常見陽平メルマガ『陽平界通信』 第385号 著名人を不愉快にさせる「よかれ」と思ってやったこと/おつとめ品を楽しむ/大学生にとって自由とは何か?
2026/04/15 (Wed) 08:44
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第385号
◆◆ 2026.4.15配信
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◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
憧れのあの人は、
あなたが好きな作品を嫌いだったりする
2.記事傑作選
◇SNSアカごとに自分を使い分ける時代の
“自己紹介の面倒くささ”
◇令和の自己紹介が
どんどん表面的なものになっていく事情
◇高市、ディープ・パープル、布袋問題の本質
◇就職氷河期世代対策は、届くのか
◇兼業主夫の独白
リモートワークは薔薇色じゃない
◇社内で花見の場所取り命令…ハラスメントか?
◇新入社員が社内飲みに“NO”
令和の社内コミュニケーションの最適解は?
◇「本音で語り合うこと」が「ウザイ」
令和の新入社員との付き合い方
◇「青切符制度導入」その効果は?
自転車芸人・団長安田さんと徹底議論
◇52歳の地図
3.常ミシュラン
おつとめ品を楽しみ尽くす
4.人生相談バカ一代
自由って、いったい何だろう?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【憧れのあの人は、
あなたが好きな作品を嫌いだったりする】
誕生会の余韻に浸っています。
ライブ演奏をアップしたので、ぜひ。
https://d.bmb.jp/9/1454/9623/XXXX
『日本の就活』の
https://d.bmb.jp/9/1454/9624/XXXX
取材依頼、メディア露出が続いており。
大学生協の「読書のいずみ」に出ていますよ
https://d.bmb.jp/9/1454/9625/XXXX
日本武道館で
ディープ・パープルを観てきましたよ。
メンバーの多くが70代で。
ボーカルのイアン・ギランが、
やや、つらそうな場面がありましたが、
楽しめました。
そのディープ・パープルが高市総理と面会し。
ただ、その場で、高市総理が
イアン・ギランではなく、
デヴィッド・カヴァーデイル
(のちにホワイトスネイクを結成)が歌う
「BURN」を好きな曲としてあげたり、
「神」とあがめるドラマーのイアン・ペイスに、
彼が使っているメーカーではないスティックを、
自分のサインを入れて渡すなど、
いちいち対応が失礼などと、批判の声が。
この件、ボーカルの在籍時期問題については
「ちゃんと調べろよ」という話ではあります。
叩かれたスティックを渡した件については
日本国の代表として、日本製のものを
アピールするという意味では、
渡し方によってはアリだなと思うのですが。
人は時に思い込みや、
思わず言ってしまう言葉で
人を傷つけたり、失礼なことをしてしまう
ということが、ありうるわけです。
もっとも、相手のことをとことん調べて、
接したところで、相手を不機嫌に
させてしまうということもあるわけです。
あまりに熱烈すぎるファンの姿勢は
ときに滑ることがあり。
また、事前の予習をしっかりしたところで、
過去のインタビューでの発言などは、
切り取られたものだったり、
本意ではないことを喋っていたりもするわけです。
私が遭遇したそんな場面のおすそ分けを。
20年くらい前に、私は毎週末、
早稲田大学に勝手に潜りこんで、
授業に参加していました。
ちょうどリクルートを退職することを
決めていたので、時間に余裕があり。
また、知的刺激に飢えていたのです。
大好きだった科目は、安藤紘平先生の
「マスターズ・オブ・シネマ」です。
毎週、映画界の著名人がゲストでやってきて、
公開対談するのです。
久石譲さんがやってきたときのことです。
彼が映画監督を務めた『カルテット』という
映画に関連した内容でした。
質疑応答コーナーで、
前の方に座っていた女性が笑顔で、
キラキラした眼で
「私、先生の“Summer”が大好きなのですけど、
誕生エピソードを教えていただけますか?」
という質問をしました。
熱意のある質問じゃないですか。
夢がかなった瞬間ではないですか。
大好きな作品について、憧れのあの人に、
砂かぶりの席で質問できる、という。
しかし、久石譲さんは苦笑いをし。
「あまり思い出したくない・・・」と。
なんでも、北野武さんが
映画『菊次郎の夏』に使う曲を依頼したそうで。
「ジョージ・ウィンストンの
“Summer”みたいな曲をつくってほしい」と。
失礼な依頼じゃないですか・・・。
「くそ・・・」と思いつつ、
「やってやるよ」と緻密に曲をつくったそうで。
いったん完成した後に、
心を解き放って弾いたのが、
いまの”Summer”だそうで。
「こんなのもありますよ」と言って披露したら、
こちらが、採用されたとか。
私も憧れの富野由悠季さんと、
『僕たちはガンダムのジムである』関連で
お会いしたときに、やらかしまして。
『機動戦士ガンダム』とガンプラが大好きな
少年時代の気持ちを思い出し。
思い出の品として、
