【モチベーション・マラソン711】いい組織文化の作り方
2022/05/17 (Tue) 11:00
モチベーション・マラソン 710号
日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
1.今週のテーマ : 徳のある柴犬
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
GWはいかが過ごされましたでしょうか。
私は2度ほどゴルフに行った以外は自宅で過ごしました。動画を収録したりいろんな資料を作ったりと普段と変わりのない生活でした。
コロナ禍が襲ってきて以来、自宅とその周辺で過ごすことが多くなったせいか、近所の玄関先に繋がれている小さな柴犬と会うことが増えました。
柴犬は家族以外には敵対的などと言われたりしますが、この柴犬は通り掛かった人を誰でも受け入れています。通学中の小中学生、私を含むおじさんおばさん。誰に撫でられても拒みません。まして人に吠えることなどありません。
こんな柴犬なので、頭や背中を撫でるとこちらが癒されるので、その家の前を通る時に玄関先にこの柴犬がいないとガッカリまします。
まさにこの柴犬は人間に慈愛を注ぐ「徳のある柴犬」と言えるでしょう。しかし、この柴犬は人に癒しを与えようとは思わず、褒められようとも思っていないでしょう。ただ、そこにいるだけで、人を幸せにしているのです。
これが究極の「徳のある犬(人)」といえるのでしょう。
人間の世の中は日々スったもんだしていますが、我々はこの柴犬に学ことが多そうです。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「老子」より
「上徳(じょうとく)は徳とせず、ここを以(も)って徳あり。
下徳(かとく)は徳を失わざらんとす、ここを以って徳なし。
上徳は無為にして、而(しか)して以って為にする無し。
下徳はこれを為して、而して以って為にする有り。」
その意味は以下の通りです。
徳が充分に備わっている人間は、徳そのものを意識する事がないので徳が離れる事は無い。
徳の少ない人間は、徳を失うまいとするあまりに徳が離れていってしまう。
徳が充分に備わった人間は無為を保ってことさらに何かをしようとはしない。
徳の少ない人間は立派な人間になりたくて善い事をしようとする。
人間は地球上で一番賢いと思っていますが、本当なんだろうか、と思ってしまいます。
3.NEWS
■電子書籍 「メンターとしての中国古典」(フーガブックス)
[書籍へのアクセス/試し読みはこちら] https://amzn.to/3BdihiZ
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 4月8日更新
「兵は不祥の器」
軍隊は不吉な集団
夫(そ)れ兵は不祥(ふしょう)の器、物或(つね)にこれを悪(にく)む、故(ゆえ)に有道者(ゆうどうしゃ)は処(お)らず。
これは老子の一節で、「軍隊というものは人を殺すことを目的とした不吉な集団である。だから長寿を説く「道」を知った人間は軍隊には近寄ろうとはしない」という意味になります。
そして、以下に続きます。
君子、居れば則(すなわ)ち左を貴(たっと)び、兵を用うれば則ち右を貴ぶ。兵は不祥の器にして、君子の器にあらず。已(や)むを得ずしてこれを用うれば、(てんたん)なるを上なす
その意味は、「人の上に立つ立派な人は、通常は左の席を上座とするのに、軍隊では右の席を上座にする。軍隊は不吉な集団なので、人の上に立つ人が本来使うものではない異常なものなのだ。やむを得ない理由で使わねばならない時には、あっさり使って長く使わない事が最上である」となります。
戦争で誰が幸せになるのか
続きはこちらから https://www.compass-point.jp/mentor/
■発行人
三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
mimura@i-partner.co.jp
■〒222-0033
横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜3階
電話 045-285-9419
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日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
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XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
GWはいかが過ごされましたでしょうか。
私は2度ほどゴルフに行った以外は自宅で過ごしました。動画を収録したりいろんな資料を作ったりと普段と変わりのない生活でした。
コロナ禍が襲ってきて以来、自宅とその周辺で過ごすことが多くなったせいか、近所の玄関先に繋がれている小さな柴犬と会うことが増えました。
柴犬は家族以外には敵対的などと言われたりしますが、この柴犬は通り掛かった人を誰でも受け入れています。通学中の小中学生、私を含むおじさんおばさん。誰に撫でられても拒みません。まして人に吠えることなどありません。
こんな柴犬なので、頭や背中を撫でるとこちらが癒されるので、その家の前を通る時に玄関先にこの柴犬がいないとガッカリまします。
まさにこの柴犬は人間に慈愛を注ぐ「徳のある柴犬」と言えるでしょう。しかし、この柴犬は人に癒しを与えようとは思わず、褒められようとも思っていないでしょう。ただ、そこにいるだけで、人を幸せにしているのです。
これが究極の「徳のある犬(人)」といえるのでしょう。
人間の世の中は日々スったもんだしていますが、我々はこの柴犬に学ことが多そうです。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「老子」より
「上徳(じょうとく)は徳とせず、ここを以(も)って徳あり。
下徳(かとく)は徳を失わざらんとす、ここを以って徳なし。
上徳は無為にして、而(しか)して以って為にする無し。
下徳はこれを為して、而して以って為にする有り。」
その意味は以下の通りです。
徳が充分に備わっている人間は、徳そのものを意識する事がないので徳が離れる事は無い。
徳の少ない人間は、徳を失うまいとするあまりに徳が離れていってしまう。
徳が充分に備わった人間は無為を保ってことさらに何かをしようとはしない。
徳の少ない人間は立派な人間になりたくて善い事をしようとする。
人間は地球上で一番賢いと思っていますが、本当なんだろうか、と思ってしまいます。
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「兵は不祥の器」
軍隊は不吉な集団
夫(そ)れ兵は不祥(ふしょう)の器、物或(つね)にこれを悪(にく)む、故(ゆえ)に有道者(ゆうどうしゃ)は処(お)らず。
これは老子の一節で、「軍隊というものは人を殺すことを目的とした不吉な集団である。だから長寿を説く「道」を知った人間は軍隊には近寄ろうとはしない」という意味になります。
そして、以下に続きます。
君子、居れば則(すなわ)ち左を貴(たっと)び、兵を用うれば則ち右を貴ぶ。兵は不祥の器にして、君子の器にあらず。已(や)むを得ずしてこれを用うれば、(てんたん)なるを上なす
その意味は、「人の上に立つ立派な人は、通常は左の席を上座とするのに、軍隊では右の席を上座にする。軍隊は不吉な集団なので、人の上に立つ人が本来使うものではない異常なものなのだ。やむを得ない理由で使わねばならない時には、あっさり使って長く使わない事が最上である」となります。
戦争で誰が幸せになるのか
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三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
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