常見陽平メルマガ『陽平界通信』第393号 人生の忘れ物に決着をつける できることをサボっていないか/天才とは状態である/ガクチカに書けない大学生活を
2026/06/10 (Wed) 07:44
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◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第393号
◆◆ 2026.6.10 配信
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
人生の忘れ物に決着をつける
やりたかったことをやっているか
2.記事傑作選
◇「新卒一括採用は悪」は本当か?
日本の就活システムが持つ意外な強み
◇食える論
吉本ばななnote問題で可視化された、
出版業界の行方について、蒸し返す
◇「AIフル活用で内定長者」の学生に
私は驚かないのだけど
3.書評 ホンのひとこと
天才とは状態である
4. 人生相談バカ一代
いま、大学生だったら常見は何をするのか?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【人生の忘れ物に決着をつける
やりたかったことをやっているか】
日経「人間発見」が大反響でして。
最終回は行きつけのバウハウス六本木が出てきて
常連客がざわついたとの説です
https://d.bmb.jp/9/1454/10161/XXXX
たくさんの方から感想を頂きました。
長い付き合いの人も、いつもSNS投稿を見ている人も
「知らないことだらけだった」と。
全国紙の夕刊の連載ですが
「不適切にもほどがある」ことや
パンチ、毒のある一言も載せてくれていて。
ちょうど30年前、横山やすしさんが亡くなり。
その追悼記事、特集について楠木建先生が
「ちっとも美化されていないのが、すごいな」
と、目の前でおっしゃっていたような。
さすがに、横山やすしさんや、アントニオ猪木さん
には勝てませんけど、よい意味で、リアルでナイスでした。
一方、妻からは、私という人間について
この記事などで、期待感は高まるものの
期待に応えきれていないのではないかという指摘が。
特に、何かの答え、解決策を出すのが弱い、と。
ただ、これは悪いことではなく。
むしろ、自分には、優れた解決策を出すことができない
と認識するべきではないか、
そんな自分を受け入れるべきではないか、と。
そのかわり、解決する場、機会をつくるべきではないか、と。
なるほど。
わかってくれている。
感謝。
そして、先週の人生相談、
こちらも大反響でして。
感想を頂いたりもしました。
さて。
先週末、山下久美子さんのライブに行きました。
小学校高学年の頃から40年来のファンなのです。
未婚の母として双子の出産・育児後、
彼女がライブ活動を再開してから
何度か見ており。
大澤誉志幸さんとのジョイントライブも何度も。
この夏もありますよね。行くつもりでいます。
ただ、今回のライブは特別で。
バービーボーイズのいまみちともたかさんが
ギタリストとして参加しており。
そう、1991年、私が高2の頃にリリースされた
『JOY FOR U』というアルバムのツアーに
彼が参加しており。その再現ライブなのです。
音もパフォーマンスも、素敵でした。
このアルバム、
20万枚以上売れた上、名盤なのです。
最初に聴いたときは
ちょっとおとなしくなったなあ、
大人のアルバムだなあと思ったのですけど、
いま、振り返ってみると、
ちゃんとロックでポップでした。
ふと気づいたのですけど。
達成できるかどうか分からない「夢」とは異なり。
それほど、お金や時間がかからないことなのに。
やらずに過ごしていることってたくさんあって。
今回は、奇跡の企画だったわけですけど。
あれだけ好きな山下久美子を、
楽しみ尽くしているかというと、そうでもなく。
機会があったのに、無駄にしていたな、と。
気づけば52歳で。もう8年くらいすると、
様々なものがシルバー料金になる一方で、
絶叫マシンに乗れなくなる可能性があり。
田原総一朗さんは苦手なのですけど。
彼と地上波で共演しないまま、終わるのは
どうなのかとか。
まあ、それは相手があってのことですけど。
『天国に一番近い島』の舞台、
ニューカレドニアに行きたいなあとか。
父方の祖父母が出会い、新婚生活を送った、
幼少期に毎晩のように思い出を聞かされた
樺太(サハリン)に一度は行ってみたいなあとか。
料理もベースも、もう一皮むけたいなあとか。
手が届く、数万円から50万円、いや100万円くらいで、
5日あればできることを放置してこなかったかと。
家や車を買うほどではないけど、それなりのお金と、
時間があればできることをサボっていなかったか、と。
いつかやりたいと思ったことは、
明日くらいまでにやった方がよくて。
少なくとも着手した方がよくて。
明日やろうは、馬鹿野郎なのですよ。
・・・と言いつつ、日々、
やりたいことはやっている方なのですけどね。
5月、6月は毎週1限が週3回あったのですが、
今週からは週1回です。
ちょっとサボリ気味だったジム通いを
徹底的にすることと、
スタジオで大きな音でフォームを見ながら
個人練習する機会を増やすこと、
映画を観る機会を増やしたいな、と。
人生の忘れ物に、決着をつけていきましょう。
ゲンロンカフェ、B&Bでのイベントが
終了しましたが、月末はこちら!
