常見陽平メルマガ『陽平界通信』第390号
2026/05/20 (Wed) 07:30
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第390号
◆◆ 2025.5.20 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、
名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
送信しております。
配信停止を希望される方は、文末のURLから
配信停止の手続きをお願いします。
なお、メールの転送をされている場合は、
元のアドレスの配信停止手続きが必要です。
◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
「中年」と呼ばれて振り返る人はいない
2.記事傑作選
◇「ホワイトカラー激余りの社会到来」…
日本がこうなってしまった根本的な原因
◇「ブルーカラービリオネア」という
言葉のインフレについて
3.僕の音楽
音楽の何にこだわるか問題
4. 人生相談バカ一代
北方謙三の人生相談のすごさはどこか?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「中年」と呼ばれて振り返る人はいない】
東大五月祭の爆破予告→中止関連で
朝日新聞コメントプラスに投稿したところ、
たくさんのご意見を頂き。
・・・大炎上とも言います。
一部の方からは
「これってキャンセル・カルチャーだよね」とも。
もともとの朝日新聞の記事はこちらです。
プレゼント機能で
今から約24時間、無料で読めます。
お友達にも教えてあげてください。
それぞれの論者のコメントも読んでいます。
Xで絡まれまくっているのですけど、
皆さんはどう思います?
↓
東大の学園祭、爆破予告で16日は中止 参政・神谷氏の講演予定巡り
https://d.bmb.jp/9/1454/9954/XXXX
私のオピニオンはこちらです。
https://d.bmb.jp/9/1454/9955/XXXX
たくさんの「ご意見」を頂いた件への
回答、というか声明はこちらです
https://d.bmb.jp/9/1454/9956/XXXX
この件でのX投稿がキッカケで
東浩紀さんと
実に12年ぶりに対談することが電撃決定しました。
15年くらい前のTwitterっぽい展開ですね。
5月31日です。
「リベラル」とは何かについて、熱く語ります。
↓会場での観覧はこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/9957/XXXX
↓ネット配信はこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/9958/XXXX
さて。
6月4日の下北沢B&Bでの
坂爪真吾さんとの対談イベント
「モテない、さびしい中年たちへ。
~氷河期世代の中年上等!な
サバイバル戦略会議」
『モテない中年』(PHP研究所)刊行記念
が迫ってきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/9959/XXXX
本来、このイベントに
注力する時期でした。
これ、やりたかったイベントなんです。
対談を楽しみにしております。
皆さん、ご来場、配信、
どちらでも構わないので、ぜひ。
イベントに関連して、「中年」論を。
そもそも論で、日常生活で
「中年」という言葉、使わないですよね。
しかも、本人は自分が中年であるということに
気づかないわけです。
「おっさん」という言葉はまだ使うわけですが、
これもどちらかというと、悪口で使われるわけで。
「おい、そこのおっさん!」と呼ばれても、
振り返らないと思うのですよ。
いくら、年齢を重ねていても、
身体が衰えていても、
自分はおっさん、中年ではないと
思っているわけです。
なお、「おばさん」という言葉は
もっと使わないですよね。
男性なら叩いてもいいという
現実には複雑な想いになります。
もっとも、それだけ
男性優位社会だということか、とも。
年齢というものは、
実際の◯年生まれ◯歳という話だけではなく、
身体や精神の年齢もあり。
さらに、年齢は社会的なものです。
これらのギャップに悩むのではないでしょうか。
そのギャップも一様ではないわけです。
私自身、年齢や立場に関することで
「私ってなんだろう」と思ったり、
自身の心身の衰えを感じる瞬間はよくあり。
子供が生まれたのが遅く、
小学3年生の親並みからすると高齢で、
保護者のイベントでは長老感があり。
大学教員として、論者としては、
自分は、まだまだ若手だという認識があり。
なんせ、私より年上の、いや、同世代を含め、
活躍している方がいっぱいいて。
ただ、学内外の打ち合わせで、突然
「ここはベテランの先生にお任せしたく・・・」
という話が出ることがあり。
誰のことかなと思ったら、私のことだったりし。
行きつけのロックバーでは私は若い方で。
ただ、興味のある若いアーティストのライブに行くと、
最長老だったりし。
でも、他の人からはライブに行くこと自体が
「若い」と言われるのだろうなあ。
いや、まだメタルは、若いバンドを含め
