「食品表示検定メールマガジン」 第13号(2010/09/01)
2010/09/01 (Wed) 12:15
☆このメールはWEB・FAX等でメールマガジンの購読を希望された方に、
お送りしています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆トピックス◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1. 【9月24日(金)まで!】「第2回・食品表示検定試験(初級・中級)」
お申し込み受付中です
2. 「検定試験対策セミナー」お申し込み受付中です
3. 「有機食品の表示」について
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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1.【9月24日(金)まで!】「第2回・食品表示検定試験(初級・中級)」
お申し込み受付中です
……………………………………………………………………………
2010年11月21日(日)に開催する、第2回試験(初級・中級)の申し込み受付が
始まっています。
お申し込みは9月24日(金)まで、食品表示検定協会のホームページ、
FAX、郵送で受付します。
・初級試験情報
http://www.shokuhyoji.jp/html/guidance_b.html
・中級試験情報
http://www.shokuhyoji.jp/html/guidance_m.html
【試験実施日】2010年11月21日(日)
【試験会場】全国9カ所
(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、神戸、広島、松山、福岡)
【受付期間】8月16日(月)~9月24日(金)
【受験料】初級:3,800円(税込) 中級:8,000円(税込)
WEB申込割引(3%)、団体割引(5%)あり
※ 初級と中級の両方を同日に実施します。初級・中級どちらからでも
ご受験いただけます。また、併願も可能です。
※《ご注意ください:対策セミナーのお申し込みをされた方》
対策セミナーと検定試験のお申し込みは異なりますので、別途、検定
試験へのお申し込みが必要です。
……………………………………………………………………………
2.「検定試験対策セミナー」お申し込み受付中です
……………………………………………………………………………
11月21日(日)の試験に向けた対策セミナーを全国13カ所で開催いた
します。検定試験と併せてご検討ください。
場所によっては主催が異なりますが、いずれも食品表示検定協会認定
講師が担当するセミナーです。ホームページ、FAX、郵送で受付中です。
【対策セミナー日時・場所】
9月~11月にかけて全国13カ所で実施
(東京、札幌、仙台、横浜、長野、静岡、名古屋、岐阜、大阪、広島、
松山、徳島、福岡)
【時間】初級は半日セミナー、中級は1日セミナーとなります。
【受講料】初級:5,000円(税込)、中級:10,000円(税込)
【申込方法】受付時期は主催者ごとに異なります。
詳細はホームページをご覧ください。
http://www.shokuhyoji.jp/html/seminar.html
………………………………………………………………………………
3.「有機食品の表示」について
………………………………………………………………………………
有機食品の表示に関する不正があったとして、8月17日に農林水産省
から2つのプレスリリースが行われました。
1つは、JASの認定を受けていない事業者が、偽造された認定証の写し
を使い、不正に有機JASマークを商品に付け、有機である旨の表示をして
販売した件、1つは、輸入した商品に有機JASマークが付されていない
にもかかわらず、「ORGANIC」等の表示をして販売した件です。
有機JAS規格に関わる制度は、JAS制度の中でも特異なもので、分かり
にくいと感じている方も多いかと思われます。そこで、有機JAS制度に
ついて、簡単にご説明したいと思います。
【有機JAS規格】
品目ごとに4つの有機JAS規格(「有機農産物のJAS規格」、「有機加工
食品のJAS規格」、「有機飼料のJAS規格」、「有機畜産物のJAS規格」)
があり、それぞれの規格において、生産の原則、定義、生産の方法などの
基準が定められています。
誤解されがちですが、「有機農産物=無農薬・無化学肥料」の農産物
ではありません。簡単にいうと、農薬や化学肥料に頼らないで生産された
農産物であり、やむを得ない場合に限り、指定された農薬などを使用する
ことができます。
また、有機加工食品とは有機原料を使用した加工食品であると思われる
方が多いのですが、有機原料を95%以上使用するほか、物理的又は生物の
機能を利用した加工方法を用い、化学的に合成された食品添加物や薬剤の
使用を避けるなどして生産されています。
【指定農林物資】
JAS法において、品質表示基準制度は義務の制度であり、JAS規格制度は
任意の制度です。つまり、JASマークを製品に付けるかどうかは生産者の
意思に任されています。
しかし、有機農産物と有機農産物加工食品が「指定農林物資」であること
から、表示ルールがややこしくなります。
指定農林物資とは、JAS規格で定める名称が、当該JAS規格とは異なる
方法で生産されたものにも用いられ、これを放置しては消費者の選択に
