常見陽平メルマガ『陽平界通信』第372号 「若くして活躍できる」会社は「いい会社」なのか問題/人生相談大特集!
2026/01/14 (Wed) 07:29
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第372号
◆◆ 2026.1.14 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
「若手が活躍できる会社」は
「よい会社」なのか問題
2.記事傑作選
◇研究者2人に聞く 就職氷河期世代の現在地
◇「売る」ということについて、
棚橋弘至と先輩たちから学んだこと
◇成人式報道を考える
◇ジョジョの奇妙な冒険をセットで迷わず買えよ
◇あえてネガティヴ視点を提示し、
意見を引き出す方法
◇正義同士ではなく、悪同士の闘いの時代
3.人生相談バカ一代
仕事術、キャリア、恋愛・・・。
最近、受けた相談たちより。
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「若手が活躍できる会社」は
「よい会社」なのか問題】
久米宏さんが亡くなりました。
「久米宏ラジオなんですけど」に2回、電話出演し。
軽妙なトークで私のコメントをいじってくれました。
実は私、「ニュースステーション」をほぼ見ていません。
私にとっての久米さんは「ザ・ベストテン」と
「TVスクランブル」でした。
中でも、「久米宏のTVスクランブル」は、
面白おかしく、政治家などをいじりつつ
ニュースを伝えるもので。
小学校低学年の頃に視聴したこの番組は
私の芸風に大きな影響を与えています。
実は昨日、朝日新聞コメントプラスで
1~3位を常見が独占し、さらにトップテンに
他のコメントも入るという
麻雀に例えると(・・・ルールがわからず
TVゲームの麻雀しかやったことがありませんが)
混一色状態を実現したのですけど。
ここでの芸風の3割くらいは
久米さんの影響です。
合掌。
さて。
約20年前、バンダイで採用担当をしていた頃、
学生への訴求ポイントは
「若いうちから活躍できる」ことでした。
たしかに、入社して数年の若手が
企画した商品が大ヒットした例はありましたし、
営業担当として大活躍した人は何人もいます。
若くして抜擢された人もいました。
↓そうそう数年前に、バンダイ、三井物産、
野村證券、富士通、サントリーの
若手エースに登場してもらった
東洋経済オンラインでの座談会がこちらです。
あぁ、この座談会、楽しかったな。
協力していただいた各社の皆さんにも感謝です。
なお、ここで登場したサントリーの方は、
バンダイのインターン選考で私が面接した方でした。
意外な?再会でした。
圧倒的に売るトップ営業はここまで徹底している
https://d.bmb.jp/9/1454/8646/XXXX
若くして活躍できることは、
ベンチャー企業が採用の際に
ウリにすることの一つです。
サイバーエージェントの創業者、
藤田晋さんの著書などを読むと、
上場前後のサイバーエージェントは、
総合商社や大手広告代理店などで
10年目がやる仕事を、
ウチでは1年目がやっていることを
明確に採用上のウリにしていた
という証言が載っております。
2026年の今も、
風土においても、制度においても
アピールしている企業はあり。
日本の大手企業でも、
20代でマネジャーや部長になることができる企業、
年収1000万円どころか、
2~3000万円稼ぐことができる企業、
海外経験を積むことができる企業などは
存在します。
一方・・・。
バンダイ時代の話に戻ります。
関西のある大学での学内企業説明会での
一場面です。
私が「若くして活躍できる」ことを
アピールしていた時に、同校出身の
20代後半の社員がこう言いました。
「人事は、そう言いましたけど、
そんなに甘いもんじゃないですよ。
仕事はそんなに楽勝ではありません。
若手が活躍しているなら、
もっとウチの会社は業績がいいはずです」と。
激しく頷きました。
いや、彼はその後、
最年少での出世を繰り返し、
今は最重要事業の一つの
責任者をしているのですけれど。
「若くして活躍」は訴求ポイントとして
刺さる層とそうではない層がおり。
少しずつ力をつけたい、
同じことをずっとやりたいという人もいるわけで。
また、若くして活躍する=使い捨てではないか
という解釈をする若者もおり。
何かとスピード感がはやい世の中ですが、
ゆっくり歩きたい人もいるわけです。
さらには・・・。
「転職できる(できてしまう)」ことと、
「若くして活躍できる」ことはイコールではなく。
平成は「雇用の流動化」が叫ばれた時代でした。
今は、「やめる」ことを支援するサービスが
広がっている社会とも言えます。
そういえば、だいぶ前に
「関西財界セミナー」という
伝統のある財界イベントに
大変光栄なことに私が呼ばれたわけですが
初日に「雇用の流動化が必要だ」と
啖呵を切った経営者が
2日目に「若手が引き抜かれて困る」と
やはり啖呵を切ったのが笑える光景でした。
初日に、元東大総長の
小宮山宏さんが基調講演の中で
「原発はいらない」という趣旨のことを
関西電力経営陣がいる前で主張し
2日目に、大会の宣言として
「原発の再稼働を目指そう」を
盛り込んだこと同様に
インパクトのある事件でした。
退職代行サービスもあれば、
転職を支援するサービスも充実しており。
10年前、20年前では新卒採用で落ちたら
入ることが困難だった企業も門を開いています。
退職することも、転職することも本人の自由です。
ただ、自由に移動できる社会の罠、
若者が活躍している「かのようにみえる」
社会の罠というものもあり。
