「食品表示検定メールマガジン」 第5号(2010/1/5)
2010/01/05 (Tue) 12:00
☆このメールはWEB・FAX等でメールマガジンの購読を希望された方に、
お送りしています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆トピックス◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1. 「第1回食の目利き検定(食品表示検定・初級)」の受付中です。
2. 「食の目利き検定(食品表示検定・初級)対策セミナー」開催決定!
3. 「第1回食品表示検定・中級」合否結果通知について
4. 「食の目利きクラブ」のご案内
5. 「カーボンフットプリント」の表示の仕組みについて
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1.「第1回食の目利き検定(食品表示検定・初級)」の受付中です。
試験日:2010年2月14日(日)
申込締切日:2010年1月15日(金)
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食品メーカー・スーパー等で食品表示の基本知識が必要な方(営業職、
販売職、製造職など)や一般消費者、学生の方を対象とする食の目利き
検定の受付中です。
中級試験受験の対策、社員教育やパート教育の一環としても、有用な
内容となっております。ご活用ください。
・認定テキストは現在発売中です。1,500円(税込)
大手書店、amazonなどのオンラインショップ、出版元のダイヤモンド社の
ホームページからご購入頂けます。
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-09006-0
・受付期間: 2010年1月15日(金)まで
お申込みはインターネット・FAX・郵送で受付致します。
・検定日時: 2010年2月14日(日) 13:30~ (試験時間90分間)
・受験料 : 3,800円(税込)
※ホームページからのお申込みはWeb割引として3%割引
・開催地 : 全国7か所(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡)
・出題形式:マークシート方式による選択問題です。
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2.「食の目利き検定(食品表示検定・初級)対策セミナー」開催決定!
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認定テキストの重要ポイントを中心に解説を行います。
試験対策にぜひご活用ください。
≪東京会場≫
・日時: 2010年1月30日(土) 13:00~17:00(受付開始12:30)
・会場:東京都内会場
・参加費: 5,000円(税込)
・お申し込みは、食品表示検定協会ホームページからお願いします。
≪広島会場≫
・主催:TSSプロダクション 後援:食品表示検定協会
・日時: 2010年2月3日(水) 13:00~17:00(受付開始12:30)
・会場: TSS新館9F(テレビ新広島隣接)
・参加費: 5,000円(税込)
・お申し込みは、食品表示検定協会ホームページから申込用紙を
プリントアウトし、TSSプロダクション宛てにFAX願います。
(TSSプロダクション問合わせ先電話:082-250-4430)
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3.「第1回食品表示検定試験・中級」合否結果通知について
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合否結果通知は、1月4日(月)以降8日(金)までに到着できるよう手配
しております。
1月12日(火)を過ぎてもお手元に届かない場合はお問い合わせください。
合格基準点は70点以上、合格率は63.6%となっております。
また、解答をホームページに掲載しましたのでご確認ください。
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4.「食の目利きクラブ」のご案内
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無料で利用頂ける食品表示のコミュニティサイト「食の目利きクラブ」が、
2010年1月5日(火)に開設されます。
運営は食品表示検定の設立の主団体であり、食品トレーサビリティーの実証・
研究を行っている日本トレービリティー協会が行ないます。
食品表示検定に関する勉強方法、食品表示に関する疑問や話題を自由に意見
交換して頂く場として、ぜひご参加ください。
どなたにも参加していただけるサイトと合格者のみが参加できるサイトに
分かれています。
≪どなたにも参加していただけるサイト≫
「中級合格への道」「初級合格への道」→各試験に合格するための意見交換
のサイトです。
≪合格者のみが参加できるサイト≫
「合格者の部屋」→食品表示に関する疑問や話題など意見交換のサイトです。
登録には合格証番号が必須となります。登録後、招待
メールが届きますので、案内に従って参加してください。
※ご希望の方には、抽選で100名に[合格者バッジ](氏名・合格番号記載)を進呈いたします。
(中級合格者の方のみ)
≪ご登録方法≫
まずは、URLにアクセスしご登録ください。
