常見陽平メルマガ『陽平界通信』第289号 TMネットワークとTMN/オワハラ、オヤカクという「いつか来た道」
2024/05/22 (Wed) 07:30
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◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第289号
◆◆ 2024.5.22 配信
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名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
TMネットワークとTMNの間
2.記事傑作選
◇良い指示と悪い指示
3.常に見テイル これが気ニナル
新卒関連のキーワードの罠
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【TMネットワークとTMNの間】
今週は講演、委員会ラッシュです。
今日は8時から国民民主党さんに呼ばれて
就職氷河期世代対策の提言をしますよ。
そのあと、電通で勉強会です。
午後は大学で会議で、その後
エンドレスで研究室にこもります。
2年くらい前までは、こういうとき
泊まるという手もあったのですが、
ホテル、劇的に高いですねえ・・・。
さて。
この1週間くらい、SNSのタイムラインは
COMPLEX、TMネットワーク、
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの
ネタが多めでした。皆さん、行っているのですね。
特に土日のTMネットワークは
複数の友人・知人からお誘いを頂き。
「招待券あるヨ」という
魅力的なお誘いも頂いたのですが。
土曜日はバウハウスの五月さんの誕生日イベント、
日曜日はKAWASAKI ROCK JAM 2024という
トリビュートバンド勢揃いのライブイベントが
先約で入っており。そちらを優先しました。
TMネットワークは、噂通り?
B’zの松本孝弘さんが
飛び入り参加したのですよね。
私、松本さんがTMのバックの頃を知っていて。
私たち世代から言うと、B'zは
「TM、浜田麻里で弾いてた
松本さんが何か始めたぞ」という感じでした、当時。
初期のB’zは男性2人のギターが目立つ
TMネットワークという感じでした。
懐かしいです。
友人・知人がSNS投稿の他、
メディアでコメントなどをしており。
それがキッカケで、同世代の著名な哲学者と
TM論でチャットのやり取りをしたり。
当時、すでにメタラーだった私ですが、
皆が聴いているので、
80年代の作品は、それなりに聴いており。
いや、もう友人・知人が持っているCDは
互いにダビングして
全部聴くくらいの勢いだったので。
それなりに知っています。
アルバムだけの曲も含めて。
ふと思い出したのですけど、
いつからTMネットワークを
聴かなくなったのかなというと、
バンド名、音楽性が変わった
TMNの頃なのですね。
T→宇都宮隆、M→MAD→小室哲哉、
N→木根尚登が集まったからTMNというのは、
いま思うとかなり無理のある説明でした。
メンバーが同じで音楽性を
よりロック寄りにしたという。
ヤンキー化とも言います。
ただ、正直、何が変わったかよく理解しきれず。
80年代のTMネットワークの、
文化系、偏差値高めなテイストが
一気に失われた気がし。
すっかり聴かなくなったのでした。
そういえば、あの頃の小室哲哉は
YOSHIKIとV2というユニットを結成したり。
実験を繰り返していたようにも見えます。
小室哲哉の、後のインタビューによると、
猛烈に焦っていた時期だったとのことで。
数年の模索、試行錯誤が
90年代半ばのプロデューサー、
コンポーザーとしての
小室ブームにつながった、のですかね。
若い頃は、バンドの音楽性が変わったときには
時に失望していたりしましたし、
なけなしのお金を払って行ったライブの
選曲やパフォーマンスがいまいちだったときは
悲しくなったものですが。
最近は、人間が変わったように、
何もかもウェルカムで。
迷走に見えても、きっとこれは次につながるんだ、
点と点がつながるんだ、伏線なんだと
解釈することにしています。
演奏がいまいちなライブも
「貴重なものをみた」と思うことにしています。
だから人生は面白いのです。
さ、私も、今年は
5年ぶりの単著の原稿を、仕上げますよ。
今年こそ。
いきなり30万部くらい売れますよ、きっと。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4518/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4519/XXXX
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
手取り足取り教えるのも、お前にまかせたも、
暴力になり得る #良い指示と悪い指示
https://d.bmb.jp/9/1454/4520/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.常に見テイル これが気ニナル
