【モチベーション・マラソン683】皇帝の遺言
2021/11/04 (Thu) 10:30
1.今週のテーマ : 皇帝の遺言
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
最近の楽しみの一つに外国の歴史ドラマを見ることがあります。単なる娯楽にとどまらず、勉強になることが多々あります。
今見ているのが中国の歴史ドラマ「燕雲台」です。
舞台は遼(りょう)の国。遼は内モンゴルを中心に中国の北辺を支配した契丹人(キタイ人)耶律氏(ヤリュート氏)の征服王朝で、916年から1125年まで続いた。中原に迫る大規模な版図(現在の北京を含む)を持ち、かつ長期間続いた異民族王朝であった。
このドラマは、景宗(耶律賢 969年2月 - 982年9月)の皇后である蕭燕燕(しょうえんえん)が主人公ですが、皇帝である耶律賢が病弱で、死の間際に幼い息子(次期皇帝 聖宗 文殊奴 耶律隆緒)に遺言を伝えるシーンがありました。
遺言は、四書五経の中の「大学」より引用して、皇帝としての心得を説いたのです。
その内容は、「大学の道は明徳を明らかにするに在り、民を親た(あらた)にするに在り、至善に止まるに在り。」
その意味は、
・天から授かった立派な徳を明らかにする
・民衆を教化して民衆を革新する
・最高の善にふみ止とどまる
「明明徳」「親民」「止至善」の3つを心得て皇帝としての使命を果しなさいと言ったのです。
これは、世のリーダーのあり様を表したもので、政治家、経営者、管理者、そして一人の人間としての指針となるものだと思います。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「大学」より、
「大学の道は明徳を明らかにするに在り、民を親た(あらた)にするに在り、至善に止まるに在り」
大学の冒頭の一節、しっかりと頭に刻んでおきたいものだと思います。
3.NEWS
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 9月29日更新
「四十にして惑わず。五十にして天命を知る」
吾十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず。
人生のモデル
これは有名な論語の一節ですが、理想の人生モデルを示していると言えるのではないでしょうか。
その意味ですが、「私(孔子)は十五歳のとき学問に志を立てた。三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。四十歳になると、心に迷うことがなくなった。五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。六十歳になると、人の言うことがなんでも素直に理解できるようになった。七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏み外すことがなくなった」。
続きはこちらから https://www.compass-point.jp/mentor/
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三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
mimura@i-partner.co.jp
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今見ているのが中国の歴史ドラマ「燕雲台」です。
舞台は遼(りょう)の国。遼は内モンゴルを中心に中国の北辺を支配した契丹人(キタイ人)耶律氏(ヤリュート氏)の征服王朝で、916年から1125年まで続いた。中原に迫る大規模な版図(現在の北京を含む)を持ち、かつ長期間続いた異民族王朝であった。
このドラマは、景宗(耶律賢 969年2月 - 982年9月)の皇后である蕭燕燕(しょうえんえん)が主人公ですが、皇帝である耶律賢が病弱で、死の間際に幼い息子(次期皇帝 聖宗 文殊奴 耶律隆緒)に遺言を伝えるシーンがありました。
遺言は、四書五経の中の「大学」より引用して、皇帝としての心得を説いたのです。
その内容は、「大学の道は明徳を明らかにするに在り、民を親た(あらた)にするに在り、至善に止まるに在り。」
その意味は、
・天から授かった立派な徳を明らかにする
・民衆を教化して民衆を革新する
・最高の善にふみ止とどまる
「明明徳」「親民」「止至善」の3つを心得て皇帝としての使命を果しなさいと言ったのです。
これは、世のリーダーのあり様を表したもので、政治家、経営者、管理者、そして一人の人間としての指針となるものだと思います。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「大学」より、
「大学の道は明徳を明らかにするに在り、民を親た(あらた)にするに在り、至善に止まるに在り」
大学の冒頭の一節、しっかりと頭に刻んでおきたいものだと思います。
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「四十にして惑わず。五十にして天命を知る」
吾十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず。
人生のモデル
これは有名な論語の一節ですが、理想の人生モデルを示していると言えるのではないでしょうか。
その意味ですが、「私(孔子)は十五歳のとき学問に志を立てた。三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。四十歳になると、心に迷うことがなくなった。五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。六十歳になると、人の言うことがなんでも素直に理解できるようになった。七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏み外すことがなくなった」。
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