「あおもり歴史トリビア」第689号(令和8年2月6日配信)
2026/02/06 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第689号(令和8年2月6日配信)
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の竹内です。今回は現在開催している館内展示「学び舎の思い出-学校旧跡めぐり4」の展示図書の中から、青森県立盲学校・青森県立青森聾学校ゆかりの人物、ヘレン・ケラーに関する本をご紹介します。
ヘレン・ケラー(Helen Keller, 1880~1968)は1歳で聴力と視力を失うという障がいを持ちながらも、家庭教師アニー・サリバンによる献身的な支えのもと勉学に励み、アメリカの名門女子大学のひとつラドクリフ大学に入学し、卒業後は世界中で数多くの講演を行い、社会福祉の向上、教育の発展に尽力した人物です。青森県立盲学校、青森県立青森聾学校とは昭和12年(1937)に講演活動のため日本を訪れた際、両校の前身である県立青森盲唖学校を訪れ、生徒へ励ましのメッセージを贈ってくれたつながりがあります。両校に関する展示は青森市民図書館7階(エスカレーター横)にございますのでぜひご覧ください。
最初にご紹介する本は『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』(新潮社 2004年)です。
わずか1歳半で病気により視力と聴力を失ったヘレンが、サリバン先生の手厚い教育により言葉を覚え、学ぶ喜びを知り、努力を重ね大学生になるまでの半生を綴った自伝です。
この本では人と分かり合う手段を持たず、音と光のない世界に絶望していた幼少期から、サリバン先生と出会い、言葉を理解してからの好奇心に満ちた子ども時代、大学入学を目指す勉強の日々、ヨットやカヌーを楽しむ活発な一面を時にはユーモアを交えながら22歳のヘレンが表現豊かに書き記しています。
もう1冊は、原田マハ著『奇跡の人The Miracle Worker』(双葉社 2018年)です。こちらはヘレン・ケラーの実話をベースに明治時代の津軽を舞台にした小説です。津軽地方の旧家に生まれ、聴力も視力もなく話すこともできない少女「介良れん(けら・れん)」のもとへ家庭教師として「去場安(さりば・あん)」がやってきます。時には激しくぶつかりながらやがて信頼の絆を深めていく二人の物語には三味線の門付け(かどづけ 家や商店の玄関・門口で芸を披露し金品をもらう)をして歩く盲目の少女との出会いや、津軽弁で交わされる会話、そして長く厳しい冬の描写が盛り込まれ、津軽の風土をいかした日本版ヘレン・ケラー物語となっています。
今回の展示は4月7日まで行っています。ご紹介した本は8階展示図書コーナーにございますのでぜひご覧ください(ヘレン・ケラー来訪時については2017年6月16日配信のあおもり歴史トリビアNo.262もご参照ください)。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の竹内です。今回は現在開催している館内展示「学び舎の思い出-学校旧跡めぐり4」の展示図書の中から、青森県立盲学校・青森県立青森聾学校ゆかりの人物、ヘレン・ケラーに関する本をご紹介します。
ヘレン・ケラー(Helen Keller, 1880~1968)は1歳で聴力と視力を失うという障がいを持ちながらも、家庭教師アニー・サリバンによる献身的な支えのもと勉学に励み、アメリカの名門女子大学のひとつラドクリフ大学に入学し、卒業後は世界中で数多くの講演を行い、社会福祉の向上、教育の発展に尽力した人物です。青森県立盲学校、青森県立青森聾学校とは昭和12年(1937)に講演活動のため日本を訪れた際、両校の前身である県立青森盲唖学校を訪れ、生徒へ励ましのメッセージを贈ってくれたつながりがあります。両校に関する展示は青森市民図書館7階(エスカレーター横)にございますのでぜひご覧ください。
最初にご紹介する本は『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』(新潮社 2004年)です。
わずか1歳半で病気により視力と聴力を失ったヘレンが、サリバン先生の手厚い教育により言葉を覚え、学ぶ喜びを知り、努力を重ね大学生になるまでの半生を綴った自伝です。
この本では人と分かり合う手段を持たず、音と光のない世界に絶望していた幼少期から、サリバン先生と出会い、言葉を理解してからの好奇心に満ちた子ども時代、大学入学を目指す勉強の日々、ヨットやカヌーを楽しむ活発な一面を時にはユーモアを交えながら22歳のヘレンが表現豊かに書き記しています。
もう1冊は、原田マハ著『奇跡の人The Miracle Worker』(双葉社 2018年)です。こちらはヘレン・ケラーの実話をベースに明治時代の津軽を舞台にした小説です。津軽地方の旧家に生まれ、聴力も視力もなく話すこともできない少女「介良れん(けら・れん)」のもとへ家庭教師として「去場安(さりば・あん)」がやってきます。時には激しくぶつかりながらやがて信頼の絆を深めていく二人の物語には三味線の門付け(かどづけ 家や商店の玄関・門口で芸を披露し金品をもらう)をして歩く盲目の少女との出会いや、津軽弁で交わされる会話、そして長く厳しい冬の描写が盛り込まれ、津軽の風土をいかした日本版ヘレン・ケラー物語となっています。
今回の展示は4月7日まで行っています。ご紹介した本は8階展示図書コーナーにございますのでぜひご覧ください(ヘレン・ケラー来訪時については2017年6月16日配信のあおもり歴史トリビアNo.262もご参照ください)。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html