━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【新卒関連のキーワードの罠】
プレゼントによく六花亭のお菓子を購入する。
札幌に帰る機会は少ないのだが、公式通販や、
内地のスーパーでのイベント販売で購入する。
妻から「みんな、もう飽きているんじゃないか?」
と心配されるのだが。
社交辞令かもしれないが、
喜ばれることの方が多い。
六花亭といえば、マルセイバターサンド、
ストロベリーチョコ、
伝統のホワイトチョコレートなど
人気商品がたくさんがあるが、
私のお気に入りは
「いつかきた道」というパイサンドである。
https://d.bmb.jp/9/1454/4521/XXXX
「いつかきた道」といえば、
実は私は矢野顕子が大好きな人材で。
ブルーノートやフェスで観たことがあり。
・・・フェスの時は「矢野―!」と
雄叫びをあげたら、
本人も周りのファンもひいていたな。
彼女がカバーした、
はっぴーえんどの「恋は桃色」にも
「ここは前に来た道」というフレーズがある。
「いつかきた道」「ここは前に来た道」も
広がる空気感、世界観、切なさが好きだ。
どうして、
このような日本語を紡ぎ出せたのだろう。
さて。
最近、取材依頼で多いのは、
「オヤカク」と「オワハラ」だ。
前者は、採用活動における内定者の
保護者(親)の意志確認である。
後者は
「就活終われ(終わらせろ)ハラスメント」だ。
最近、メディアでよく取り上げられる。
もっとも、就活・採用にしろ、
いやどんなテーマにしろ、
新しい言葉が生まれ、バズるのだが、
「それは本当に新しいのか?」という
視点は持っておきたい。
オヤカクもオワハラも、
言葉自体はこの10年くらいで流行った言葉だが、
同じようなことは昔も行われていたのだ。
「オヤカク」という言葉は使わなくても、
採用時に家族、友人など周りの人は
どう思っているのかを確認するのは
採用の常套手段だった。
本人が合意していても、家族や友人が心配すると
内定辞退、早期離職につながるからだ。
保護者向けの情報発信、説明会なども、
かなり前から行われていた。
「オワハラ」についてはより歴史は長い。
というのも、日本の就活・採用の歴史は
時期論争の歴史であり、
その際に他社をブロックし、
いかに自社で囲い込むかという
競争が行われてきた。
内定者旅行と称した「軟禁状態」の合宿もあれば、
スリーS接待
(寿司・ステーキ、サウナ、ソープランド)
という過剰な接待が存在した時期もある。
以前は接待で囲い込んだのだが、
コロナの影響もあり、
内定承諾書や推薦状の提出などで
圧をかけるようになった。
というわけで、新しい言葉が生まれたときに、
それは前からあったのではないかということを
疑ってみることは大事だ。
一方、前からあったとしても、
そのあり方は時代とともに変わっているわけで。
変わらぬもの、変わるものを確認し、
嗅ぎ分ける力を身に着けたい。うむ。
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皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
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配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/4522/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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TMネットワークとTMNの間
2.記事傑作選
◇良い指示と悪い指示
3.常に見テイル これが気ニナル
新卒関連のキーワードの罠
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1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【TMネットワークとTMNの間】
今週は講演、委員会ラッシュです。
今日は8時から国民民主党さんに呼ばれて
就職氷河期世代対策の提言をしますよ。
そのあと、電通で勉強会です。
午後は大学で会議で、その後
エンドレスで研究室にこもります。
2年くらい前までは、こういうとき
泊まるという手もあったのですが、
ホテル、劇的に高いですねえ・・・。
さて。
この1週間くらい、SNSのタイムラインは
COMPLEX、TMネットワーク、
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの
ネタが多めでした。皆さん、行っているのですね。
特に土日のTMネットワークは
複数の友人・知人からお誘いを頂き。
「招待券あるヨ」という
魅力的なお誘いも頂いたのですが。
土曜日はバウハウスの五月さんの誕生日イベント、
日曜日はKAWASAKI ROCK JAM 2024という
トリビュートバンド勢揃いのライブイベントが
先約で入っており。そちらを優先しました。
TMネットワークは、噂通り?