高円寺パンディットで新シリーズスタートです。
SNSには書けない話満載の独演会です。
会場の皆さんとのトークの機会もいっぱい。
ゲンロンカフェこれやったら、
賛否両論だったのですよね。
でも、まあ、私には私のスタイルがあるので。
楽しい時間にします。
26年6月27日(土)
常見陽平の激論GIGS vol.1
~ 初回はお客様と激論、独演会~
https://d.bmb.jp/9/1454/10162/XXXX
6月4日の下北沢B&Bでの
坂爪真吾さんとの対談イベント
「モテない、さびしい中年たちへ。
~氷河期世代の中年上等!な
サバイバル戦略会議」
『モテない中年』(PHP研究所)刊行記念
神回でした!
アーカイブ配信、しています!
https://d.bmb.jp/9/1454/10163/XXXX
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最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10164/XXXX
をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/10165/XXXX
この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10166/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
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朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10167/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10168/XXXX
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
「新卒一括採用は悪」は本当か?
日本の就活システムが持つ意外な強み
https://d.bmb.jp/9/1454/10169/XXXX
食える論 吉本ばななnote問題で可視化された、
ライター、フリーランスは
これから食べていけるのか、
出版業界の行方について、蒸し返す
https://d.bmb.jp/9/1454/10170/XXXX
「AIフル活用で内定長者」の学生に
私は驚かないのだけど
https://d.bmb.jp/9/1454/10171/XXXX
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3.書評 ホンのひとこと
━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【天才とは状態である】
『左ききのエレン』のファンである。
https://d.bmb.jp/9/1454/10172/XXXX
かなり前から読んでいる気になっていたが、
いま、調べてみると、
この漫画が世に出て、売れた後からだった。
2016年にcakes(懐かしい)で連載が始まり。
2017年には『少年ジャンプ+』で
リメイク版が始まっており。
私が読み始めたキッカケは、
朝日新聞の広告タイアップ企画だったような。
少なくとも、その前後くらいだ。
まだ、サイトが残っていた。
ドラマ化、舞台化もこの頃だったような。
https://d.bmb.jp/9/1454/10173/XXXX
当時、私は武蔵野美術大学で
非常勤講師をしており。
受講生や卒業生も、著者のかっぴー氏が
ムサビ出身であることでざわついており。
そういえば、受講生で演劇をやっている人がいて、
舞台のオーディションを受けたと言っていたな。
彼女は今、どうしているだろうか。
ちょうど私が、育児との両立や、
その後、コロナショックなどなどで
書けない状態になっている頃であり。
「描けよ」というセリフに胸が熱くなり。
彼のトークイベントなどにも、何度か参加した。
「才能」で生きていく、食べていくという点は
私の関心事でもあり、自分事でもあり。
15年くらい前に、
海外調査へ出かける前の母親に成田空港で
「お前には才能がある。ただ、勉強が足りない」
と言われたことがあり。
これがキッカケで、私は大学院に進学。
ただ、才能があるとあまり認識しないまま、
ひたすら不器用に、流れるままに
生きてきたのもまた事実である。
そして、今、娘の才能と向き合っている。
小学校で最も髪が短く、
自分のことを「僕」と呼び。
普通のことは苦手なのだが、
語彙力が異常に高く、
センスがよいこの子の才能を
いかに開花させるか。
まあ、子供は、
「育つ」のだけど。
同作品を読むたびに
「才能」ということについて考えており。
そのかっぴーさんが、ビジネス書を発表した。
『天才になれなかった全ての人へ
自分だけの武器が見つかる才能論』
(ダイヤモンド社)
https://d.bmb.jp/9/1454/10174/XXXX
彼のファンにとってはたまらない一冊なのだが。
会社員から漫画家となり、
ヒットを飛ばし続ける人の才能論として、
ビジネスパーソンにとって楽しめる1冊だろう。
この本のキーとなる主張は
「天才とは状態である」というものだ。
つまり、一般的に言われる、
「天賦の才能」とは異なる。
ここでいう天才とは、
スーパーマリオブラザーズにおける
スターをとって、無敵状態になるものに近い。
天才とはどのような状態か、
どのようにして自分をそう導くかなどの
アドバイスが、鋭く、深い。
突き刺さった言葉は
「自分のベテランになる」という言葉だ。
そう、誰もが自分のベテランになりえるわけで。
そして、自分をよく知っているということが
ポイントで。
もちろん、稀代の漫画家の仕事術、
あの作品の舞台裏を楽しむという点でも
贅沢な本である。
さて、あなたは天才状態になって、
何をするだろうか。
◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
Q. いま、大学生だったら
どんな大学生活を送りますか?
