常見陽平メルマガ『陽平界通信』第316号 「田舎を出たい」テレ東ドラマプロデューサーの告白がナイス/チケット2万円Tシャツ8千円 24年の音楽生活
2024/12/11 (Wed) 08:30
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第316号
◆◆ 2024.12.11 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
進学も就職も、
志望理由のぶっちゃけ話をききたい
2.記事傑作選
◇ラジオで大学生と考えた!(2)
地元で就職 学生のホンネは?
◇【受験生応援ライブ】
「受けなきゃ受からない 大逆転合格の鉄則」
3.僕の音楽
2024年の音楽生活
チケット2万円、ロックTシャツ8000円時代
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【進学も就職も、
志望理由のぶっちゃけ話をききたい】
訃報が相次いでおり。
タレント中山美穂さん、社会学者打越正行さんの
突然の悲しいお知らせに驚き。
御冥福をお祈りします。
「世界中の誰よりきっと」とか岩井俊二作品とか
色々語られますけど、私にとっては
『毎度おさわがせします』
『セーラー服反逆同盟』
『ビー・バップ・ハイスクール』
の中山美穂で。
地元の中学にいる、
ちょっとワルくて、セクシーなお姉様
が第一印象で。
いつの間にか、大俳優に。
そして、学生の卒論指導で
打越先生の優れた研究を
フィールドワークのまとめ方の
参考にと、共有したところでした。
Requiescat in pace.
・・・RIPってラテン語なんですよね。
さて。
先日の「文化系トークラジオLife」のイベントが
大変に楽しく。
TBSラジオの長谷川裕さん、
作家の海猫沢めろん先生と、私の
「50歳同級生トリオ」でお届けし。
なんせ、長谷川さんが
人前で赤裸々に語っているのがナイスで。
あっという間の2時間だったわけですが。
その席で、TBSラジオを最近退職し、
独立した橋本吉史さんの話題が出て。
通称橋Pですね。
RHYMESTER宇多丸さんとか、
ジェーン・スーさんのラジオ番組を
仕掛けた人ですね。
彼、一橋大学プロレス研究会の後輩なんですよ。
在学期間はかぶっていないのですが、
彼が学生だった頃に
もう社会人になっていた私は
よく飯をおごりつつ、
遊んだなあと。
あぁ、マッドカプセルマーケッツや
ガスタンクのライブ行ったなぁとか、
恵比寿のMILKに行ったなぁとか、
その後、リクルートの同期女性が
先輩と同棲していたマンションに
一緒に遊びに行って朝までだったなぁとか。
そうそう、高校の同級生の
披露宴で、プロレスを披露して
もらったこともあったなぁ・・・。
なぜか、披露宴で
瓦割りという
縁起の悪いパフォーマンスを
しようとするが、
夫婦の絆で「割れない」
というネタを披露したのですが。
・・・その夫婦はご離婚されました。
やっぱりプロレスが悪かったのか?
彼の対戦相手は
その後、富士通の部長になりました。
ふと彼のことを思い出し。
最近、聴いていなかった
一橋大学の公式Podcast配信番組
「一橋大学は出たけれど」をチェックし。
Podcast配信番組「一橋大学は出たけれど」
https://d.bmb.jp/9/1454/5027/XXXX
大学卒業と同時にアルバイト先の
スナックを継いだ坂根千里さん、
テレビ東京のドラマプロデューサー
祖父江里奈さん(・・・この方が学生時代に、
私、一橋のゲスト講義か、
バンダイの会社説明会などで会っているかも)の
回を聴いたのですが、ぶっちゃけ話だらけ、
一橋卒業生にしか響かないニッチで
熱い話でナイスでした。
よく行っていた店とか、アルバイト先とか
校舎のどのあたりで活動していたとか。
その中で、祖父江さんの
一橋大学社会学部志望理由がナイスで。
「どうしても岐阜をでたかった」という。
当時、地方、よりストレートに言うと
田舎から出るキッカケは
大学進学くらいしかなかったと。
Googleマップで検索すると
緑だらけのこの街を出る、と。
ナイスだなあ、と。
私、小学校低学年の頃から
「内地の大学に行く」と公言していて。
よく、母、祖母に
「東京に出て、一人暮らしして
そのアパートを売って、何かを始める」
と夕飯の席で熱弁を振るっていて。
「そのアパートは売れないでしょう」
と突っ込まれていました。
いや、実際はマンション買って
売ったので、一部はそのとおりの
人生になっているのですけどね。
小学校高学年で一橋大学と出会い。
中学のときには中でも社会学部に
行きたいなと決めていたのですが。
社会学を学びたい、その上で
ジャーナリストか社会学者か作家に
なりたいというのは、
これまた10代前半からブレなかったわけですが。
それも、本音なのですが。
あと、二次試験に古文・漢文がなくて、
社会を「倫理・政治・経済」で
受けられるのもポイントでした。はい。
東大でも北大でもないというのも
ポイントでした。
