国際交流ＬＥＶＥＬアップる（令和5年1月18日配信）
2023/01/18 (Wed) 12:15
国際交流ＬＥＶＥＬアップる（令和5年1月18日配信）
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〈青森市メールマガジン〉
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ただの飲み会じゃない!
車や現金400万円が当選する場合も?!
参加しないと損する台湾の忘年会事情↓
ダゲホー（皆さんこんにちは）、
台湾出身の国際交流員、
呉 詠心（ウ ヨンシン）です。
あけましておめでとうございます。
皆様のお正月休みはいかがでしたでしょうか。
私は、3年ぶりに帰省しました!
年越しも7年ぶりかな?台湾で過ごしました。
と言っても、2022年の最終日の私は、
カウントダウンも初詣もなく、
ただご飯を食べて、ドラマを見て、
そして12時ぐらいに寝ました。
つまらないですねｗ
昨年に配信したメルマガにも紹介しましたが、
台湾人にとって、本番の年越しは、
旧暦1月1日（陽暦1月22日）からの旧正月です。
そのため、我が家の年越しはとても平凡です。
年越し以降から旧正月までの今はちょうど、
忘年会のピークシーズンを迎えています。
そうです!忘年会の文化は日本だけではありません!
そこで今日は、日本のとは全然違う
台湾の忘年会「尾牙」（ブェーゲー）を紹介します。
【忘年会は「尾牙」という】
しっぽにも、キバにも関係がなく、
「尾牙」はただの当て字です。
これは台湾で広く祀られている商売の神様に大きな関係があります。
台湾の会社は、商売繁盛を祈るため、
神様にお供えをする習慣があります。
その儀式が「做牙」（ズォゲー）と言います。
「做牙」は毎月の2日と16日に行い、
12月16日、年末の最後に祀るのは、
「尾牙」（ブェーゲー）と言います。
「做牙」に使うお供え物が
たくさんありますので、祀り終わったら、
お供え物は社員に振舞います。
社員にお供え物を振舞う文化が
年々大きくなって、
今日の忘年会「尾牙」に至りました。
【食事会というよりコンサート?!】
社員が集まって、食事するところまでは
日本と同じです。
大体、ホテルの宴会場や
台湾料理のレストランで開催され、
コース料理を頼みます。
(中華料理屋さんによくある
回転テーブルのスタイルです!)
大手企業なら、会場の前にステージがあり、
有名な芸能人をMCとして雇って、
歌手も招待し、まるでコンサートを
開催しているような規模になっています。
これは毎年話題になり、
ニュースにも取り上げられるぐらい盛大です。
イメージしやすいように言うと、
有吉弘行や田村淳が進行を担って、
米津玄師やあいみょんなどの人気歌手が名曲を披露し、そして社員のみなさんがご飯を食べながらステージを楽しむという感じです。
【抽選会】
この抽選会は「尾牙」の目玉と言っても
過言ではありません。
なぜなら、賞品が良すぎるからです!
掃除機や美容機器などの家電製品をはじめ、海外旅行の航空券、
現金3～10万元（約40万円）、
高級ホテルの宿泊券など、
これらの賞品は当たり前のことです。
更に大手企業では、ありえないほどの豪華賞品を用意します。
新車1台や現金100万元（約400万円）の場合も。
ちなみに現金の場合は、「お年玉」と言います。会社からのお年玉って、
日本ではなかなかありませんね。
【家族連れもOK】
場合によって、会社の忘年会は
お連れ様と一緒に出席できます。
しかも、お連れ様は抽選会に参加できます!
私も小さい頃2～3回ぐらい、父の会社の
忘年会に参加したことがあります。
誰も知らないですけど、美味しいご飯を
食べられることだけで楽しかったです。
【気になる会費は?】
食事もあり、会場費も込み、更に豪華賞品もある忘年会は、会費は絶対高い!と思いますよね?
台湾の忘年会は、無料です!
日本と違って、台湾の忘年会は一年間に頑張ってもらった社員へのご褒美ですので、会社側がおごります。賞品も会社が用意します。
もちろん、会社の前年度の収益によって、
賞品内容は変わります。
ちなみに、元々社員に支給すべき給料や
ボーナスなどの給与から、
忘年会の支出に充てることは、
法律で禁じられていますので、
自分のお金を出すことはありません!
ご飯だけではなく、
豪華な賞品が当たるチャンスもあり、
どちらかというと、参加しないと損するイベントです。
一方、闇の話ですが、
尾牙のあとは退職のピークになります(笑)
【終わりに】
以上、台湾の忘年会事情でした。
いかがでしたか?