支障をきたすため、名称の表示の適正化を図ることが特に必要と指定された
もののことです。
指定農林物資は、JASマークが付いていない場合には、当該日本農林規格
で定める名称の表示やこれと紛らわしい表示をしてはいけないことになって
います。
つまり、有機農産物と有機農産物加工食品は、JASマークを付けていない
と、「有機○○」や「オーガニック○○」といった表示ができません。
このため、「有機」や「オーガニック」といった表示をするために、生産者
などは有機JASの認定を取得し、JASマークを付ける必要があります。
指定農林物資はどうして「有機農産物」と「有機農産物加工食品」だけ
なのか?「有機加工食品」の間違いではないのか?という疑問があるかと
思います。
この有機制度ができた当初、有機JAS規格は「有機農産物」と「有機
農産物加工食品」だけでした。その後、「有機畜産物」と「有機飼料」
のJAS規格が制定され、これに伴い「有機農産物加工食品」のJAS規格が、
「有機加工食品」のJAS規格に改正されました。
このとき、有機畜産物は市場にほとんど流通しておらず、消費者の選択に
支障があるとは言いがたい状況であったため、これらは指定農林物資に追加
されませんでした。
【今後の有機JAS規格】
JAS規格は、法律により5年に1度の見直しが必要とされており、来年度は、
有機JAS規格の見直しの年に当たります。その準備段階として、今年の2月
には、意見交換会が開催されたところです。
意見交換会では、指定農林物資に有機畜産物等が含まれていないことや、
酒類、化粧品がJAS法の対象外であることなど、ルールが統一されておらず
消費者に分かりにくいなどといった意見が出されました。
JAS調査会における検討は来年度からになりますが、注目していきたい
テーマの一つです。
参考:有機食品の検査認証制度(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
執筆:(社)日本農林規格協会(JAS協会)
……………………………………………………………………………
「食品表示検定メールマガジン」
■発行 食品表示検定協会 事務局
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-12-13 LYNX麹町4階
TEL : 03-5226-6737 FAX : 03-5226-6723
■ホームページ:http://www.shokuhyoji.jp
■ E-Mail:info@shokuhyoji.jp
※このメールは、メールマガジン購読を希望された方に配信しております。
心当たりのない場合や、ご不明な点がございましたら
<info@shokuhyoji.jp>までご連絡ください。
※ 解除希望の方はお手数ですが下記URLからお手続きください。
http://www.shokuhyoji.jp/html/mailmagazine.html
お送りしています。
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1. 【9月24日(金)まで!】「第2回・食品表示検定試験(初級・中級)」
お申し込み受付中です
2. 「検定試験対策セミナー」お申し込み受付中です
3. 「有機食品の表示」について
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1.【9月24日(金)まで!】「第2回・食品表示検定試験(初級・中級)」
お申し込み受付中です
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2010年11月21日(日)に開催する、第2回試験(初級・中級)の申し込み受付が
始まっています。
お申し込みは9月24日(金)まで、食品表示検定協会のホームページ、
FAX、郵送で受付します。
・初級試験情報
http://www.shokuhyoji.jp/html/guidance_b.html
・中級試験情報
http://www.shokuhyoji.jp/html/guidance_m.html
【試験実施日】2010年11月21日(日)
【試験会場】全国9カ所
(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、神戸、広島、松山、福岡)
【受付期間】8月16日(月)~9月24日(金)
【受験料】初級:3,800円(税込) 中級:8,000円(税込)
WEB申込割引(3%)、団体割引(5%)あり
※ 初級と中級の両方を同日に実施します。初級・中級どちらからでも
ご受験いただけます。また、併願も可能です。
※《ご注意ください:対策セミナーのお申し込みをされた方》
対策セミナーと検定試験のお申し込みは異なりますので、別途、検定
試験へのお申し込みが必要です。
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2.「検定試験対策セミナー」お申し込み受付中です
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11月21日(日)の試験に向けた対策セミナーを全国13カ所で開催いた
します。検定試験と併せてご検討ください。
場所によっては主催が異なりますが、いずれも食品表示検定協会認定
講師が担当するセミナーです。ホームページ、FAX、郵送で受付中です。
【対策セミナー日時・場所】