大学1年生です。
2026年の今、先生が大学1年生だったとしたら、
どのような大学生活を送りますか?
A.大学生革命を起こして、大人を困らせますね
そうきましたか。ナイスな質問ですね。
大学生でしかできないことをやり尽くすこと、
大学生であることを
最大限利用することを考えますね。
いかに大人を困らせるか。
ここにこだわりたいな、と。
まず、進学先ですが
母校一橋大学もいいですけど・・・。
早稲田大学、なかでも
文化構想学部か国際教養学部に行きたいな。
あるいは、
武蔵野美術大学の芸術文化学科(ムサビの芸文)、
日本大学藝術学部(日藝)ですね。
あとは、SFC、ICUかなあ。
面白い人がたくさんいそうで。
大学時代から世に出る人が多数の
大学、学部というわけです。
一橋大学もそういう大学なのですが
それ以外の選択肢も広げたくて。
AIの時代、面白い人との出会い、
異質であることが褒められる場、
これが大事かと。
先日もゼミのOB・OG会があり。
一橋大学には感謝しかありません。
一方、大学時代のことを思い出し。
小さな大学なので、私でも目立てたのですが。
基本、賢い人、多めなのですよね。
私は面白い人たちと出会いたかったのです。
母校の札幌南高等学校は、
当時は大学よりも大学っぽい学校でして。
大学に進学して「普通じゃん」と思ったのです。
そんな場に身をおきたいな、と。
まあ、
一橋大学世界プロレスリング同盟(プロ研)と、
竹内弘高ゼミ、さらには語学クラスの仲間は
そんな感じだったのですけど。
何をするかというと、
若気の至りそのもののような、
こじらせた青春を叩きつけるような、
コンテンツ作り、イベント作りを
やりまくりますね。
めちゃくちゃ具体的には
メディア、イベントに関わる
早稲田リンクスみたいな
サークルに入るのではないですかね。
バンドもするだろうなあ。
動画の配信や、SNS投稿も頑張るだろうなあ。
で、たぶん、先輩や同期と揉めて
新たなサークル、バンドをつくるのではないかと。
早稲田祭の動員を、
もう1万人くらい増やすような、
そんなイベントを仕掛けたいです。
ロックと、言論が融合したような。
たとえば、
RATMのトム・モレロを説得しまくって、
渡航費+αくらいで呼び、
大隈講堂で演奏してもらいたいなとか。
論者が勢揃いで、演説や
討論会を開く、と。
ライブペインティングも
メディアアートもてんこ盛り、と。
さらに、学園祭で
バーレスクショー、と。
魂の解放区を
つくるのですよ。
圧倒的な非日常を
つくるのですよ。
あまりの過激さと、圧倒的な動員、
何よりメッセージ性で
大人を困らせたいなと思います。
私、学生時代は家庭教師、塾講師をやりつつ、
たまに配達助手をしていたのですけど。
もう一度、学生生活をするなら、
バーやカフェやライブハウスの店員などなど、
お店で働くということをしてみたいですね。
あとは、メディアに関わる仕事ですね。
当時と変わらないことでいうと、
繁華街に住むということでしょうか。
立川市の錦町に2年半住んだことは、私の原点で。
様々な人間ドラマを至近距離で見ましたよ。
まさに、いまでは不適切にも程がある表現ですが、
飲む、打つ、買うなんですよ、
大人の男たちが。
日々、キャバクラ、風俗のキャッチを
かわしつつ、
日当たりほぼゼロの物件に、
たどり着いた瞬間、ホッとするという。
ムサビに通うなら、また錦町に住むでしょうね。
たしか、バスで、1本で通えるはず。
まあ、ムサビの寮は立川なのですけど。
早稲田に通うなら、高円寺か中野、
あるいは東新宿(実質、歌舞伎町)、
池袋あたりに住むと思います。
以前、半年だけ住んだ
板橋区の大山もいいですね。
ただ、これらの話を聞いて
「ガクチカ、ばっちりですね」と思われたら
私は嫌なのですよね。
