「あおもり歴史トリビア」第697号(令和8年4月10日配信)
2026/04/10 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第697号(令和8年4月10日配信)
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の村上です。
4月9日 (木曜日)から歴史資料室の新しい館内展示「あおもりの鉄道―北海道新幹線開業10周年」が始まりました。この展示は東北新幹線が令和7年(2025)12月4日に全線開業15周年を、北海道新幹線が令和8年3月26日に開業10周年を迎えたことに合わせて企画しました。
7階の展示は令和8年3月21日に新青森駅・奥津軽いまべつ駅・新函館北斗駅で開催された北海道新幹線開業10周年記念イベントのようすを中心に構成しました。イベント会場で配布された記念品などを展示しています。
8階のパネル展示では東北新幹線・北海道新幹線開業までの歩みを振り返るとともに、青森駅周辺施設の整備についても触れています。さらに、青函をテーマに令和7年度の歴史資料室の活動を紹介しています。展示は6月30日(火曜日)まで行いますので、市民図書館へお越しの際はぜひご覧ください。
さて、今回の展示では新幹線の歴史を自治体史がどのように扱っているのかということに注目し、青森市・弘前市・八戸市の市史から新幹線に関する記述を探してみました。『新青森市史』は通史編4の第3章と第4章、『新編弘前市史』は通史編5の第6章、『新編八戸市史』は通史編3の第8章で新幹線を扱っていました。
3つの市史がともに取り上げた事項として東北新幹線盛岡以北のルートを巡る「東西論争」があります。盛岡以北のルートには八戸市を経由する東回り(太平洋回り)と弘前市を経由する西回り(日本海回り)の二つの案があり、それぞれの地域で誘致運動が展開されました。この運動に対しては昭和48年(1973)7月に竹内俊吉知事が調停案を示し、東北新幹線は東回りとし、西回りは日本海新幹線を整備することで意見がまとまりました。
『新編弘前市史』はこの問題について弘前市の藤森市長と秋田県の小畑知事が誘致運動で「共同歩調」をとったことや日本海新幹線に関する動向を紹介した上で、「誘致合戦において一歩譲る形」になったと述べています。一方、『新編八戸市史』は太平洋回り誘致運動の軌跡を年表で示すとともに、東回りを実現させたのは秋山市長であると記しています。
また、特色ある記述として、『新編八戸市史』は新幹線開発を支えた技術者を紹介しています。例えば、「日本のトンネル男」と呼ばれた奈須川丈夫は青函トンネルの建設にも携わったそうですよ。
『新編弘前市史』と『新編八戸市史』は市民図書館で閲覧できますので、ぜひ『新青森市史』と併せてご覧いただければと思います。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
■□■□■□■□■□■
〈青森市メールマガジン〉
■□■□■□■□■□■
こんにちは。歴史資料室の村上です。
4月9日 (木曜日)から歴史資料室の新しい館内展示「あおもりの鉄道―北海道新幹線開業10周年」が始まりました。この展示は東北新幹線が令和7年(2025)12月4日に全線開業15周年を、北海道新幹線が令和8年3月26日に開業10周年を迎えたことに合わせて企画しました。
7階の展示は令和8年3月21日に新青森駅・奥津軽いまべつ駅・新函館北斗駅で開催された北海道新幹線開業10周年記念イベントのようすを中心に構成しました。イベント会場で配布された記念品などを展示しています。
8階のパネル展示では東北新幹線・北海道新幹線開業までの歩みを振り返るとともに、青森駅周辺施設の整備についても触れています。さらに、青函をテーマに令和7年度の歴史資料室の活動を紹介しています。展示は6月30日(火曜日)まで行いますので、市民図書館へお越しの際はぜひご覧ください。
さて、今回の展示では新幹線の歴史を自治体史がどのように扱っているのかということに注目し、青森市・弘前市・八戸市の市史から新幹線に関する記述を探してみました。『新青森市史』は通史編4の第3章と第4章、『新編弘前市史』は通史編5の第6章、『新編八戸市史』は通史編3の第8章で新幹線を扱っていました。
3つの市史がともに取り上げた事項として東北新幹線盛岡以北のルートを巡る「東西論争」があります。盛岡以北のルートには八戸市を経由する東回り(太平洋回り)と弘前市を経由する西回り(日本海回り)の二つの案があり、それぞれの地域で誘致運動が展開されました。この運動に対しては昭和48年(1973)7月に竹内俊吉知事が調停案を示し、東北新幹線は東回りとし、西回りは日本海新幹線を整備することで意見がまとまりました。
『新編弘前市史』はこの問題について弘前市の藤森市長と秋田県の小畑知事が誘致運動で「共同歩調」をとったことや日本海新幹線に関する動向を紹介した上で、「誘致合戦において一歩譲る形」になったと述べています。一方、『新編八戸市史』は太平洋回り誘致運動の軌跡を年表で示すとともに、東回りを実現させたのは秋山市長であると記しています。
また、特色ある記述として、『新編八戸市史』は新幹線開発を支えた技術者を紹介しています。例えば、「日本のトンネル男」と呼ばれた奈須川丈夫は青函トンネルの建設にも携わったそうですよ。
『新編弘前市史』と『新編八戸市史』は市民図書館で閲覧できますので、ぜひ『新青森市史』と併せてご覧いただければと思います。
青森市民図書館 歴史資料室
青森市新町一丁目3番7号
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html