「あおもり歴史トリビア」第712号(令和8年7月24日配信)
2026/07/24 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第712号(令和8年7月24日配信)
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の竹内です。青森市にある三内丸山遺跡は、今から約5,900年前から4,200年前の縄文時代前期中頃から中期末頃にかけて1,700年ほど続いた大規模な集落の跡です。三内丸山遺跡は、採集・漁労・狩猟を基盤とした農耕以前の人類の生活と、複雑な精神文化の物証となることなどが評価され、青森県、北海道、岩手県、秋田県の17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、青森市からは小牧野遺跡とともに令和3年(2021)に世界遺産に登録され、7月27日に登録5周年を迎えます。(世界遺産登録については「あおもり歴史トリビア第466号」をご覧ください。)
今回は三内丸山遺跡から出土された編みかご、通称「縄文ポシェット」をご紹介します。
平成4年(1992)から平成6年に実施された県総合運動公園拡張事業に伴う発掘調査によって、約5,500年前の縄文時代前期中頃のものとされる小型のかごが出土されました。ヒノキ科の樹皮を利用し、現代の竹工芸などにもみられる幅5ミリほどの素材を縦横に階段状に編む「網代編み」(あじろあみ)という手法で規則正しく編まれ、底部は変形しているものの、四角形になるよう工夫された立体的な作りになっています。高さ16センチ、幅約10センチと小型で、現代のポシェットほどの大きさであることなどから通称「縄文ポシェット」と呼ばれています。立体的かつ全体がわかる状態で出土されることは非常に珍しく、当時の技術を知る貴重な資料となることから平成15年5月29日に国の重要文化財に指定されました。
また、公園の拡張事業は、発掘調査で三内丸山遺跡が発見されたことにより中止され、運動公園の施設は青森市宮田地区に「新青森県総合運動公園」として全面移転される経緯をたどっています。
現在青森市民図書館8階で、歴史資料室が開催しているミニ展示「ボクたちが知らない青森を『知る』夏にしよう!」では青森の歴史を記録した郷土写真集や、地域調べに関連する本を展示しています。その中の1冊『地域学への招待』(角川学芸出版 2005年)では地域社会の歴史や文化を調べる「地域学」の視点で、縄文時代から続く様々な編み方が現代に通じている点について着目し、その代表例として縄文ポシェットが紹介されています。ミニ展示は8階へ階段を上がり、右側に進んだ奥にございます。ぜひお立ち寄りください。
今回は『三内丸山遺跡ガイドブック』(三内丸山遺跡センター 2022年)、『東奥年鑑2023』(東奥日報社 2022年)、青森県庁HP、三内丸山遺跡HPなど参考にさせていただきました。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の竹内です。青森市にある三内丸山遺跡は、今から約5,900年前から4,200年前の縄文時代前期中頃から中期末頃にかけて1,700年ほど続いた大規模な集落の跡です。三内丸山遺跡は、採集・漁労・狩猟を基盤とした農耕以前の人類の生活と、複雑な精神文化の物証となることなどが評価され、青森県、北海道、岩手県、秋田県の17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、青森市からは小牧野遺跡とともに令和3年(2021)に世界遺産に登録され、7月27日に登録5周年を迎えます。(世界遺産登録については「あおもり歴史トリビア第466号」をご覧ください。)
今回は三内丸山遺跡から出土された編みかご、通称「縄文ポシェット」をご紹介します。
平成4年(1992)から平成6年に実施された県総合運動公園拡張事業に伴う発掘調査によって、約5,500年前の縄文時代前期中頃のものとされる小型のかごが出土されました。ヒノキ科の樹皮を利用し、現代の竹工芸などにもみられる幅5ミリほどの素材を縦横に階段状に編む「網代編み」(あじろあみ)という手法で規則正しく編まれ、底部は変形しているものの、四角形になるよう工夫された立体的な作りになっています。高さ16センチ、幅約10センチと小型で、現代のポシェットほどの大きさであることなどから通称「縄文ポシェット」と呼ばれています。立体的かつ全体がわかる状態で出土されることは非常に珍しく、当時の技術を知る貴重な資料となることから平成15年5月29日に国の重要文化財に指定されました。
また、公園の拡張事業は、発掘調査で三内丸山遺跡が発見されたことにより中止され、運動公園の施設は青森市宮田地区に「新青森県総合運動公園」として全面移転される経緯をたどっています。
現在青森市民図書館8階で、歴史資料室が開催しているミニ展示「ボクたちが知らない青森を『知る』夏にしよう!」では青森の歴史を記録した郷土写真集や、地域調べに関連する本を展示しています。その中の1冊『地域学への招待』(角川学芸出版 2005年)では地域社会の歴史や文化を調べる「地域学」の視点で、縄文時代から続く様々な編み方が現代に通じている点について着目し、その代表例として縄文ポシェットが紹介されています。ミニ展示は8階へ階段を上がり、右側に進んだ奥にございます。ぜひお立ち寄りください。
今回は『三内丸山遺跡ガイドブック』(三内丸山遺跡センター 2022年)、『東奥年鑑2023』(東奥日報社 2022年)、青森県庁HP、三内丸山遺跡HPなど参考にさせていただきました。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html