なお、ここ数年、人事担当者から聞く愚痴は、
「配属ガチャ」批判を避けるために、
配属先確約型、さらには
ジョブ型の仕組みを導入して、
むしろミスマッチが発生するという問題です。
「ぼくのりそうのはいぞくさき」を主張する
若者を、配属先確約、ジョブ型で
採用したものの
そこで、本人は苦戦し。
その後、転職を繰り返す、と。
ミスマッチ防止のための仕組みが
むしろミスマッチを生み出すと。
例によって話が拡散しましたが。
「若くして活躍できる
(これまた、する、とできる、は異なります)」
ことはよいことなのか。
立ち止まって考えたいです。
いや、ちょうど、
若くして活躍している教え子と久々に会い。
上場人材ビジネス企業で
マネジャーとして15人のメンバーを抱え、
広いエリアを統括している彼の活躍を見つつ。
その奮闘がナイスだなと思いつつ。
一方、若くして活躍できる
会社と社会とは何だろうと考えたのでした。
★━━━━゜+.*・‥…━★゜+.*・‥…━━━★
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/8647/XXXX
をよろしくお願いします。評判、いい感じです。
今出ている『President』に
尊敬するコラムニスト河崎環さんによる書評が掲載されています。
スポーツ報知に加藤弘士編集委員による
私のインタビューが掲載されました。
この上なく、大放談です。
気持ちよく話せました。
↓
スポーツ報知
「気持ち悪い」「時代遅れ」の印象と怨念を超えろ
ニッポンのヒール「新卒一括採用」
実はいいヤツ!?
「日本の就活」著者・常見陽平さんに聞く
https://d.bmb.jp/9/1454/8648/XXXX
『ZAITEN』に著者インタビューが載っております。
これまた、掲載されなかった話も含め、大放談でした。
私のことをよく理解してくれて感謝です
↓
ZAITEN2026年2月号
〝普通の生き方〟を支える新卒一括採用という救済
【著者インタビュー】
『日本の就活―新卒一括採用は「悪」なのか』
千葉商科大学准教授 常見陽平
https://d.bmb.jp/9/1454/8649/XXXX
これまでの振り返りはこちらです。
https://d.bmb.jp/9/1454/8650/XXXX
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
★━━━━゜+.*・‥…━★゜+.*・‥…━━━★
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/8651/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ラジオ番組
「試みの水平線
~常見陽平の人生相談RADIO~」を
よろしくお願いします!
↓YouTubeのアーカイブです。
大ブレーク中の白坂リサさんとお届けしています。
https://d.bmb.jp/9/1454/8652/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8653/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8654/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8655/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8656/XXXX
・・・番組スポンサー、激しく募集しています。
お声がけをぜひ。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/8657/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/8658/XXXX
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◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
山陰中央新報デジタル
研究者2人に聞く
<就職氷河期世代の現在地>
https://d.bmb.jp/9/1454/8659/XXXX
「売る」ということについて、
棚橋弘至と先輩たちから学んだこと
https://d.bmb.jp/9/1454/8660/XXXX
成人式報道を考える
https://d.bmb.jp/9/1454/8661/XXXX
ジョジョの奇妙な冒険を
セットで迷わず買えよ、買えばわかるさ!
https://d.bmb.jp/9/1454/8662/XXXX
摩擦を恐れず、あえてネガティヴ視点を提示し、
意見を引き出す方法
https://d.bmb.jp/9/1454/8663/XXXX
正義同士ではなく、悪同士の闘いの時代
https://d.bmb.jp/9/1454/8664/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━
3.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
【仕事術、キャリア、恋愛・・・。
最近、受けた相談たちより。】
今回は人生相談コーナーの特別編。
ここ数ヶ月、仕事の打ち合わせや食事の席で、
質問、相談を受ける機会が多々あり。
これはまとめて紹介するべきだなと思い。
いくつかご紹介。回答はできるだけ短めに。
今後、人生相談コーナーは
毎号掲載するかも。
Q.将来の夢もなく、仕事にやる気もない部下に
どう接するべきですか?
