常見陽平メルマガ『陽平界通信』第327号 〇〇以前/就職氷河期世代と平成カルチャー
2025/02/26 (Wed) 07:39
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◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第327号
◆◆ 2025.2.26 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、
名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
送信しております。
配信停止を希望される方は、文末のURLから
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
「◯◯以前」を考える
2.記事傑作選
◇自己責任グセを突破せよ
50代のための「エア転職」「中の上理論」
◇ダイバーシティニュース「社会」
3.常に見テイル これが気ニナル
就職氷河期世代問題と平成カルチャー
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「◯◯以前」を考える】
そういえば、松永真理さんと
働いていた時期がありました。
iモードの仕掛け人ですね。
若い読者は、iモードって何って話ですね。
真理さんはリクルートの先輩なのですが、
私が入社した97年に退職しており。
部署も違い、当時は接点がなく。
バンダイに移ったときに、社外取締役で。
採用活動の件などで相談にのって頂き。
私の仕事も褒めて頂き。
退職する際も時間をつくってくれました。
なんせ、歴代の就職ジャーナルや
とらばーゆ編集長の一人であり。
そして、iモードをつくった人の
一人として知られているわけですが。
そんな彼女の著書に、ベストセラーとなった
『iモード事件』(角川書店)
というものがあるのですが。
その姉妹書に、『iモード以前』(岩波書店)
というものがあるのです。
まさに、iモードの松永真理になる前、
リクルート時代のことを書いた本ですね。
いま、手元にないのですが、
たしか、買って読んだような。
いま、Amazonのページを開いたのですが
「いったいどうして、いつの間に、
私は働き者になってしまったのだろう?」
というフレーズを覚えており。
この◯◯以前という言い回しを
ふと思い出すことが何度もある1週間でした。
先日、ブラック企業、貧困問題などに立ち向かう
NPO、POSSEのイベントにお呼ばれし。
その際に、私とPOSSEの最初の接点だった
雑誌POSSE編集長だった坂倉昇平さんや、他の方から
「常見さんは『ブラック企業』以前からの
お付き合いですね」という話になり。
そう、なんせPOSSEは
今野晴貴さんの『ブラック企業』(文春新書)で
ブレークしたわけですが。
その前のPOSSEを知っている人だと。
実は今野晴貴さんとちゃんとお会いしたのは、
坂倉さんと会ってから2年後なのですよね。
2012年に私が大学院に進学し。
その頃、坂倉さん経由で、
仙台での被災者の就労支援に
協力してくれないかという打診があり。
毎月のように仙台に出かけ、
求職者と面談をしたり、
セミナーやワークショップをする日々でした。
その頃、今野晴貴さんは『ブラック企業』を、
私は『僕たちはガンダムのジムである』
(ヴィレッジブックス 文庫は日経BP社)を
準備している頃で。
ブラック企業以前であり、
僕ジム以前だったわけです。
あの頃、議論していたブラック企業関連の問題や、
その解決策は具体化、さらには
政策化したものもあり。
まさに「前夜」を過ごしたわけです。
なお、いまのPOSSEも
新進気鋭の社会運動家であり、
論者である一橋の大学院生、
20代の岩本菜々さんを中心に、
若いメンバーが充実しており。
労働だけでなく、貧困対策などに
活動がシフトしており。今後も注目です。
「生存を否定する社会に抗う」
という岩本さんのメッセージを支持します。
先日、江別の蔦屋書店で開催された
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/5538/XXXX
の出版記念イベントもそんな感じで。
著者デビュー以前の、
札幌時代の仲間に企画、運営に関わって頂き。
高校つながりを中心に多数の友人が集まり。
しかも、
登壇者の一人は高校の同級生のお子さんで。
江別市在住の北大生でした。感無量です。
彼も札幌南出身で。
2018年に私が母校で講演した際に
参加していたのですよね。
江別の蔦屋書店の20代カリスマ書店員と、
現役北大生と、
高校の同級生愛さんの司会のもとで語り合い。
ジェネレーション・ギャップが可視化されつつ、
50代はどう生きるか、50代とどう向き合うか、
ヒントが見える企画でした。
上京前、著者デビュー前の友人たちに、
著者デビュー後の私を伝えられて感激です。
インスタライブのアーカイブがございますので、
ぜひ、ご覧ください。
https://d.bmb.jp/9/1454/5539/XXXX
この江別蔦屋書店、ナイスなのですよ。
いつも代官山の蔦屋書店に行く機会が
多い私ですが、さらに大きく。
天井も高く、本も多く。
衣食住に関する「いいもの」を扱っており。
フードコートもオシャレかつ、
珍しいものがいっぱいで。
実際、全国の蔦屋書店の中でも
トップクラスの客単価だそうで。
お店にふらりとやってきたくなりますし、
購買率が85%と。
つまり、買ってみたくなるという。
札幌や岩見沢からやってくる方の
比率も高いとか。また行きたいです。
来期の準備で大忙しですし、
ライブも3本あるわけですが、楽しくいきます。
最新作、よろしくお願いします!