初めて買ったガンプラと、旧型ザクを買い直し、
つくって持っていったのです。
ありったけのガンダム愛を伝えたのです。
しかし、
「君、モビルスーツというのはな、兵器なんだぞ。
これは、おもちゃじゃないか。
これにそこまでのリアリティが、あるのか」と、
お叱りを受け。
商談にしろ、会食にしろ、
プライベートな場で会うにしろ、
相手のことをよく調べてから行くようにという
ノウハウは言うまでもなくあるわけですが。
そして、SNSなどがあるがゆえに、
相手のことも調べやすくなりましたが。
とはいえ、大事なことは載っていないのです。
インタビューで載っていた言葉は、
ある作品や関連商品を売るための
話だったりもし。
ヘヴィメタル雑誌『BURRN!』に載る
ミュージシャンのインタビューがそうでしたね。
毎回、新譜が出るたびに
「今回のアルバムは最高だ」
「新しいボーカルは、ソウルメイトだ」
「前のプロデューサーと、メンバーはクズだ」
みたいな発言が載るわけですよ。
これは、本音なのか、と。
やや、話は飛躍しますが・・・。
つくり手視点で言うならば。
ファンが大好きな作品、売れた作品と、
つくり手が気に入っている作品は違うのですよね。
ライブに行って、
新曲やレア曲だらけで、
自分の好きな曲をやってくれなかった、
という不満がよくあるわけですが。
アーティストからすると、
今、もっともやりたい曲、
聴いてもらいたい曲というものがあるわけですね。
「この曲が好きだ!」
「この本が好きだ!」
と言われても、本人は
それほど好きじゃなかったり。
「またあの作品の話か。
今の私を見てよ」と思ったり。
・・・私もいまだに
「『僕たちはガンダムのジム』の人」
「意識高い系の人」
と言われるわけです。
あ、言っておくと
代表作の一つ
『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)は
初版8000部で、重版は一度もかかっていません・・・。
「僕ジム」は何度か重版がかかり、
唯一文庫化された本でしたが、
それでも全部あわせて3万部くらいです。
この約2年で出した
『50代上等!』(平凡社新書)
と
『日本の就活』(岩波新書)
が最新で最高なので、
ぜひ、そちらを評価してほしいなぁ。
まあ、想起してもらえる本があるだけ
幸せなんだと思いますよ。
「一発屋」というけど、
たいていの著者、アーティストは
一発がないわけです。
売れていても
具体的にタイトルを
言ってもらえなかったり。
朝日新聞コメントプラスも
自分としては最高傑作のコメントは
いつも読まれないのですよね。
というわけで、模索は続くのです。はい。
★━━━━゜+.*・‥…━★゜+.*・‥…━━━★
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9626/XXXX
をよろしくお願いします。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
★━━━━゜+.*・‥…━★゜+.*・‥…━━━★
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9627/XXXX
をよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/9628/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/9629/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
就活でパターン化した自己紹介を
“若者の劣化”と片付けてよいのか?
SNSのアカウントごとに
自分を使い分ける時代の“自己紹介の面倒くささ”
https://d.bmb.jp/9/1454/9630/XXXX
若者の間では
性格診断「MBTI」が自己紹介の定番化…
かつての「動物占い」ブームと何が違う?
令和の自己紹介が
どんどん表面的なものになっていく事情
https://d.bmb.jp/9/1454/9631/XXXX
高市早苗、ディープパープル、布袋寅泰問題の本質
https://d.bmb.jp/9/1454/9632/XXXX
就職氷河期世代対策は、届くのか
https://d.bmb.jp/9/1454/9633/XXXX
兼業主夫の独白
リモートワークは薔薇色じゃない
広報言いなりライターが垂れ流す
働き方改革記事の検証を
https://d.bmb.jp/9/1454/9634/XXXX
「もはやパワハラじゃないかと…」
社内で花見の場所取りを命じられて「帰宅不可」
…ハラスメントか?【専門家解説】
https://d.bmb.jp/9/1454/9635/XXXX
「自腹6000円は無駄」
新入社員が社内飲みに“NO”
令和の社内コミュニケーションの最適解は?
専門家解説
https://d.bmb.jp/9/1454/9636/XXXX
若い世代は「本音で語り合うこと」が
すでに「ウザイ」
令和の新入社員との付き合い方
働き方評論家・常見陽平さんに聞く
https://d.bmb.jp/9/1454/9637/XXXX
自転車事故が増える中「青切符制度導入」…
その効果は?
