「あおもり歴史トリビア」第677号(令和7年11月7日配信)
2025/11/07 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第677号(令和7年11月7日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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こんにちは。歴史資料室の竹内です。
現在歴史資料室では館内展示「あおもりの姿―あおもり誕生400年・昭和の大合併70年」を2026年1月13日(火)まで行っています。今回はその展示図書から3冊ご紹介します。
1冊目は『港の日本史』(祥伝社新書 2018年)です。古代から中世、近世、そして近代から現代に至る日本の歴史の中で、港が果たしてきた役割と重要性に着目し、江戸時代の東北から江戸への米の廻送など青森の港に関する出来事も取り上げています。また近年大型クルーズ船による国内港湾への寄港回数の増加により、港がふたたび脚光を浴びていることにも触れています。
2冊目は『青森県昭和の町と村 大合併で消えた自治体の記録』(デーリー東北 2020年)です。昭和の大合併により消滅した青森県の自治体、110町村の歴史と写真を1町村あたり見開き2ページで紹介し、懐かしい思い出とともに大切な記録を後世に伝えています。当時の運動会やお祭り、地域の行事など、写真で見る住民の活気ある姿や、今はもう見られない建物や町並みは、その地域が歩んできた歴史を知る貴重な手がかりとなるとともに、見る人自身のふるさとの思い出も呼び起こしてくれます。昭和28年の「町村合併促進法公布時の青森県市町村分布図」、昭和35年の「町村合併後の成果現況図」を綴じ込みで掲載しています。
3冊目は『青函連絡船物語 風雪を越えて津軽海峡をつないだ61マイルの物語』(交通新聞社 2014年)です。学生時代から青函連絡船に興味を持ち、乗船を重ねた著者が、歴史や造船の観点からではなく、船の運航作業や荷役作業、船体の保守・整備を主に行う甲板部を中心に、当時の運航現場の様子や乗組員の食堂のメニューなど、舞台裏のエピソードを紹介しています。
青森市のシンボルともいえる青函連絡船に思い出を持つ方は多いのではないでしょうか。私も本書を読んで、子どもの頃青函連絡船の長い乗船時間に退屈して、姉と船内を探検したことを思い出しました。姉を追いかけて甲板で転んで泣いたのも今では懐かしい思い出です。
展示図書はすべて貸出ができますので、ご来館の際にはぜひお立ち寄りになり、手に取ってご覧ください。
早いもので今年も残すところあと2か月、冬が目前に迫ってきました。季節の変わり目お体にはお気をつけ下さい。
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
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1冊目は『港の日本史』(祥伝社新書 2018年)です。古代から中世、近世、そして近代から現代に至る日本の歴史の中で、港が果たしてきた役割と重要性に着目し、江戸時代の東北から江戸への米の廻送など青森の港に関する出来事も取り上げています。また近年大型クルーズ船による国内港湾への寄港回数の増加により、港がふたたび脚光を浴びていることにも触れています。
2冊目は『青森県昭和の町と村 大合併で消えた自治体の記録』(デーリー東北 2020年)です。昭和の大合併により消滅した青森県の自治体、110町村の歴史と写真を1町村あたり見開き2ページで紹介し、懐かしい思い出とともに大切な記録を後世に伝えています。当時の運動会やお祭り、地域の行事など、写真で見る住民の活気ある姿や、今はもう見られない建物や町並みは、その地域が歩んできた歴史を知る貴重な手がかりとなるとともに、見る人自身のふるさとの思い出も呼び起こしてくれます。昭和28年の「町村合併促進法公布時の青森県市町村分布図」、昭和35年の「町村合併後の成果現況図」を綴じ込みで掲載しています。
3冊目は『青函連絡船物語 風雪を越えて津軽海峡をつないだ61マイルの物語』(交通新聞社 2014年)です。学生時代から青函連絡船に興味を持ち、乗船を重ねた著者が、歴史や造船の観点からではなく、船の運航作業や荷役作業、船体の保守・整備を主に行う甲板部を中心に、当時の運航現場の様子や乗組員の食堂のメニューなど、舞台裏のエピソードを紹介しています。
青森市のシンボルともいえる青函連絡船に思い出を持つ方は多いのではないでしょうか。私も本書を読んで、子どもの頃青函連絡船の長い乗船時間に退屈して、姉と船内を探検したことを思い出しました。姉を追いかけて甲板で転んで泣いたのも今では懐かしい思い出です。
展示図書はすべて貸出ができますので、ご来館の際にはぜひお立ち寄りになり、手に取ってご覧ください。
早いもので今年も残すところあと2か月、冬が目前に迫ってきました。季節の変わり目お体にはお気をつけ下さい。
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