A.それ、ごく普通の若者です。
だいたい、若者に、いや他人に、
夢や、やる気を期待しない方がいいです。
そして、その人を責めてもいけません。
なんでもかんでも
人のせいにするのはよくないです。
会社と社会の問題点は異なります。
夢がないこと、やる気がないことには
個人だけでなく、会社と社会の問題もあるかと。
そういえば、高校時代、私たちの学年の
成績が振るわなかった際に
教員同士で原因究明を行った際に
尊敬する先生が
「今の社会が悪いんだ」
とおっしゃったそうで。
脱力した先生、生徒多数でしたが
今なら、その意味がわかります。
なお、その先生のお子さんは、その後、
毎日新聞の記者となり。
何度か、私を取材してくれました。
夢がないことと、やる気がないことは
明確に切り分けなくてはなりません。
夢は、なくてもいいじゃないですか。
何か夢を叶えることに
一生懸命な人生もいいですけど、
叶えられる夢と出会うことも大切です。
いま、夢がないことを責めてはいけません。
そう、実際、大学の現場では
「夢を追うべきか否か」
という相談よりも
「夢がない」
という相談の方が圧倒的に多いです。
そして、夢を持っている人が
必ずしも美しいわけでもありません。
夢を追って迷走する人も、
さらには路頭に迷う人もいます。
私も夢なんかを追わない方が
もっと稼げたかもしれないし、
生活も安定していたかもしれません。
ただ、これもまた
人生つまらなかっただろうなあ、と。
夢を追っている風で、
実際にはまったく追っていない人もいます。
夢、夢詐欺ですね。
それも含め、夢のあり方も、追い方も
多様であっていいと思っており。
「やる気がない」ことと、
「やっていない」こともまた別物です。
「やる気」もまた魔物です。
身体を壊すレベルで
頑張りすぎてしまうこともあれば、
冷静な判断ができなくなることもあるわけです。
「やる気」がなくても、
確実に仕事をこなしている人、
さらには成果を出している人もいるわけで。
「夢」や「やる気」を期待するその前に、まず、
その人に興味を持つことから始めましょう。
「夢」や「やる気」がないように見える
その人が、得意なことは何なのか、
どんなときに一生懸命になるのか、
何かこだわりのポイントは何なのか。
価値観、行動特性、思考回路を
読み解いていきましょう。
私の場合、学生には「面白い勉強」
社会人には「面白い仕事」を
エピソードとして紹介することにしています。
まあ、ラッキーだったのは
面白そうに勉強・研究している人、
面白そうに仕事をしている人が
近くにいたことなのですけど。
Q.私も本を書いてみたいです。
どうすれば本を出せますか?
A.「本を書いてください」と、
お願いされるまで待ちましょう。
「本を書きたい」という想いは
大事にしてください。
私も20年前、採用担当者に成りたての頃に
日本の就活、採用の問題を眼の前で見て
「本を書きたい!」
と以前、広報担当者時代にお世話になった
編集者を捕まえて、飲みの席で
熱弁をふるいました。
一応、過去に仕事をしたので
優しくしてくれた方だと思いますが
ボコボコにされました。
「君に、何が、書けるんだ」と。
その1年半後に私はデビューし、
その数年後にはベストセラーと言ってよい
本を出していたのですが。
そして、今もシーンに残っています。
おかげさまで、一昨年、昨年と2年連続で
本を出すことができました。
ただ、本を書きたいと思う人は
たくさんいるわけで。
そもそも、あなたも、
そんなには本を買っていないと思うのです。
月に10冊以上買うレベルで本が好きですか?
いや、私は常に10冊以上、
多い月では30冊くらい本を買ったり、
手にとったりするわけですが(好きだし、
仕事上、読まざるを得ないことも
あるので、ね)。
それくらい、「買いたい」「読みたい」
と思う本は少ないわけですし。
さらに、ビジネスとして成立しにくくなっております。
まあ、電子書籍に、軽出版など
新しいスタイルも増えてきていますが。
あなたの「書きたい」想いは尊重したいです。
ただ、それが「読みたいもの」
そして出版社が「出したいもの」に
なるとは限りません。
一応、商業出版で、これまでに
40冊以上、45万部くらいの
本を出してきました。
売れたものも、
全然売れなかったものもあります。
そんな私でも、
それなりにオファーも多く、重版率も高く
売れていた時期なのにも関わらず
「書きたい」と思って売り込んだ企画が
ボツだったことは何度かあります。
いや、基本、私が出した本は、95%くらいは、
書いてくださいとお願いされた本なのです。
ぶっちゃけ、転職もそうです。
自分から何かをやりたいと売り込むよりも
お願いされたことを自分流にやった方が
打席に立ちやすいし、気持ちよくできます。
私流の処世術です。
そんな私がデビューしたキッカケは、
採用担当者の仕事に
熱心に取り組んでいるうちに、
ある企画でインタビューを受ける機会があり。
それがキッカケで書いてみませんかと
デビューの機会をいただきました。
結局、売り込むより、
依頼を待つ方が早いかなと思った次第です。
やや冷たく聞こえるようですけど、
本にしろ、ウェブの記事にしろ、講演にしろ、
何かお金を払ってまでお願いしたいと
思われるような人になるよう、
日々の仕事や趣味に没頭してみませんか。
なお、たまに
本を出したいから編集者を紹介してくれと、
出版経験のある人からもない人からも
相談されますが、必ず、お断りしています。
邪魔するわけでも、
水をさすわけでもありません。
過去にトラブルになったことが何度かあり。
また、その方にも編集者にも申し訳ないと思い。
・・・お答えしていて、
私が出したいと思っている、
スポーツ関連の連載をまとめた本や、
執筆中の小説について、
書籍化の依頼が来ない理由が、
よくわかりました。
期待されているのは、
それじゃないのでしょうねえ。
これらを「出版したいんです」
と売り込むほどの情熱が
ないことに気づきました。
いや、出したいのですけど。
Q.人を育てる上で、
大事にしていることはなんですか?