この本関連の
インタビュー、ラジオ出演など
増えましたよ。
レビューも19本。
皆さんもぜひ。
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/5540/XXXX
3月29日(土)は
KAWASAKI ROCK JAM 2025!
https://d.bmb.jp/9/1454/5541/XXXX
出番が決まり、
12時半から出演ということになりました。
学生は学生証提示で入場無料です
(なお、卒業式を迎えている方は通常料金です)。
クラブチッタのステージでお会いしましょう!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/5542/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/5543/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
朝日新聞デジタル
自己責任グセを突破せよ
50代のための「エア転職」「中の上理論」
https://d.bmb.jp/9/1454/5544/XXXX
茨城放送 Lucky FM
ダイバーシティニュース「社会」
https://d.bmb.jp/9/1454/5545/XXXX
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3.常に見テイル これが気ニナル
━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【就職氷河期世代問題と平成カルチャー】
就職氷河期世代に関する諸問題について
コメントを求められる機会が増えた。
先日、BSフジのプライムニュースに
片山さつき氏、玉木雄一郎氏と出演したのだが、
大反響で、再生回数は16万回を超えており、
同番組のアーカイブの中でも
高い数字を叩きだしている。
https://d.bmb.jp/9/1454/5546/XXXX
この件は、他局の様々な番組にも
影響を与えているようで。
このテーマの特集が増えているようだ。
関連して、
コメントを求められることも多いのだが。
残念ながら、「就職氷河期世代」を
一緒くたに、雑に論じるものも散見される。
あたかも、この世代の多くが
いまだに仕事に就けず、
困窮した生活を送っているかのような
印象を与える番組、記事も散見される。
たしかに、生活が「困窮」するレベルで
不安定な層もいるが、一方、男性を中心に
多くの人は正社員として
就職しているのもまた事実である。
約2000万人いる就職氷河期世代の収入が
他の世代よりも低いことも話題になるが、
人材マネジメントの変化、非正規雇用比率などと
セットで議論しなければ、解像度は高まらない。
そして、雑な捉え方が、この年齢層の
「負け組意識」「自己責任グセ」を
加速させていないか。
取材対応のときによく触れるのだが
(そして、たいていは
記事からも番組からも落ちるのだが)、
雇用・労働においては悲惨なことも多々あったが、
カルチャーは元気だった。
楽しいこともたくさんあった。
これもまた忘れてはいけない事実ではないか。
平成カルチャーを再評価する
ムーブメントに注目している。
悲惨な空気を吹き飛ばすエネルギーが
そこにはあった。
音楽もファッションもプロレスも格闘技も
(途中、紆余曲折、浮き沈みはありつつも)
元気だった。
東京ドームでのイベントが
普通に行われるようになり。
いまの推し活の原型のようなものもあった。
この平成の、マイナスをプラスにしようとする
エネルギーが伝播し。
ダサカッコイイものとして
再評価された動きもあった。
DA PUMPの再ブレイクや、
バレンシアガのファッションに漂う
平成日本テイストなどに私はその影響を見ている。
というわけで、雑な就職氷河期世代論も
「失われた時代」という表現をのりこえ、
あの中にあった光を再評価したい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/5547/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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1.巻頭言
「◯◯以前」を考える
2.記事傑作選
◇自己責任グセを突破せよ
50代のための「エア転職」「中の上理論」
◇ダイバーシティニュース「社会」
3.常に見テイル これが気ニナル
就職氷河期世代問題と平成カルチャー