自転車芸人・団長安田さんと徹底議論
https://d.bmb.jp/9/1454/9638/XXXX
52歳の地図
https://d.bmb.jp/9/1454/9639/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━
3.常ミシュラン
━━━━━━━━━━━◆◆
【おつとめ品を楽しみ尽くす】
物価が高い。
大学教員は安定していると言われるが、
民間企業ほど物価変動に対応した
手当があるわけではなく。
ここ数年、
「あれ、生活ってこんなにきつかったかな」
と思う瞬間はある。
この物価高の前からだけど、
私がこだわっているのは、
「スーパーに行く頻度を増やす」
「お得なものを買う」ということだ。
毎日、スーパーに行くと、価格の変動や、
何がお得か、何が流行っているかを
把握することができる。
何か発見があるし、
市場に関する感覚が磨かれる。
なんせ、楽しい。
いつもチェックしてしまっているのが、
おつとめ品コーナーだ。
つまり、やや鮮度が落ちて、使いきるものである。
この、安くなっているものを活用して
料理をつくるのが楽しい。
中には自分では買わない食材もある。
これを活用して、
何かつくろうと考えているうちに、
料理のレパートリーが増える。
先日は、イタリアンパセリが
たたき売りになっており。
ムニエル、にんにく炒めなどに活用したが、
新しい世界が広がった。
我が家は、
まるでプロレスラーのように、
ちゃんこ鍋を年中食べており。
いや、本職の人も
いまはここまで食べないだろうなあ。
飲食店で食べるちゃんこ鍋は、
大きく2つの考え方があり。
具材をかなり絞り込み、
出汁、スープのうまさで勝負する店と、
とにかく具材を入れまくる店だ。
後者の場合、意外な食材が美味しかったりする。
ピーマンとか、茄子とかね。
あと、水菜、春菊など
はりはりした野菜だ。
先日は、友人がつくった野菜を頂き。
やはり鍋にも活用した。
肉は、安くなっている日、タイミングに買い漁り。
冷凍で保存して、
少しずつ解凍して使ったりもする。
なお、余談だが、プロレスの道場では、
つけダレでちゃんこを食べることが多いようで。
スープに味がついていないという道場もある。
このつけダレだが、大根おろしや、
ノリとポン酢などを混ぜるという流派があり。
これは、大昔、新弟子を、いじりたおすために、
罰ゲーム的に混ぜたら、
意外に美味かったので、定着したそうだ。
私の推しおつとめ品売り場は、
等々力の紀ノ国屋スーパーで。
紀ノ国屋クオリティなので。
あまり劣化していない、
いいものが安くなっており。
ここで、100円台で売られている野菜を買い漁り、
サラダや鍋にするのが楽しい。
最近、買い替えた冷蔵庫を活用すると、
保存期間がややのび。
物価というものは、簡単には語れないのだけど。
生活を守るために、創意工夫する。
意外な食材との出会いを楽しむ日々である。
◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━◆◆
【自由って、いったい何だろう?】
Q. 千葉商科大学の2年生です。
常見先生が企画した科目「自分未来ゼミ」の
教材動画で、ある先生が「高校生にはない自由を、
うまく使ってほしい」とおっしゃってました。
周りの友人たちには響いていたようですが、
私はモヤモヤしました。
大学生の自由って、所詮、用意された、
限られた範囲の自由じゃないですか?
自由っていったい何だと思いますか?
A. 大学生活を通じて、考えましょう
ナイスなご指摘、ありがとうございます。
「自由とは何か?」
これは人間が向き合い続けた問いです。
様々な立場の人が、様々な意見を発してきました。
哲学はもちろん、政治学、経済学、社会学など
様々な分野で研究が積み重ねられてきました。
文学や音楽においても、
テーマであり続けています。
これらを網羅的に語ることは困難です。
私が「自由とはこういうものだ」と
言い切るのも危険かと。
ここでは、大学生が
「自由とは何か?」を考えるための
ヒントをお届けします。
あなたが、自由だなと感じる
人、時、物、場所などを考えてみましょう。
何が思い浮かぶでしょう?
