「あおもり歴史トリビア」第510号(令和4年6月24日配信)
2022/06/24 (Fri) 13:00
「あおもり歴史トリビア」第510号(令和4年6月24日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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こんにちは。文化遺産課の児玉です。5月20日、本市が所管している『旧青森営林局庁舎(現青森市森林博物館)』が一般社団法人日本森林学会による「林業遺産」に認定されました。
「林業遺産」の認定制度は、日本森林学会が学会100周年を契機として、日本各地の林業発展の歴史を、将来にわたって記憶・記録していくため、平成25年度(2013)から開始したもので、昨年度までに45件が認定されています。今回は新たに3件が認定されました(※)。
本市では、平成30年(2018)5月に、森林博物館に展示されている「幹部視察用客車あすなろ号」、「モノコック鋼製運材台車」、「六郎隧道扁額」の3点を含む『我が国初の森林鉄道「津軽森林鉄道」遺構群及び関係資料群』以来の認定となっています。
この建物は、本市を代表する明治期の洋風木造建築であり、当時の建築技術を今に伝える貴重かつ優れた建造物として、平成16年に市の指定文化財に指定されていますが、今回、旧青森営林局が担ってきた、青森・岩手・宮城の3県にまたがる広大な国有林経営の中核的施設であり、貯木場や製材所、津軽森林鉄道が併設する国内最大規模の林業拠点として、青森ヒバの流通に貢献し、地域の発展を支えてきたことに加え、林野行政の歴史を今に伝える建造物として、新たな価値が認められたものです。
森林博物館は、明治41年(1908)国有林を管理する国の機関「青森大林区署」(のちの青森営林局)として、本県特産の青森ヒバ材をふんだんに使用して建築されました。
その後、大正、昭和と歴史を刻み、庁舎の老朽化が進んできたため、昭和54年(1979)に青森市が譲り受け、本館部分の保存・改修や前庭等の整備を経て、昭和57年(1982)11月20日に全国初の森と木を考える博物館としてオープンし、本年11月に開館40周年を迎えることになりました。
このような経緯もあり、同館では現在、かつての青森営林局とともにヒバの街として栄えた沖館とその周辺地域の当時の写真等を展示した企画展「森林博物館40周年・林業遺産決定記念展」を9月25日(日)まで開催しておりますので、是非とも足を運んでいただければ幸いです。
※)日本森林学会ホームページの各林業遺産の登録年度は、実際に認定された年度ではなく、推薦調書の提出年度が記載されており、例えば本年度に認定された本遺産の登録年度は、2022年度ではなく2021年度となっています。
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
青森市メールマガジンをご利用いただき、ありがとうございます。
登録の変更や利用停止の手続は、次の画面からどうぞ。
○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/koho-kocho/keitai-mini/top/mailmagazine.html
-編集・発行---------
企画部広報広聴課
青森市中央1-22-5
TEL:017-734-5106
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「林業遺産」の認定制度は、日本森林学会が学会100周年を契機として、日本各地の林業発展の歴史を、将来にわたって記憶・記録していくため、平成25年度(2013)から開始したもので、昨年度までに45件が認定されています。今回は新たに3件が認定されました(※)。
本市では、平成30年(2018)5月に、森林博物館に展示されている「幹部視察用客車あすなろ号」、「モノコック鋼製運材台車」、「六郎隧道扁額」の3点を含む『我が国初の森林鉄道「津軽森林鉄道」遺構群及び関係資料群』以来の認定となっています。
この建物は、本市を代表する明治期の洋風木造建築であり、当時の建築技術を今に伝える貴重かつ優れた建造物として、平成16年に市の指定文化財に指定されていますが、今回、旧青森営林局が担ってきた、青森・岩手・宮城の3県にまたがる広大な国有林経営の中核的施設であり、貯木場や製材所、津軽森林鉄道が併設する国内最大規模の林業拠点として、青森ヒバの流通に貢献し、地域の発展を支えてきたことに加え、林野行政の歴史を今に伝える建造物として、新たな価値が認められたものです。
森林博物館は、明治41年(1908)国有林を管理する国の機関「青森大林区署」(のちの青森営林局)として、本県特産の青森ヒバ材をふんだんに使用して建築されました。
その後、大正、昭和と歴史を刻み、庁舎の老朽化が進んできたため、昭和54年(1979)に青森市が譲り受け、本館部分の保存・改修や前庭等の整備を経て、昭和57年(1982)11月20日に全国初の森と木を考える博物館としてオープンし、本年11月に開館40周年を迎えることになりました。
このような経緯もあり、同館では現在、かつての青森営林局とともにヒバの街として栄えた沖館とその周辺地域の当時の写真等を展示した企画展「森林博物館40周年・林業遺産決定記念展」を9月25日(日)まで開催しておりますので、是非とも足を運んでいただければ幸いです。
※)日本森林学会ホームページの各林業遺産の登録年度は、実際に認定された年度ではなく、推薦調書の提出年度が記載されており、例えば本年度に認定された本遺産の登録年度は、2022年度ではなく2021年度となっています。
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