常見陽平メルマガ『陽平界通信』第308号 会いに行けるうちに会いに行かないと会えない/「ネット世論」とは何か?
2024/10/16 (Wed) 11:09
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第308号
◆◆ 2024.10.15 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、
名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
送信しております。
配信停止を希望される方は、文末のURLから
配信停止の手続きをお願いします。
なお、メールの転送をされている場合は、
元のアドレスの配信停止手続きが必要です。
◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
場をつくる 中学校の同窓会を開催しました
2.記事傑作選
◇書籍と高級ブログの違いとは?
3.書評 ほんのひとこと
『「ネット世論」の社会学』
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【場をつくる 中学校の同窓会を開催しました】
今年の肝いり企画、札幌市立藤野中学校の
同窓会を開催しました。
1学年180名くらいだったと思うのですが、
そのうちの48名が集まりました。
内地から参加した人が
私も含めて10名くらいおり。
公立の中学校の同窓会って
なかなかすごいことではないですか?
中学時代のアルバム写真を使った
オープニング動画、
亡くなった同級生への黙祷、
先生からのお手紙朗読、
当日の様子をスピード編集した動画を
流しつつの校歌斉唱など、
盛りだくさんの企画で盛り上げました。
一緒に幹事をした皆さんに感謝です。
私は二次会で失礼したのですが、
三次会は朝まで続いたようです。
もう、何時間あっても語り足りない、と。
ちなみにちょっと大きめの同窓会は、
卒業アルバムを誰かが持っていくべきですね。
私、持っていって人気者になりました。
もう誰だか分からない、と。
あ、太ったとか、痩せたとか
髪の毛とか関係なく、です。
さらに「あいつ、誰だったっけ?」
というときに検索するのに便利なんです。
ご存知の通り、私は
かっちりしていそうで、いい加減で。
ただ、音頭取り、旗振り役は向いているようで。
リーダーシップとは
「言い出ーしっぺ」なのですよね。
細かいことはしっかりものの札幌組にまかせ、
ひたすら「やろうよ!」と呼びかける、と。
「この指とまれ!」だと。
これ、大事にしていることです。はい。
卒業後35年の時間を共有しあう、
ナイスな会合でした。はい。
会話の輪が広がっていいですね。
いや、本当、
人には会えるうちに会ったほうがいいですよ。
最近、リクルート時代に
同じ部署だった先輩の訃報が続き。
本当に急で。
まだ気持ちの整理がつきません。
会えるうちに会わないとな、と。
そんな話をしていたら、
若い頃はよく会っていたのに、
最近、疎遠になっていた同期が
食事に誘ってくれました。
感謝。
よくアーティストの
「これが最後かも商法」が
話題になりますが、
いや、いかに
衰えようとも
お互いに生きているうちに、と。
こういう人と人がつながる場をつくるのが、
昔から大好きで。場には力があるのですね。
さて、最新作のリリースも
1ヶ月後に迫ってきました。
情報は少しずつ解禁していきますが・・・。
これまで書籍のプロモーションでは、
出版記念のトークショーなどをやってきており。
今回もやろうと思っていますが。
より、著者と読者、さらには読者同士が
楽しめる場をできないかと考えております。
楽しい場をつくります。ご期待ください。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4727/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4728/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
書籍と高級ブログの違いとは?
常見陽平氏との対談で学んだこと
https://d.bmb.jp/9/1454/4729/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━
3.書評 ほんのひとこと
━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【『「ネット世論」の社会学』
(谷原つかさ NHK出版新書)】
衆議院選が始まった。
SNSには選挙関連の投稿が並ぶ。
候補者や政党への応援や批判、
現状の分析など、投稿は様々だ。
ただ、時に首をかしげる投稿もある。
私が、関心をもったのは、
先月の立憲民主党の代表選に関するものだった。
候補の一人、吉田晴美氏はかろうじて
推薦人20名を集め立候補したのだが、
予想通り、落選した。
支持者からは「日本、終わった」
「立憲民主党、終わった」などの投稿が並んだ。
ただ、唯一の女性候補者として
吉田晴美氏が立ったことは評価するものの、
当選1期であり、推薦人20名を
やっとのことで集めた候補者が
そんなに簡単に代表選で選ばれるものだろうか?