中高年のファンがいるのですよ。
ついカーっとなって、数年前に
札幌出張のときに、チケットがとれたので
ビッケブランカと緑黄色社会の
対バン企画に行ったのですけど、
浮きまくりましたわ。
保護者の方ですか、的な。
最近、腹がまた出てきた気がし。
顔もパンパンで。
とはいえ、同世代の中では
若いルックスを保っている方だと言われます。
ただ、このような肉体の衰えもまた、
中年を感じる瞬間です。
朝日新聞の連載で、
友達の少ない中高年というものが話題となり。
賛否を呼びましたが。
いつも中年についてモヤモヤとしていた中、
坂爪真吾さんの新刊『モテない中年』
(PHP新書)を読んだわけですよ。
タイトルはなかなか刺激的ですが。
単なる恋愛弱者論でも、
中年男性の愚痴を集めた本でもありません。
中年男性の孤独、生きづらさ、性を入口に、
現代社会における親密さの変質を
描き出す一冊だったのです。
本書には、恋愛、結婚、離婚、セックスレス、
風俗、孤独、依存、承認欲求をめぐる
生々しいエピソードが登場します。
思わず苦笑いしそうになりつつ、
笑えねえなあ、と。
若い頃に身につけた恋愛観や男らしさの演じ方が、
40代、50代になっても更新されないという。
「モテる/モテない」を恋愛テクニックの問題に
回収しないところが秀逸です。
根本にあるのは、
「誰かと生きる」ことの難しさなんですよね。
人の話を聞くこと。自分の弱さを言葉にすること。
相手を支配せず、依存しすぎず、
適切な距離をとること。
孤独を他人で埋めようとしないこと。
言うのは簡単ですが、
中年になるほど、これが難しい。
読み終えて、坂爪さんと対談したくなり。
そして、このイベントが生まれました。
中年男性の性と孤独を、
笑いに逃げず、説教にも堕さず、しかし
少し洒落を効かせながら語ることはできるのか。
働き方、家族、コミュニティ、恋愛、性、老い。
どれも私自身が考えてきたテーマと地続きです。
というわけで、
五反田で、下北沢でお会いしましょう!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9960/XXXX
をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/9961/XXXX
この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9962/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/9963/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
「ホワイトカラー激余りの社会到来」…
日本がこうなってしまった「根本的な原因」
https://d.bmb.jp/9/1454/9965/XXXX
「ブルーカラービリオネア」という
言葉のインフレについて
https://d.bmb.jp/9/1454/9966/XXXX
◆◆━━━━━━━
3.僕の音楽
━━━━━━━━━◆◆
【音楽の何にこだわるか問題】
SEX MACHINEGUNSとSAISEIGAの
対バンライブを観た。
学生時代、よく買い物や食事をした国分寺で。
学生時代、国分寺に
ライブハウスがあることを知らなかった。
ライブハウスでは、目当てのバンドを聞かれる。
人気の把握という意味もあるし、
チャージバックに影響することもある。
両方好きなので、どちらと言われると困るのだが、
SAISEIGAと回答した。
それくらい、このバンドに衝撃を受けており。
出会いのキッカケは、
ベーシストのKatsukiさんが
ANTHEMの周年ライブに公式カバーバンドの
メンバーとして出演したことだった。
圧倒的なステージング、グルーブ感、
大胆かつ繊細な音作りに魅了された。
居ても立っても居られなくなり、
最短で観ることができる、
彼らが出演するイベントに足を運んだ。
圧巻だった。
メンバーの圧倒的な演奏力、
楽曲のクオリティの高さ、キャラ立ち、
ステージング、緻密な音作り、
世界観に度肝を抜かれた。
ラウドでありつつ、ちゃんとノレて歌える。
新世代のバンドが登場したという感じだ。
出会ってしまったという感覚だ。
この日のライブは、対バン企画で、
小さなライブハウスであったが、
びっくりするくらい音がよく、
ライブパフォーマンスも
小さなステージが大きく見えた。
そして、アーティスト活動において、
楽曲や演奏の上手さ、
ステージングももちろんなのだが、
緻密な音作りが大事だなと実感した次第だ。
パフォーマンスも、音作りも含めて
アーティストなのだ。
というわけで、ファン、リスナーとしても、
プレイヤーとしても、
音作りというものに注目している今日このごろ。
グルーヴというものも日々、考えており。
弾けるとノレるは異なる。
そんな中、私は、スティングのバンド、
ポリスを再評価しまくっており。
10代の頃、もう解散していたが
毎日のように聴いていた。
最近は、ベースの個人練習で、
ポリスの曲を弾くことが多く。
フレーズ自体はそれほど難しくない。
一方、ノリが難しい。
代表曲“Every Breath You Take”は
ルート弾きが中心で、初心者でも運指は簡単だ。