周りにあるものでも、SNSやTV、
本などを通じて知っているものでも構いません。
コンテンツ上のものでもOKです。
私が、この1か月くらいの間で
「わぁ、自由だなぁ」と感じたのは、
次の瞬間ですかね。
・広尾のキューバンラウンジ、ハバナ1950で
皆がドリンクや葉巻を楽しみながら、
様々な国籍の老若男女が歌い、
踊っている時間、空間。
・そのキューバンラウンジでの、
前から会いたかった書き手との会話。
彼女が気持ちよく酒や葉巻を嗜む様子。
垣間見られる彼女の生き方や意思決定の基準。
・渋谷のんべえ横丁にあるスナックのらで、
書店員、エッセイスト、踊り子の
新井見枝香姐がカウンターに立つ日に、
やはり様々な人が集まり、
縦横無尽に会話が広がっている瞬間。
そこに、ソフトドリンクしか飲まない
私がいる様子。
・そこで出会った、全国のストリップ劇場に
遠征する、リボン投げ名人の24歳男性スト客の生き方。
・テレビに生出演した際に
THE虎舞竜の「ロード」について
突然、ふれたこと。
・自由が丘のおしゃれカフェに
ヒョウ柄のカーディガンと
ピストルズのシャツで出かけたこと。
・POSSE代表の岩本菜々さんが伝える、
様々な立場の人が、権利を主張する
アメリカの社会運動の様子。
・なんとなくクルマでかけた銀杏BOYZの曲の歌詞。
・タイヤ交換したばかりのクルマで、
気持ちよく湾岸線を走った瞬間。
・プロフィール写真の撮影をしていた瞬間。
・そのプロフィール写真での笑顔。
・新聞社のインタビューで、気持ちよく語った瞬間。
・徒然なるままにエッセイを書き、投稿し、
それが万バズした瞬間。
・娘が、突然、つくりだす、
想像をはるかにこえた、創作料理。
・ヒステリックグラマーが
映画『ストリートキングダム』とコラボした
Tシャツのデザイン。
・ディープ・パープルの来日公演で、
ボーカルのイアン・ギランが、
自分が歌わないときに
ステージを降りて休んでいる様子。
・私の誕生会での内容の振れ幅。
実に様々な方が集まり、
みんなで楽しんでいる様子。
・昔の教え子の恋愛話や、スピード結婚。
・仕事の合間に、ジムやマッサージに行った瞬間。
まだまだありますが、この辺で。
ここには、様々な分野の様々な自由が存在します。
自由すぎる言動もあれば、
一見すると当たり前の光景もそうです。
社会運動のように、権利を主張し、闘うのも
これまた自由なわけです。
やらざるを得ないこと、たとえば仕事や家事を
気持ちよくやることも自由を感じる瞬間なわけです。
あまりにも当たり前すぎて
「これは自由なんだ」と認識していなかった
自由もあることでしょう。
いや、私もまだまだ、
取り上げきれていなかったと思います。
他の方の生き方や、
そのアウトプットに関しては、当の本人は
「自由」だと感じていないこともあります。
私もよく
「自由に生きているね」と言われるのですけど、
とはいえ、日々、制約と闘っていたりします。
まあ、職場にせよ家庭にせよ、
メディアに出るときの発言にせよ、
自由にやらせてもらっている方ですけどね。
自由そうに見えて、自由そうに見えるキャラを
演じさせられていたりする人もいますし。
自由に関する鎖を
解き放とうとしている人もいますし、
与えられた自由を
最大限に楽しんでいる人もいるわけで。
あなたが何を自由と感じるか。
これが大事なポイントなのではないか、と。
私が、10代から20代にかけて、
自由について考えていたことと言えば・・・。
小学校が大嫌いで。
何かと、生徒たちを抑圧する先生たちが
そこにはいたのです。
中学校に入り、
個性を尊重する先生が増えてよかったな、と。
ただ、制服が嫌いで。
制服がなくて、校則が少ない高校に行こうと思い、
札幌南高校に進学しました。
「やった、自由を手にいれたぞ」と
思ったのですよ。
ただ、意外にみんな、受験勉強一色だなとか、
よくも悪くも節度を保っているなと思ったり。
ちょっと背伸びしたことをやってみたところで、
本当に自由なのかなと思ったり。
それは、自由なのではなく、
自由を装っているようで、痛い言動なんじゃないか、とか。
大学に入って、上京し、一人暮らしをはじめ、
「わぁ、自由だな」と思う一方で、
お金や時間のやりくりに苦労したり。
一方、まるで大学生みたいな
高校生活をおくったので、
周りの仲間たちが
大学生らしいことをする様子をみて、
無理してる感があって、モヤモヤしたり。
自由すぎて、モヤモヤしたこともありました。
まあ、でも、
面白い学生、先生という人たちがいて。
ここでは先生の話を。
休講を連発して、いつもフランスにいる先生がいました。
「先生はフランスに行ってしまったので、急ですが、
休講です」って、なんだよ、と。
「バルセロナで、街で美女たちと語りあう日々を送り、
マリファナをすった瞬間、
俺は最高に自由だった。
君たちの学生生活は、自由かい?」
と講義内で熱弁する先生もいて。
アンナミラーズの店員に
「この制服はモチベーションの源泉ではないか」
という仮説をたて。
店で出待ちをし、
店員に「制服を持ち出して、僕の講義にきてくれ」
と頼み込んだ先生がいたり。
壇上で他の先生を公然と批判する先生がいたり。
「中谷巌先生が、規制緩和を叫んでいますけど、
銀座で2000円のビールを飲める人に、
言われたくないですよね!」とか。
・・・全員、メディアによく登場する、著名な先生なんですよ。
「あぁ、自由、だったんだな」と半分感じつつ
「いや、こういう、
俺は昔、悪かったんだぞ自慢的な自由論は、
痛いだけじゃないか」
など、複雑な心境になりました。
私が社会に出てから身につけた、処世術は、
自由をいかに守るか、拡大するかもそうですが、
制約の中で精一杯自由にやるということですかね。
様々な仕事の依頼について、期待にこたえつつ、
その中で自由にやることを楽しんでいるのが、
私です。
例によって、まとまりがなくなりましたが。
何が自由なのか、
どういう瞬間、自由だと感じるのか。
自由をいかに広げるか。守るか。
よーく考える大学生活にしてください。
これって自由なのかという
批判的思考、これからも大切に。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/9640/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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◇就職氷河期世代対策は、届くのか
◇兼業主夫の独白
リモートワークは薔薇色じゃない
◇社内で花見の場所取り命令…ハラスメントか?
