【モチベーション・マラソン676】45歳定年
2021/09/13 (Mon) 11:00
1.今週のテーマ : 45歳定年
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
多くの経営者が集まる会議で、「45歳定年制」の提言が出たようで、参加した経営者は概ね賛成。一方でその提言に対してネット上では炎上しているようです。
「45歳定年制」提言の意図は、
・雇用に柔軟性を持たせ経営の柔軟性・サバイバル力を高めたい
・60歳定年制に守られたぶら下がり社員を減らしたい
・人材の多様性を高め創造的な組織を作りたい
・45歳で一区切りとなれば、次のステップに備え社員が勉強するようになる
(言い換えると日常に埋没して成長していないと言う問題意識がある)
ここにメスを入れることが、日本企業の低迷に対する処方箋であると言うのです。
この考えが経営者の身勝手であれば、働く人の安心安定を損い生産性低下、そして不買運動をも招くことになるでしょう。
そもそも60歳定年制は寿命が70歳くらいの頃に作られた制度で、60歳まで働いて退職金と年金で余生を過ごすというものです。しかし、寿命が伸びた現在、雇用延長で65歳くらいまでは働けますが、肩身の狭い思いをしながら働くことを良しとしない人が多いことも事実です。
ならば、働く側の論理として、
・45歳を中間点としてキャリアを前半と後半に分けて考え70歳まで働く
・就社ではなく本当の就職、つまり手に職をつける
・プロフェッショナルとしてどこでも通用する人間性と能力を身につける
・旧態依然とした沈みゆく船から降りて、新天地を求める
企業も個人も環境適合することが肝要です。
この提言の是非は兎も角、これをきっかけとして働き方やキャリアを見直す機会とすべきではないでしょうか。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「論語」より、
「子曰く、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。
四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。
七十にして心の欲する所に従ひて矩(のり)を踰えず(こえず) 」
この孔子の教えのように、若い頃から人生を逆算してしっかりとマネジメントして行きたいものです。
3.NEWS
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 8月13日更新
「大なるも不肖に似たり」
偉大なものは愚かに見える
「天下皆我れを大なるも不肖(ふしょう)に似たりと謂(い)う。それ唯(ただ)大なり、故に不肖(ふしょう)に似たり。若(も)し肖(に)ならば、久しいかなその細なるや」と言う老子の一節を取り上げます。
その意味は「世の人々は私の説く道(谷や母のような根源的存在)を『偉大だけれど、愚か者のようだ』と言う。大きいから完璧でなく欠陥や欠落があるようで、世の常識や損得に合致せず愚かに思うのだ。もし道が世の常識や損得に合致していたら、もっとちっぽけで取るに足らない存在になっていただろう」となります。いかにも老子らしい、我々の固定概念にガツンと一撃を喰らわす一節です。
続きはこちらから https://www.compass-point.jp/mentor/
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三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
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XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
多くの経営者が集まる会議で、「45歳定年制」の提言が出たようで、参加した経営者は概ね賛成。一方でその提言に対してネット上では炎上しているようです。
「45歳定年制」提言の意図は、
・雇用に柔軟性を持たせ経営の柔軟性・サバイバル力を高めたい
・60歳定年制に守られたぶら下がり社員を減らしたい
・人材の多様性を高め創造的な組織を作りたい
・45歳で一区切りとなれば、次のステップに備え社員が勉強するようになる
(言い換えると日常に埋没して成長していないと言う問題意識がある)
ここにメスを入れることが、日本企業の低迷に対する処方箋であると言うのです。
この考えが経営者の身勝手であれば、働く人の安心安定を損い生産性低下、そして不買運動をも招くことになるでしょう。
そもそも60歳定年制は寿命が70歳くらいの頃に作られた制度で、60歳まで働いて退職金と年金で余生を過ごすというものです。しかし、寿命が伸びた現在、雇用延長で65歳くらいまでは働けますが、肩身の狭い思いをしながら働くことを良しとしない人が多いことも事実です。
ならば、働く側の論理として、
・45歳を中間点としてキャリアを前半と後半に分けて考え70歳まで働く
・就社ではなく本当の就職、つまり手に職をつける
・プロフェッショナルとしてどこでも通用する人間性と能力を身につける
・旧態依然とした沈みゆく船から降りて、新天地を求める
企業も個人も環境適合することが肝要です。
この提言の是非は兎も角、これをきっかけとして働き方やキャリアを見直す機会とすべきではないでしょうか。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「論語」より、
「子曰く、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。
四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。
七十にして心の欲する所に従ひて矩(のり)を踰えず(こえず) 」
この孔子の教えのように、若い頃から人生を逆算してしっかりとマネジメントして行きたいものです。
3.NEWS
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 8月13日更新
「大なるも不肖に似たり」
偉大なものは愚かに見える
「天下皆我れを大なるも不肖(ふしょう)に似たりと謂(い)う。それ唯(ただ)大なり、故に不肖(ふしょう)に似たり。若(も)し肖(に)ならば、久しいかなその細なるや」と言う老子の一節を取り上げます。
その意味は「世の人々は私の説く道(谷や母のような根源的存在)を『偉大だけれど、愚か者のようだ』と言う。大きいから完璧でなく欠陥や欠落があるようで、世の常識や損得に合致せず愚かに思うのだ。もし道が世の常識や損得に合致していたら、もっとちっぽけで取るに足らない存在になっていただろう」となります。いかにも老子らしい、我々の固定概念にガツンと一撃を喰らわす一節です。
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