【モチベーション・マラソン727】敬天愛人
2022/09/05 (Mon) 11:00
モチベーション・マラソン 727号
日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
1.今週のテーマ :敬天愛人
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
京セラ創業者の稲盛和夫さんが亡くなられました。その業績については私が語るまでもないことですが、頭に浮かぶことを書き出してみたいと思います。
家から車で15分ほどのところに京セラの小さめの事業所があり、そこに行く機会がたまにあるのですが、玄関に京セラの社是「敬天愛人」の額が掲げられています。この言葉は西郷南洲(隆盛)の遺した言葉と言われていおり、稲盛さんの出身である薩摩の偉人の思想が継承されているのだなと感じます。
40年以上前の学生時代、京セラという会社では「廊下は早足で歩かないと怒られる」という噂があり、真偽の程はともかく、「俺には無理」と思って就職応募先リストから外した記憶があります。
30年以上前に読んだ3冊の著書を思い起こします。
「アメーバ経営」では、独立採算の大切さ、親方日の丸発想の問題を強く感じました。
「成功への情熱 PASSION」では、言うまでもなく何事も溢れんばかりの情熱が大切である。
「実学」では、経営におけるキャッシュと値決めの大切さを学びました。特に値決めは事業戦略の鍵であり、経営者の専権事項であると。
20歳代後半~30歳代半ばに関西で仕事をしていた頃、京都に行くとJR京都駅の高架下の大衆的な飲食街で食事をすることが少なからずありました。ところが稲盛さんが、その高架下の飲食街で食事をするようでは出世しない、と何かに文章に書かれていたのを読んでショックを受けました。意図は、現状に甘んじずに背伸びせよ、という意味だったと思います。
しかし、最近ネットで読んだ記事では、稲盛さんは「吉野家の牛丼」通だと書かれていて、モヤッとした気分になりました。
最後に、稲盛さんが駆け出しの経営者だった頃、松下幸之助さんの講演会に行って、質疑応答の時間に稲盛さんは「どうすれば成功できますか?」と尋ね、幸之助さんは「成功の秘訣は、成功するまでやり続けること」と話されて、周囲の人は笑っていたが、その言葉を稲盛さんは胸に深く刻まれた、というようなエピソードがあったことを頻繁に思い出します。
振り返れば、学生時代からいろんな刺激を受けていたのだと思い、今後も活かしていきたいと思います。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「老子」より
「天網(てんもう)恢恢(かいかい)、疏(そ)にして失はず」
善は必ず栄え、悪は必ず滅びる。
天の網は粗い目をしているように見えて、善も悪も決して見逃しはしない。
我々も「敬天愛人」の思想を持ってやっていけば、何事も上手くいくのかなと思います。
3.NEWS
■電子書籍 「メンターとしての中国古典」(フーガブックス)
[書籍へのアクセス/試し読みはこちら] https://amzn.to/3BdihiZ
■ ブログ「メンターとしての中国古典」■ 6月17日更新
「功を以て位、能を以て職」
治国の臣、功を効(いた)して以て位を履(ふ)み、能を官に見(あら)はして以て職を受け、力を権衡(けんこう)に尽くして以て事に任ず。
これは中国戦国時代の法家である韓非(紀元前280年? -紀元前233年)の著書「韓非子」用人編の一節です。その意味は、「君主によってよく治められた国の幹部は、国に対しての功績によって地位を与えられ、能力によって職(役割と責任)を与えられ、権力や能力をバランスよく使うことで仕事を任せられる」となります。つまり人材登用や組織運営の原理原則を説いているのです。
続きはこちらから https://www.compass-point.jp/mentor/
■発行人
三村 邦久 (株式会社アイパートナー 代表)
mimura@i-partner.co.jp
■〒222-0033
横浜市港北区新横浜2-5-14 WISE NEXT 新横浜3階
電話 045-285-9419
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日常の中に何か楽しいことを見つけ、今週も愉快に過ごして行きましょう。
1.今週のテーマ :敬天愛人
XXXX 様
こんにちは。三村でございます。
京セラ創業者の稲盛和夫さんが亡くなられました。その業績については私が語るまでもないことですが、頭に浮かぶことを書き出してみたいと思います。
家から車で15分ほどのところに京セラの小さめの事業所があり、そこに行く機会がたまにあるのですが、玄関に京セラの社是「敬天愛人」の額が掲げられています。この言葉は西郷南洲(隆盛)の遺した言葉と言われていおり、稲盛さんの出身である薩摩の偉人の思想が継承されているのだなと感じます。
40年以上前の学生時代、京セラという会社では「廊下は早足で歩かないと怒られる」という噂があり、真偽の程はともかく、「俺には無理」と思って就職応募先リストから外した記憶があります。
30年以上前に読んだ3冊の著書を思い起こします。
「アメーバ経営」では、独立採算の大切さ、親方日の丸発想の問題を強く感じました。
「成功への情熱 PASSION」では、言うまでもなく何事も溢れんばかりの情熱が大切である。
「実学」では、経営におけるキャッシュと値決めの大切さを学びました。特に値決めは事業戦略の鍵であり、経営者の専権事項であると。
20歳代後半~30歳代半ばに関西で仕事をしていた頃、京都に行くとJR京都駅の高架下の大衆的な飲食街で食事をすることが少なからずありました。ところが稲盛さんが、その高架下の飲食街で食事をするようでは出世しない、と何かに文章に書かれていたのを読んでショックを受けました。意図は、現状に甘んじずに背伸びせよ、という意味だったと思います。
しかし、最近ネットで読んだ記事では、稲盛さんは「吉野家の牛丼」通だと書かれていて、モヤッとした気分になりました。
最後に、稲盛さんが駆け出しの経営者だった頃、松下幸之助さんの講演会に行って、質疑応答の時間に稲盛さんは「どうすれば成功できますか?」と尋ね、幸之助さんは「成功の秘訣は、成功するまでやり続けること」と話されて、周囲の人は笑っていたが、その言葉を稲盛さんは胸に深く刻まれた、というようなエピソードがあったことを頻繁に思い出します。
振り返れば、学生時代からいろんな刺激を受けていたのだと思い、今後も活かしていきたいと思います。
2.心の栄養(今週の古典)
今週は「老子」より
「天網(てんもう)恢恢(かいかい)、疏(そ)にして失はず」
善は必ず栄え、悪は必ず滅びる。
天の網は粗い目をしているように見えて、善も悪も決して見逃しはしない。
我々も「敬天愛人」の思想を持ってやっていけば、何事も上手くいくのかなと思います。
3.NEWS
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「功を以て位、能を以て職」
治国の臣、功を効(いた)して以て位を履(ふ)み、能を官に見(あら)はして以て職を受け、力を権衡(けんこう)に尽くして以て事に任ず。
これは中国戦国時代の法家である韓非(紀元前280年? -紀元前233年)の著書「韓非子」用人編の一節です。その意味は、「君主によってよく治められた国の幹部は、国に対しての功績によって地位を与えられ、能力によって職(役割と責任)を与えられ、権力や能力をバランスよく使うことで仕事を任せられる」となります。つまり人材登用や組織運営の原理原則を説いているのです。
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