◇新入社員が社内飲みに“NO”
令和の社内コミュニケーションの最適解は?
◇「本音で語り合うこと」が「ウザイ」
令和の新入社員との付き合い方
◇「青切符制度導入」その効果は?
自転車芸人・団長安田さんと徹底議論
◇52歳の地図
3.常ミシュラン
おつとめ品を楽しみ尽くす
4.人生相談バカ一代
自由って、いったい何だろう?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【憧れのあの人は、
あなたが好きな作品を嫌いだったりする】
誕生会の余韻に浸っています。
ライブ演奏をアップしたので、ぜひ。
https://d.bmb.jp/9/1454/9623/XXXX
『日本の就活』の
https://d.bmb.jp/9/1454/9624/XXXX
取材依頼、メディア露出が続いており。
大学生協の「読書のいずみ」に出ていますよ
https://d.bmb.jp/9/1454/9625/XXXX
日本武道館で
ディープ・パープルを観てきましたよ。
メンバーの多くが70代で。
ボーカルのイアン・ギランが、
やや、つらそうな場面がありましたが、
楽しめました。
そのディープ・パープルが高市総理と面会し。
ただ、その場で、高市総理が
イアン・ギランではなく、
デヴィッド・カヴァーデイル
(のちにホワイトスネイクを結成)が歌う
「BURN」を好きな曲としてあげたり、
「神」とあがめるドラマーのイアン・ペイスに、
彼が使っているメーカーではないスティックを、
自分のサインを入れて渡すなど、
いちいち対応が失礼などと、批判の声が。
この件、ボーカルの在籍時期問題については
「ちゃんと調べろよ」という話ではあります。
叩かれたスティックを渡した件については
日本国の代表として、日本製のものを
アピールするという意味では、
渡し方によってはアリだなと思うのですが。
人は時に思い込みや、
思わず言ってしまう言葉で
人を傷つけたり、失礼なことをしてしまう
ということが、ありうるわけです。
もっとも、相手のことをとことん調べて、
接したところで、相手を不機嫌に
させてしまうということもあるわけです。
あまりに熱烈すぎるファンの姿勢は
ときに滑ることがあり。
また、事前の予習をしっかりしたところで、
過去のインタビューでの発言などは、
切り取られたものだったり、
本意ではないことを喋っていたりもするわけです。
私が遭遇したそんな場面のおすそ分けを。
20年くらい前に、私は毎週末、
早稲田大学に勝手に潜りこんで、
授業に参加していました。
ちょうどリクルートを退職することを
決めていたので、時間に余裕があり。
また、知的刺激に飢えていたのです。
大好きだった科目は、安藤紘平先生の
「マスターズ・オブ・シネマ」です。
毎週、映画界の著名人がゲストでやってきて、
公開対談するのです。
久石譲さんがやってきたときのことです。
彼が映画監督を務めた『カルテット』という
映画に関連した内容でした。
質疑応答コーナーで、
前の方に座っていた女性が笑顔で、
キラキラした眼で
「私、先生の“Summer”が大好きなのですけど、
誕生エピソードを教えていただけますか?」
という質問をしました。
熱意のある質問じゃないですか。
夢がかなった瞬間ではないですか。
大好きな作品について、憧れのあの人に、
砂かぶりの席で質問できる、という。
しかし、久石譲さんは苦笑いをし。
「あまり思い出したくない・・・」と。
なんでも、北野武さんが
映画『菊次郎の夏』に使う曲を依頼したそうで。
「ジョージ・ウィンストンの
“Summer”みたいな曲をつくってほしい」と。
失礼な依頼じゃないですか・・・。
「くそ・・・」と思いつつ、
「やってやるよ」と緻密に曲をつくったそうで。
いったん完成した後に、
心を解き放って弾いたのが、
いまの”Summer”だそうで。
「こんなのもありますよ」と言って披露したら、
こちらが、採用されたとか。
私も憧れの富野由悠季さんと、
『僕たちはガンダムのジムである』関連で
お会いしたときに、やらかしまして。
『機動戦士ガンダム』とガンプラが大好きな
少年時代の気持ちを思い出し。
思い出の品として、
初めて買ったガンプラと、旧型ザクを買い直し、
つくって持っていったのです。
ありったけのガンダム愛を伝えたのです。
しかし、
「君、モビルスーツというのはな、兵器なんだぞ。
これは、おもちゃじゃないか。
これにそこまでのリアリティが、あるのか」と、
お叱りを受け。
商談にしろ、会食にしろ、
プライベートな場で会うにしろ、
相手のことをよく調べてから行くようにという
ノウハウは言うまでもなくあるわけですが。
そして、SNSなどがあるがゆえに、
相手のことも調べやすくなりましたが。
とはいえ、大事なことは載っていないのです。
インタビューで載っていた言葉は、
ある作品や関連商品を売るための
話だったりもし。
ヘヴィメタル雑誌『BURRN!』に載る
ミュージシャンのインタビューがそうでしたね。
毎回、新譜が出るたびに
「今回のアルバムは最高だ」