B’zの松本孝弘さんが
飛び入り参加したのですよね。
私、松本さんがTMのバックの頃を知っていて。
私たち世代から言うと、B'zは
「TM、浜田麻里で弾いてた
松本さんが何か始めたぞ」という感じでした、当時。
初期のB’zは男性2人のギターが目立つ
TMネットワークという感じでした。
懐かしいです。
友人・知人がSNS投稿の他、
メディアでコメントなどをしており。
それがキッカケで、同世代の著名な哲学者と
TM論でチャットのやり取りをしたり。
当時、すでにメタラーだった私ですが、
皆が聴いているので、
80年代の作品は、それなりに聴いており。
いや、もう友人・知人が持っているCDは
互いにダビングして
全部聴くくらいの勢いだったので。
それなりに知っています。
アルバムだけの曲も含めて。
ふと思い出したのですけど、
いつからTMネットワークを
聴かなくなったのかなというと、
バンド名、音楽性が変わった
TMNの頃なのですね。
T→宇都宮隆、M→MAD→小室哲哉、
N→木根尚登が集まったからTMNというのは、
いま思うとかなり無理のある説明でした。
メンバーが同じで音楽性を
よりロック寄りにしたという。
ヤンキー化とも言います。
ただ、正直、何が変わったかよく理解しきれず。
80年代のTMネットワークの、
文化系、偏差値高めなテイストが
一気に失われた気がし。
すっかり聴かなくなったのでした。
そういえば、あの頃の小室哲哉は
YOSHIKIとV2というユニットを結成したり。
実験を繰り返していたようにも見えます。
小室哲哉の、後のインタビューによると、
猛烈に焦っていた時期だったとのことで。
数年の模索、試行錯誤が
90年代半ばのプロデューサー、
コンポーザーとしての
小室ブームにつながった、のですかね。
若い頃は、バンドの音楽性が変わったときには
時に失望していたりしましたし、
なけなしのお金を払って行ったライブの
選曲やパフォーマンスがいまいちだったときは
悲しくなったものですが。
最近は、人間が変わったように、
何もかもウェルカムで。
迷走に見えても、きっとこれは次につながるんだ、
点と点がつながるんだ、伏線なんだと
解釈することにしています。
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5年ぶりの単著の原稿を、仕上げますよ。
今年こそ。
いきなり30万部くらい売れますよ、きっと。
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朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4518/XXXX
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https://d.bmb.jp/9/1454/4519/XXXX
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手取り足取り教えるのも、お前にまかせたも、
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内地のスーパーでのイベント販売で購入する。
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六花亭といえば、マルセイバターサンド、
ストロベリーチョコ、
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人気商品がたくさんがあるが、
私のお気に入りは
「いつかきた道」というパイサンドである。
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「いつかきた道」といえば、
実は私は矢野顕子が大好きな人材で。
ブルーノートやフェスで観たことがあり。
・・・フェスの時は「矢野―!」と
雄叫びをあげたら、
本人も周りのファンもひいていたな。
彼女がカバーした、
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「ここは前に来た道」というフレーズがある。
「いつかきた道」「ここは前に来た道」も
広がる空気感、世界観、切なさが好きだ。
どうして、
このような日本語を紡ぎ出せたのだろう。
さて。
最近、取材依頼で多いのは、
「オヤカク」と「オワハラ」だ。
前者は、採用活動における内定者の
保護者(親)の意志確認である。
後者は
「就活終われ(終わらせろ)ハラスメント」だ。
最近、メディアでよく取り上げられる。
もっとも、就活・採用にしろ、
いやどんなテーマにしろ、
新しい言葉が生まれ、バズるのだが、
「それは本当に新しいのか?」という
視点は持っておきたい。
オヤカクもオワハラも、
言葉自体はこの10年くらいで流行った言葉だが、
同じようなことは昔も行われていたのだ。
「オヤカク」という言葉は使わなくても、
採用時に家族、友人など周りの人は
どう思っているのかを確認するのは
採用の常套手段だった。
本人が合意していても、家族や友人が心配すると
内定辞退、早期離職につながるからだ。
保護者向けの情報発信、説明会なども、
かなり前から行われていた。
「オワハラ」についてはより歴史は長い。
というのも、日本の就活・採用の歴史は
時期論争の歴史であり、
その際に他社をブロックし、
いかに自社で囲い込むかという
競争が行われてきた。
内定者旅行と称した「軟禁状態」の合宿もあれば、
スリーS接待
(寿司・ステーキ、サウナ、ソープランド)
という過剰な接待が存在した時期もある。
以前は接待で囲い込んだのだが、
コロナの影響もあり、
内定承諾書や推薦状の提出などで
圧をかけるようになった。
というわけで、新しい言葉が生まれたときに、
それは前からあったのではないかということを
疑ってみることは大事だ。
一方、前からあったとしても、
そのあり方は時代とともに変わっているわけで。
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