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2022/07/29 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第515号(令和4年7月29日配信)

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〈青森市メールマガジン〉
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 こんにちは。文化財遺産の児玉です。先日、北海道東部、北方領土の国後島を望むところに位置する標津町に行き、標津湿原と縄文時代から続く竪穴住居群などが一体的に保護されている「ポー川史跡自然公園」を訪れました。併設されているビジターセンターには、縄文時代から擦文時代(本州では飛鳥・奈良・平安時代)の出土品や標津湿原の植生パネルなどが展示されていました。個人的に目を引いたのが、縄文時代の「ヒスイ」の勾玉です。
 これまで、縄文時代のヒスイの東限は、北海道の東北部、オホーツク海に面した斜里町朱円周辺だと思っていたので勉強になりました。

 縄文時代のヒスイの原産地は、新潟県の糸魚川(いといがわ)及びその周辺地域であることが考えられ、標津町とは直線距離にして約1,000kmも離れています。
 ヒスイには、「硬玉と軟玉があり…」と説明するのが定番だったのですが、今回の記事を書くにあたり、糸魚川市にあるフォッサマグナミュージアム(ヒスイに詳しい博物館)のホームページを閲覧したところ、「実は硬玉という呼び方はほとんど死語になっており、多くの分野では単にヒスイと呼んでいます。硬玉という用語をいまだに使っているのは考古学の世界ぐらいです。」と記載されていました。「硬玉」という用語は、考古学の分野だけの使用だったのですね(笑)。これもまた勉強になりました。

 さて、こうしたヒスイですが遠隔地まで、どのような状態で運ばれたのでしょうか。
 ヒスイ原産地付近の糸魚川市長者ヶ原(ちょうじゃがはら)遺跡では、多量のヒスイ原石とその加工品をはじめ、ヒスイ加工用の砥石なども伴出し、縄文時代中期のヒスイ製作跡であることが明らかとなっています。
 また、青森市内においても三内丸山遺跡や蛍沢遺跡などで孔があいたヒスイが出土しており、いずれもアクセサリーとして使用されたものと思われます。遠隔地で出土するヒスイは、完成品が多く、製作途中の破片などがほとんど出土しないのが特徴ですが、三内丸山遺跡では原石のほか加工途中の未製品なども多数出土していることから、本遺跡で加工された可能性が高いと考えられています。三内丸山遺跡のように、交流・交易の拠点となるような大規模な集落には、硬いヒスイを加工する職人が存在していたのかもしれません。

 ヒスイは、縄文人のアクセサリーであると同時に、祭礼や呪術等を行う際の道具としての意味合いもあり、入手・加工が困難なことから集落の長や宗教的指導者など、限られた人しか身につけていなかったと思われます。


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