【モチベーション・マラソン725】天地人
2022/08/22 (Mon) 11:00
モチベーション・マラソン 725号
日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
1.今週のテーマ :天地人
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
仕事をする上で大切なことの一つに、「論理性」というものがあります。
論理性とは、物事の考え方や話す内容に筋道が通っているということです。
論理性にはいくつかの要素がありますが、まずは言葉の意味を明確にするということです。
同じ言葉でも業界によって意味が違いますし、人それぞれの知識や経験のレベルによって理解度が変わってしまいます。
ですから、自分では言葉の意味を明らかにするように、辞書で確認したり漢字の語源を確認するよう努めています。
漢字の語源はとても面白くて、先週学んだことは王様の「王」という字です。
「王」という字は、「三」に縦線が貫いている字です。
では三とは何か、これは「天地人」だというのです。上から天、人、地となります。
天とは、宇宙であり太陽や空気などの恵み
地とは、大地、水などの恵み
人とは、天と地の恵みの中で命を授けられたもの(動物や植物なども含まれます)
つまり、人間は天と地、そして他の動植物に生かされている存在であると言うことです。
また、天と地の恵みの中で人間や動植物は創造的な活動を行なっている、それがこの世の原理なのです。
そこで「王」とは天地人を一体で考え、世の中の創造的活動を促し皆を幸福にする役割がある。それが王の王たる所以なのです。
会社で言うと社長は社員を、政治で言うと総理大臣や県知事、市長は国民や県民市民の笑顔を作る役割があることを示しているのです。
そこで気づいたのですが、私の名前は「三村」で、「三」には「天地人」の意味があると
考えると自分の世界が広がったようで、なんだか嬉しくなりました。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「孟子」より
「 天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず」
天がもたらす幸運(チャンス)は、地勢の有利さには及ばない。地勢の有利さは、人心の団結には及ばない。
事業や経営、仕事、そして自分のキャリアを成功させるには「天地人」で考えることが肝要です。
3.NEWS
■電子書籍 「メンターとしての中国古典」(フーガブックス)
[書籍へのアクセス/試し読みはこちら] https://amzn.to/3BdihiZ
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 6月17日更新
「功を以て位、能を以て職」
治国の臣、功を効(いた)して以て位を履(ふ)み、能を官に見(あら)はして以て職を受け、力を権衡(けんこう)に尽くして以て事に任ず。
これは中国戦国時代の法家である韓非(紀元前280年? -紀元前233年)の著書「韓非子」用人編の一節です。その意味は、「君主によってよく治められた国の幹部は、国に対しての功績によって地位を与えられ、能力によって職(役割と責任)を与えられ、権力や能力をバランスよく使うことで仕事を任せられる」となります。つまり人材登用や組織運営の原理原則を説いているのです。
続きはこちらから https://www.compass-point.jp/mentor/
■発行人
三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
mimura@i-partner.co.jp
■〒222-0033
横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜3階
電話 045-285-9419
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日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
1.今週のテーマ :天地人
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
仕事をする上で大切なことの一つに、「論理性」というものがあります。
論理性とは、物事の考え方や話す内容に筋道が通っているということです。
論理性にはいくつかの要素がありますが、まずは言葉の意味を明確にするということです。
同じ言葉でも業界によって意味が違いますし、人それぞれの知識や経験のレベルによって理解度が変わってしまいます。
ですから、自分では言葉の意味を明らかにするように、辞書で確認したり漢字の語源を確認するよう努めています。
漢字の語源はとても面白くて、先週学んだことは王様の「王」という字です。
「王」という字は、「三」に縦線が貫いている字です。
では三とは何か、これは「天地人」だというのです。上から天、人、地となります。
天とは、宇宙であり太陽や空気などの恵み
地とは、大地、水などの恵み
人とは、天と地の恵みの中で命を授けられたもの(動物や植物なども含まれます)
つまり、人間は天と地、そして他の動植物に生かされている存在であると言うことです。
また、天と地の恵みの中で人間や動植物は創造的な活動を行なっている、それがこの世の原理なのです。
そこで「王」とは天地人を一体で考え、世の中の創造的活動を促し皆を幸福にする役割がある。それが王の王たる所以なのです。
会社で言うと社長は社員を、政治で言うと総理大臣や県知事、市長は国民や県民市民の笑顔を作る役割があることを示しているのです。
そこで気づいたのですが、私の名前は「三村」で、「三」には「天地人」の意味があると
考えると自分の世界が広がったようで、なんだか嬉しくなりました。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「孟子」より
「 天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず」
天がもたらす幸運(チャンス)は、地勢の有利さには及ばない。地勢の有利さは、人心の団結には及ばない。
事業や経営、仕事、そして自分のキャリアを成功させるには「天地人」で考えることが肝要です。
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「功を以て位、能を以て職」
治国の臣、功を効(いた)して以て位を履(ふ)み、能を官に見(あら)はして以て職を受け、力を権衡(けんこう)に尽くして以て事に任ず。
これは中国戦国時代の法家である韓非(紀元前280年? -紀元前233年)の著書「韓非子」用人編の一節です。その意味は、「君主によってよく治められた国の幹部は、国に対しての功績によって地位を与えられ、能力によって職(役割と責任)を与えられ、権力や能力をバランスよく使うことで仕事を任せられる」となります。つまり人材登用や組織運営の原理原則を説いているのです。
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