日本の忘年会は、全員が集まる飲み会であり、その中には、参加したくない方もきっといますよね。
台湾スタイルなら、誰でも行きたくなるでしょう。
ご感想・ご質問などありましたら、kouryuu-suishin@city.aomori.aomori.jpにメールを送ってください。
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青森市中央1-22-5
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ダゲホー（皆さんこんにちは）、
台湾出身の国際交流員、
呉 詠心（ウ ヨンシン）です。
あけましておめでとうございます。
皆様のお正月休みはいかがでしたでしょうか。
私は、3年ぶりに帰省しました!
年越しも7年ぶりかな?台湾で過ごしました。
と言っても、2022年の最終日の私は、
カウントダウンも初詣もなく、
ただご飯を食べて、ドラマを見て、
そして12時ぐらいに寝ました。
つまらないですねｗ
昨年に配信したメルマガにも紹介しましたが、
台湾人にとって、本番の年越しは、
旧暦1月1日（陽暦1月22日）からの旧正月です。
そのため、我が家の年越しはとても平凡です。
年越し以降から旧正月までの今はちょうど、
忘年会のピークシーズンを迎えています。
そうです!忘年会の文化は日本だけではありません!
そこで今日は、日本のとは全然違う
台湾の忘年会「尾牙」（ブェーゲー）を紹介します。
【忘年会は「尾牙」という】
しっぽにも、キバにも関係がなく、
「尾牙」はただの当て字です。
これは台湾で広く祀られている商売の神様に大きな関係があります。
台湾の会社は、商売繁盛を祈るため、
神様にお供えをする習慣があります。
その儀式が「做牙」（ズォゲー）と言います。
「做牙」は毎月の2日と16日に行い、
12月16日、年末の最後に祀るのは、
「尾牙」（ブェーゲー）と言います。
「做牙」に使うお供え物が
たくさんありますので、祀り終わったら、
お供え物は社員に振舞います。
社員にお供え物を振舞う文化が
年々大きくなって、
今日の忘年会「尾牙」に至りました。
【食事会というよりコンサート?!】
社員が集まって、食事するところまでは
日本と同じです。
大体、ホテルの宴会場や
台湾料理のレストランで開催され、
コース料理を頼みます。
(中華料理屋さんによくある
回転テーブルのスタイルです!)
大手企業なら、会場の前にステージがあり、
有名な芸能人をMCとして雇って、
歌手も招待し、まるでコンサートを
開催しているような規模になっています。
これは毎年話題になり、
ニュースにも取り上げられるぐらい盛大です。
イメージしやすいように言うと、
有吉弘行や田村淳が進行を担って、
米津玄師やあいみょんなどの人気歌手が名曲を披露し、そして社員のみなさんがご飯を食べながらステージを楽しむという感じです。
【抽選会】
この抽選会は「尾牙」の目玉と言っても
過言ではありません。
なぜなら、賞品が良すぎるからです!
掃除機や美容機器などの家電製品をはじめ、海外旅行の航空券、
現金3～10万元（約40万円）、
高級ホテルの宿泊券など、
これらの賞品は当たり前のことです。
更に大手企業では、ありえないほどの豪華賞品を用意します。
新車1台や現金100万元（約400万円）の場合も。
ちなみに現金の場合は、「お年玉」と言います。会社からのお年玉って、
日本ではなかなかありませんね。
【家族連れもOK】
場合によって、会社の忘年会は
お連れ様と一緒に出席できます。
しかも、お連れ様は抽選会に参加できます!
私も小さい頃2～3回ぐらい、父の会社の
忘年会に参加したことがあります。
誰も知らないですけど、美味しいご飯を
食べられることだけで楽しかったです。
【気になる会費は?】
食事もあり、会場費も込み、更に豪華賞品もある忘年会は、会費は絶対高い!と思いますよね?
台湾の忘年会は、無料です!
日本と違って、台湾の忘年会は一年間に頑張ってもらった社員へのご褒美ですので、会社側がおごります。賞品も会社が用意します。
もちろん、会社の前年度の収益によって、
賞品内容は変わります。
ちなみに、元々社員に支給すべき給料や
ボーナスなどの給与から、
忘年会の支出に充てることは、
法律で禁じられていますので、
自分のお金を出すことはありません!
ご飯だけではなく、
豪華な賞品が当たるチャンスもあり、
どちらかというと、参加しないと損するイベントです。
一方、闇の話ですが、
尾牙のあとは退職のピークになります(笑)
【終わりに】
以上、台湾の忘年会事情でした。
いかがでしたか?
日本の忘年会は、全員が集まる飲み会であり、その中には、参加したくない方もきっといますよね。
台湾スタイルなら、誰でも行きたくなるでしょう。
ご感想・ご質問などありましたら、kouryuu-suishin@city.aomori.aomori.jpにメールを送ってください。
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