国際交流LEVELアップる(令和7年8月6日配信)
2025/08/06 (Wed) 12:00
国際交流LEVELアップる(令和7年8月6日配信)
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは、投票のために、帰国して戻った台湾国際交流員のチン ケイです。
最近は、台湾・韓国、そして日本でも全国規模の選挙が相次いで行われていますね。
今回は、台湾の投票と開票の仕組みをご紹介しながら、
台湾人である私自身が「投票」という行為についてどう考えているかをお話ししたいと思います。
昨年、青森で開票補助の業務に関わった際、
日本と台湾の投票・開票の違いに改めて気づかされました。
まず、台湾には「期日前投票」の制度がありません。
そのため、私のように投票のために帰国する人も少なくありません。
不便に感じたり、時間やお金がかかることもありますが、
それでも私は、今のところこれが最も公平で公正な方法だと考えています。
台湾では、投票用紙は「選票」と呼ばれ、
候補者の番号、写真と所属政党などがあらかじめ印刷されています。
そして、有権者は投票したい候補者の欄に全国統一のハンコを押して投票します。
つまり、日本のように候補者名を自筆で書く必要はありません。
もし自分の印鑑などを押してしまった場合、その票は無効になります。
投票が締め切られるとすぐに開票が始まり、
投票所がそのまま開票所になります。
接戦でなければ、2時間以内に大まかな結果がわかります。
昨年、青森では深夜まで開票作業が続きましたが、
台湾の人々ならきっと待ちきれずにソワソワしてしまいます。
日本では地域ごとに個性豊かな「投票済証」がありますね。
中には、その証明を提示すると割引を受けられるお店もあります。
一方、台湾では自治体が発行するような「投票済証」はありません。
その代わり、若者たちは投票を終えると、
投票で使ったハンコを自分の手に押して、
「投票したよ!」とSNSなどでアピールしています。
「投票しても何も変わらないから」
「どうせ勝てないから投票しない」という声を耳にすることがあります。
確かに、一回の選挙で社会を大きく変えることは難しいかもしれません。
それでも私は、毎回の投票行為が、
少しずつ社会を動かす力になっていると信じています。
たとえば、自分の身近な人々や、
応援している政党に影響を与えることもできるのです。
私にとって選挙とは、勝敗がその場で決まる一度きりの勝負ではありますが、
投票という行為自体は、すぐに結果が出ないとしても、
社会や国にじわじわと変化をもたらすための、長いプロセスの一部だと考えています。
だからこそ、たとえ一票で何かがすぐに変わるわけではなくても、
自分の意思を表明すること、その小さな波が、
いずれ大きなうねりとなって社会に広がっていくと、
私は信じています。
ご感想・ご質問などありましたら、
kouryuu-suishin@city.aomori.aomori.jpにメールを送ってください。
《問合せ》
経済部交流推進課
青森市新町1-3-7
TEL:017-734-5235
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは、投票のために、帰国して戻った台湾国際交流員のチン ケイです。
最近は、台湾・韓国、そして日本でも全国規模の選挙が相次いで行われていますね。
今回は、台湾の投票と開票の仕組みをご紹介しながら、
台湾人である私自身が「投票」という行為についてどう考えているかをお話ししたいと思います。
昨年、青森で開票補助の業務に関わった際、
日本と台湾の投票・開票の違いに改めて気づかされました。
まず、台湾には「期日前投票」の制度がありません。
そのため、私のように投票のために帰国する人も少なくありません。
不便に感じたり、時間やお金がかかることもありますが、
それでも私は、今のところこれが最も公平で公正な方法だと考えています。
台湾では、投票用紙は「選票」と呼ばれ、
候補者の番号、写真と所属政党などがあらかじめ印刷されています。
そして、有権者は投票したい候補者の欄に全国統一のハンコを押して投票します。
つまり、日本のように候補者名を自筆で書く必要はありません。
もし自分の印鑑などを押してしまった場合、その票は無効になります。
投票が締め切られるとすぐに開票が始まり、
投票所がそのまま開票所になります。
接戦でなければ、2時間以内に大まかな結果がわかります。
昨年、青森では深夜まで開票作業が続きましたが、
台湾の人々ならきっと待ちきれずにソワソワしてしまいます。
日本では地域ごとに個性豊かな「投票済証」がありますね。
中には、その証明を提示すると割引を受けられるお店もあります。
一方、台湾では自治体が発行するような「投票済証」はありません。
その代わり、若者たちは投票を終えると、
投票で使ったハンコを自分の手に押して、
「投票したよ!」とSNSなどでアピールしています。
「投票しても何も変わらないから」
「どうせ勝てないから投票しない」という声を耳にすることがあります。
確かに、一回の選挙で社会を大きく変えることは難しいかもしれません。
それでも私は、毎回の投票行為が、
少しずつ社会を動かす力になっていると信じています。
たとえば、自分の身近な人々や、
応援している政党に影響を与えることもできるのです。
私にとって選挙とは、勝敗がその場で決まる一度きりの勝負ではありますが、
投票という行為自体は、すぐに結果が出ないとしても、
社会や国にじわじわと変化をもたらすための、長いプロセスの一部だと考えています。
だからこそ、たとえ一票で何かがすぐに変わるわけではなくても、
自分の意思を表明すること、その小さな波が、
いずれ大きなうねりとなって社会に広がっていくと、
私は信じています。
ご感想・ご質問などありましたら、
kouryuu-suishin@city.aomori.aomori.jpにメールを送ってください。
《問合せ》
経済部交流推進課
青森市新町1-3-7
TEL:017-734-5235
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html