東大的な何かが苦手だったのです。
北大は、家族も含めて、みんなが行くので。
地元の神童、エリートで終わりたくなかったのです。
・・・読者の10%くらいがカチンときそうな一文ですね。
「内地に行って、東京に出て、
一人暮らしをしたい」というのが
大きな理由だったのですよね。
「ハイスクールを出た奴らは
次の朝バッグを抱えて出ていく」という
浜田省吾の「MONEY」的世界観だったのです。
はい。
ちなみに、浜田省吾の「MONEY」は
私がまだ童貞だった小学校の頃に
近所のスキー場で有線で聞いた曲で。
同級生太田君の家で
小2のときに読んだエロ本などと同様、
私の大人の扉を開いてくれた作品で。
「純白のメルセデス プール付きのマンション
最高の女とベッドでドン・ペリニヨン」
という歌詞にやられました。
一応、今、BMWに乗っており、
きれいな夜景を見ることができる一軒家、
妻子と川の字になって、
いろはすを飲むところまでは達成しましたが、
まだまだです。
さらに、何度でも弄り倒しますが。
リクルート名古屋支社の下戸の先輩が
無理して宴会でお酒を飲んだときの一言、
「ドンペリって、
シャンパンみたいな味がするなあ」
という一言が忘れられません。はい。
名古屋大学を卒業しても、
トップ営業として何度も表彰されても
絶世の美女と言われた同僚と結婚しても、
世の中、こんなものなのです。
話は戻ります。
起業家やアーティストや作家の
インタビューなんかもそうで。
セルフブランディングそのものですけど。
なんでもかんでも美化されるわけですよ。
あるいは盛られたり、捏造されたり、と。
本当は、ごく普通に
売れている歌謡曲を聴いているだけなのに、
「姉が聴いていたビートルズに衝撃を受けた」
「父がレッド・ツェッペリンのファンで~」とか、
語るなよと思ったりするわけです。
実際は、普通にテレビやラジオでかかっている
ヒット曲に影響を受けたりしたわけですよ。
「会社で働いていて、物足りなさを感じた」
とか語る起業家がいるわけですが。
「お前、ついていけなかっただけだろう」
「浮いていただけだろう」
ということはよくあるわけですよ。
意識高い系ウォッチャーの私としては、
人の盛っているプロフィールが
気になってしょうがないわけです。
いや、もちろん、
推薦・AO入試の願書や面接、
就活のESや面接などでは、
きれいな志望理由を語るんでしょうよ。
ただ、その本音にこそ、参考になる何かが
あるのではないかと思うわけです。はい。
参考までに、私の進学、就職のぶっちゃけ話です。
札幌南高校:私服で通えるから。
自由な高校だから。
音楽活動ができるから。
都心にあって、帰りに遊べるから。
定期券で都心に行けるから。
面白い人がいそうだから。
一橋大学に毎年、数名は受かるから。
一橋大学社会学部:内地の、東京の大学だから。
一人暮らしをしたいから。
東大でも北大でもないから。
たまに変な人が卒業しているから。
国公立で学費が安そうだったから。
社会学を学びたいから。
労働社会学とメディア論を学びたいから。
ジャーナリスト、社会学者、
作家になれそうだから。
センター試験のウェイトが低く、
二次試験の国語に古文・漢文がなく、
社会を倫理・政治・経済で
受けることができたから。
一橋大学商学部(転学部):
竹内弘高ゼミに入りたいから。
※よく看板学部の学歴が欲しかったんだろう
学歴ロンダリングだと絡んでくるやつが
ごくたまにいますが、本当、これだけなんです。
リクルート:面白い人がいっぱいいるから。
世の中変えそうだから。
早くやめても恥ずかしくなさそうだから。
普通の日本の大企業と違って
うさんくさいから。
独立する力が
自分のままで生きられそうだから。
ここしか内定が出なかったから。
20代で1000万円もらえそうだから。
バンダイ:リクルートの同期が
マネジャーや編集長・副編集長になり始め、
劣等感を感じていたが、
自分がなりたいかというとそうでもなく。
会社がかっちりした空気になってきて
違和感を抱いて、会社をやめたくなったから。
同じ部署に
出木場さん(のちにHD社長、2年後輩)、
北村さん
(のちに事業会社リクルート社長、同期)がいて、
他に同期や近い期に出世頭がいて、
こいつらには勝てないと思い、
こいつらの隣にいたら
いつもお荷物扱いされると思ったから。
というか、ぶっちゃけ、こいつらと
比較されて査定の点数が決まるって
ヘルだぞと思ったから。
新卒でESで落ちたバンダイに入れるのは
ラッキーだと思ったから。
いまだに、社会現象を起こそうと思っているような、
夢を追っている人が多数いたから。
ガンダムも戦隊もライダーも好きだったから。
面白い人がたくさんいたから。
リクルートの早期退職制度にのっかりたかったから。
誘われたから。
ガンの検査の日にバンダイナムコ経営統合の話があり
運命を感じたから。
年収は下がったが考慮してくれたから。
クオリティ・オブ・ライフ(ベンチャー):
バンダイ時代に著者デビューをしたのだが、
大企業の組織の一員として
