【モチベーション・マラソン694】点から線そして面へ
2022/01/17 (Mon) 11:00
モチベーション・マラソン 694号
日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
1.今週のテーマ : 点から線そして面へ
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
今日で阪神淡路大震災から27年が経過しました。亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、残された方の心の傷が少しでも癒えることを願って止みません。
震災当時、私は兵庫県加古川市に住んでいて、大変な不自由な期間を過ごしましたが、今日も無事に生活できていることはとてもありがたいことだと思います。
そして、最近の楽しみは中国の歴史ドラマや映画を観ることで、映像と書物(中国古典)と中国を訪問した時の現実とが三つ巴で、点から線そして面として繋がりワクワクします。
以下は少しマニアックな話になりますが、ご興味ある方は読み進んでください。
2017年3月に中国西安出身の友人に、北京、曲阜、西安を案内してもらいました。
北京では、天壇(皇帝が天に祈りをする場所)に案内してもらいました。ここは中国歴史ドラマ「大明皇妃」に登場する明朝の第3代皇帝である永楽帝(在位1402年7月17日ー1424年8月12日)が建造したものです。
次は、北京から新幹線で約1時間の曲阜(きょくふ)に連れて行ってもらいました。
ここは春秋戦国時代の魯の国で、孔子(紀元前552年または紀元前551年ー紀元前479年)の故郷で、孔子廟に孔子が祀られています。
そして、西安では秦の時代の遺跡である兵馬俑に連れて行ってもらいました。
西安は戦国時代の秦の都である咸陽の場所(現在:咸陽市と西安市は隣接している)であり、歴史ドラマ「始皇帝 天下統一(原題:大秦賦)」の舞台です。この物語では、秦の始皇帝の天下統一(紀元前221年)を支えた丞相の呂不韋(りょふい)、孟子の性善説に対し性悪説を説いた荀子、荀子の弟子の韓非子が登場します。
ドラマ放映はまだ途中ですが、今後のストーリー展開に興味津々です。
現在に残る書物としては、「荀子」、呂不韋が残した「呂氏春秋」そして、「韓非子」などがあり、いずれも帝王学を学ぶには最適です。
思想、それが生まれた時代背景、登場人物そして現実が、点から線そして面として繋がっていくことはとてもワクワクすることです。
こんな知的好奇心はボケ防止にはとても大切なことだと思っています。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「韓非子」より、
「賢を官するにはその能を量り、禄をわかつにはその功を称(はか)る」
人材を官に就ける(任用し厚遇する)のにはその能力をよく考え、俸禄(位と褒賞)を与えるのにはその功績をよく見比べる。
ここが人事の要諦ということでしょう。
能力と功績をしっかりと見極めると組織は強くなり、見誤ると弱体する。情や私欲に惑わされず、法を定め褒賞と刑罰のメリハリをつけることが大切だというのです。
3.NEWS
■電子書籍 「メンターとしての中国古典」(フーガブックス)
[書籍へのアクセス/試し読みはこちら] https://amzn.to/3BdihiZ
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 12月25日更新
「夢に胡蝶と為る」
「胡蝶の夢」として荘子(そうじ)の有名な一節で、全文は以下となります。
「荘周(そうしゅう、荘子自身)は夢の中で蝶(ちょう)になった。ひらひらと飛んでいて、蝶そのものであった。自身が楽しくて、思いのままだった。そして自分が (人間の)荘周であることに気づかなかった。急に目が覚めて、ハッと我にかえって、そこには荘周がいた。(私には)わからない、(はたして)人間である周が夢の中だけで蝶になったのか、(それとも)蝶が夢の中で人間になったのか。 (常識的には)荘周と蝶には必ず区別があるはずである。(しかし、実際は常識どおりではない。)このこと(=夢のように、区別などないのということ)を「物化」(ぶっか)(=万物は変化する)という。今の私は、蝶なのか私なのか。まさに物化の状態である」
続きはこちらから https://www.compass-point.jp/mentor/
■発行人
三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
mimura@i-partner.co.jp
■〒222-0033
横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜3階
電話 045-285-9419
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日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
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XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
今日で阪神淡路大震災から27年が経過しました。亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、残された方の心の傷が少しでも癒えることを願って止みません。
震災当時、私は兵庫県加古川市に住んでいて、大変な不自由な期間を過ごしましたが、今日も無事に生活できていることはとてもありがたいことだと思います。
そして、最近の楽しみは中国の歴史ドラマや映画を観ることで、映像と書物(中国古典)と中国を訪問した時の現実とが三つ巴で、点から線そして面として繋がりワクワクします。
以下は少しマニアックな話になりますが、ご興味ある方は読み進んでください。
2017年3月に中国西安出身の友人に、北京、曲阜、西安を案内してもらいました。
北京では、天壇(皇帝が天に祈りをする場所)に案内してもらいました。ここは中国歴史ドラマ「大明皇妃」に登場する明朝の第3代皇帝である永楽帝(在位1402年7月17日ー1424年8月12日)が建造したものです。
次は、北京から新幹線で約1時間の曲阜(きょくふ)に連れて行ってもらいました。
ここは春秋戦国時代の魯の国で、孔子(紀元前552年または紀元前551年ー紀元前479年)の故郷で、孔子廟に孔子が祀られています。
そして、西安では秦の時代の遺跡である兵馬俑に連れて行ってもらいました。
西安は戦国時代の秦の都である咸陽の場所(現在:咸陽市と西安市は隣接している)であり、歴史ドラマ「始皇帝 天下統一(原題:大秦賦)」の舞台です。この物語では、秦の始皇帝の天下統一(紀元前221年)を支えた丞相の呂不韋(りょふい)、孟子の性善説に対し性悪説を説いた荀子、荀子の弟子の韓非子が登場します。
ドラマ放映はまだ途中ですが、今後のストーリー展開に興味津々です。
現在に残る書物としては、「荀子」、呂不韋が残した「呂氏春秋」そして、「韓非子」などがあり、いずれも帝王学を学ぶには最適です。
思想、それが生まれた時代背景、登場人物そして現実が、点から線そして面として繋がっていくことはとてもワクワクすることです。
こんな知的好奇心はボケ防止にはとても大切なことだと思っています。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「韓非子」より、
「賢を官するにはその能を量り、禄をわかつにはその功を称(はか)る」
人材を官に就ける(任用し厚遇する)のにはその能力をよく考え、俸禄(位と褒賞)を与えるのにはその功績をよく見比べる。
ここが人事の要諦ということでしょう。
能力と功績をしっかりと見極めると組織は強くなり、見誤ると弱体する。情や私欲に惑わされず、法を定め褒賞と刑罰のメリハリをつけることが大切だというのです。
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「夢に胡蝶と為る」
「胡蝶の夢」として荘子(そうじ)の有名な一節で、全文は以下となります。
「荘周(そうしゅう、荘子自身)は夢の中で蝶(ちょう)になった。ひらひらと飛んでいて、蝶そのものであった。自身が楽しくて、思いのままだった。そして自分が (人間の)荘周であることに気づかなかった。急に目が覚めて、ハッと我にかえって、そこには荘周がいた。(私には)わからない、(はたして)人間である周が夢の中だけで蝶になったのか、(それとも)蝶が夢の中で人間になったのか。 (常識的には)荘周と蝶には必ず区別があるはずである。(しかし、実際は常識どおりではない。)このこと(=夢のように、区別などないのということ)を「物化」(ぶっか)(=万物は変化する)という。今の私は、蝶なのか私なのか。まさに物化の状態である」
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