ましてや、
元総理大臣の野田氏、元代表の枝野氏、
前代表の泉氏は簡単な相手ではない。
冷静に考えると、
代表選の候補となっただけでも大きなことなのに、
なぜ、あたかも当選するのが
当然であるかのように論じられるのだろう。
いや、吉田氏を支持する気持ちはよくわかる。
それは本人の思想・信条の自由だ。
彼女が適任だという個人の想いもわかる。
ただ、誰がどう考えても、簡単には勝てないだろう。
それが、なぜ、日本が終わる、党が終わると
断じられるのだろう。
そして、それが立憲民主党支持者の
リベラル派の総意であるかのように論じられるのだろう。
このような例は枚挙に暇がない。
ネットでいくらバズったところで、
必ずしも社会は動かない。
論者として、大学教員として、
「普通の感覚」を大事にしている。
いや、今どきの日本で「普通」というものが
あり得るかどうかは議論の余地があるだろう。
ただ、私が言いたいのは、
ネット上の議論がすべてではなく。
ネットの議論が偏っているということが
あるのではないかということだ。
今回の選挙に関しても、
みんなの前では主張できなくても
論点について
「そうは言ってもね」と
モヤモヤしている人は多数いるのではないか。
ネット世論なるものは、
所詮、偏っているのではないか。
この問いについて、真摯に向き合ったのが
『「ネット世論」の社会学』である。
ネット世論が、
これまでの世論とどう異なるのか、
なぜ、ネット世論は偏るのか。
そんな素朴な疑問に、
データ分析によって答えた本がこれだ。
なぜ、SNS上では
自民党批判が吹き荒れているのに、
選挙に強いのか。
芸能関連の炎上は
皆の意見を反映したものなのか。
その疑問にデータをもとに答えきる。
民意は0.2%のユーザーの
投稿でつくられているのは、
薄々感じていたが、衝撃だ。
そんな声が「ネット世論」として
世の中を動かしてしまっている。
世界的に政治関連が騒がしいが、
立ち止まって考えるために必要な一冊だ。
SNSばかりみていては世の中が分からない。
ちょっと考えるとわかることだが。
社会の見え方が変わる一冊だ。
スマホの通知を全部切って読んでほしい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/4730/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第308号
◆◆ 2024.10.15 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、
名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
送信しております。
配信停止を希望される方は、文末のURLから
配信停止の手続きをお願いします。
なお、メールの転送をされている場合は、
元のアドレスの配信停止手続きが必要です。
◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
場をつくる 中学校の同窓会を開催しました
2.記事傑作選
◇書籍と高級ブログの違いとは?
3.書評 ほんのひとこと
『「ネット世論」の社会学』
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【場をつくる 中学校の同窓会を開催しました】
今年の肝いり企画、札幌市立藤野中学校の
同窓会を開催しました。
1学年180名くらいだったと思うのですが、
そのうちの48名が集まりました。
内地から参加した人が
私も含めて10名くらいおり。
公立の中学校の同窓会って
なかなかすごいことではないですか?
中学時代のアルバム写真を使った
オープニング動画、
亡くなった同級生への黙祷、
先生からのお手紙朗読、
当日の様子をスピード編集した動画を
流しつつの校歌斉唱など、
盛りだくさんの企画で盛り上げました。
一緒に幹事をした皆さんに感謝です。
私は二次会で失礼したのですが、
三次会は朝まで続いたようです。
もう、何時間あっても語り足りない、と。
ちなみにちょっと大きめの同窓会は、
卒業アルバムを誰かが持っていくべきですね。
私、持っていって人気者になりました。
もう誰だか分からない、と。
あ、太ったとか、痩せたとか
髪の毛とか関係なく、です。
さらに「あいつ、誰だったっけ?」
というときに検索するのに便利なんです。
ご存知の通り、私は
かっちりしていそうで、いい加減で。
ただ、音頭取り、旗振り役は向いているようで。
リーダーシップとは
「言い出ーしっぺ」なのですよね。
細かいことはしっかりものの札幌組にまかせ、
ひたすら「やろうよ!」と呼びかける、と。
「この指とまれ!」だと。
これ、大事にしていることです。はい。
卒業後35年の時間を共有しあう、
ナイスな会合でした。はい。
会話の輪が広がっていいですね。
いや、本当、
人には会えるうちに会ったほうがいいですよ。
最近、リクルート時代に
同じ部署だった先輩の訃報が続き。
本当に急で。
まだ気持ちの整理がつきません。
会えるうちに会わないとな、と。
そんな話をしていたら、
若い頃はよく会っていたのに、
最近、疎遠になっていた同期が
食事に誘ってくれました。
感謝。
よくアーティストの
「これが最後かも商法」が
話題になりますが、
いや、いかに
衰えようとも
お互いに生きているうちに、と。
こういう人と人がつながる場をつくるのが、
昔から大好きで。場には力があるのですね。
さて、最新作のリリースも
1ヶ月後に迫ってきました。
情報は少しずつ解禁していきますが・・・。
これまで書籍のプロモーションでは、
出版記念のトークショーなどをやってきており。
今回もやろうと思っていますが。
より、著者と読者、さらには読者同士が
楽しめる場をできないかと考えております。
楽しい場をつくります。ご期待ください。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4727/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4728/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
書籍と高級ブログの違いとは?