「新しいボーカルは、ソウルメイトだ」
「前のプロデューサーと、メンバーはクズだ」
みたいな発言が載るわけですよ。
これは、本音なのか、と。
やや、話は飛躍しますが・・・。
つくり手視点で言うならば。
ファンが大好きな作品、売れた作品と、
つくり手が気に入っている作品は違うのですよね。
ライブに行って、
新曲やレア曲だらけで、
自分の好きな曲をやってくれなかった、
という不満がよくあるわけですが。
アーティストからすると、
今、もっともやりたい曲、
聴いてもらいたい曲というものがあるわけですね。
「この曲が好きだ!」
「この本が好きだ!」
と言われても、本人は
それほど好きじゃなかったり。
「またあの作品の話か。
今の私を見てよ」と思ったり。
・・・私もいまだに
「『僕たちはガンダムのジム』の人」
「意識高い系の人」
と言われるわけです。
あ、言っておくと
代表作の一つ
『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)は
初版8000部で、重版は一度もかかっていません・・・。
「僕ジム」は何度か重版がかかり、
唯一文庫化された本でしたが、
それでも全部あわせて3万部くらいです。
この約2年で出した
『50代上等!』(平凡社新書)
と
『日本の就活』(岩波新書)
が最新で最高なので、
ぜひ、そちらを評価してほしいなぁ。
まあ、想起してもらえる本があるだけ
幸せなんだと思いますよ。
「一発屋」というけど、
たいていの著者、アーティストは
一発がないわけです。
売れていても
具体的にタイトルを
言ってもらえなかったり。
朝日新聞コメントプラスも
自分としては最高傑作のコメントは
いつも読まれないのですよね。
というわけで、模索は続くのです。はい。
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最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9626/XXXX
をよろしくお願いします。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
★━━━━゜+.*・‥…━★゜+.*・‥…━━━★
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(常見陽平 平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9627/XXXX
をよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
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朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/9628/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/9629/XXXX
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2.記事傑作選
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就活でパターン化した自己紹介を
“若者の劣化”と片付けてよいのか?
SNSのアカウントごとに
自分を使い分ける時代の“自己紹介の面倒くささ”
https://d.bmb.jp/9/1454/9630/XXXX
若者の間では
性格診断「MBTI」が自己紹介の定番化…
かつての「動物占い」ブームと何が違う?
令和の自己紹介が
どんどん表面的なものになっていく事情
https://d.bmb.jp/9/1454/9631/XXXX
高市早苗、ディープパープル、布袋寅泰問題の本質
https://d.bmb.jp/9/1454/9632/XXXX
就職氷河期世代対策は、届くのか
https://d.bmb.jp/9/1454/9633/XXXX
兼業主夫の独白
リモートワークは薔薇色じゃない
広報言いなりライターが垂れ流す
働き方改革記事の検証を
https://d.bmb.jp/9/1454/9634/XXXX
「もはやパワハラじゃないかと…」
社内で花見の場所取りを命じられて「帰宅不可」
…ハラスメントか?【専門家解説】
https://d.bmb.jp/9/1454/9635/XXXX
「自腹6000円は無駄」
新入社員が社内飲みに“NO”
令和の社内コミュニケーションの最適解は?
専門家解説
https://d.bmb.jp/9/1454/9636/XXXX
若い世代は「本音で語り合うこと」が
すでに「ウザイ」
令和の新入社員との付き合い方
働き方評論家・常見陽平さんに聞く
https://d.bmb.jp/9/1454/9637/XXXX
自転車事故が増える中「青切符制度導入」…
その効果は?