著者活動をすることの限界を感じたから。
社長を信頼していたから。
ベンチャーで働いてみたかったから。
著者としての活動を応援してくれるから。
年収は下がったが考慮してくれたから。
フリーランス&大学院:
言論活動に専念したかったから。
著者として一皮むけたかったから。
大学の先生になりたかったから。
私ご指名の仕事が増えて、
一人でもやっていけそうだったから。
自由にやらせてもらっていたが、
さすがにメンバーに申し訳ないなと思ったから。
一橋大学にしたのは、
母校で、知っている先生がいたから。
社会人特別枠があったから。
千葉商科大学:新設学部立ち上げという
なかなかない機会に恵まれたから。
自分が貢献できそうな大学、学部だったから。
厳かで、厳格なしきたりがあるタイプの
大学ではなかったから。
大学の専任教員になれる機会だったから。
当時の家から近かったから。
友人が勤めていて、安心できたから。
小岩寮時代に近くにあって、
親近感を抱いていたから。
学校に所属して
言論活動をしたかったから。
生活を安定させたかったから。
という感じです。
・・・もっとひどい話がでてくるかなと思いきや、
善良ですね。これが本音です。
というわけで、祖父江さんの
「田舎からでたかった」という話を聞いて、
もっと本音で語ればいいなと思った次第です。
はい。
最新作の
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/5028/XXXX
ですが・・・。
まだ重版にはいたっていないものの、
たくさんの方に手にとって頂いており。
感謝されております。
「自己責任グセをなくせ」
「50代は誰でも(?)コンサルタントになれる」
「エア移住、エア転職をする」
という話が特に支持されているようです。
60代の方からは「50代の答え合わせができた」と
ご評価頂いています。
これまでの常見の本よりも、煽りおさえめで
ナイスだと。
文体も「です、ます」でやさしい、と。
おかげさまで、取材依頼、講演依頼も続々です。
まだ手にとっていない方、
レビューを書いていない方はぜひ!
https://d.bmb.jp/9/1454/5029/XXXX
1月21日(火)の18時半より、
バウハウス六本木でイベント、
出版記念「信念会」を開催します。こちらもぜひ!
トークあり、音楽ありの楽しいイベントで、
しかも、参加者は
その日のバウハウスのミュージックチャージが
無料になるという神対応です。
皆さんのリクエストを反映しつつ
演奏しますよ。
音楽活動ですが、
1月11日(土)の19時より
私がプロデュースするクラブイベントが
新大久保ホットショットで開催されます。
私が20代のときに通っていたような、
カオスな空間、時間を再現します。
よろしくお願いします!
師走を楽しくすごしましょう!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/5030/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/5031/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
ラジオで大学生と考えた!(2)
地元で就職 学生のホンネは?
https://d.bmb.jp/9/1454/5032/XXXX
【受験生応援ライブ】
千葉商科大学准教授・常見陽平さん
「受けなきゃ受からない 大逆転合格の鉄則」
https://d.bmb.jp/9/1454/5033/XXXX
◆◆━━━━━━━━━
3.僕の音楽
━━━━━━━━━◆◆
【2024年の音楽生活
チケット2万円、ロックTシャツ8千円時代】
今年もあと20日である。
おっさん臭くて申し訳ないのだが、
年々、1年が終わるのが早くなっている気がする。
そうか、12月なのか。
娘との恒例行事、
「恵比寿のウェスティンホテルの
クリスマスツリー前で写真を撮る」を
完遂しなければ。
年越しのご馳走はどうしよう。
浅草の「蕎上人」の年越し蕎麦を
まず、注文しなくては。
2024年の音楽生活を振り返ってみよう。
なんせ、とにかく演奏した1年だった。
実に20年ぶりに「陽平祭」を開催し。
自分自身のバンドも出演し。
他、会社の同期に誘ってもらった
ブルーハーツトリビュートバンド、
墨田区時代の町内会バンドとライブが続き。
他にも、六本木のバウハウスを始め、
様々な小屋でセッションをし。
軽音楽部だった高校時代や、
会社の同僚とバンド活動をしていた20代を含め、
これだけステージに立ち、
そのためにスタジオに通ったのは
人生でも最多ではないか。
プレイヤーとしてはまだまだだが、
深くなっているとは思う。
元SEX MACHINEGUNSのHIMAWARIさん、
ラスベガスで活躍しているライアンと
セッションできたのは今年の感動の一つである。
5年以内にロックフェス、
70歳までに武道館、
その実現のために今日も弾こう。
そういえば、50歳記念、出版記念の
