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〈青森市メールマガジン〉
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台湾国際交流員の陳けいです。
みなさんは、「チャイニーズ・タイペイ」をご存知ですか。
これは、よくスポーツ観戦するかたなら知っている
「とある代表チーム」の名前かもしれませんが、
ほとんどのかたは初耳ですね。
7、8月にパリオリンピックが開催されました。
台湾の名前を見ましたか。
実は、台湾の正式国名は「中華民国」ですが、
国際スポーツ競技で「チャイニーズ・タイペイ」を使用しています。
その背景には、複雑な政治的歴史があります。
この名称は、
台湾の国際的な立場とアイデンティティの妥協策として使用されています。

しかし、「チャイニーズ・タイペイ」の意味は、
「中華の台北」や「中国の台北」など誤解されやすいため、
一部の台湾人は、現在使用している「チャイニーズ・タイペイ」をやめ、
他の名前を使用することを求めています。
例えば、2020年の東京オリンピックにおいて、
「台湾」で出場するために、2018年に公民投票を行いました。
同時に、日本では日本人が行った「台湾TAIWAN」名義で参加することを求める
「台湾正名運動」があります。
しかし「台湾」に変更すると出場権がなくなる恐れを感じた主要なスポーツ選手は、
反対を呼びかけ、結局「チャイニーズ・タイペイ」のまま、
東京オリンピックに参加しました。
そのため東京オリンピック開会式の際に、
NHKのアナウンサーが「台湾です」と紹介したことは、
台湾人としてすごくうれしかったです。

また、台湾のスポーツ選手が金メダルを取った際に掲揚されるのは、
「チャイニーズ・タイペイオリンピック委員会旗」で、
中華民国国旗ではありません。
さらに演奏されるのは、
中華民国の国歌ではなく、
国旗が掲揚される時に演奏される「国旗歌」です。

オリンピックでは、競技会場などで政治的、宗教的、
人種的な主張や抗議を禁止していますが、
台湾人の存在自体が、政治的ですね。
パリオリンピックのバドミントン男子ダブルスの準決勝では、
台湾人サポーターが「台湾」と書かれたポスターやタオルを使い、
台湾ペアを応援していたところ、
国籍不明な観客だと会場の警備員に没取されました。

その後の試合で、台湾人サポーターたちは、
外国人が理解し難い台湾のひらがなの「注音」を使い
「台灣加油=台湾頑張って」や
ローマ字で台湾語の応援メッセージを書いたりしました。
台湾人にとってオリンピックは、スポーツ競技だけではなく、
台湾人としての主体性とアイデンティティの戦いでもあります。

ちょっと重い話をしましたが、
これから私のパリオリンピックの感動シーンを紹介したいです。
それは、ボクシング女子フェザー級の台湾選手―林郁てい(女亭)さんです。
試合前、イギリスの作家をはじめ、
SNSで「林選手は女性ではない」という噂が流れていました。
しかしその作家を含め、
「林選手は女性ではない」という主張を裏付ける具体的な証拠を提示できず、
それは単なる誹謗中傷に過ぎませんでした。
林選手と台湾政府関係者は、
無根拠な誹謗中傷であるとしてこの主張を強く否定し、
林選手は、プレッシャーに耐えて決勝戦に進出しました。
決勝戦は台湾時間の朝3時、勝っても負けても私は泣きますから、
生放送を見ることができず、寝ました(笑)。
結局林選手は、一心不乱に戦い、5-0で金メダルを獲得しました。

最後に一つ、台湾のスポーツ観戦の豆知識を紹介します(急!)
台湾サポーターは、応援している選手/チームが負けたら、自分のせいにします。
これは、台湾語で「帶賽(ダイ サイ)」といい、
「悪運を連れてきてしまった」の意味です。
多くの台湾人は自分のことを「帶賽」だと感じでいます。
そのため、大事な試合なら、あえて生放送を見ない人もいます(笑)。
私も「帶賽」の人ですから、
林選手の試合の生放送を見ずに寝たことは、良い決断だったと思います!

それでは、また10月にお会いしましょう!
拜拜(バイバイ)~


ご感想・ご質問などありましたら、kouryuu-suishin@city.aomori.aomori.jpにメールを送ってください。


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青森市新町1-3-7
TEL:017-734-5235

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