NPOクラブ・メルマガ通信11月号(秋号) No.44
2025年11月5日
認定特定非営利活動法人 経営支援NPOクラブ 

平素より経営支援NPOクラブの活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
長い残暑からの急な冷え込みもひと段落、秋らしい気候になり、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて下半期に入り、公的機関からの委託案件や各展示会での活動も活発な時期を迎えております。また、中小企業支援と共にNPOクラブとして注力している次世代育成活動も多数の依頼を受けましたので、併せてご報告いたします。

メルマガ通信につきましては、当NPOクラブ会員と名刺交換をさせていただいた方、および関係者でご縁をいただいた方にお送りしております。
配信停止をご希望の方は、末尾をご覧ください。
過去のメルマガ通信は、こちらからご覧いただけます。


目次
1.案件チーム進捗状況
・秋田県医療関係サプライチェーン参入支援事業
・秋田県社会課題解決型商品開発支援事業
・三重県ヘルスケア事業
・北海道中小企業総合支援センターからの受託事業
・埼玉県経営革新企業の販売力強化の伴走支援の報告
2.
次世代育成支援グループ
10月25日と26日、NPOクラブはサイエンスアゴラでセミナー企画を実施しました
埼玉大学付属小学校5年生の社会科授業で出前授業を行いました
3.最近のトピックス
NPOクラブにおける生成AIの活用について
起業家支援チームの紹介 一般社団法人Ayumiについて
4.8~10月度の展示・商談会のご報告
10/17  :滋賀県商談会実施報告
5展示・商談会開催のご案内
・11/19   :OSAKAビジネスフェア マイドーム大阪
・11/20-21  :あまがさき産業フェア 尼崎ベイコム体育館
・11/26~28:産業交流展 東京ビッグサイト


1.案件チーム進捗状況
秋田県サプライチェーン参入支援事業
県内ものづくり企業等が大手医療機器メーカー等のサプライチェーンへ参入できるよう支援する事業において、公募した13社のうち12社と初回面談を終えました。面談では、各社の事業内容や希望される支援についてヒアリングするとともに、参入に向けた具体的なアドバイスや質疑応答を実施しました。
今後は、参入企業様のPRシートを作成し、マッチング活動を行います。

(PDF)
また、秋田県内の医療機器企業で見学・展示会を実施し、見学会には、11社19名が参加され、展示会には県内企業5社が出展し、24名が見学されました。



秋田県社会課題解決型商品開発支援事業
今年度、秋田県企業の医療機器サプライチェーンへの参入支援事業と合わせて、本事業を初めて受託しました。
秋田県内企業がこれまで培ってきた技術等を活用し、医療や健康、防災に関する社会課題を解決するビジネスモデルを構築するため、県内企業が大学や公設試験研究機関等と連携して行う研究・開発から実証、社会実装までを伴走支援、技術開発動向調査および販路開拓調査を実施します。
詳細は、秋田県公式サイト 「美の国あきたネット」を参照してください。


三重県(ヘルスケア)
令和7年度も三重県(雇用経済部新産業振興課ライフイノベ―シォン班)からの委託事業(医療・福祉機器等ヘルスケア分野への進出・事業拡大支援業務)を受託しました。
1.本年度は大規模展示会が4月のMEDTEC及び10月29-30日に福島県郡山のビッグパレットで開催された「第21回メディカルクリエーションふくしま」の2回実施し、それぞれ5社の出展県内企業を支援しました。
2.いずれの展示会も三重県として初めての出展でしたが、前者ではものつくり企業が製販企業への売り込みを、後者は医療機器関係の地方展示会として最大で歴史ある展示会において地域を超えた協業の可能性を支援しました。各社の特徴ある技術・製品の出展により事業につながる可能性のある成果を6件得ることができました。
3.個別相談支援では新しく技術/装置を導入した企業に対する面談やインタビュー支援を実施し、最新の医療技術への参入の可能性について調査支援を実施しました。
4.県内企業に対する展示会ブースツアは県内起業が出展した2つの展示会のほかに7月のMEDIX、モダンホスピタルショー及び10月開催のHCRで実施し具体的成果を得ることができました。
5.昨年初めて実施した大企業内展示会は本年度も令和8年2月5日にニプロ(株)(3階ニプロホール)で実施することが決まり出展企業の募集も終了いたしました。本年度は名古屋商工会議所との共催で、成果が期待されます。