「勝負ベース」はまだ購入しておらず。
この手のものは「出会い」なので。
何度か、ほしい楽器とは出会ったが。
まだ出会っていないのだろう。
さて、どんなライブを観て、
どんな音源を聴いていたのだろう。
Googleカレンダーを1年分、
振り返ってみたのだが。
六本木のバウハウス、広尾のハバナ1950など、
ライブ演奏を楽しめる場所には
毎週のように行っていた。
ただ、途中から忙しくなり、
以前の頻度では行けなくなり。
さらに、ライブに行く絶対数が
減っていることに気づいた。
特に洋楽アーティストに行く機会が減り。
なんせ、
普通の席のチケットが1枚2万円台なので、
何度も行けるわけでもなく。
しかも、グッズもこれまで通りのクオリティの
ロックTシャツが8千円になってきたわけで。
ただ、「価格」というものは難しいもので。
円安の影響もあれば、
アーティストやスタッフの渡航費、
機材の運搬費用などもかさみ。
アーティストの儲けの柱が
ライブ、グッズとなっていることもあり。
さらに、本国での生活コストも上がっており。
日本国内の警備スタッフの時給も上がるわけで。
これでも、日本は世界に比べてチケット代は
実は安いのではないかという指摘もある。
そして・・・。
まだまだ実質賃金のアップは不十分
という声がある一方で、
儲かっている会社は賃上げが進んでおり。
2万円のチケットを安く感じる人もいる。
音楽ファンに言わせると
「もうアメリカに観に行くしかない
と思っていたから、渡航費を
考えると安い」という話で。
お金と時間さえあれば、
何度でも行きたくなるような、
来日ラッシュの年であり。
さらに国内アーティストも、
テーマ性の高いライブやツアーをした年だった。
いつも東京ドーム、
さいたまスーパーアリーナあたりでは
来日アーティストのライブが開かれており。
ブルーノ・マーズも、テイラー・スウィフトも、
エド・シーラン、デュア・リパなども
やってきたわけで。
ビリー・ジョエルもエリック・クラプトンも、
ディープ・パープルも、アイアン・メイデンも、
トム・ヨークも、TOTOもやってきた。
いや、あげるときりがないのだけど。
私はサミー・ヘイガーが
ヴァン・ヘイレン時代の曲を演奏する
有明アリーナのライブと、
昨日、ジューダス・プリーストの
Zepp KT Yokohamaに行ったのだが。
サミー・ヘイガーは、
まさに10代の頃に聴いていた曲だらけで。
感涙だった。
ジューダス・プリーストも
徹頭徹尾ヘビー・メタルで。
バンドロゴをあしらった
ライトがいい感じで。
映像の演出も素晴らしく。
選曲もベストで。
シンガーのロブ・ハルフォードが
バイクに乗って登場する演出は
伝統芸能なのだが。
美学を感じた。
ますます深く、熟成された世界だった。
まさに2万円だったのだが
これをこの規模の会場で
これだけの演出で観られるなら
まあ、いいかな、とも思ったり。
うん、よく海外のアーティスト、
特に昔、聴いていたアーティストが
来日するたびに「まだやっているの?」
「声でるの?」「メンバーが当時と違う」
「でも、もうこれが最後かも?」
「でも、これが最後かも商法で、
また来るんでしょ?」
という声があがるわけだが。
音楽は、その日、その瞬間にしかないわけで。
自分自身も健康、時間、金銭など
様々な理由でもう行けないかもしれないわけで。
トム・ヨーク、ビリー・ジョエル、
アイアン・メイデンに行かなかったことを
後悔しており。勇気が必要だ。
振り返ってみると、
トリビュートバンドのライブにも
よく通った年だった。
愛を感じ、分かち合う空間、時間なのだ。
EXシアター六本木やクラブチッタ川崎の
イベントが愛にあふれていて、秀逸だった。
さて、どんな音楽を聴いていたのだろう。
今年の新譜を思い出せない。
いや、Apple Musicで、
新譜をかなりチェックしたのだが。
音楽を消費しているなあと思ったり。
若い頃、聴いていたプライマル・スクリームも
アンダーワールドもレニー・クラヴィッツも
新譜をリリースしているのに。
丁寧に音楽を聴かなくては。と言いつつ、
いつも仕事中には
坂本龍一をかけている自分がいる。
マンネリ化してしまうのだよな。
というわけで、来年は演奏の質をあげつつ。
なんとか、その瞬間にしか存在しない
生の音を聴く機会を増やさなくちゃ。
そして、丁寧に音楽を聴かなくちゃ。
スマホをおいて、本も読まず、
集中して音を聴く時間をつくりますかね。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/5034/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
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進学も就職も、
志望理由のぶっちゃけ話をききたい
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◇ラジオで大学生と考えた!(2)
地元で就職 学生のホンネは?
