「あおもり歴史トリビア」第540号(令和5年2月3日配信)
2023/02/03 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第540号(令和5年2月3日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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歴史資料室では2月3日(金曜日)から3月5日(日曜日)までリンクモア平安閣市民ホール1階ギャラリーで企画展「サンデーカメラマンが写した青森―木村智吉写真展」を開催します。この企画展では青森市のアマチュア写真家・木村智吉さん(1914-1975)が昭和20年代後半から30年代前半にかけて撮影した写真約60点をご紹介します。
木村さんは大野村(現青森市大野)出身で、昭和7年(1932)に青森中学校(現青森高校)を卒業しました。主な同期生に関野凖一郎、佐藤米次郎、根市良三、小館善四郎がいます。卒業後は青森県庁勤務を経て、昭和15年にハルビン(中国東北部)へ移り、満州開拓に従事しました。そして、昭和19年に招集され、マレー半島で従軍しました。
昭和22年に復員すると、木村さんは趣味の写真撮影に熱中し、写真雑誌の月例コンテストなどに作品を応募するようになりました。その作品は写真家の濱谷浩や林忠彦から高い評価を受け、写真雑誌『日本カメラ』に何度も掲載されています。
実は、木村さんには令和3年(2021)の企画展でご紹介した写真家・工藤正市さん(1929-2014)とのつながりがありました。二人は「青森カメラクラブ」のメンバーとして日本カメラ主催の第一回全国クラブ対抗コンテストに参加していたのです。このコンテストで「青森カメラクラブ」は見事優勝し、二人は個人に贈られる「準優秀作品賞」も受賞しています(『日本カメラ』1956年7月号)。
のちに工藤さんは「青森の新人作家」(『日本カメラ』1959年9月号)という記事の中で木村さんについて「まだまだ鋭敏な自分の感覚を身につけなければいけないが、持前の器用さと熱心さで相当やるであろう」と評価しています。
さて、今回の展示では新町通りや堤橋周辺の街並み、働く人々の姿、ねぶた祭りのようすなど、さまざまな写真をご紹介しますので、ぜひ会場へ足を運んでいただければと思います。なお、撮影場所がわからない写真も展示しますので、写真をご覧になってお気づきのことがありましたら、歴史資料室へ情報をお寄せいただければと思います。
※企画展「サンデーカメラマンが写した青森―木村智吉写真展」は入場無料で、観覧時間は午前9時から午後8時までです。2月20日(月曜日)は休館日となりますので、ご注意ください。
【お知らせ】この度、青森市公式YouTubeチャンネルで「あおもり歴史トリビア~動画版~明治時代の青森市役所庁舎の変遷を辿る」が公開されました。歴史資料室の工藤室長がかつて町役場・市役所が置かれていた場所を巡る3分ほどの動画です。ぜひご覧ください。
URLはこちら▼
https://www.youtube.com/watch?v=huFyzA9SGFk
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
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登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/koho-kocho/keitai-mini/top/mailmagazine.html
-編集・発行---------
企画部広報広聴課
青森市中央1-22-5
TEL:017-734-5106
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木村さんは大野村(現青森市大野)出身で、昭和7年(1932)に青森中学校(現青森高校)を卒業しました。主な同期生に関野凖一郎、佐藤米次郎、根市良三、小館善四郎がいます。卒業後は青森県庁勤務を経て、昭和15年にハルビン(中国東北部)へ移り、満州開拓に従事しました。そして、昭和19年に招集され、マレー半島で従軍しました。
昭和22年に復員すると、木村さんは趣味の写真撮影に熱中し、写真雑誌の月例コンテストなどに作品を応募するようになりました。その作品は写真家の濱谷浩や林忠彦から高い評価を受け、写真雑誌『日本カメラ』に何度も掲載されています。
実は、木村さんには令和3年(2021)の企画展でご紹介した写真家・工藤正市さん(1929-2014)とのつながりがありました。二人は「青森カメラクラブ」のメンバーとして日本カメラ主催の第一回全国クラブ対抗コンテストに参加していたのです。このコンテストで「青森カメラクラブ」は見事優勝し、二人は個人に贈られる「準優秀作品賞」も受賞しています(『日本カメラ』1956年7月号)。
のちに工藤さんは「青森の新人作家」(『日本カメラ』1959年9月号)という記事の中で木村さんについて「まだまだ鋭敏な自分の感覚を身につけなければいけないが、持前の器用さと熱心さで相当やるであろう」と評価しています。
さて、今回の展示では新町通りや堤橋周辺の街並み、働く人々の姿、ねぶた祭りのようすなど、さまざまな写真をご紹介しますので、ぜひ会場へ足を運んでいただければと思います。なお、撮影場所がわからない写真も展示しますので、写真をご覧になってお気づきのことがありましたら、歴史資料室へ情報をお寄せいただければと思います。
※企画展「サンデーカメラマンが写した青森―木村智吉写真展」は入場無料で、観覧時間は午前9時から午後8時までです。2月20日(月曜日)は休館日となりますので、ご注意ください。
【お知らせ】この度、青森市公式YouTubeチャンネルで「あおもり歴史トリビア~動画版~明治時代の青森市役所庁舎の変遷を辿る」が公開されました。歴史資料室の工藤室長がかつて町役場・市役所が置かれていた場所を巡る3分ほどの動画です。ぜひご覧ください。
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