■想いを形に祭祀する
　「吉相墓」は、家運長久の願いと想いです。子孫繁栄の願いは、先祖から子孫へ、親から子への願いです。お墓に先祖から子孫への想いがあるのです。
　心の思ったイメージを伝えるのを「想いを形にする」と言います。自分の中に思い浮かんだ感情を込めて、想念を相手に伝えるのです。
　建立者夫婦からご先祖様への願いは、先祖の冥福や先祖の成仏などや感謝の故人への想い。そして、我々子孫たちへの守護などです。お墓にご先祖様への想いと、子孫への想いがあります。
　そして、子供たちは先祖を知り、先祖が人生を全うし、自分も良く生きようと、先祖と自分への想いが生まれる形です。
　「吉相墓」は、家族に想いを繋ぐ墓です。子孫への想い、子孫繋栄。戒名を刻入して子孫に先祖を表す。それと共に家系図は、私たちのルーツを知り、先祖の想いを繋ぐ、世代を超えて家族の歴史を繋げる大切な記録です。また、家系図に書かれていない人柄や仕事や功績など、故人を偲び、子供に話して故人を想うきっかけをつくり、家系に想いを繋いで行くのが良いのです。
　「吉相墓」は、先祖と子孫の想いを形にし願いを叶える。「親の墓を子が建て、子の墓を孫が建て、孫の墓をひ孫が建てる」代々夫婦墓を並べるイメージを想念することは、お墓に込める良い想いです。
　「吉相墓」は、相続者に想いと願いを伝えて、墓を祭祀相続して行く必要があります。想いを祭祀相続者が繋ぎ、夫婦墓を建立します。
　家族に伝えるための遺言やエンディングノートは、家族に想いを伝えるものです。亡き後にどのように祭祀承継者や家族に弔って欲しいのかなど、自分に対しての想い。遺産相続に付いては、残していく家族への幸福であってほしい想いです。
　「吉相墓」は、家族想いの祭祀です。戒名を刻入した石塔は人です。故人への敬愛と子孫繁栄の想いがあってこそ、子孫が日頃から墓参し、お墓掃除し、聖域として墓を守って行きます。