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「あおもり歴史トリビア」第513号(令和4年7月15日配信)

2022/07/15 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第513号(令和4年7月15日配信)

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〈青森市メールマガジン〉
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 こんにちは。歴史資料室の村上真美です。

 今回は、竹内俊吉に関するお話をします。
 竹内俊吉は、昭和38年(1963)から昭和54年まで青森県知事を務めた人物です。
 詩や短歌、小説、絵画、俳句、演劇など何でもこなした文化人でもありました。

 その中で、私が注目したのが俳句です。竹内は、昭和24年49歳の時に句集『雪』を出版しています。また、俳誌『春燈』に投句を続け、昭和43年から昭和52年の間に約300句が掲載されました。

 また、上京するたび春燈の句会に参加し、句友と交流を深めました。
 そこには、春燈主宰の安住敦を中心に、文学座の龍岡晋などの芸術家が集まっていたようです。俳句を作り、食事や談笑して過ごしていました。
 東京出身の安住敦と千葉県出身の鈴木真砂女を青森ねぶた祭に招待し、県庁玄関前の特等席でもてなしたこともあったそうです。
 昭和38年知事に就任してからも精力的な活動は続けていました。

 そんな多忙な生活を送る竹内は、俳句を自身のスケジュール帳に書き込んでいました。
 背広の内ポケットに入るサイズのごく普通のノートです。1日の終わりにそれを秘書が取り出して、翌日のスケジュールを書いておき、翌朝また本人のポケットに戻す…の繰り返しだったそうです。予算のメモなどと一緒に、行く先々で感じたことを記録していました。
 例えば、昭和46年に3期目の知事に就任した際、同年3月1日に「三度目の初登庁に風花す」と詠んでいます(『竹内俊吉の時代』「県政俳句抄」1988年 青森放送株式会社)。俳句が彼の日記の代わりとして役目を果たしていました。

 竹内は、知事の座を去ったあとも、亡くなるまで俳句を作り続けました。
 86歳で逝去した年に、親交のあった淡谷悠蔵が「泣くほど、辛いことがあっても涙を見せなかった君の一生だった」と語っています(『東奥日報』 昭和61年11月28日付「想いは遠く」)。

 『竹内俊吉の世界』には、高松玉麗がさきのスケジュール帳の中から選句して収録された俳句があります。その中に「職責は飽くまで孤独梅雨もよい」、「知事故にそしらるる日を野分かな」とあり、孤独を感じ、嘆いた日々もあったのです。
 人前で涙は見せなかったものの、知事としての苦悩を詠んだ俳句は遺されていました。

※今回の内容は、『竹内俊吉の世界 竹内俊吉集成』(1988年 青森放送株式会社)、『竹内俊吉の時代 竹内俊吉集成』(1988年 青森放送株式会社)、竹内俊吉遺稿集編纂委員会『雁かへる日 竹内俊吉遺稿集』(1987年 北の街社)、青森ペンクラブ会誌部会 千葉由紀子 編集『北の邊第十八号』(2015年 青森ペンクラブ)などを参考にしています。


《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp

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