ただ、ノルのが難しい。
無機的なようで、あたたかみがあって、
自然に身体が動き出したくなるような、
この演奏は、なかなかできない。
いま、“Spirits In The Material World”を
練習の課題曲にしており。
バンドで演奏することはないのだけど。
このノリはなかなか出せない。
というわけで、音作りとグルーヴ、
ここに着目して音楽生活再起動中である。
AISEIGA、あらゆる点で規格外なので、
ぜひ、聴いてみてほしい。
SAISEIGA Official
https://d.bmb.jp/9/1454/9967/XXXX
The Police - Spirits In The Material World
(Official Music Video)
https://d.bmb.jp/9/1454/9968/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
Q. 北方謙三の「試みの地平線」の魅力とは?
dマガジン
(ドコモの雑誌読み放題サービス)で、
たまたま読んだ記事がホットドッグプレスの
デジタル版で、その流れで
常見先生がたびたび言及されている
北方謙三先生の人生相談の
再録版を読みました。
例の「ソープへ行け!」という
決め台詞だけは知っていたのですけど、
想像以上に、いいことを書いていると思い
感銘を受けました。
リアルタイムで読んでいた常見先生に、
その魅力などを聞きたいです。
A.実は「ソープへ行け!」以外が面白いのです
わあ、そこに気づいていただけて嬉しいです。
そして女性の方が、
男性誌に載っていたあのコーナーに、
雑誌読み放題サービスで出会うという。
昭和と令和が交わる瞬間ですね。
今っぽい展開です。
あのコーナー、大好きで。
文庫本を何度も買っています。
「何度も」というのは、
思わず、人にプレゼントしてしまうからです。
なんせ、失恋した、まだ童貞だと悩む、
か弱い青年に対して
「ソープへ行け!」というあのセリフ。
「タクシーを止めて、堀之内と叫べ!」
などという変化球もありました。
60回以上、あのセリフを吐いているのですね。
だんだん、相談者は
「先生は、ソープへ行くと言うでしょうけど」
と事前に言うようになってきました。
あまりにもそのセリフの印象が強いのですけど、
実はそれ以外のものが秀逸で。
なんせ、真摯に若者に向き合っているのですよね。
これ、大事なポイントで、
なんとなく知っている、有名なものって、
本来の魅力に気づかなかったりするのですよね。
もちろん、旧態依然とした
「男」の世界観はひしひしと感じます。
この人生相談を書くために
読み直しましたが、明らかに旧態依然とした、
いや、もっというと「昭和でも、そんな奴は
おらんだろう」というくらいに
歪んだ「男らしさ」を感じてしまう回もありました。
ただ、どこか優しく。面倒見がよく。
自信がない人へのナイスな張り手になっています。
そう、若者からの相談内容って、
要するに自信がないこと、
不安であることなんですよね。
悩みの種類は変われど、本質は変わりません。
いま、読むと、きつく感じる人もいるでしょう。
でも、逆に今ではやや失われた、
よい意味でのおせっかい、踏み込んだ強い言葉、
あたたかさがそこにあります。はい。
ちなみに、「情熱大陸」の北方謙三編は、
大学のプロレス研究会の後輩が担当で。
熱くなりました。
常見が「上陸」する日も、
楽しみにしていてください。
・・・しかし
「僕、野球部で丸坊主なんです。
(当時の長髪だった)江口洋介さんみたいになりたいです」
という相談に対して
「かつらをかぶれ、それしかない」
というのは秀逸だったなぁ。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/9969/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第390号
◆◆ 2025.5.20 配信
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なお、メールの転送をされている場合は、
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
「中年」と呼ばれて振り返る人はいない
2.記事傑作選
◇「ホワイトカラー激余りの社会到来」…
日本がこうなってしまった根本的な原因
◇「ブルーカラービリオネア」という
言葉のインフレについて
3.僕の音楽
音楽の何にこだわるか問題
4. 人生相談バカ一代
北方謙三の人生相談のすごさはどこか?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「中年」と呼ばれて振り返る人はいない】
東大五月祭の爆破予告→中止関連で
朝日新聞コメントプラスに投稿したところ、
たくさんのご意見を頂き。
・・・大炎上とも言います。
一部の方からは
「これってキャンセル・カルチャーだよね」とも。
もともとの朝日新聞の記事はこちらです。
プレゼント機能で
今から約24時間、無料で読めます。
お友達にも教えてあげてください。
それぞれの論者のコメントも読んでいます。
Xで絡まれまくっているのですけど、
皆さんはどう思います?