A.成長感、分不相応な体験ですかね
私と一緒じゃないと実現できない成長、
ですかね。
相手のタイプにも寄りますし、
どんな成長をしたいのかにもよりますけど。
子育てと、教育と、人材育成はそれぞれ異なりますけど。
良いところをひたすら
伸ばすようにすることもありますし、
新しい武器を
手に入れてもらうこともありますね。
今は全学改組の関係で、異動をしたので、
ゼミをもっていないのですが、
担当していた頃は、ゼミ選考が終わった後に、
個人に電話で合格した理由と、
どんな成長を期待するかを
個別に伝えていました。
また、私が個々人を育てるのではなく、
みんなで成長を楽しむことができる
場づくりを大事にしていました。
困難を乗り越えるプロセスを楽しめる
風土づくりにはこだわりましたね。
だから、私がメディアでブラック企業を
さんざん批判しつつも、
常見ゼミは、「明るいブラック企業」に
なっていたのですよね、皮肉なことに。
いや、私が「やれ」と言わなくても
みんな、楽しく没頭しちゃうのです。
分不相応な体験にもこだわりました。
企業インタビューの機会づくりなどには
こだわりましたね。
自分ひとりでは会えない人、
訪問できない企業との接点をつくる、と。
そして、みんなでオシャレな場所で、
美味しいものを食べる機会も大事にしました。
このあたりは、
大学時代の恩師、竹内弘高先生が
私たちにしてくれたことと同じなのですよね。
そう、現在、ICUで理事長をしている
竹内弘高先生は、私に
当時、日本マイクロソフト社長だった成毛さん
をインタビューする機会をつくってくれたり。
青山の最高にオシャレなお店でご馳走してくれたり。
その体験は、私に大きな影響を与えていますし、
だから、私も恩師や先輩が
「してくれたこと」
をしているのです。
あと、「これ、やってみない?」と、
意外な体験をふることもそうですね。
友人や、ときには先輩も含めて
いろんな仕事をお願いしました。
まったくタイプが異なる人同士をつなげ
化学反応を生み出すこともそうですね。
これもまた、私が大事にしていることですね。
Q.婚活に疲れました。仕事は好調なのに。
どうやったら理想の相手と出会えるでしょう?
A.婚活休みを取りましょう。
婚活は疲れます。追いかけると逃げるものです。
いまは、そのタイミングではないのですよ。
「婚活」というと、
いまや定着して聞こえはいいですけど、
好きになるかどうかわからない相手と
会い続けるわけでしょう。そりゃ疲れますよ。
ほら、高校、大学、20代の頃にも
まわりに、恋愛、さらには性愛関係が
奔放すぎる人が一人や二人はいたわけです。
実は結果は同じ状態になってしまう。
これもまた「婚活」の現実なのです。
疲れますよ、そりゃ。
そんな疲れた人が、
相手にとって輝いて見えるわけがありません。
ゆっくり休んでから再起動しましょう。
いや、何かに取り組んでいると、
きっと見ている人はいますし。
また、周りにある出会いに、
鈍感になっているのかもしれませんよ。
そして、理想の相手は
いきなり存在するわけではなく。
出会った人を理想の相手に育てる、
自分の理想を変化させる方が早いです。
ちなみに、妻が私を拾ってくれたのは
「嫌いじゃなかったから」
だそうです。
判断基準を劇的に変えることも
ポイントですね。
Q.最近、嬉しかったことは何ですか?
A.「届いている」と感じた瞬間ですかねえ
岩波新書を出せたことですね。
もう何度も言っていますが。本のあとがきに、
ありったけの想いを書いたので読んでください。
これだけは読んでほしいのです。
まだ手にとっていない方はぜひ。
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/8665/XXXX
そうそう、作家の津村記久子さんが、
最新作で私の発言について
触れてくれたのですよ。
面識、まったくないのですけど。
朝日新聞コメントプラスの
コメントなんですけど。
まあ、私のことは
知っていてくれたかわからないのですけど。
声が届いて嬉しいです。
あと、「自分未来ゼミ」という、
1年生が学部・学科をこえて
毎週車座になって語り合うワークショップ型の
必修科目を立ち上げたのですが。
他大学から、FD(教員向けの研修)の
講師として呼ばれ。
そうか、存在に気づいてくれていたのか、と。
さらに他大学の先生からは
キャリア教育関連のアワードに応募することを
すすめられ。
頑張っていると見てくれている人はいるのですよね。
自分のベースのプレイが褒められる機会もふえ。
これまた嬉しいですね。
10代の頃にあこがれていたプロのミュージシャンの
前で演奏する機会があり。
褒められたのですよ。
社交辞令であっても嬉しいです。
あとは、エンポリオ・アルマーニの服を
何着か買い。
いや、一昨年あたりから、
よく買っているのですけど。
自分と釣り合う感じがして嬉しいですね。
Q.今の夢は何ですか?