自転車芸人・団長安田さんと徹底議論
https://d.bmb.jp/9/1454/9638/XXXX
52歳の地図
https://d.bmb.jp/9/1454/9639/XXXX
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3.常ミシュラン
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【おつとめ品を楽しみ尽くす】
物価が高い。
大学教員は安定していると言われるが、
民間企業ほど物価変動に対応した
手当があるわけではなく。
ここ数年、
「あれ、生活ってこんなにきつかったかな」
と思う瞬間はある。
この物価高の前からだけど、
私がこだわっているのは、
「スーパーに行く頻度を増やす」
「お得なものを買う」ということだ。
毎日、スーパーに行くと、価格の変動や、
何がお得か、何が流行っているかを
把握することができる。
何か発見があるし、
市場に関する感覚が磨かれる。
なんせ、楽しい。
いつもチェックしてしまっているのが、
おつとめ品コーナーだ。
つまり、やや鮮度が落ちて、使いきるものである。
この、安くなっているものを活用して
料理をつくるのが楽しい。
中には自分では買わない食材もある。
これを活用して、
何かつくろうと考えているうちに、
料理のレパートリーが増える。
先日は、イタリアンパセリが
たたき売りになっており。
ムニエル、にんにく炒めなどに活用したが、
新しい世界が広がった。
我が家は、
まるでプロレスラーのように、
ちゃんこ鍋を年中食べており。
いや、本職の人も
いまはここまで食べないだろうなあ。
飲食店で食べるちゃんこ鍋は、
大きく2つの考え方があり。
具材をかなり絞り込み、
出汁、スープのうまさで勝負する店と、
とにかく具材を入れまくる店だ。
後者の場合、意外な食材が美味しかったりする。
ピーマンとか、茄子とかね。
あと、水菜、春菊など
はりはりした野菜だ。
先日は、友人がつくった野菜を頂き。
やはり鍋にも活用した。
肉は、安くなっている日、タイミングに買い漁り。
冷凍で保存して、
少しずつ解凍して使ったりもする。
なお、余談だが、プロレスの道場では、
つけダレでちゃんこを食べることが多いようで。
スープに味がついていないという道場もある。
このつけダレだが、大根おろしや、
ノリとポン酢などを混ぜるという流派があり。
これは、大昔、新弟子を、いじりたおすために、
罰ゲーム的に混ぜたら、
意外に美味かったので、定着したそうだ。
私の推しおつとめ品売り場は、
等々力の紀ノ国屋スーパーで。
紀ノ国屋クオリティなので。
あまり劣化していない、
いいものが安くなっており。
ここで、100円台で売られている野菜を買い漁り、
サラダや鍋にするのが楽しい。
最近、買い替えた冷蔵庫を活用すると、
保存期間がややのび。
物価というものは、簡単には語れないのだけど。
生活を守るために、創意工夫する。
意外な食材との出会いを楽しむ日々である。
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4.人生相談バカ一代
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【自由って、いったい何だろう?】
Q. 千葉商科大学の2年生です。
常見先生が企画した科目「自分未来ゼミ」の
教材動画で、ある先生が「高校生にはない自由を、
うまく使ってほしい」とおっしゃってました。
周りの友人たちには響いていたようですが、
私はモヤモヤしました。
大学生の自由って、所詮、用意された、
限られた範囲の自由じゃないですか?
自由っていったい何だと思いますか?
A. 大学生活を通じて、考えましょう
ナイスなご指摘、ありがとうございます。
「自由とは何か?」
これは人間が向き合い続けた問いです。
様々な立場の人が、様々な意見を発してきました。
哲学はもちろん、政治学、経済学、社会学など
様々な分野で研究が積み重ねられてきました。
文学や音楽においても、
テーマであり続けています。
これらを網羅的に語ることは困難です。
私が「自由とはこういうものだ」と
言い切るのも危険かと。
ここでは、大学生が
「自由とは何か?」を考えるための
ヒントをお届けします。
あなたが、自由だなと感じる
人、時、物、場所などを考えてみましょう。
何が思い浮かぶでしょう?
周りにあるものでも、SNSやTV、
本などを通じて知っているものでも構いません。
コンテンツ上のものでもOKです。
私が、この1か月くらいの間で
「わぁ、自由だなぁ」と感じたのは、
次の瞬間ですかね。
・広尾のキューバンラウンジ、ハバナ1950で
皆がドリンクや葉巻を楽しみながら、
様々な国籍の老若男女が歌い、
踊っている時間、空間。
・そのキューバンラウンジでの、
前から会いたかった書き手との会話。
彼女が気持ちよく酒や葉巻を嗜む様子。
垣間見られる彼女の生き方や意思決定の基準。
・渋谷のんべえ横丁にあるスナックのらで、
書店員、エッセイスト、踊り子の
新井見枝香姐がカウンターに立つ日に、
やはり様々な人が集まり、
縦横無尽に会話が広がっている瞬間。
そこに、ソフトドリンクしか飲まない
私がいる様子。
・そこで出会った、全国のストリップ劇場に
遠征する、リボン投げ名人の24歳男性スト客の生き方。
・テレビに生出演した際に
THE虎舞竜の「ロード」について
突然、ふれたこと。
・自由が丘のおしゃれカフェに
ヒョウ柄のカーディガンと
ピストルズのシャツで出かけたこと。