↓
東大の学園祭、爆破予告で16日は中止 参政・神谷氏の講演予定巡り
https://d.bmb.jp/9/1454/9954/XXXX
私のオピニオンはこちらです。
https://d.bmb.jp/9/1454/9955/XXXX
たくさんの「ご意見」を頂いた件への
回答、というか声明はこちらです
https://d.bmb.jp/9/1454/9956/XXXX
この件でのX投稿がキッカケで
東浩紀さんと
実に12年ぶりに対談することが電撃決定しました。
15年くらい前のTwitterっぽい展開ですね。
5月31日です。
「リベラル」とは何かについて、熱く語ります。
↓会場での観覧はこちら
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↓ネット配信はこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/9958/XXXX
さて。
6月4日の下北沢B&Bでの
坂爪真吾さんとの対談イベント
「モテない、さびしい中年たちへ。
~氷河期世代の中年上等!な
サバイバル戦略会議」
『モテない中年』(PHP研究所)刊行記念
が迫ってきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/9959/XXXX
本来、このイベントに
注力する時期でした。
これ、やりたかったイベントなんです。
対談を楽しみにしております。
皆さん、ご来場、配信、
どちらでも構わないので、ぜひ。
イベントに関連して、「中年」論を。
そもそも論で、日常生活で
「中年」という言葉、使わないですよね。
しかも、本人は自分が中年であるということに
気づかないわけです。
「おっさん」という言葉はまだ使うわけですが、
これもどちらかというと、悪口で使われるわけで。
「おい、そこのおっさん!」と呼ばれても、
振り返らないと思うのですよ。
いくら、年齢を重ねていても、
身体が衰えていても、
自分はおっさん、中年ではないと
思っているわけです。
なお、「おばさん」という言葉は
もっと使わないですよね。
男性なら叩いてもいいという
現実には複雑な想いになります。
もっとも、それだけ
男性優位社会だということか、とも。
年齢というものは、
実際の◯年生まれ◯歳という話だけではなく、
身体や精神の年齢もあり。
さらに、年齢は社会的なものです。
これらのギャップに悩むのではないでしょうか。
そのギャップも一様ではないわけです。
私自身、年齢や立場に関することで
「私ってなんだろう」と思ったり、
自身の心身の衰えを感じる瞬間はよくあり。
子供が生まれたのが遅く、
小学3年生の親並みからすると高齢で、
保護者のイベントでは長老感があり。
大学教員として、論者としては、
自分は、まだまだ若手だという認識があり。
なんせ、私より年上の、いや、同世代を含め、
活躍している方がいっぱいいて。
ただ、学内外の打ち合わせで、突然
「ここはベテランの先生にお任せしたく・・・」
という話が出ることがあり。
誰のことかなと思ったら、私のことだったりし。
行きつけのロックバーでは私は若い方で。
ただ、興味のある若いアーティストのライブに行くと、
最長老だったりし。
でも、他の人からはライブに行くこと自体が
「若い」と言われるのだろうなあ。
いや、まだメタルは、若いバンドを含め
中高年のファンがいるのですよ。
ついカーっとなって、数年前に
札幌出張のときに、チケットがとれたので
ビッケブランカと緑黄色社会の
対バン企画に行ったのですけど、
浮きまくりましたわ。
保護者の方ですか、的な。
最近、腹がまた出てきた気がし。
顔もパンパンで。
とはいえ、同世代の中では
若いルックスを保っている方だと言われます。
ただ、このような肉体の衰えもまた、
中年を感じる瞬間です。
朝日新聞の連載で、
友達の少ない中高年というものが話題となり。
賛否を呼びましたが。
いつも中年についてモヤモヤとしていた中、
坂爪真吾さんの新刊『モテない中年』
(PHP新書)を読んだわけですよ。
タイトルはなかなか刺激的ですが。
単なる恋愛弱者論でも、
中年男性の愚痴を集めた本でもありません。
中年男性の孤独、生きづらさ、性を入口に、
現代社会における親密さの変質を
描き出す一冊だったのです。
本書には、恋愛、結婚、離婚、セックスレス、
風俗、孤独、依存、承認欲求をめぐる
生々しいエピソードが登場します。
思わず苦笑いしそうになりつつ、