◇【受験生応援ライブ】
「受けなきゃ受からない 大逆転合格の鉄則」
3.僕の音楽
2024年の音楽生活
チケット2万円、ロックTシャツ8000円時代
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【進学も就職も、
志望理由のぶっちゃけ話をききたい】
訃報が相次いでおり。
タレント中山美穂さん、社会学者打越正行さんの
突然の悲しいお知らせに驚き。
御冥福をお祈りします。
「世界中の誰よりきっと」とか岩井俊二作品とか
色々語られますけど、私にとっては
『毎度おさわがせします』
『セーラー服反逆同盟』
『ビー・バップ・ハイスクール』
の中山美穂で。
地元の中学にいる、
ちょっとワルくて、セクシーなお姉様
が第一印象で。
いつの間にか、大俳優に。
そして、学生の卒論指導で
打越先生の優れた研究を
フィールドワークのまとめ方の
参考にと、共有したところでした。
Requiescat in pace.
・・・RIPってラテン語なんですよね。
さて。
先日の「文化系トークラジオLife」のイベントが
大変に楽しく。
TBSラジオの長谷川裕さん、
作家の海猫沢めろん先生と、私の
「50歳同級生トリオ」でお届けし。
なんせ、長谷川さんが
人前で赤裸々に語っているのがナイスで。
あっという間の2時間だったわけですが。
その席で、TBSラジオを最近退職し、
独立した橋本吉史さんの話題が出て。
通称橋Pですね。
RHYMESTER宇多丸さんとか、
ジェーン・スーさんのラジオ番組を
仕掛けた人ですね。
彼、一橋大学プロレス研究会の後輩なんですよ。
在学期間はかぶっていないのですが、
彼が学生だった頃に
もう社会人になっていた私は
よく飯をおごりつつ、
遊んだなあと。
あぁ、マッドカプセルマーケッツや
ガスタンクのライブ行ったなぁとか、
恵比寿のMILKに行ったなぁとか、
その後、リクルートの同期女性が
先輩と同棲していたマンションに
一緒に遊びに行って朝までだったなぁとか。
そうそう、高校の同級生の
披露宴で、プロレスを披露して
もらったこともあったなぁ・・・。
なぜか、披露宴で
瓦割りという
縁起の悪いパフォーマンスを
しようとするが、
夫婦の絆で「割れない」
というネタを披露したのですが。
・・・その夫婦はご離婚されました。
やっぱりプロレスが悪かったのか?
彼の対戦相手は
その後、富士通の部長になりました。
ふと彼のことを思い出し。
最近、聴いていなかった
一橋大学の公式Podcast配信番組
「一橋大学は出たけれど」をチェックし。
Podcast配信番組「一橋大学は出たけれど」
https://d.bmb.jp/9/1454/5027/XXXX
大学卒業と同時にアルバイト先の
スナックを継いだ坂根千里さん、
テレビ東京のドラマプロデューサー
祖父江里奈さん(・・・この方が学生時代に、
私、一橋のゲスト講義か、
バンダイの会社説明会などで会っているかも)の
回を聴いたのですが、ぶっちゃけ話だらけ、
一橋卒業生にしか響かないニッチで
熱い話でナイスでした。
よく行っていた店とか、アルバイト先とか
校舎のどのあたりで活動していたとか。
その中で、祖父江さんの
一橋大学社会学部志望理由がナイスで。
「どうしても岐阜をでたかった」という。
当時、地方、よりストレートに言うと
田舎から出るキッカケは
大学進学くらいしかなかったと。
Googleマップで検索すると
緑だらけのこの街を出る、と。
ナイスだなあ、と。
私、小学校低学年の頃から
「内地の大学に行く」と公言していて。
よく、母、祖母に
「東京に出て、一人暮らしして
そのアパートを売って、何かを始める」
と夕飯の席で熱弁を振るっていて。
「そのアパートは売れないでしょう」
と突っ込まれていました。
いや、実際はマンション買って
売ったので、一部はそのとおりの
人生になっているのですけどね。
小学校高学年で一橋大学と出会い。
中学のときには中でも社会学部に
行きたいなと決めていたのですが。
社会学を学びたい、その上で
ジャーナリストか社会学者か作家に
なりたいというのは、
これまた10代前半からブレなかったわけですが。
それも、本音なのですが。
あと、二次試験に古文・漢文がなくて、
社会を「倫理・政治・経済」で
受けられるのもポイントでした。はい。
東大でも北大でもないというのも
ポイントでした。
東大的な何かが苦手だったのです。
北大は、家族も含めて、みんなが行くので。
地元の神童、エリートで終わりたくなかったのです。
・・・読者の10%くらいがカチンときそうな一文ですね。
「内地に行って、東京に出て、
一人暮らしをしたい」というのが
大きな理由だったのですよね。
「ハイスクールを出た奴らは
次の朝バッグを抱えて出ていく」という
浜田省吾の「MONEY」的世界観だったのです。
はい。
ちなみに、浜田省吾の「MONEY」は
私がまだ童貞だった小学校の頃に
近所のスキー場で有線で聞いた曲で。
