■ご先祖様を認識する
　ご先祖様の存在、その戒名や俗名・続柄(つづきがら)などや、その恩恵などを認識してください。先祖供養はご先祖様と繋がりを意識する心が必要です。
　唯識説では認識が大切だそうです。認識する心の作用は仮に存在すると。最終的には心も実体はない、空であると。
　五輪塔は四大に空大を加えた五大を形で表します。また、四大皆空と説かれて空の思想と関係があります。そして、五大を認識する心が必要であり、五輪塔は五大に識大を加えて六大法身です。
　祭祀には認識が必要です。
　先祖と子孫は、先祖の祭祀によって繋がっています。位牌・過去帳・お墓・家系図などで知ることによって、先祖と子孫は繋がります。
　先祖の祭祀を家系の中心として大切にし、先祖と父母を敬い感謝をもって、家を相続して来たのです。
　受け継いだ血統や、家系の永続など。私達はご先祖様から子孫繁栄した結果です。
　家系図は自分の家系を明らかにし、先祖の祭祀に必要な情報が詰まっています。
　家系図を基にして家で祀るべき先祖、家系の因縁、戒名に付いて等の判断をして徳風会吉相墓を設計しますので、謄本などから正確な家系図を作成します。
　「吉相墓」は、先祖と言う家の根を養い、今の家庭と子孫が良くなることを願います。
　設計に使う系図は家運図とも言います。普通の家系図は過去の先祖の流れだけを記しますが、家運図は家系の出来事の婚姻や離婚・出生や養子・逆死や水子などの日付を記載し家運を表します。
　先祖と墓を忘れて繁栄はありません。また、先祖の冥福と子孫の幸福、子孫繁栄を望む先祖供養の意義も意識してください。また、先祖の成仏・往生などの仏様の教えの知識も供養に必要です。
　そして、徳風会吉相墓の様々な吉相を認識することが良いのです。
　「吉相墓」は、五輪塔と夫婦墓に戒名を刻入して先祖を顕現し、子孫は先祖を認識します。お墓参りと掃除をして、ご先祖様への敬愛を示し、ご先祖様に自分と家族を認識してもらうことが大切です。