A.小説家になって賞をとって、映像化して、
世界を制覇したいです
いい質問ですね。
いや、最近、達成できた夢は
「岩波新書を書く」ということなのですよ。
チャンスをいただいたのに、
7年かかってしまいましたが。
子供のいる人生というのも夢でした。
さて、今の夢ですか。
小説家として作品を発表し、それが賞をとり、
さらには映像化され、全世界に届くことですね。
書く書く詐欺と言われた小説が、
今年は完成しそうで。
・・・どうやって発表しましょうね。
個人で出版して文フリで売るのもいいですが、
文芸誌か、商業出版で発表したいです。
それが賞をとり、
ドラマ化、映画化されるといいなあ、と。
Netflixで全世界配信も。
あとは、ミュージシャンとして、
ロックフェスのステージに、
さらには武道館に立つことですね。
昨年は、クラブチッタ川崎のステージに
立つことができました。
プロの方、憧れのミュージシャンに
褒められたこともあり。
うん、最近、
ベースが上手くなったとよく言われるのですよ。
ファシリテーション関連の講座を立ち上げる、
ソリューションを用意するのも関心事ですが、
それは夢というよりは、
眼の前の、少し先にある仕事ですね。
まあ、なんせ、いま出た最新作であり、自信作の
『日本の就活』(岩波新書)が評価されること、
ベストセラーになることが夢のような、
目標のようなことなのですけど。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/8666/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
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◇研究者2人に聞く 就職氷河期世代の現在地
◇「売る」ということについて、
棚橋弘至と先輩たちから学んだこと
◇成人式報道を考える
◇ジョジョの奇妙な冒険をセットで迷わず買えよ
◇あえてネガティヴ視点を提示し、
意見を引き出す方法
◇正義同士ではなく、悪同士の闘いの時代
3.人生相談バカ一代
仕事術、キャリア、恋愛・・・。
最近、受けた相談たちより。
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━━━━━━━◆◆
【「若手が活躍できる会社」は
「よい会社」なのか問題】
久米宏さんが亡くなりました。
「久米宏ラジオなんですけど」に2回、電話出演し。
軽妙なトークで私のコメントをいじってくれました。
実は私、「ニュースステーション」をほぼ見ていません。
私にとっての久米さんは「ザ・ベストテン」と
「TVスクランブル」でした。
中でも、「久米宏のTVスクランブル」は、
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TVゲームの麻雀しかやったことがありませんが)
混一色状態を実現したのですけど。
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久米さんの影響です。
合掌。
さて。
約20年前、バンダイで採用担当をしていた頃、
学生への訴求ポイントは
「若いうちから活躍できる」ことでした。
たしかに、入社して数年の若手が
企画した商品が大ヒットした例はありましたし、
営業担当として大活躍した人は何人もいます。
若くして抜擢された人もいました。
↓そうそう数年前に、バンダイ、三井物産、
野村證券、富士通、サントリーの
若手エースに登場してもらった
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あぁ、この座談会、楽しかったな。
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なお、ここで登場したサントリーの方は、
バンダイのインターン選考で私が面接した方でした。
意外な?再会でした。
圧倒的に売るトップ営業はここまで徹底している
https://d.bmb.jp/9/1454/8646/XXXX
若くして活躍できることは、
ベンチャー企業が採用の際に
ウリにすることの一つです。
サイバーエージェントの創業者、
藤田晋さんの著書などを読むと、
上場前後のサイバーエージェントは、
総合商社や大手広告代理店などで
10年目がやる仕事を、
ウチでは1年目がやっていることを
明確に採用上のウリにしていた
という証言が載っております。
2026年の今も、
風土においても、制度においても
アピールしている企業はあり。
日本の大手企業でも、
20代でマネジャーや部長になることができる企業、
年収1000万円どころか、
2~3000万円稼ぐことができる企業、
海外経験を積むことができる企業などは
存在します。
一方・・・。
バンダイ時代の話に戻ります。
関西のある大学での学内企業説明会での
一場面です。
私が「若くして活躍できる」ことを
アピールしていた時に、同校出身の
20代後半の社員がこう言いました。
「人事は、そう言いましたけど、
そんなに甘いもんじゃないですよ。
仕事はそんなに楽勝ではありません。
若手が活躍しているなら、
もっとウチの会社は業績がいいはずです」と。
激しく頷きました。
いや、彼はその後、
最年少での出世を繰り返し、
今は最重要事業の一つの
責任者をしているのですけれど。
「若くして活躍」は訴求ポイントとして
刺さる層とそうではない層がおり。
少しずつ力をつけたい、
同じことをずっとやりたいという人もいるわけで。
また、若くして活躍する=使い捨てではないか
という解釈をする若者もおり。
何かとスピード感がはやい世の中ですが、
ゆっくり歩きたい人もいるわけです。
さらには・・・。
「転職できる(できてしまう)」ことと、
「若くして活躍できる」ことはイコールではなく。
平成は「雇用の流動化」が叫ばれた時代でした。
今は、「やめる」ことを支援するサービスが
広がっている社会とも言えます。
そういえば、だいぶ前に
「関西財界セミナー」という
伝統のある財界イベントに
大変光栄なことに私が呼ばれたわけですが
初日に「雇用の流動化が必要だ」と
啖呵を切った経営者が
2日目に「若手が引き抜かれて困る」と
やはり啖呵を切ったのが笑える光景でした。
初日に、元東大総長の
小宮山宏さんが基調講演の中で
「原発はいらない」という趣旨のことを
関西電力経営陣がいる前で主張し
2日目に、大会の宣言として
「原発の再稼働を目指そう」を
盛り込んだこと同様に
インパクトのある事件でした。
退職代行サービスもあれば、
転職を支援するサービスも充実しており。
10年前、20年前では新卒採用で落ちたら
入ることが困難だった企業も門を開いています。
退職することも、転職することも本人の自由です。
ただ、自由に移動できる社会の罠、
若者が活躍している「かのようにみえる」
社会の罠というものもあり。
なお、ここ数年、人事担当者から聞く愚痴は、
「配属ガチャ」批判を避けるために、
配属先確約型、さらには
ジョブ型の仕組みを導入して、
むしろミスマッチが発生するという問題です。
「ぼくのりそうのはいぞくさき」を主張する
若者を、配属先確約、ジョブ型で
採用したものの
そこで、本人は苦戦し。
その後、転職を繰り返す、と。
ミスマッチ防止のための仕組みが
むしろミスマッチを生み出すと。
例によって話が拡散しましたが。
「若くして活躍できる
(これまた、する、とできる、は異なります)」
ことはよいことなのか。
立ち止まって考えたいです。
いや、ちょうど、
若くして活躍している教え子と久々に会い。
上場人材ビジネス企業で
マネジャーとして15人のメンバーを抱え、
広いエリアを統括している彼の活躍を見つつ。
その奮闘がナイスだなと思いつつ。
一方、若くして活躍できる
会社と社会とは何だろうと考えたのでした。
★━━━━゜+.*・‥…━★゜+.*・‥…━━━★
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/8647/XXXX
をよろしくお願いします。評判、いい感じです。
今出ている『President』に
尊敬するコラムニスト河崎環さんによる書評が掲載されています。
スポーツ報知に加藤弘士編集委員による
私のインタビューが掲載されました。
この上なく、大放談です。
気持ちよく話せました。
↓
スポーツ報知
「気持ち悪い」「時代遅れ」の印象と怨念を超えろ
ニッポンのヒール「新卒一括採用」
実はいいヤツ!?