同級生太田君の家で
小2のときに読んだエロ本などと同様、
私の大人の扉を開いてくれた作品で。
「純白のメルセデス プール付きのマンション
最高の女とベッドでドン・ペリニヨン」
という歌詞にやられました。
一応、今、BMWに乗っており、
きれいな夜景を見ることができる一軒家、
妻子と川の字になって、
いろはすを飲むところまでは達成しましたが、
まだまだです。
さらに、何度でも弄り倒しますが。
リクルート名古屋支社の下戸の先輩が
無理して宴会でお酒を飲んだときの一言、
「ドンペリって、
シャンパンみたいな味がするなあ」
という一言が忘れられません。はい。
名古屋大学を卒業しても、
トップ営業として何度も表彰されても
絶世の美女と言われた同僚と結婚しても、
世の中、こんなものなのです。
話は戻ります。
起業家やアーティストや作家の
インタビューなんかもそうで。
セルフブランディングそのものですけど。
なんでもかんでも美化されるわけですよ。
あるいは盛られたり、捏造されたり、と。
本当は、ごく普通に
売れている歌謡曲を聴いているだけなのに、
「姉が聴いていたビートルズに衝撃を受けた」
「父がレッド・ツェッペリンのファンで~」とか、
語るなよと思ったりするわけです。
実際は、普通にテレビやラジオでかかっている
ヒット曲に影響を受けたりしたわけですよ。
「会社で働いていて、物足りなさを感じた」
とか語る起業家がいるわけですが。
「お前、ついていけなかっただけだろう」
「浮いていただけだろう」
ということはよくあるわけですよ。
意識高い系ウォッチャーの私としては、
人の盛っているプロフィールが
気になってしょうがないわけです。
いや、もちろん、
推薦・AO入試の願書や面接、
就活のESや面接などでは、
きれいな志望理由を語るんでしょうよ。
ただ、その本音にこそ、参考になる何かが
あるのではないかと思うわけです。はい。
参考までに、私の進学、就職のぶっちゃけ話です。
札幌南高校:私服で通えるから。
自由な高校だから。
音楽活動ができるから。
都心にあって、帰りに遊べるから。
定期券で都心に行けるから。
面白い人がいそうだから。
一橋大学に毎年、数名は受かるから。
一橋大学社会学部:内地の、東京の大学だから。
一人暮らしをしたいから。
東大でも北大でもないから。
たまに変な人が卒業しているから。
国公立で学費が安そうだったから。
社会学を学びたいから。
労働社会学とメディア論を学びたいから。
ジャーナリスト、社会学者、
作家になれそうだから。
センター試験のウェイトが低く、
二次試験の国語に古文・漢文がなく、
社会を倫理・政治・経済で
受けることができたから。
一橋大学商学部(転学部):
竹内弘高ゼミに入りたいから。
※よく看板学部の学歴が欲しかったんだろう
学歴ロンダリングだと絡んでくるやつが
ごくたまにいますが、本当、これだけなんです。
リクルート:面白い人がいっぱいいるから。
世の中変えそうだから。
早くやめても恥ずかしくなさそうだから。
普通の日本の大企業と違って
うさんくさいから。
独立する力が
自分のままで生きられそうだから。
ここしか内定が出なかったから。
20代で1000万円もらえそうだから。
バンダイ:リクルートの同期が
マネジャーや編集長・副編集長になり始め、
劣等感を感じていたが、
自分がなりたいかというとそうでもなく。
会社がかっちりした空気になってきて
違和感を抱いて、会社をやめたくなったから。
同じ部署に
出木場さん(のちにHD社長、2年後輩)、
北村さん
(のちに事業会社リクルート社長、同期)がいて、
他に同期や近い期に出世頭がいて、
こいつらには勝てないと思い、
こいつらの隣にいたら
いつもお荷物扱いされると思ったから。
というか、ぶっちゃけ、こいつらと
比較されて査定の点数が決まるって
ヘルだぞと思ったから。
新卒でESで落ちたバンダイに入れるのは
ラッキーだと思ったから。
いまだに、社会現象を起こそうと思っているような、
夢を追っている人が多数いたから。
ガンダムも戦隊もライダーも好きだったから。
面白い人がたくさんいたから。
リクルートの早期退職制度にのっかりたかったから。
誘われたから。
ガンの検査の日にバンダイナムコ経営統合の話があり
運命を感じたから。
年収は下がったが考慮してくれたから。
クオリティ・オブ・ライフ(ベンチャー):
バンダイ時代に著者デビューをしたのだが、
大企業の組織の一員として
著者活動をすることの限界を感じたから。
社長を信頼していたから。
ベンチャーで働いてみたかったから。
著者としての活動を応援してくれるから。
年収は下がったが考慮してくれたから。
フリーランス&大学院:
言論活動に専念したかったから。
著者として一皮むけたかったから。
大学の先生になりたかったから。
私ご指名の仕事が増えて、
一人でもやっていけそうだったから。
自由にやらせてもらっていたが、
さすがにメンバーに申し訳ないなと思ったから。