9月~11月にかけて全国13カ所で実施
(東京、札幌、仙台、横浜、長野、静岡、名古屋、岐阜、大阪、広島、
松山、徳島、福岡)
【時間】初級は半日セミナー、中級は1日セミナーとなります。
【受講料】初級:5,000円(税込)、中級:10,000円(税込)
【申込方法】受付時期は主催者ごとに異なります。
詳細はホームページをご覧ください。
http://www.shokuhyoji.jp/html/seminar.html
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3.「有機食品の表示」について
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有機食品の表示に関する不正があったとして、8月17日に農林水産省
から2つのプレスリリースが行われました。
1つは、JASの認定を受けていない事業者が、偽造された認定証の写し
を使い、不正に有機JASマークを商品に付け、有機である旨の表示をして
販売した件、1つは、輸入した商品に有機JASマークが付されていない
にもかかわらず、「ORGANIC」等の表示をして販売した件です。
有機JAS規格に関わる制度は、JAS制度の中でも特異なもので、分かり
にくいと感じている方も多いかと思われます。そこで、有機JAS制度に
ついて、簡単にご説明したいと思います。
【有機JAS規格】
品目ごとに4つの有機JAS規格(「有機農産物のJAS規格」、「有機加工
食品のJAS規格」、「有機飼料のJAS規格」、「有機畜産物のJAS規格」)
があり、それぞれの規格において、生産の原則、定義、生産の方法などの
基準が定められています。
誤解されがちですが、「有機農産物=無農薬・無化学肥料」の農産物
ではありません。簡単にいうと、農薬や化学肥料に頼らないで生産された
農産物であり、やむを得ない場合に限り、指定された農薬などを使用する
ことができます。
また、有機加工食品とは有機原料を使用した加工食品であると思われる
方が多いのですが、有機原料を95%以上使用するほか、物理的又は生物の
機能を利用した加工方法を用い、化学的に合成された食品添加物や薬剤の
使用を避けるなどして生産されています。
【指定農林物資】
JAS法において、品質表示基準制度は義務の制度であり、JAS規格制度は
任意の制度です。つまり、JASマークを製品に付けるかどうかは生産者の
意思に任されています。
しかし、有機農産物と有機農産物加工食品が「指定農林物資」であること
から、表示ルールがややこしくなります。
指定農林物資とは、JAS規格で定める名称が、当該JAS規格とは異なる
方法で生産されたものにも用いられ、これを放置しては消費者の選択に
支障をきたすため、名称の表示の適正化を図ることが特に必要と指定された
もののことです。
指定農林物資は、JASマークが付いていない場合には、当該日本農林規格
で定める名称の表示やこれと紛らわしい表示をしてはいけないことになって
います。
つまり、有機農産物と有機農産物加工食品は、JASマークを付けていない
と、「有機○○」や「オーガニック○○」といった表示ができません。
このため、「有機」や「オーガニック」といった表示をするために、生産者
などは有機JASの認定を取得し、JASマークを付ける必要があります。
指定農林物資はどうして「有機農産物」と「有機農産物加工食品」だけ
なのか?「有機加工食品」の間違いではないのか?という疑問があるかと
思います。
この有機制度ができた当初、有機JAS規格は「有機農産物」と「有機
農産物加工食品」だけでした。その後、「有機畜産物」と「有機飼料」
のJAS規格が制定され、これに伴い「有機農産物加工食品」のJAS規格が、
「有機加工食品」のJAS規格に改正されました。
このとき、有機畜産物は市場にほとんど流通しておらず、消費者の選択に
支障があるとは言いがたい状況であったため、これらは指定農林物資に追加
されませんでした。
【今後の有機JAS規格】
JAS規格は、法律により5年に1度の見直しが必要とされており、来年度は、
有機JAS規格の見直しの年に当たります。その準備段階として、今年の2月
には、意見交換会が開催されたところです。
意見交換会では、指定農林物資に有機畜産物等が含まれていないことや、
酒類、化粧品がJAS法の対象外であることなど、ルールが統一されておらず
消費者に分かりにくいなどといった意見が出されました。
JAS調査会における検討は来年度からになりますが、注目していきたい
テーマの一つです。
参考:有機食品の検査認証制度(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
執筆:(社)日本農林規格協会(JAS協会)
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■発行 食品表示検定協会 事務局
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-12-13 LYNX麹町4階
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■ホームページ:http://www.shokuhyoji.jp
■ E-Mail:info@shokuhyoji.jp
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