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1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「◯◯以前」を考える】
そういえば、松永真理さんと
働いていた時期がありました。
iモードの仕掛け人ですね。
若い読者は、iモードって何って話ですね。
真理さんはリクルートの先輩なのですが、
私が入社した97年に退職しており。
部署も違い、当時は接点がなく。
バンダイに移ったときに、社外取締役で。
採用活動の件などで相談にのって頂き。
私の仕事も褒めて頂き。
退職する際も時間をつくってくれました。
なんせ、歴代の就職ジャーナルや
とらばーゆ編集長の一人であり。
そして、iモードをつくった人の
一人として知られているわけですが。
そんな彼女の著書に、ベストセラーとなった
『iモード事件』(角川書店)
というものがあるのですが。
その姉妹書に、『iモード以前』(岩波書店)
というものがあるのです。
まさに、iモードの松永真理になる前、
リクルート時代のことを書いた本ですね。
いま、手元にないのですが、
たしか、買って読んだような。
いま、Amazonのページを開いたのですが
「いったいどうして、いつの間に、
私は働き者になってしまったのだろう?」
というフレーズを覚えており。
この◯◯以前という言い回しを
ふと思い出すことが何度もある1週間でした。
先日、ブラック企業、貧困問題などに立ち向かう
NPO、POSSEのイベントにお呼ばれし。
その際に、私とPOSSEの最初の接点だった
雑誌POSSE編集長だった坂倉昇平さんや、他の方から
「常見さんは『ブラック企業』以前からの
お付き合いですね」という話になり。
そう、なんせPOSSEは
今野晴貴さんの『ブラック企業』(文春新書)で
ブレークしたわけですが。
その前のPOSSEを知っている人だと。
実は今野晴貴さんとちゃんとお会いしたのは、
坂倉さんと会ってから2年後なのですよね。
2012年に私が大学院に進学し。
その頃、坂倉さん経由で、
仙台での被災者の就労支援に
協力してくれないかという打診があり。
毎月のように仙台に出かけ、
求職者と面談をしたり、
セミナーやワークショップをする日々でした。
その頃、今野晴貴さんは『ブラック企業』を、
私は『僕たちはガンダムのジムである』
(ヴィレッジブックス 文庫は日経BP社)を
準備している頃で。
ブラック企業以前であり、
僕ジム以前だったわけです。
あの頃、議論していたブラック企業関連の問題や、
その解決策は具体化、さらには
政策化したものもあり。
まさに「前夜」を過ごしたわけです。
なお、いまのPOSSEも
新進気鋭の社会運動家であり、
論者である一橋の大学院生、
20代の岩本菜々さんを中心に、
若いメンバーが充実しており。
労働だけでなく、貧困対策などに
活動がシフトしており。今後も注目です。
「生存を否定する社会に抗う」
という岩本さんのメッセージを支持します。
先日、江別の蔦屋書店で開催された
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/5538/XXXX
の出版記念イベントもそんな感じで。
著者デビュー以前の、
札幌時代の仲間に企画、運営に関わって頂き。
高校つながりを中心に多数の友人が集まり。
しかも、
登壇者の一人は高校の同級生のお子さんで。
江別市在住の北大生でした。感無量です。
彼も札幌南出身で。
2018年に私が母校で講演した際に
参加していたのですよね。
江別の蔦屋書店の20代カリスマ書店員と、
現役北大生と、
高校の同級生愛さんの司会のもとで語り合い。
ジェネレーション・ギャップが可視化されつつ、
50代はどう生きるか、50代とどう向き合うか、
ヒントが見える企画でした。
上京前、著者デビュー前の友人たちに、
著者デビュー後の私を伝えられて感激です。
インスタライブのアーカイブがございますので、
ぜひ、ご覧ください。
https://d.bmb.jp/9/1454/5539/XXXX
この江別蔦屋書店、ナイスなのですよ。
いつも代官山の蔦屋書店に行く機会が
多い私ですが、さらに大きく。
天井も高く、本も多く。
衣食住に関する「いいもの」を扱っており。
フードコートもオシャレかつ、
珍しいものがいっぱいで。
実際、全国の蔦屋書店の中でも
トップクラスの客単価だそうで。
お店にふらりとやってきたくなりますし、
購買率が85%と。
つまり、買ってみたくなるという。
札幌や岩見沢からやってくる方の
比率も高いとか。また行きたいです。
来期の準備で大忙しですし、
ライブも3本あるわけですが、楽しくいきます。
最新作、よろしくお願いします!