常見陽平氏との対談で学んだこと
https://d.bmb.jp/9/1454/4729/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━
3.書評 ほんのひとこと
━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【『「ネット世論」の社会学』
(谷原つかさ NHK出版新書)】
衆議院選が始まった。
SNSには選挙関連の投稿が並ぶ。
候補者や政党への応援や批判、
現状の分析など、投稿は様々だ。
ただ、時に首をかしげる投稿もある。
私が、関心をもったのは、
先月の立憲民主党の代表選に関するものだった。
候補の一人、吉田晴美氏はかろうじて
推薦人20名を集め立候補したのだが、
予想通り、落選した。
支持者からは「日本、終わった」
「立憲民主党、終わった」などの投稿が並んだ。
ただ、唯一の女性候補者として
吉田晴美氏が立ったことは評価するものの、
当選1期であり、推薦人20名を
やっとのことで集めた候補者が
そんなに簡単に代表選で選ばれるものだろうか?
ましてや、
元総理大臣の野田氏、元代表の枝野氏、
前代表の泉氏は簡単な相手ではない。
冷静に考えると、
代表選の候補となっただけでも大きなことなのに、
なぜ、あたかも当選するのが
当然であるかのように論じられるのだろう。
いや、吉田氏を支持する気持ちはよくわかる。
それは本人の思想・信条の自由だ。
彼女が適任だという個人の想いもわかる。
ただ、誰がどう考えても、簡単には勝てないだろう。
それが、なぜ、日本が終わる、党が終わると
断じられるのだろう。
そして、それが立憲民主党支持者の
リベラル派の総意であるかのように論じられるのだろう。
このような例は枚挙に暇がない。
ネットでいくらバズったところで、
必ずしも社会は動かない。
論者として、大学教員として、
「普通の感覚」を大事にしている。
いや、今どきの日本で「普通」というものが
あり得るかどうかは議論の余地があるだろう。
ただ、私が言いたいのは、
ネット上の議論がすべてではなく。
ネットの議論が偏っているということが
あるのではないかということだ。
今回の選挙に関しても、
みんなの前では主張できなくても
論点について
「そうは言ってもね」と
モヤモヤしている人は多数いるのではないか。
ネット世論なるものは、
所詮、偏っているのではないか。
この問いについて、真摯に向き合ったのが
『「ネット世論」の社会学』である。
ネット世論が、
これまでの世論とどう異なるのか、
なぜ、ネット世論は偏るのか。
そんな素朴な疑問に、
データ分析によって答えた本がこれだ。
なぜ、SNS上では
自民党批判が吹き荒れているのに、
選挙に強いのか。
芸能関連の炎上は
皆の意見を反映したものなのか。
その疑問にデータをもとに答えきる。
民意は0.2%のユーザーの
投稿でつくられているのは、
薄々感じていたが、衝撃だ。
そんな声が「ネット世論」として
世の中を動かしてしまっている。
世界的に政治関連が騒がしいが、
立ち止まって考えるために必要な一冊だ。
SNSばかりみていては世の中が分からない。
ちょっと考えるとわかることだが。
社会の見え方が変わる一冊だ。
スマホの通知を全部切って読んでほしい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/4730/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+