一橋大学にしたのは、
母校で、知っている先生がいたから。
社会人特別枠があったから。
千葉商科大学:新設学部立ち上げという
なかなかない機会に恵まれたから。
自分が貢献できそうな大学、学部だったから。
厳かで、厳格なしきたりがあるタイプの
大学ではなかったから。
大学の専任教員になれる機会だったから。
当時の家から近かったから。
友人が勤めていて、安心できたから。
小岩寮時代に近くにあって、
親近感を抱いていたから。
学校に所属して
言論活動をしたかったから。
生活を安定させたかったから。
という感じです。
・・・もっとひどい話がでてくるかなと思いきや、
善良ですね。これが本音です。
というわけで、祖父江さんの
「田舎からでたかった」という話を聞いて、
もっと本音で語ればいいなと思った次第です。
はい。
最新作の
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/5028/XXXX
ですが・・・。
まだ重版にはいたっていないものの、
たくさんの方に手にとって頂いており。
感謝されております。
「自己責任グセをなくせ」
「50代は誰でも(?)コンサルタントになれる」
「エア移住、エア転職をする」
という話が特に支持されているようです。
60代の方からは「50代の答え合わせができた」と
ご評価頂いています。
これまでの常見の本よりも、煽りおさえめで
ナイスだと。
文体も「です、ます」でやさしい、と。
おかげさまで、取材依頼、講演依頼も続々です。
まだ手にとっていない方、
レビューを書いていない方はぜひ!
https://d.bmb.jp/9/1454/5029/XXXX
1月21日(火)の18時半より、
バウハウス六本木でイベント、
出版記念「信念会」を開催します。こちらもぜひ!
トークあり、音楽ありの楽しいイベントで、
しかも、参加者は
その日のバウハウスのミュージックチャージが
無料になるという神対応です。
皆さんのリクエストを反映しつつ
演奏しますよ。
音楽活動ですが、
1月11日(土)の19時より
私がプロデュースするクラブイベントが
新大久保ホットショットで開催されます。
私が20代のときに通っていたような、
カオスな空間、時間を再現します。
よろしくお願いします!
師走を楽しくすごしましょう!
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朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/5030/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/5031/XXXX
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2.記事傑作選
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ラジオで大学生と考えた!(2)
地元で就職 学生のホンネは?
https://d.bmb.jp/9/1454/5032/XXXX
【受験生応援ライブ】
千葉商科大学准教授・常見陽平さん
「受けなきゃ受からない 大逆転合格の鉄則」
https://d.bmb.jp/9/1454/5033/XXXX
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3.僕の音楽
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【2024年の音楽生活
チケット2万円、ロックTシャツ8千円時代】
今年もあと20日である。
おっさん臭くて申し訳ないのだが、
年々、1年が終わるのが早くなっている気がする。
そうか、12月なのか。
娘との恒例行事、
「恵比寿のウェスティンホテルの
クリスマスツリー前で写真を撮る」を
完遂しなければ。
年越しのご馳走はどうしよう。
浅草の「蕎上人」の年越し蕎麦を
まず、注文しなくては。
2024年の音楽生活を振り返ってみよう。
なんせ、とにかく演奏した1年だった。
実に20年ぶりに「陽平祭」を開催し。
自分自身のバンドも出演し。
他、会社の同期に誘ってもらった
ブルーハーツトリビュートバンド、
墨田区時代の町内会バンドとライブが続き。
他にも、六本木のバウハウスを始め、
様々な小屋でセッションをし。
軽音楽部だった高校時代や、
会社の同僚とバンド活動をしていた20代を含め、
これだけステージに立ち、
そのためにスタジオに通ったのは
人生でも最多ではないか。
プレイヤーとしてはまだまだだが、
深くなっているとは思う。
元SEX MACHINEGUNSのHIMAWARIさん、
ラスベガスで活躍しているライアンと
セッションできたのは今年の感動の一つである。
5年以内にロックフェス、
70歳までに武道館、