笑えねえなあ、と。
若い頃に身につけた恋愛観や男らしさの演じ方が、
40代、50代になっても更新されないという。
「モテる/モテない」を恋愛テクニックの問題に
回収しないところが秀逸です。
根本にあるのは、
「誰かと生きる」ことの難しさなんですよね。
人の話を聞くこと。自分の弱さを言葉にすること。
相手を支配せず、依存しすぎず、
適切な距離をとること。
孤独を他人で埋めようとしないこと。
言うのは簡単ですが、
中年になるほど、これが難しい。
読み終えて、坂爪さんと対談したくなり。
そして、このイベントが生まれました。
中年男性の性と孤独を、
笑いに逃げず、説教にも堕さず、しかし
少し洒落を効かせながら語ることはできるのか。
働き方、家族、コミュニティ、恋愛、性、老い。
どれも私自身が考えてきたテーマと地続きです。
というわけで、
五反田で、下北沢でお会いしましょう!
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最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9960/XXXX
をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/9961/XXXX
この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/9962/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
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朝日新聞デジタルでコメントをしております。
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
「ホワイトカラー激余りの社会到来」…
日本がこうなってしまった「根本的な原因」
https://d.bmb.jp/9/1454/9965/XXXX
「ブルーカラービリオネア」という
言葉のインフレについて
https://d.bmb.jp/9/1454/9966/XXXX
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3.僕の音楽
━━━━━━━━━◆◆
【音楽の何にこだわるか問題】
SEX MACHINEGUNSとSAISEIGAの
対バンライブを観た。
学生時代、よく買い物や食事をした国分寺で。
学生時代、国分寺に
ライブハウスがあることを知らなかった。
ライブハウスでは、目当てのバンドを聞かれる。
人気の把握という意味もあるし、
チャージバックに影響することもある。
両方好きなので、どちらと言われると困るのだが、
SAISEIGAと回答した。
それくらい、このバンドに衝撃を受けており。
出会いのキッカケは、
ベーシストのKatsukiさんが
ANTHEMの周年ライブに公式カバーバンドの
メンバーとして出演したことだった。
圧倒的なステージング、グルーブ感、
大胆かつ繊細な音作りに魅了された。
居ても立っても居られなくなり、
最短で観ることができる、
彼らが出演するイベントに足を運んだ。
圧巻だった。
メンバーの圧倒的な演奏力、
楽曲のクオリティの高さ、キャラ立ち、
ステージング、緻密な音作り、
世界観に度肝を抜かれた。
ラウドでありつつ、ちゃんとノレて歌える。
新世代のバンドが登場したという感じだ。
出会ってしまったという感覚だ。
この日のライブは、対バン企画で、
小さなライブハウスであったが、
びっくりするくらい音がよく、
ライブパフォーマンスも
小さなステージが大きく見えた。
そして、アーティスト活動において、
楽曲や演奏の上手さ、
ステージングももちろんなのだが、
緻密な音作りが大事だなと実感した次第だ。
パフォーマンスも、音作りも含めて
アーティストなのだ。
というわけで、ファン、リスナーとしても、
プレイヤーとしても、
音作りというものに注目している今日このごろ。
グルーヴというものも日々、考えており。
弾けるとノレるは異なる。
そんな中、私は、スティングのバンド、
ポリスを再評価しまくっており。
10代の頃、もう解散していたが
毎日のように聴いていた。
最近は、ベースの個人練習で、
ポリスの曲を弾くことが多く。
フレーズ自体はそれほど難しくない。
一方、ノリが難しい。
