国際交流LEVELアップる(令和7年3月5日配信)
2025/03/05 (Wed) 12:00
国際交流LEVELアップる(令和7年3月5日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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先月中旬に一度関東へ行ったら、
花粉症発症してしまった陳 けいです。
私は、毎年大体バレンタインデーの頃に発症するので、
友人に「バレンタインデーアレルギー」と言われています。
今年も逃げることができず、私的の季節の兆しになりました。
でも、今回関東へ行ってから、発見したことがあります。
それは、青森で静電気がないことですね!
関東で、ビリビリされましたが、
そういえば青森で全然ないです。
おそらく湿度が高いからかなぁという新たな発見です。
もう一つ季節の兆しを感じたのは、昼間が長くなったことです。
退勤後に外がまだ明るく、やはり春が近づいてきていますね!
さて、少々重い話ですが、
今回は台湾の「二二八事件」を紹介したいです。
台湾では2月28日は祝日です。
それは、1947年2月28日を発端とする
台湾での政府による弾圧事件に対する反省そして追悼のためです。
1945年に台湾が中華民国に編入された後、
国民政府の腐敗や経済混乱への不満が高まり、
ついに民衆の反政府運動へと発展しました。
2月27日、台北市の天馬茶房あたりで専売局の取締官が、
未許可のタバコ売りの女性を暴行し、
これに抗議する市民に発砲、一人が死亡しました。
翌28日、市民の怒りが爆発し、
台北放送局を占拠したデモ隊が全土に抗議を呼びかけ、
各地で官公庁の占拠や軍隊・警察との衝突が発生しました。
3月以降、国民政府は軍隊を投入し、
台北、基隆、嘉義、高雄など台湾各地で住民を武力鎮圧しました。
この過程で知識人、学生、医師、地方エリート層など多数が亡くなりました。
その中、嘉義に生まれ、東京美術学校を卒業した画家である陳澄波も犠牲になりました。
陳澄波は、嘉義市の代表として政府側と交渉を試みましたが、
3月25日に逮捕されました。
そして裁判を受けることなく即決処刑され、わずか52歳でした。
現在の人々は、二二八事件について学ぶには、
台北市にある二二八記念館をおすすめします。
建物自体は、日本統治時代の台北放送局で、
現在二二八事件の展示を行っています。
その他、事件の発端となった台北市にある天馬茶房や
嘉義市にある陳澄波記念館などがあります。
また、二二八事件の後に戒厳令(1949年5月~1987年7月)が
発令されたという「白色テロ時代」を表す映画は、
例えば、侯孝賢(ホウ・シャオシエン)監督の代表作の『悲情城市』、
楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の『クーリンチェ少年殺人事件』、
さらに近年において、ゲームが映画化をされた『返校 言葉が消えた日』と
台湾の離島・緑島の刑務所に収容され、
思想の再教育を受けた女性政治犯の実話に基づく『流麻溝十五号』があります。
二二八事件は、台湾社会に深い傷を残しただけでなく、
その後の民主化運動にも大きな影響を与えました。
歴史を正しく理解し、語り継ぐことは、
過去の悲劇を繰り返さないために重要だと私は思います。
では、素敵な春を迎えられますように。また来月お会いしましょう。
バイバイ(拜拜)
ご感想・ご質問などありましたら、kouryuu-suishin@city.aomori.aomori.jpにメール
を送ってください。
《問合せ》
経済部交流推進課
青森市新町1-3-7
TEL:017-734-5235
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○青森市ホームページ
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花粉症発症してしまった陳 けいです。
私は、毎年大体バレンタインデーの頃に発症するので、
友人に「バレンタインデーアレルギー」と言われています。
今年も逃げることができず、私的の季節の兆しになりました。
でも、今回関東へ行ってから、発見したことがあります。
それは、青森で静電気がないことですね!
関東で、ビリビリされましたが、
そういえば青森で全然ないです。
おそらく湿度が高いからかなぁという新たな発見です。
もう一つ季節の兆しを感じたのは、昼間が長くなったことです。
退勤後に外がまだ明るく、やはり春が近づいてきていますね!
さて、少々重い話ですが、
今回は台湾の「二二八事件」を紹介したいです。
台湾では2月28日は祝日です。
それは、1947年2月28日を発端とする
台湾での政府による弾圧事件に対する反省そして追悼のためです。
1945年に台湾が中華民国に編入された後、
国民政府の腐敗や経済混乱への不満が高まり、
ついに民衆の反政府運動へと発展しました。
2月27日、台北市の天馬茶房あたりで専売局の取締官が、
未許可のタバコ売りの女性を暴行し、
これに抗議する市民に発砲、一人が死亡しました。
翌28日、市民の怒りが爆発し、
台北放送局を占拠したデモ隊が全土に抗議を呼びかけ、
各地で官公庁の占拠や軍隊・警察との衝突が発生しました。
3月以降、国民政府は軍隊を投入し、
台北、基隆、嘉義、高雄など台湾各地で住民を武力鎮圧しました。
この過程で知識人、学生、医師、地方エリート層など多数が亡くなりました。
その中、嘉義に生まれ、東京美術学校を卒業した画家である陳澄波も犠牲になりました。
陳澄波は、嘉義市の代表として政府側と交渉を試みましたが、
3月25日に逮捕されました。
そして裁判を受けることなく即決処刑され、わずか52歳でした。
現在の人々は、二二八事件について学ぶには、
台北市にある二二八記念館をおすすめします。
建物自体は、日本統治時代の台北放送局で、
現在二二八事件の展示を行っています。
その他、事件の発端となった台北市にある天馬茶房や
嘉義市にある陳澄波記念館などがあります。
また、二二八事件の後に戒厳令(1949年5月~1987年7月)が
発令されたという「白色テロ時代」を表す映画は、
例えば、侯孝賢(ホウ・シャオシエン)監督の代表作の『悲情城市』、
楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の『クーリンチェ少年殺人事件』、
さらに近年において、ゲームが映画化をされた『返校 言葉が消えた日』と
台湾の離島・緑島の刑務所に収容され、
思想の再教育を受けた女性政治犯の実話に基づく『流麻溝十五号』があります。
二二八事件は、台湾社会に深い傷を残しただけでなく、
その後の民主化運動にも大きな影響を与えました。
歴史を正しく理解し、語り継ぐことは、
過去の悲劇を繰り返さないために重要だと私は思います。
では、素敵な春を迎えられますように。また来月お会いしましょう。
バイバイ(拜拜)
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