【モチベーション・マラソン556】読書で教養を
2019/05/07 (Tue) 11:00
モチベーション・マラソン 556号
日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう!
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1.今週のテーマ :読書で教養を
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XXXX さま
こんにちは。
三村です。
10連休も終わり、日常の生活に戻りますが、
五月病になる方が無いよう願っています。
私はこのGWは安近短で過ごしましたが、
机の上の積読の山から引っ張り出して読んだ一冊をご紹介しょましょう。
藤原正彦氏の「国家と教養」より抜粋。 https://amzn.to/2JlF05h
●教養とは
教養とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力である。
●教養(リベラルアーツ)の起源
古代ギリシャの時代にピタゴラスらが教えたものであり、自由人(非奴隷とはアメリカ的奴隷ではなく中下層階級)になる為の技術として身につけたもの。
●教養衰退の原因
現代人は、科学技術や生産手段の進歩を人間性の進歩と勘違いしたまま、自惚れと傲慢に身をおくようになった。生存競争に勝つためにも、生活を豊かにするためにも役立ちそうにない教養などは、前世紀の遺物でありヒマ人の時間潰しと見下すようになった。
●論理の危うさ
論理などと言うものは風が吹けば飛ぶようなもの。状況や視点によっていくらでも変わりうる。変幻自在な論理などに頼らず、一刀両断で真偽、善悪、美醜を判断できる座標軸が是非とも必要。
●AIについて
AIに知を無限に組み込むことは可能だが、情緒の全てを組み込むことは不可能。人間の深い情緒のほとんどは、人間が一定時間の後に朽ち果てる、すなわち「死」という根源的悲しみに裏打ちされている。コンピュータには絶対的な死というものがない。
●これからの教養
現実対応型の知識とは、屍のごとき知識ではなく、生を吹き込まれた知識、情緒や形と一体となった知識が必要。
・情緒とは、これまでの人生で培われた心であり、美的感受性、もののあわれなど美的情緒、宗教的情緒も含まれる。
・形とは、日本人としての形、弱者に対する涙(仁・惻隠)、卑怯を憎む心(義)、正義感、勇気(義)、忍耐、誠実(信)などで、論理的とは言えないものの価値基準となりうるもので、獣ではない人間のあり方。
●教養の4本柱
1)人文的教養:哲学や古典など
2)社会的教養:政治、経済、地政学、歴史など
3)科学教養:化学、物理、医学など
4)大衆文化教養:大衆文芸、芸術、古典芸能、芸道、映画、漫画、アニメなど
これからもより良い選択ができるよう、直感力を磨いて行きたいと思います。
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2.心の栄養(今週の古典)
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今日は「言志四録」より
「禍無きを以て福と為す。
辱無きを以て栄と為す。
餓えざるを以て富と為す。」
災いがなけれな幸福・幸運であり、
辱められることがなければ栄えており、
飢えなければ裕福である。
こんな風に考えることができれば、
欲に囚われて変な選択をすることは無いのでしょう。
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3.NEWS
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■ 愚直経営通信48号 「刃を研ぐ」■
<目次>
1.今年は「研ぐ」
2.2018年の活動を振り返る
3.「7つの習慣」の復習
4. 「刃を研ぐ3領域」
5.オススメ一冊「サピエンス全史」
6. ほぼ孤独のグルメ2018
下記アドレスにアクセスし、ご覧いただければ嬉しいです!
http://www.i-partner.co.jp/letter.html
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http://www.i-partner.co.jp/letter.html
■著書のご紹介■
「うーにゃん先生の持ち味コーチング」 https://amzn.to/2ILZhSe
「豊かな働き方 貧しい働き方」 http://amzn.to/2bRl1ti
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三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表) mimura@i-partner.co.jp
■〒222-0033
横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜3階
電話 045・285・9419
■アドレス等内容変更をご希望の場合
メールマガジンの配信停止をご希望の場合はこちらのページから
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日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう!
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1.今週のテーマ :読書で教養を
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XXXX さま
こんにちは。
三村です。
10連休も終わり、日常の生活に戻りますが、
五月病になる方が無いよう願っています。
私はこのGWは安近短で過ごしましたが、
机の上の積読の山から引っ張り出して読んだ一冊をご紹介しょましょう。
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●教養とは
教養とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力である。
●教養(リベラルアーツ)の起源
古代ギリシャの時代にピタゴラスらが教えたものであり、自由人(非奴隷とはアメリカ的奴隷ではなく中下層階級)になる為の技術として身につけたもの。
●教養衰退の原因
現代人は、科学技術や生産手段の進歩を人間性の進歩と勘違いしたまま、自惚れと傲慢に身をおくようになった。生存競争に勝つためにも、生活を豊かにするためにも役立ちそうにない教養などは、前世紀の遺物でありヒマ人の時間潰しと見下すようになった。
●論理の危うさ
論理などと言うものは風が吹けば飛ぶようなもの。状況や視点によっていくらでも変わりうる。変幻自在な論理などに頼らず、一刀両断で真偽、善悪、美醜を判断できる座標軸が是非とも必要。
●AIについて
AIに知を無限に組み込むことは可能だが、情緒の全てを組み込むことは不可能。人間の深い情緒のほとんどは、人間が一定時間の後に朽ち果てる、すなわち「死」という根源的悲しみに裏打ちされている。コンピュータには絶対的な死というものがない。
●これからの教養
現実対応型の知識とは、屍のごとき知識ではなく、生を吹き込まれた知識、情緒や形と一体となった知識が必要。
・情緒とは、これまでの人生で培われた心であり、美的感受性、もののあわれなど美的情緒、宗教的情緒も含まれる。
・形とは、日本人としての形、弱者に対する涙(仁・惻隠)、卑怯を憎む心(義)、正義感、勇気(義)、忍耐、誠実(信)などで、論理的とは言えないものの価値基準となりうるもので、獣ではない人間のあり方。
●教養の4本柱
1)人文的教養:哲学や古典など
2)社会的教養:政治、経済、地政学、歴史など
3)科学教養:化学、物理、医学など
4)大衆文化教養:大衆文芸、芸術、古典芸能、芸道、映画、漫画、アニメなど
これからもより良い選択ができるよう、直感力を磨いて行きたいと思います。
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2.心の栄養(今週の古典)
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今日は「言志四録」より
「禍無きを以て福と為す。
辱無きを以て栄と為す。
餓えざるを以て富と為す。」
災いがなけれな幸福・幸運であり、
辱められることがなければ栄えており、
飢えなければ裕福である。
こんな風に考えることができれば、
欲に囚われて変な選択をすることは無いのでしょう。
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3.NEWS
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■ 愚直経営通信48号 「刃を研ぐ」■
<目次>
1.今年は「研ぐ」
2.2018年の活動を振り返る
3.「7つの習慣」の復習
4. 「刃を研ぐ3領域」
5.オススメ一冊「サピエンス全史」
6. ほぼ孤独のグルメ2018
下記アドレスにアクセスし、ご覧いただければ嬉しいです!
http://www.i-partner.co.jp/letter.html
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■著書のご紹介■
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三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表) mimura@i-partner.co.jp
■〒222-0033
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電話 045・285・9419
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