代表曲“Every Breath You Take”は
ルート弾きが中心で、初心者でも運指は簡単だ。
ただ、ノルのが難しい。
無機的なようで、あたたかみがあって、
自然に身体が動き出したくなるような、
この演奏は、なかなかできない。
いま、“Spirits In The Material World”を
練習の課題曲にしており。
バンドで演奏することはないのだけど。
このノリはなかなか出せない。
というわけで、音作りとグルーヴ、
ここに着目して音楽生活再起動中である。
AISEIGA、あらゆる点で規格外なので、
ぜひ、聴いてみてほしい。
SAISEIGA Official
https://d.bmb.jp/9/1454/9967/XXXX
The Police - Spirits In The Material World
(Official Music Video)
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◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
Q. 北方謙三の「試みの地平線」の魅力とは?
dマガジン
(ドコモの雑誌読み放題サービス)で、
たまたま読んだ記事がホットドッグプレスの
デジタル版で、その流れで
常見先生がたびたび言及されている
北方謙三先生の人生相談の
再録版を読みました。
例の「ソープへ行け!」という
決め台詞だけは知っていたのですけど、
想像以上に、いいことを書いていると思い
感銘を受けました。
リアルタイムで読んでいた常見先生に、
その魅力などを聞きたいです。
A.実は「ソープへ行け!」以外が面白いのです
わあ、そこに気づいていただけて嬉しいです。
そして女性の方が、
男性誌に載っていたあのコーナーに、
雑誌読み放題サービスで出会うという。
昭和と令和が交わる瞬間ですね。
今っぽい展開です。
あのコーナー、大好きで。
文庫本を何度も買っています。
「何度も」というのは、
思わず、人にプレゼントしてしまうからです。
なんせ、失恋した、まだ童貞だと悩む、
か弱い青年に対して
「ソープへ行け!」というあのセリフ。
「タクシーを止めて、堀之内と叫べ!」
などという変化球もありました。
60回以上、あのセリフを吐いているのですね。
だんだん、相談者は
「先生は、ソープへ行くと言うでしょうけど」
と事前に言うようになってきました。
あまりにもそのセリフの印象が強いのですけど、
実はそれ以外のものが秀逸で。
なんせ、真摯に若者に向き合っているのですよね。
これ、大事なポイントで、
なんとなく知っている、有名なものって、
本来の魅力に気づかなかったりするのですよね。
もちろん、旧態依然とした
「男」の世界観はひしひしと感じます。
この人生相談を書くために
読み直しましたが、明らかに旧態依然とした、
いや、もっというと「昭和でも、そんな奴は
おらんだろう」というくらいに
歪んだ「男らしさ」を感じてしまう回もありました。
ただ、どこか優しく。面倒見がよく。
自信がない人へのナイスな張り手になっています。
そう、若者からの相談内容って、
要するに自信がないこと、
不安であることなんですよね。
悩みの種類は変われど、本質は変わりません。
いま、読むと、きつく感じる人もいるでしょう。
でも、逆に今ではやや失われた、
よい意味でのおせっかい、踏み込んだ強い言葉、
あたたかさがそこにあります。はい。
ちなみに、「情熱大陸」の北方謙三編は、
大学のプロレス研究会の後輩が担当で。
熱くなりました。
常見が「上陸」する日も、
楽しみにしていてください。
・・・しかし
「僕、野球部で丸坊主なんです。
(当時の長髪だった)江口洋介さんみたいになりたいです」
という相談に対して
「かつらをかぶれ、それしかない」
というのは秀逸だったなぁ。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
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配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/9969/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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