北海道中小企業総合支援センターからの受託事業

公益財団法人北海道中小企業総合支援センター(HSC)は、千歳市にラピダスの半導体工場が建設されたことをきっかけに、道内の産業の活性化を目指しています。
道外企業の誘致や道内企業のレベルアップをはかるため活動していますが、今年度、当NPOクラブに協力要請がありました。

それを受け、半導体関連に知見のあるメンバーをコーディネーターに選定し、道外企業に行ったヒアリング結果をHSCにフィードバックしています。ラピダスによる日の丸半導体の復活を心より願うものです。



埼玉県 経営革新企業販売力強化事業
埼玉案件とは、NPOクラブが埼玉県に協力し、経営革新に取り組む埼玉県内の中小企業に販売に関するアドバイスや販路の紹介を行うものです。
今年は図1の案内チラシによる募集が行われた結果、16社から支援の依頼がありました。
現在、現地調査をほぼ終え、各社の現状を把握し、具体的な支援計画を立案しているところです。
今後、来年2月までNPOクラブでは、図2のようなプロセスでメンバーが出身企業を中心に、引合いの可能性がある企業を紹介し、支援を行っていきます。

図1

図2


2.次世代育成支援グループ
10月25日と26日、NPOクラブはサイエンスアゴラでセミナー企画を実施しました
国立研究開発法人科学技術振興(JST)が主催するサイエンスアゴラは日本最大の科学技術のイベントです。そのサイエンスアゴラに経営支援NPOクラブは「人生100年時代、健康維持する科学技術を語ります」のテーマで参加しました。
具体的にはヘルスケアグループの講師7人が、25日は最先端医療を支える科学技術(錦織講師)、脳を科学する!脳の健康とは?(山ザキ、𠮷野講師)、医療機器の進化と最新技術(広瀬講師)。そして26日には体に負担をかけない治療用医療機器(大橋講師)、微生物の世界はワンダーランド(山本講師)、アミノ酸はあなたの身近な命の素(富岡講師)の6回にわたり、関心の高いテーマで講演を行いました。今年もNPOクラブのセミナーは多くの参加者を集め盛況のうちに終了しました。



埼玉大学付属小学校5年生の社会科授業で出前授業を行いました
HPから5年生向けに「これからの工業生産の授業において、人口減少社会を迎えた日本がどのように自国の工業生産を維持発展させるかを学ぶ学習」について出前授業の依頼がありました。少し難しいテーマではありましたが、10月30日(木)11:45~12:30に当NPOクラブの雫講師が講義を行い、その後、給食を一緒に食べながら質問を受けました。
詳細は次のメルマガでお伝えします。


3.最近のトピックス
NPOクラブにおける生成AIの活用について
経営支援NPOクラブでは、支援企業のウェブサイトから企業情報を効率よく把握するため、生成AIを活用しています。特に、Google WorkspaceのGemini機能にある「Canvas」は、会社のURLを入力するだけで、ウェブサイトに記載されている情報からテキスト要約(文)、インフォグラフィック(図)、音声概要(音)といった資料一式を短時間で自動生成できます。これにより、企業の要点を「テキスト・ビジュアル・音声」の多角的な資料として深く理解できるため、業務の効率化に役立てています。