その実現のために今日も弾こう。
そういえば、50歳記念、出版記念の
「勝負ベース」はまだ購入しておらず。
この手のものは「出会い」なので。
何度か、ほしい楽器とは出会ったが。
まだ出会っていないのだろう。
さて、どんなライブを観て、
どんな音源を聴いていたのだろう。
Googleカレンダーを1年分、
振り返ってみたのだが。
六本木のバウハウス、広尾のハバナ1950など、
ライブ演奏を楽しめる場所には
毎週のように行っていた。
ただ、途中から忙しくなり、
以前の頻度では行けなくなり。
さらに、ライブに行く絶対数が
減っていることに気づいた。
特に洋楽アーティストに行く機会が減り。
なんせ、
普通の席のチケットが1枚2万円台なので、
何度も行けるわけでもなく。
しかも、グッズもこれまで通りのクオリティの
ロックTシャツが8千円になってきたわけで。
ただ、「価格」というものは難しいもので。
円安の影響もあれば、
アーティストやスタッフの渡航費、
機材の運搬費用などもかさみ。
アーティストの儲けの柱が
ライブ、グッズとなっていることもあり。
さらに、本国での生活コストも上がっており。
日本国内の警備スタッフの時給も上がるわけで。
これでも、日本は世界に比べてチケット代は
実は安いのではないかという指摘もある。
そして・・・。
まだまだ実質賃金のアップは不十分
という声がある一方で、
儲かっている会社は賃上げが進んでおり。
2万円のチケットを安く感じる人もいる。
音楽ファンに言わせると
「もうアメリカに観に行くしかない
と思っていたから、渡航費を
考えると安い」という話で。
お金と時間さえあれば、
何度でも行きたくなるような、
来日ラッシュの年であり。
さらに国内アーティストも、
テーマ性の高いライブやツアーをした年だった。
いつも東京ドーム、
さいたまスーパーアリーナあたりでは
来日アーティストのライブが開かれており。
ブルーノ・マーズも、テイラー・スウィフトも、
エド・シーラン、デュア・リパなども
やってきたわけで。
ビリー・ジョエルもエリック・クラプトンも、
ディープ・パープルも、アイアン・メイデンも、
トム・ヨークも、TOTOもやってきた。
いや、あげるときりがないのだけど。
私はサミー・ヘイガーが
ヴァン・ヘイレン時代の曲を演奏する
有明アリーナのライブと、
昨日、ジューダス・プリーストの
Zepp KT Yokohamaに行ったのだが。
サミー・ヘイガーは、
まさに10代の頃に聴いていた曲だらけで。
感涙だった。
ジューダス・プリーストも
徹頭徹尾ヘビー・メタルで。
バンドロゴをあしらった
ライトがいい感じで。
映像の演出も素晴らしく。
選曲もベストで。
シンガーのロブ・ハルフォードが
バイクに乗って登場する演出は
伝統芸能なのだが。
美学を感じた。
ますます深く、熟成された世界だった。
まさに2万円だったのだが
これをこの規模の会場で
これだけの演出で観られるなら
まあ、いいかな、とも思ったり。
うん、よく海外のアーティスト、
特に昔、聴いていたアーティストが
来日するたびに「まだやっているの?」
「声でるの?」「メンバーが当時と違う」
「でも、もうこれが最後かも?」
「でも、これが最後かも商法で、
また来るんでしょ?」
という声があがるわけだが。
音楽は、その日、その瞬間にしかないわけで。
自分自身も健康、時間、金銭など
様々な理由でもう行けないかもしれないわけで。
トム・ヨーク、ビリー・ジョエル、
アイアン・メイデンに行かなかったことを
後悔しており。勇気が必要だ。
振り返ってみると、
トリビュートバンドのライブにも
よく通った年だった。
愛を感じ、分かち合う空間、時間なのだ。
EXシアター六本木やクラブチッタ川崎の
イベントが愛にあふれていて、秀逸だった。
さて、どんな音楽を聴いていたのだろう。
今年の新譜を思い出せない。
いや、Apple Musicで、
新譜をかなりチェックしたのだが。
音楽を消費しているなあと思ったり。
若い頃、聴いていたプライマル・スクリームも
アンダーワールドもレニー・クラヴィッツも
新譜をリリースしているのに。
丁寧に音楽を聴かなくては。と言いつつ、
いつも仕事中には
坂本龍一をかけている自分がいる。
マンネリ化してしまうのだよな。
というわけで、来年は演奏の質をあげつつ。
なんとか、その瞬間にしか存在しない
生の音を聴く機会を増やさなくちゃ。
そして、丁寧に音楽を聴かなくちゃ。
スマホをおいて、本も読まず、
集中して音を聴く時間をつくりますかね。
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皆さんからの人生相談メールを
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件名に『人生相談』とご記入の上、
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