「あおもり歴史トリビア」第706号(令和8年6月12日配信)
2026/06/12 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第706号(令和8年6月12日配信)
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の村上です。歴史資料室では6月30日(火曜日)まで館内展示「あおもりの鉄道―北海道新幹線開業10周年」を開催しています。この展示には昭和61年(1986)に注目したコーナーがあり、青森駅の周辺にアスパムとラビナがオープンしたこと、そして青森市内に3つの新駅が開業したことを取り上げています。そこで、今回は新駅の開業についてお話しします。
昭和61年11月1日、国鉄のダイヤ改正と同時に奥羽本線の新青森駅が開業しました。また、東北本線では浅虫駅が浅虫温泉駅と改称し、青森-浅虫間に小柳駅と矢田前駅が開業しました。このうち、小柳駅と矢田前駅は地域の要望を受けて設置された請願駅です。
青森市は盛岡鉄道管理局や国鉄本社に対し、昭和57年から青森市内における通勤・通学・買い物列車の運行について陳情を行っていました。その背景には通勤・通学時間帯の交通渋滞がありました。
昭和60年12月23日には青森商工会議所の常議員会において青森-浅虫間の新駅建設期成同盟会結成が決議され(『東奥日報』昭和60年12月25日付朝刊)、翌年2月17日には商工会議所のほか商店街や新駅予定地周辺の町会の代表などが発起人となって「東北本線青森地区新駅設置期成同盟会」が設立されています。同盟会は新駅建設費の3分の1にあたる5,500万円を負担するために募金活動を行いました(『東奥日報』昭和61年2月18日付朝刊)。そして、昭和61年5月に自治大臣が地元負担による新駅設置を承認し、7月に着工しました。
さらに、新駅の開業に合わせて、青森-浅虫温泉間では新たに通勤や買い物に便利な「うとう号」を1日6往復運行することになりました。初日は県立青森東高校や青森県立盲学校の生徒の利用が目立ったそうです(『東奥日報』昭和61年11月1日付夕刊)。
これに対し、新青森駅は新幹線駅周辺環境整備事業として建設された駅です。昭和60年11月8日、整備新幹線財源問題等検討委員会の幹事会において新青森駅の建設などが決まり、12月16日に起工式が行われました。整備されたのは長さ140メートルのホームと待合室、跨線橋です。11月1日に行われた開業式では北村知事が「この駅が、一日も早く東北新幹線新青森駅として生まれ変わることに強い期待を寄せている」と述べました(『東奥日報』昭和61年11月1日付夕刊)。
こうして誕生した新青森駅は平成22年(2010)に東北新幹線の駅として生まれ変わり、昨年、開業15周年を迎えました。
※今回の内容は『昭和62年度 青森市の企画概要』(青森市企画財政部企画調整課 1987年)、『青森市議会史』自昭和五十八年至昭和六十年(青森市議会 1989年)などを参考にしています。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の村上です。歴史資料室では6月30日(火曜日)まで館内展示「あおもりの鉄道―北海道新幹線開業10周年」を開催しています。この展示には昭和61年(1986)に注目したコーナーがあり、青森駅の周辺にアスパムとラビナがオープンしたこと、そして青森市内に3つの新駅が開業したことを取り上げています。そこで、今回は新駅の開業についてお話しします。
昭和61年11月1日、国鉄のダイヤ改正と同時に奥羽本線の新青森駅が開業しました。また、東北本線では浅虫駅が浅虫温泉駅と改称し、青森-浅虫間に小柳駅と矢田前駅が開業しました。このうち、小柳駅と矢田前駅は地域の要望を受けて設置された請願駅です。
青森市は盛岡鉄道管理局や国鉄本社に対し、昭和57年から青森市内における通勤・通学・買い物列車の運行について陳情を行っていました。その背景には通勤・通学時間帯の交通渋滞がありました。
昭和60年12月23日には青森商工会議所の常議員会において青森-浅虫間の新駅建設期成同盟会結成が決議され(『東奥日報』昭和60年12月25日付朝刊)、翌年2月17日には商工会議所のほか商店街や新駅予定地周辺の町会の代表などが発起人となって「東北本線青森地区新駅設置期成同盟会」が設立されています。同盟会は新駅建設費の3分の1にあたる5,500万円を負担するために募金活動を行いました(『東奥日報』昭和61年2月18日付朝刊)。そして、昭和61年5月に自治大臣が地元負担による新駅設置を承認し、7月に着工しました。
さらに、新駅の開業に合わせて、青森-浅虫温泉間では新たに通勤や買い物に便利な「うとう号」を1日6往復運行することになりました。初日は県立青森東高校や青森県立盲学校の生徒の利用が目立ったそうです(『東奥日報』昭和61年11月1日付夕刊)。
これに対し、新青森駅は新幹線駅周辺環境整備事業として建設された駅です。昭和60年11月8日、整備新幹線財源問題等検討委員会の幹事会において新青森駅の建設などが決まり、12月16日に起工式が行われました。整備されたのは長さ140メートルのホームと待合室、跨線橋です。11月1日に行われた開業式では北村知事が「この駅が、一日も早く東北新幹線新青森駅として生まれ変わることに強い期待を寄せている」と述べました(『東奥日報』昭和61年11月1日付夕刊)。
こうして誕生した新青森駅は平成22年(2010)に東北新幹線の駅として生まれ変わり、昨年、開業15周年を迎えました。
※今回の内容は『昭和62年度 青森市の企画概要』(青森市企画財政部企画調整課 1987年)、『青森市議会史』自昭和五十八年至昭和六十年(青森市議会 1989年)などを参考にしています。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html