「あおもり歴史トリビア」第526号(令和4年10月21日配信)
2022/10/21 (Fri) 12:00
「あおもり歴史トリビア」第526号(令和4年10月21日配信)
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〈青森市メールマガジン〉
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こんにちは。歴史資料室の村上真美です。
今回は、「新聞」に関する話題をお届けします。
毎年10月15日から21日までの一週間は「新聞週間」です。『記念日・祝日の辞典』(2006年 東京堂出版)によると、アメリカで1930年代から行われていた新聞の重要性や必要性を多くの人々に知らせる運動が全国的に広がり、昭和23年(1948)から日本新聞協会が中心となって実施されるようになったそうです。この新聞週間中に全国各地では、記念行事が開催されています。
では、青森県の新聞週間についてお話をしていきたいと思います。
東奥日報社では、昭和23年5月21日から27日までを新聞週間としました。また、この年に『東奥日報』は、紙齢2万号に達し、創刊60周年を迎えました。これにあわせて、『青森県日記六十年史』(1948年 東奥日報社)の発行や貴重な新聞資料などを集めた新聞文化展覧会などの60周年記念事業を計画していました。
昭和23年5月21日付の『東奥日報』によると「新聞週間を記念事業の1つとして取りあげ…(中略)21日から一週間紙面と多彩な諸行事で県民に呼びかけることになった」と報じています。この新聞週間を60周年記念事業のなかに組み込んだため、当初記念事業として計画していた新聞文化展覧会は、週間行事として実施されました。また、この展覧会と並行して青森郵便局などと共催した、郵便切手展覧会が5月22日から24日まで行われました。古今東西の郵便切手のみならず、イギリスで発行された世界で最初の郵便切手などが陳列されたそうです。
さらに、昭和23年5月21日から27日までの新聞週間に関する特別記事は、青森県内の新聞の沿革や新聞倫理に関する記事や東奥日報の編集方針、新聞ができるまでの経緯を説明した連載となっていました。当時の東奥日報社は、紙面と催しものを通じて、新聞に対する正しい認識を県民へ問いかけていたのですね。
さらに調べを進めていくと、さきの展来会のほかにも素敵な取り組みやイベントがありました。来月のトリビア担当回では、新聞文化展覧会や郵便切手展覧会の詳しい様子も併せてご紹介したいと思います。
※今回の内容は、『東奥日報』昭和23年5月21日付~5月27日付、『東奥日報百年史』(1988年 東奥日報社)などを参考にしました。
《問合せ》
青森市民図書館 歴史資料室
TEL:017-732-5271
電子メール: rekishi-shiryo@city.aomori.aomori.jp
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○青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/mailmagazine-riyou.html
○携帯サイト「青森市mini」
http://www.city.aomori.aomori.jp/koho-kocho/keitai-mini/top/mailmagazine.html
-編集・発行---------
企画部広報広聴課
青森市中央1-22-5
TEL:017-734-5106
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では、青森県の新聞週間についてお話をしていきたいと思います。
東奥日報社では、昭和23年5月21日から27日までを新聞週間としました。また、この年に『東奥日報』は、紙齢2万号に達し、創刊60周年を迎えました。これにあわせて、『青森県日記六十年史』(1948年 東奥日報社)の発行や貴重な新聞資料などを集めた新聞文化展覧会などの60周年記念事業を計画していました。
昭和23年5月21日付の『東奥日報』によると「新聞週間を記念事業の1つとして取りあげ…(中略)21日から一週間紙面と多彩な諸行事で県民に呼びかけることになった」と報じています。この新聞週間を60周年記念事業のなかに組み込んだため、当初記念事業として計画していた新聞文化展覧会は、週間行事として実施されました。また、この展覧会と並行して青森郵便局などと共催した、郵便切手展覧会が5月22日から24日まで行われました。古今東西の郵便切手のみならず、イギリスで発行された世界で最初の郵便切手などが陳列されたそうです。
さらに、昭和23年5月21日から27日までの新聞週間に関する特別記事は、青森県内の新聞の沿革や新聞倫理に関する記事や東奥日報の編集方針、新聞ができるまでの経緯を説明した連載となっていました。当時の東奥日報社は、紙面と催しものを通じて、新聞に対する正しい認識を県民へ問いかけていたのですね。
さらに調べを進めていくと、さきの展来会のほかにも素敵な取り組みやイベントがありました。来月のトリビア担当回では、新聞文化展覧会や郵便切手展覧会の詳しい様子も併せてご紹介したいと思います。
※今回の内容は、『東奥日報』昭和23年5月21日付~5月27日付、『東奥日報百年史』(1988年 東奥日報社)などを参考にしました。
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