http://www.c-player.com/ad61572
※コミュニティサイトは、株式会社エイベック研究所のシステム
「サークルプレイヤー」を利用していますので、参加には
同システムへのご登録が必要となります。
※「食の目利きクラブ」に関するお問い合わせは、こちらにお願いします。
日本トレーサビリティー協会電話 : 011-671-2709
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5.「カーボンフットプリント」の表示の仕組みについて
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COP15が、昨年12月7日から18日までの2週間にわたり、デンマークの首都
コペンハーゲンで行われました。会議の目的は、京都議定書に定めのない
2013年以降の地球温暖化対策を決定し、各国の同意を求めることにありま
したが、結果については皆さんご存知のとおり、国際的な合意を得られない
ままCOP15は不調に終わりました。とはいえ、地球の温暖化は待ったなし
の状況であり、それに対応する様々な取り組みが進んでいます。
今回は、「カーボンフットプリント」(以下CFPという。)という表示の
仕組みについてご紹介いたします。
【CFPとは】
CFPとは、直訳すると「炭素の足跡」です。食品を含め、私達が、購入、
消費している全ての商品・サービスは、つくられてから捨てられるまで
の一生を通して多くのエネルギーを必要とします。そのエネルギーは、
主に石油や石炭、天然ガスなど化石燃料から得られ、地球温暖化の原
因となるCO2を大気中に排出します。
CFPとは、これら商品・サービスのライフサイクルの各過程で排出さ
れた「温室効果ガスの量」を合算した結果、得られた全体の量をCO2量
に換算して表示することを言います。
CFPは食品のみを対象にした表示の仕組みではありませんが、食品業界
で積極的に参加している企業が多く見受けられます。
【CFPの目的】
さて、CFPではCO2排出量を表示しますが、CO2排出量を表示すること
にどのような意味があるのでしょうか。
●消費者が購入・使用・廃棄に伴うCO2排出を自覚することでCO2排出
量も考慮した商品の購入をすることが期待できます。
●事業者がCO2排出量の削減ポイントを把握することで、一層のCO2排出
削減を可能とし、より数値の低いCFPの表示に向けた削減努力を促す効果
が期待できます。
【国内の取り組み】
平成20年度、経済産業省では、CFP制度構築に向け、関係省庁との連携の
もと、制度の指針となる「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」
と、商品・サービスごとに排出量の算定ルールを作成するための「商品
種別算定基準(PCR:Product Category Rule)策定基準」を取りまとめ
ました。
CFP制度試行事業(以下、試行事業という。)では、これら「指針」と
「PCR策定基準」に基づいた、商品・サービスの市場導入実験や制度の更
なる精緻化等を行い、商品・サービスのCO2排出量の「見える化」によって、
消費者が企業の温暖化防止対策を評価する仕組みを整備します。
また、試行事業を通じ浮きぼりになった課題を踏まえ、ルールの精緻化、
ISOによる国際標準化の議論に反映させていくこととしています。
試行事業では、CO2排出量を表示するCFPマークを定めておりますが、
このマークを製品に付けるまでの流れは以下のとおりです。
●CFPの表示を希望する事業者等は、まず、製品ごとのCFPの算定・
表示に関するルールとなるPCRを策定する計画を登録し、この計画に
基づいて策定したPCRの認定を受けます。
●CFPの表示を希望する事業者等は、PCRに基づいてCFPを算定します。
●算定結果の検証を受けてはじめてCFPマークが付与され、製品に表示・
活用することができます。
現在、試行事業において21のPCRが認定されています。このうち、食品に
関係するものは、「うるち米(ジャポニカ米)」、「菜種油」、
「キャンデー(醤油で味付けした商品)」、「生ポテトチップス(契約栽培
された国産馬鈴薯を使用した商品)」、「パックご飯」、「ハム・ソーセー
ジ類」、「米菓(うすく焼きサラダ油掛けした商品)」、「チョコレート
(ウェハース入りチョコレート)」、「インスタントコーヒー」の9基準です。
「キャンデー(醤油で味付けした商品)」の文字を見たとき、これは何だ!?
と驚きましたが、該当商品がカンロ(株)のカンロ飴だったので納得しました。
カンロ飴って、醤油が入っていたんですね。
さて、話が横道に逸れましたが、今日までにCFPマークの使用が許諾された
商品は、13商品あり、そのほとんどが食品です。度重なる表示制度の改正に
対応し続けることで培った表示への意識の高さと底力を感じるのは私だけ
でしょうか。
COP15は残念な結果になりましたが、CO2排出量の削減が喫緊の課題で
あることに変わりはありません。国際的な動きとして、CFP制度に関する
国際規格であるISO14067の開発が開始され、2011年11月に国際規格と
して発行される予定です。
近い将来、CFPへの業界の取り組みと、消費者への普及啓発が重要視さ
れると思われます。
参考:Carbon Footprint of Products http://www.cfp-japan.jp/
執筆: (社)日本農林規格協会(JAS協会)
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