・POSSE代表の岩本菜々さんが伝える、
様々な立場の人が、権利を主張する
アメリカの社会運動の様子。
・なんとなくクルマでかけた銀杏BOYZの曲の歌詞。
・タイヤ交換したばかりのクルマで、
気持ちよく湾岸線を走った瞬間。
・プロフィール写真の撮影をしていた瞬間。
・そのプロフィール写真での笑顔。
・新聞社のインタビューで、気持ちよく語った瞬間。
・徒然なるままにエッセイを書き、投稿し、
それが万バズした瞬間。
・娘が、突然、つくりだす、
想像をはるかにこえた、創作料理。
・ヒステリックグラマーが
映画『ストリートキングダム』とコラボした
Tシャツのデザイン。
・ディープ・パープルの来日公演で、
ボーカルのイアン・ギランが、
自分が歌わないときに
ステージを降りて休んでいる様子。
・私の誕生会での内容の振れ幅。
実に様々な方が集まり、
みんなで楽しんでいる様子。
・昔の教え子の恋愛話や、スピード結婚。
・仕事の合間に、ジムやマッサージに行った瞬間。
まだまだありますが、この辺で。
ここには、様々な分野の様々な自由が存在します。
自由すぎる言動もあれば、
一見すると当たり前の光景もそうです。
社会運動のように、権利を主張し、闘うのも
これまた自由なわけです。
やらざるを得ないこと、たとえば仕事や家事を
気持ちよくやることも自由を感じる瞬間なわけです。
あまりにも当たり前すぎて
「これは自由なんだ」と認識していなかった
自由もあることでしょう。
いや、私もまだまだ、
取り上げきれていなかったと思います。
他の方の生き方や、
そのアウトプットに関しては、当の本人は
「自由」だと感じていないこともあります。
私もよく
「自由に生きているね」と言われるのですけど、
とはいえ、日々、制約と闘っていたりします。
まあ、職場にせよ家庭にせよ、
メディアに出るときの発言にせよ、
自由にやらせてもらっている方ですけどね。
自由そうに見えて、自由そうに見えるキャラを
演じさせられていたりする人もいますし。
自由に関する鎖を
解き放とうとしている人もいますし、
与えられた自由を
最大限に楽しんでいる人もいるわけで。
あなたが何を自由と感じるか。
これが大事なポイントなのではないか、と。
私が、10代から20代にかけて、
自由について考えていたことと言えば・・・。
小学校が大嫌いで。
何かと、生徒たちを抑圧する先生たちが
そこにはいたのです。
中学校に入り、
個性を尊重する先生が増えてよかったな、と。
ただ、制服が嫌いで。
制服がなくて、校則が少ない高校に行こうと思い、
札幌南高校に進学しました。
「やった、自由を手にいれたぞ」と
思ったのですよ。
ただ、意外にみんな、受験勉強一色だなとか、
よくも悪くも節度を保っているなと思ったり。
ちょっと背伸びしたことをやってみたところで、
本当に自由なのかなと思ったり。
それは、自由なのではなく、
自由を装っているようで、痛い言動なんじゃないか、とか。
大学に入って、上京し、一人暮らしをはじめ、
「わぁ、自由だな」と思う一方で、
お金や時間のやりくりに苦労したり。
一方、まるで大学生みたいな
高校生活をおくったので、
周りの仲間たちが
大学生らしいことをする様子をみて、
無理してる感があって、モヤモヤしたり。
自由すぎて、モヤモヤしたこともありました。
まあ、でも、
面白い学生、先生という人たちがいて。
ここでは先生の話を。
休講を連発して、いつもフランスにいる先生がいました。
「先生はフランスに行ってしまったので、急ですが、
休講です」って、なんだよ、と。
「バルセロナで、街で美女たちと語りあう日々を送り、
マリファナをすった瞬間、
俺は最高に自由だった。
君たちの学生生活は、自由かい?」
と講義内で熱弁する先生もいて。
アンナミラーズの店員に
「この制服はモチベーションの源泉ではないか」
という仮説をたて。
店で出待ちをし、
店員に「制服を持ち出して、僕の講義にきてくれ」
と頼み込んだ先生がいたり。
壇上で他の先生を公然と批判する先生がいたり。
「中谷巌先生が、規制緩和を叫んでいますけど、
銀座で2000円のビールを飲める人に、
言われたくないですよね!」とか。
・・・全員、メディアによく登場する、著名な先生なんですよ。
「あぁ、自由、だったんだな」と半分感じつつ
「いや、こういう、
俺は昔、悪かったんだぞ自慢的な自由論は、
痛いだけじゃないか」
など、複雑な心境になりました。
私が社会に出てから身につけた、処世術は、
自由をいかに守るか、拡大するかもそうですが、
制約の中で精一杯自由にやるということですかね。
様々な仕事の依頼について、期待にこたえつつ、
その中で自由にやることを楽しんでいるのが、
私です。
例によって、まとまりがなくなりましたが。
何が自由なのか、
どういう瞬間、自由だと感じるのか。
自由をいかに広げるか。守るか。
よーく考える大学生活にしてください。
これって自由なのかという
批判的思考、これからも大切に。
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皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
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発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
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