「あおもり歴史トリビア」第711号(令和8年7月17日配信)
2026/07/17 (Fri) 09:50
「あおもり歴史トリビア」第711号(令和8年7月17日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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みなさん、こんにちは。室長の工藤です。
5月8日配信のNo.701で、今年営業100周年を迎えた市営バスの創業期のエピソードをひとつご紹介しました。今回も、市営バスの話題を提供します。
青森市営バスの運行が始まった当時、道路は車道と歩道の区別はありませんでした。また「左側通行」を一応求められていたようですが、当時の絵はがきなどをみると右側を通行する自動車や荷馬車の姿がしばしばあります。
ですから、事故が起きます。
市営バスの運行が大正15年(1926)4月に始まって、新聞『東奥日報』に初めて取り上げられたのは4月23日付朝刊で、「市営円太郎が荷馬車に衝突」の見出しから分かるように事故の記事です。これをはじめとして、昭和3年(1928)6月までの約2年間で13件の市営バスが絡む事故の記事がありました。
これらのうち、バスがタイヤで路上の石を跳ね、その石が商店のガラスを破損するケースのように、当時の道路事情を考えさせる事例もあります。また、バスの運転手が他人に運転をさせ人身事故を起こした事例もあります。
ほかにも、ハンドルの故障やシャフトの破損など、整備不良が原因とみられる事例も2件あります。
そして、最大の事故は昭和3年5月19日に起きた、踏切での急行列車との衝突事故です。この事故では、乗客21名のほか運転手・車掌各1名、計23名が重軽傷を負い、うち2名が命を落としました。
合浦公園で執行された招魂祭の帰り、定員14名のバスに大勢の市民が乗り込んだため、運転手の視界が狭くなったことが事故の原因のひとつと考えられ、青森警察署長は「『お互い徳義を重んじて』定員以上に乗車しなければ」事故を未然に防ぐことができたのではないかと語っています。また、車掌も市民が「先を争って乗ります」さらに「窓から入る人さへあります」と証言し、これには「とても女の手では押へきれません」と言っています。
一方、バスの運転手にも問題があったように思います。踏切に差し掛かったときに列車が来るのを確認し、その際、一時停止ではなくスピードを上げて通過しようとしたと証言しています。運転手は「業務上過失傷害致死傷」で起訴され、判決では罰金200円が言い渡されました。
7月21日~31日は「夏の交通安全県民運動」の期間です(青森市HP)。事故なく安全に過ごしましょう。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
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登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
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青森市営バスの運行が始まった当時、道路は車道と歩道の区別はありませんでした。また「左側通行」を一応求められていたようですが、当時の絵はがきなどをみると右側を通行する自動車や荷馬車の姿がしばしばあります。
ですから、事故が起きます。
市営バスの運行が大正15年(1926)4月に始まって、新聞『東奥日報』に初めて取り上げられたのは4月23日付朝刊で、「市営円太郎が荷馬車に衝突」の見出しから分かるように事故の記事です。これをはじめとして、昭和3年(1928)6月までの約2年間で13件の市営バスが絡む事故の記事がありました。
これらのうち、バスがタイヤで路上の石を跳ね、その石が商店のガラスを破損するケースのように、当時の道路事情を考えさせる事例もあります。また、バスの運転手が他人に運転をさせ人身事故を起こした事例もあります。
ほかにも、ハンドルの故障やシャフトの破損など、整備不良が原因とみられる事例も2件あります。
そして、最大の事故は昭和3年5月19日に起きた、踏切での急行列車との衝突事故です。この事故では、乗客21名のほか運転手・車掌各1名、計23名が重軽傷を負い、うち2名が命を落としました。
合浦公園で執行された招魂祭の帰り、定員14名のバスに大勢の市民が乗り込んだため、運転手の視界が狭くなったことが事故の原因のひとつと考えられ、青森警察署長は「『お互い徳義を重んじて』定員以上に乗車しなければ」事故を未然に防ぐことができたのではないかと語っています。また、車掌も市民が「先を争って乗ります」さらに「窓から入る人さへあります」と証言し、これには「とても女の手では押へきれません」と言っています。
一方、バスの運転手にも問題があったように思います。踏切に差し掛かったときに列車が来るのを確認し、その際、一時停止ではなくスピードを上げて通過しようとしたと証言しています。運転手は「業務上過失傷害致死傷」で起訴され、判決では罰金200円が言い渡されました。
7月21日~31日は「夏の交通安全県民運動」の期間です(青森市HP)。事故なく安全に過ごしましょう。
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