回の操作で求める事が出来るのが、最大のメリットです。吹出口の風量を、風速計を用いて計算で求められている方が多いと思いますが、丁度良いサイズのフードを自作された上で、複数点風速を測定して平均を求めないと正確な測定は出来ません。キャプチャーフード風量計を使用する事で大幅に手順を簡略化する事が出来ると同時に、風速計を用いた場合では測定者のテクニックに大きく依存していた測定精度も向上が見込めます。

キャプチャーフード風量計6715の応用

従来の6710と比較して高機能版の6715なら、下記の様な使い方も出来ます。

◆Bluetooth対応

Bluetoothでモバイル機器から操作出来ます(AndroidとiOS両対応)。例えば、6715本体を専用スタンドにて天井の吹き出し口に接続した状態で、手元から無線操作出来ます。

◆マイクロマノメータとして

6715では表示器にマノメータ機能が内蔵されており、チューブを接続して配管の静圧測定や室間差圧測定に使用頂けます。-2,500～2,500 Paのワイドレンジで、指示値の1.5%±0.25Pa以内の高精度な測定が出来ます。

◆ピトー管と組み合わせて風速計として

上記マノメータ機能を用いてピトー管と組み合わせる事で、風速計としても使用頂けます。

◆キャプチャーフード風量計の自作に

空調工事をされているお客様の中には、お手製のフードをプラベニ等の板材から工作されている方も多いかと存じます。上記マノメータ機能と、平面上16点の平均風速を測定出来るピトー管　「ヴェロシティグリッド」を組み合わせる事で、特殊なサイズのキャプチャーフード風量計を作成する事も出来ます。

デモ機のご用意もございますので、興味を持って頂けましたら、是非お試しください。

[FAQ]
よくいただくご質問

弊社カスタマーサポートにおいて、よくいただくご質問をご紹介いたします。

● お客様　：カノマックスの風量計の種類はいくつかあると思うのですが、どのような違いがありますか。
● 窓口担当：風量計は3種類あり、用途に合わせて異なるサイズのフードを選べるMODEL6710と、フードのサイズは1種類ですが、片手で持てる小型のMODEL6750、MODEL6710の高機能版である、MODEL6715をご用意しております。

● お客様　：MODEL6715は高機能版という事ですが、どのような機能がついていますか？
● 窓口担当：表示部には差圧センサーを内蔵しており、取外す事でマノメーターとしてもご使用いただく事も可能です。またオプションでピトー管もご用意しておりますので、組み合わせて風速を測定する事も可能です。

● お客様　：測定データをPCに取り込む事はできますか。
● 窓口担当：各MODELとも初期付属品で専用のソフトウェアがついておりますので、取り込む事は可能です。また、MODEL6715、6750は専用のアプリもありますので、モバイル端末でご使用いただく事も可能です。

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[EVENT]
出展イベントご案内

弊社が出展予定の、学会や展示会などのイベント情報をご紹介いたします。

第7回日本繊維状物質研究学術集会

2019.8.22～8.23

会場：仏教伝道センタービル（ＢＤＫ会議室）８階『和の間』（東京都）

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令和元年度空気調和・衛生工学会年次大会

2019.9.18～9.20

北海道科学大学（北海道）

→ 詳しくはこちら

日本防菌防黴学会第46回年次大会

2019.9.25～9.26

会場：千里ライフサイエンスセンター（大阪府）

→ 詳しくはこちら

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