「日本の就活」著者・常見陽平さんに聞く
https://d.bmb.jp/9/1454/8648/XXXX
『ZAITEN』に著者インタビューが載っております。
これまた、掲載されなかった話も含め、大放談でした。
私のことをよく理解してくれて感謝です
↓
ZAITEN2026年2月号
〝普通の生き方〟を支える新卒一括採用という救済
【著者インタビュー】
『日本の就活―新卒一括採用は「悪」なのか』
千葉商科大学准教授 常見陽平
https://d.bmb.jp/9/1454/8649/XXXX
これまでの振り返りはこちらです。
https://d.bmb.jp/9/1454/8650/XXXX
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
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一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
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もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
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ラジオ番組
「試みの水平線
~常見陽平の人生相談RADIO~」を
よろしくお願いします!
↓YouTubeのアーカイブです。
大ブレーク中の白坂リサさんとお届けしています。
https://d.bmb.jp/9/1454/8652/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8653/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8654/XXXX
https://d.bmb.jp/9/1454/8655/XXXX
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・・・番組スポンサー、激しく募集しています。
お声がけをぜひ。
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朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/8657/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/8658/XXXX
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
山陰中央新報デジタル
研究者2人に聞く
<就職氷河期世代の現在地>
https://d.bmb.jp/9/1454/8659/XXXX
「売る」ということについて、
棚橋弘至と先輩たちから学んだこと
https://d.bmb.jp/9/1454/8660/XXXX
成人式報道を考える
https://d.bmb.jp/9/1454/8661/XXXX
ジョジョの奇妙な冒険を
セットで迷わず買えよ、買えばわかるさ!
https://d.bmb.jp/9/1454/8662/XXXX
摩擦を恐れず、あえてネガティヴ視点を提示し、
意見を引き出す方法
https://d.bmb.jp/9/1454/8663/XXXX
正義同士ではなく、悪同士の闘いの時代
https://d.bmb.jp/9/1454/8664/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━
3.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
【仕事術、キャリア、恋愛・・・。
最近、受けた相談たちより。】
今回は人生相談コーナーの特別編。
ここ数ヶ月、仕事の打ち合わせや食事の席で、
質問、相談を受ける機会が多々あり。
これはまとめて紹介するべきだなと思い。
いくつかご紹介。回答はできるだけ短めに。
今後、人生相談コーナーは
毎号掲載するかも。
Q.将来の夢もなく、仕事にやる気もない部下に
どう接するべきですか?
A.それ、ごく普通の若者です。
だいたい、若者に、いや他人に、
夢や、やる気を期待しない方がいいです。
そして、その人を責めてもいけません。
なんでもかんでも
人のせいにするのはよくないです。
会社と社会の問題点は異なります。
夢がないこと、やる気がないことには
個人だけでなく、会社と社会の問題もあるかと。
そういえば、高校時代、私たちの学年の
成績が振るわなかった際に
教員同士で原因究明を行った際に
尊敬する先生が
「今の社会が悪いんだ」
とおっしゃったそうで。
脱力した先生、生徒多数でしたが
今なら、その意味がわかります。
なお、その先生のお子さんは、その後、
毎日新聞の記者となり。
何度か、私を取材してくれました。
夢がないことと、やる気がないことは
明確に切り分けなくてはなりません。
夢は、なくてもいいじゃないですか。
何か夢を叶えることに
一生懸命な人生もいいですけど、
叶えられる夢と出会うことも大切です。
いま、夢がないことを責めてはいけません。
そう、実際、大学の現場では
「夢を追うべきか否か」
という相談よりも
「夢がない」
という相談の方が圧倒的に多いです。
そして、夢を持っている人が
必ずしも美しいわけでもありません。
夢を追って迷走する人も、
さらには路頭に迷う人もいます。
私も夢なんかを追わない方が
もっと稼げたかもしれないし、
生活も安定していたかもしれません。
ただ、これもまた
人生つまらなかっただろうなあ、と。
夢を追っている風で、
実際にはまったく追っていない人もいます。
夢、夢詐欺ですね。
それも含め、夢のあり方も、追い方も
多様であっていいと思っており。
「やる気がない」ことと、
「やっていない」こともまた別物です。
「やる気」もまた魔物です。
身体を壊すレベルで
頑張りすぎてしまうこともあれば、
冷静な判断ができなくなることもあるわけです。
「やる気」がなくても、
確実に仕事をこなしている人、
さらには成果を出している人もいるわけで。
「夢」や「やる気」を期待するその前に、まず、
その人に興味を持つことから始めましょう。
「夢」や「やる気」がないように見える
その人が、得意なことは何なのか、
どんなときに一生懸命になるのか、
何かこだわりのポイントは何なのか。
価値観、行動特性、思考回路を
読み解いていきましょう。
私の場合、学生には「面白い勉強」
社会人には「面白い仕事」を
エピソードとして紹介することにしています。
まあ、ラッキーだったのは
面白そうに勉強・研究している人、
面白そうに仕事をしている人が
近くにいたことなのですけど。
Q.私も本を書いてみたいです。
どうすれば本を出せますか?