起業家支援チームの紹介 一般社団法人Ayumiについて
起業家支援チームは起業間もないベンチャー企業を対象として活動しています。
2025年度は5社の応募の中から、一般社団法人Ayumi様を無償支援することになりました。
一般社団法人Ayumi様は、マイノリティの意見をみんなの使いやすさに変えるバリアフリー事業について活動を行っており、障害者にとってどんな課題が存在するのか?「慣れているから大丈夫」「我慢すれば大丈夫」「やっぱり無理だと諦めてしまう」などの現実課題を解決するために起業されました。今後も起業家支援チームでは、社会に新たな動きをもたらす企業を応援します。

(PDF)


4.8~10月度の展示・商談会のご報告
10/17:滋賀県商談会実施報告
昨年来、新規案件の獲得を目的として受注活動をしてきましたが、今春受注が確定し、この度10月17日に『滋賀個別商談会』を開催しました。NPOクラブはバイヤー企業の招致、当日の商談立会いを担当しました。

主催者:滋賀県・滋賀経済産業協会・滋賀県産業支援プラザ 他
開催日:2025年 10月17日 
会場:大阪国際ビルディング(大阪市中央区)
参加バイヤー数:9社(12部門)、滋賀県側企業数:17社、商談数:44面談



5.展示・商談会開催のご案内
OSAKAビジネスフェア2025
開催日:11月19日(水)
開催場所:マイドームおおさか 2階・3階展示ホール
大阪信用保証協会の主催により2016年から開催されているこの展示会は、今回、おかげさまで10回目の開催となります。
過去最多の合計194(企業・団体)社が出展されますが、NPOクラブも大勢の企業様にお声かけをして、今後のビジネスに繋げる活動をしています。

開催日:11月20(木)・21(金)
開催場所:尼崎ベイコム体育館
未来に向けて活躍する中小企業の技術力を一堂に集めた展示会です。
尼崎市内の産業の新たなビジネスの創出と技術・情報の活発な企業間交流を目的として毎年開催されています。
当クラブは、尼崎地域産業活性化機構から受託し、同時開催の「ビジネスマッチング会」への発注企業(工業系16社)の招致およびマッチング面談を行います。また、販路開拓等に関する当クラブの相談コーナーも設置します。


開催日:11月26日(水)~28(金)
開催場所:東京ビッグサイト西展示棟
主催:東京都、東京都中小企業団体中央会 等(ただしNPOクラブは(株)日経イベント・プロより受託)
今年で28回目を迎える産業交流展は、首都圏の個性豊かな中小企業の優れた技術や製品を一堂に展示する国内最大級の見本市です。NPOクラブは2016年から連続10回受託しております。
NPOクラブでは下記の3点の業務を受託しています。
(1) 特別商談会(リアル)への企業招致(目標50社):産業交流展2025の特別商談会へ招致企業と参加し、希望日程調整済み商談スケジュールに従い出展企業との商談に同席し、報告書を作成する。出展企業:479社(情報、環境、医療福祉、機械金属、特別テーマゾーンとしてスタートアップ、新製品・新サービス)
(2)  マッチングコンシエルジュ業務:3日間の期間中に会場1ヶ所(3名)にコンシエルジュカウンターを設置し来場者の相談にのる。一連のコンシエルジュ業務の報告書作成する。
(3)  出展者事前相談会及び開催日のブース診断:申込制による事前相談会(10社を想定)会場の出展ブース診断を実施する。

産業交流展2024の様子


編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本メールマガジンの内容が少しでもお役に立てたようでしたら、ぜひ皆さまのご友人や職場のご関係者にもご紹介頂ければ幸いです。
新たに登録をご希望の方は、以下の「メルマガ編集チーム」に氏名、会社名(組織名)、メールアドレスをお送り下さい。私たちの活動や情報が、より多くの方のお役に立てることを願っています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
次号もぜひお楽しみに!
(編集チーム 松下隆)


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経営支援NPOクラブ メルマガ担当 松下、橘田、宇川
Email:matsushita.takashi@ka-npom.com

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