この本関連の
インタビュー、ラジオ出演など
増えましたよ。
レビューも19本。
皆さんもぜひ。
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/5540/XXXX
3月29日(土)は
KAWASAKI ROCK JAM 2025!
https://d.bmb.jp/9/1454/5541/XXXX
出番が決まり、
12時半から出演ということになりました。
学生は学生証提示で入場無料です
(なお、卒業式を迎えている方は通常料金です)。
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ダイバーシティニュース「社会」
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【就職氷河期世代問題と平成カルチャー】
就職氷河期世代に関する諸問題について
コメントを求められる機会が増えた。
先日、BSフジのプライムニュースに
片山さつき氏、玉木雄一郎氏と出演したのだが、
大反響で、再生回数は16万回を超えており、
同番組のアーカイブの中でも
高い数字を叩きだしている。
https://d.bmb.jp/9/1454/5546/XXXX
この件は、他局の様々な番組にも
影響を与えているようで。
このテーマの特集が増えているようだ。
関連して、
コメントを求められることも多いのだが。
残念ながら、「就職氷河期世代」を
一緒くたに、雑に論じるものも散見される。
あたかも、この世代の多くが
いまだに仕事に就けず、
困窮した生活を送っているかのような
印象を与える番組、記事も散見される。
たしかに、生活が「困窮」するレベルで
不安定な層もいるが、一方、男性を中心に
多くの人は正社員として
就職しているのもまた事実である。
約2000万人いる就職氷河期世代の収入が
他の世代よりも低いことも話題になるが、
人材マネジメントの変化、非正規雇用比率などと
セットで議論しなければ、解像度は高まらない。
そして、雑な捉え方が、この年齢層の
「負け組意識」「自己責任グセ」を
加速させていないか。
取材対応のときによく触れるのだが
(そして、たいていは
記事からも番組からも落ちるのだが)、
雇用・労働においては悲惨なことも多々あったが、
カルチャーは元気だった。
楽しいこともたくさんあった。
これもまた忘れてはいけない事実ではないか。
平成カルチャーを再評価する
ムーブメントに注目している。
悲惨な空気を吹き飛ばすエネルギーが
そこにはあった。
音楽もファッションもプロレスも格闘技も
(途中、紆余曲折、浮き沈みはありつつも)
元気だった。
東京ドームでのイベントが
普通に行われるようになり。
いまの推し活の原型のようなものもあった。
この平成の、マイナスをプラスにしようとする
エネルギーが伝播し。
ダサカッコイイものとして
再評価された動きもあった。
DA PUMPの再ブレイクや、
バレンシアガのファッションに漂う
平成日本テイストなどに私はその影響を見ている。
というわけで、雑な就職氷河期世代論も
「失われた時代」という表現をのりこえ、
あの中にあった光を再評価したい。
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皆さんからの人生相談メールを
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件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
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