A.「本を書いてください」と、
お願いされるまで待ちましょう。
「本を書きたい」という想いは
大事にしてください。
私も20年前、採用担当者に成りたての頃に
日本の就活、採用の問題を眼の前で見て
「本を書きたい!」
と以前、広報担当者時代にお世話になった
編集者を捕まえて、飲みの席で
熱弁をふるいました。
一応、過去に仕事をしたので
優しくしてくれた方だと思いますが
ボコボコにされました。
「君に、何が、書けるんだ」と。
その1年半後に私はデビューし、
その数年後にはベストセラーと言ってよい
本を出していたのですが。
そして、今もシーンに残っています。
おかげさまで、一昨年、昨年と2年連続で
本を出すことができました。
ただ、本を書きたいと思う人は
たくさんいるわけで。
そもそも、あなたも、
そんなには本を買っていないと思うのです。
月に10冊以上買うレベルで本が好きですか?
いや、私は常に10冊以上、
多い月では30冊くらい本を買ったり、
手にとったりするわけですが(好きだし、
仕事上、読まざるを得ないことも
あるので、ね)。
それくらい、「買いたい」「読みたい」
と思う本は少ないわけですし。
さらに、ビジネスとして成立しにくくなっております。
まあ、電子書籍に、軽出版など
新しいスタイルも増えてきていますが。
あなたの「書きたい」想いは尊重したいです。
ただ、それが「読みたいもの」
そして出版社が「出したいもの」に
なるとは限りません。
一応、商業出版で、これまでに
40冊以上、45万部くらいの
本を出してきました。
売れたものも、
全然売れなかったものもあります。
そんな私でも、
それなりにオファーも多く、重版率も高く
売れていた時期なのにも関わらず
「書きたい」と思って売り込んだ企画が
ボツだったことは何度かあります。
いや、基本、私が出した本は、95%くらいは、
書いてくださいとお願いされた本なのです。
ぶっちゃけ、転職もそうです。
自分から何かをやりたいと売り込むよりも
お願いされたことを自分流にやった方が
打席に立ちやすいし、気持ちよくできます。
私流の処世術です。
そんな私がデビューしたキッカケは、
採用担当者の仕事に
熱心に取り組んでいるうちに、
ある企画でインタビューを受ける機会があり。
それがキッカケで書いてみませんかと
デビューの機会をいただきました。
結局、売り込むより、
依頼を待つ方が早いかなと思った次第です。
やや冷たく聞こえるようですけど、
本にしろ、ウェブの記事にしろ、講演にしろ、
何かお金を払ってまでお願いしたいと
思われるような人になるよう、
日々の仕事や趣味に没頭してみませんか。
なお、たまに
本を出したいから編集者を紹介してくれと、
出版経験のある人からもない人からも
相談されますが、必ず、お断りしています。
邪魔するわけでも、
水をさすわけでもありません。
過去にトラブルになったことが何度かあり。
また、その方にも編集者にも申し訳ないと思い。
・・・お答えしていて、
私が出したいと思っている、
スポーツ関連の連載をまとめた本や、
執筆中の小説について、
書籍化の依頼が来ない理由が、
よくわかりました。
期待されているのは、
それじゃないのでしょうねえ。
これらを「出版したいんです」
と売り込むほどの情熱が
ないことに気づきました。
いや、出したいのですけど。
Q.人を育てる上で、
大事にしていることはなんですか?
A.成長感、分不相応な体験ですかね
私と一緒じゃないと実現できない成長、
ですかね。
相手のタイプにも寄りますし、
どんな成長をしたいのかにもよりますけど。
子育てと、教育と、人材育成はそれぞれ異なりますけど。
良いところをひたすら
伸ばすようにすることもありますし、
新しい武器を
手に入れてもらうこともありますね。
今は全学改組の関係で、異動をしたので、
ゼミをもっていないのですが、
担当していた頃は、ゼミ選考が終わった後に、
個人に電話で合格した理由と、
どんな成長を期待するかを
個別に伝えていました。
また、私が個々人を育てるのではなく、
みんなで成長を楽しむことができる
場づくりを大事にしていました。
困難を乗り越えるプロセスを楽しめる
風土づくりにはこだわりましたね。
だから、私がメディアでブラック企業を
さんざん批判しつつも、
常見ゼミは、「明るいブラック企業」に
なっていたのですよね、皮肉なことに。
いや、私が「やれ」と言わなくても
みんな、楽しく没頭しちゃうのです。
分不相応な体験にもこだわりました。
企業インタビューの機会づくりなどには
こだわりましたね。
自分ひとりでは会えない人、
訪問できない企業との接点をつくる、と。
そして、みんなでオシャレな場所で、
美味しいものを食べる機会も大事にしました。
このあたりは、
大学時代の恩師、竹内弘高先生が
私たちにしてくれたことと同じなのですよね。
そう、現在、ICUで理事長をしている
竹内弘高先生は、私に
当時、日本マイクロソフト社長だった成毛さん
をインタビューする機会をつくってくれたり。
青山の最高にオシャレなお店でご馳走してくれたり。
その体験は、私に大きな影響を与えていますし、
だから、私も恩師や先輩が
「してくれたこと」
をしているのです。
あと、「これ、やってみない?」と、
意外な体験をふることもそうですね。
友人や、ときには先輩も含めて
いろんな仕事をお願いしました。
まったくタイプが異なる人同士をつなげ
化学反応を生み出すこともそうですね。
これもまた、私が大事にしていることですね。
Q.婚活に疲れました。仕事は好調なのに。
どうやったら理想の相手と出会えるでしょう?
A.婚活休みを取りましょう。
婚活は疲れます。追いかけると逃げるものです。
いまは、そのタイミングではないのですよ。
「婚活」というと、
いまや定着して聞こえはいいですけど、
好きになるかどうかわからない相手と
会い続けるわけでしょう。そりゃ疲れますよ。
ほら、高校、大学、20代の頃にも
まわりに、恋愛、さらには性愛関係が
奔放すぎる人が一人や二人はいたわけです。
実は結果は同じ状態になってしまう。
これもまた「婚活」の現実なのです。
疲れますよ、そりゃ。
そんな疲れた人が、
相手にとって輝いて見えるわけがありません。
ゆっくり休んでから再起動しましょう。
いや、何かに取り組んでいると、
きっと見ている人はいますし。
また、周りにある出会いに、
鈍感になっているのかもしれませんよ。
そして、理想の相手は
いきなり存在するわけではなく。
出会った人を理想の相手に育てる、
自分の理想を変化させる方が早いです。
ちなみに、妻が私を拾ってくれたのは
「嫌いじゃなかったから」
だそうです。
判断基準を劇的に変えることも
ポイントですね。
Q.最近、嬉しかったことは何ですか?
A.「届いている」と感じた瞬間ですかねえ
岩波新書を出せたことですね。
もう何度も言っていますが。本のあとがきに、
ありったけの想いを書いたので読んでください。
これだけは読んでほしいのです。
まだ手にとっていない方はぜひ。
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/8665/XXXX
そうそう、作家の津村記久子さんが、
最新作で私の発言について
触れてくれたのですよ。
面識、まったくないのですけど。
朝日新聞コメントプラスの
コメントなんですけど。
まあ、私のことは
知っていてくれたかわからないのですけど。
声が届いて嬉しいです。
あと、「自分未来ゼミ」という、
1年生が学部・学科をこえて
毎週車座になって語り合うワークショップ型の
必修科目を立ち上げたのですが。
他大学から、FD(教員向けの研修)の
講師として呼ばれ。
そうか、存在に気づいてくれていたのか、と。
さらに他大学の先生からは
キャリア教育関連のアワードに応募することを
すすめられ。
頑張っていると見てくれている人はいるのですよね。
自分のベースのプレイが褒められる機会もふえ。
これまた嬉しいですね。
10代の頃にあこがれていたプロのミュージシャンの
前で演奏する機会があり。
褒められたのですよ。
社交辞令であっても嬉しいです。
あとは、エンポリオ・アルマーニの服を
何着か買い。
いや、一昨年あたりから、
よく買っているのですけど。
自分と釣り合う感じがして嬉しいですね。
Q.今の夢は何ですか?
A.小説家になって賞をとって、映像化して、
世界を制覇したいです
いい質問ですね。
いや、最近、達成できた夢は
「岩波新書を書く」ということなのですよ。
チャンスをいただいたのに、
7年かかってしまいましたが。
子供のいる人生というのも夢でした。
さて、今の夢ですか。
小説家として作品を発表し、それが賞をとり、
さらには映像化され、全世界に届くことですね。
書く書く詐欺と言われた小説が、
今年は完成しそうで。
・・・どうやって発表しましょうね。
個人で出版して文フリで売るのもいいですが、
文芸誌か、商業出版で発表したいです。
それが賞をとり、
ドラマ化、映画化されるといいなあ、と。
Netflixで全世界配信も。
あとは、ミュージシャンとして、
ロックフェスのステージに、
さらには武道館に立つことですね。
昨年は、クラブチッタ川崎のステージに
立つことができました。
プロの方、憧れのミュージシャンに
褒められたこともあり。
うん、最近、
ベースが上手くなったとよく言われるのですよ。
ファシリテーション関連の講座を立ち上げる、
ソリューションを用意するのも関心事ですが、
それは夢というよりは、
眼の前の、少し先にある仕事ですね。
まあ、なんせ、いま出た最新作であり、自信作の
『日本の就活』(岩波新書)が評価されること、
ベストセラーになることが夢のような、
目標のようなことなのですけど。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/8666/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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