むしろ、ガクチカには絶対、書けない体験を
いかに増やすか。
これにこだわりたいな、と。
いや、逮捕とかはされたくないですけど。
ドラッグなど、法に触れることはしませんけど。
ガクチカという言葉を日本で初めて
本に掲載したのは私でして。
別に反省していないのですけど。
ただ、ガクチカなるものが、
人に自慢できる大学生活だと
誤解されてしまったのなら、
よくないなあ、と。
人間の深さとは
人に言えない経験、
自慢できない経験が、
どれだけあるかだと思うのですよ。
バカなことを腹いっぱいやったかどうか。
「あぁ悪いことをしているなあ」
「なんて、浅ましいのだろう」
という感覚を何度、味わうか。
このあたりが人間の深さかと。
A4で2枚のエントリーシートに
分量的にも、内容的にも
書けないことが、どれだけあるか。
そんな学生生活を、送りたいな、と。
学生から
「先生、今まで嘘をついていました。
私が、本当に、力を入れたことは、
キャバクラなんです」
と言われたことが何度かあります。
そこから始まる独白は、
どんなレポートよりも、
胸に迫るものがありました。
聞いていて
涙が出てきました。
あぁ、私は教室での様子と
レポートと、
形式的な面談でしか
人間を見ていなかったのだと
反省したのです。
思えば、私が就活で
一言も話さなかったものの
そして、今もあまり話さないものの
学生時代の自分をつくったのは
立川市錦町で夜の街のドラマを
至近距離で見続けたことであり。
新宿区での配達のアルバイトで
垣間見た世界だったり。
家庭教師、塾講師の仕事を通じて
目撃した家庭のドラマだったり。
夜に私の部屋に遊びにきた
同級生たちの
打ち明け話だったり。
あれだけ憧れていて
やっと渡航した
アメリカでみた現実だったり。
学生時代に何かを残したいですけど、
普通に1回は就職するでしょうね。
リクルートには行かないでしょうねえ。
これまた、早稲田やムサビ、日藝同様、
人生の忘れ物ですが、博報堂に行って。
何かを成し遂げて独立したいですね。
・・・普通だなあ。
この、尖ってそうで
自分が普通で、普通でしょうがない
と思えるのは、
私が常に向き合っている問題でございます。
何かをやりたいという衝動に正直でいたいですね。はい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
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配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/10175/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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1.巻頭言
人生の忘れ物に決着をつける
やりたかったことをやっているか
2.記事傑作選
◇「新卒一括採用は悪」は本当か?
日本の就活システムが持つ意外な強み
◇食える論
吉本ばななnote問題で可視化された、
出版業界の行方について、蒸し返す
◇「AIフル活用で内定長者」の学生に
私は驚かないのだけど
3.書評 ホンのひとこと
天才とは状態である
4. 人生相談バカ一代
いま、大学生だったら常見は何をするのか?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【人生の忘れ物に決着をつける
やりたかったことをやっているか】
日経「人間発見」が大反響でして。
最終回は行きつけのバウハウス六本木が出てきて
常連客がざわついたとの説です
https://d.bmb.jp/9/1454/10161/XXXX
たくさんの方から感想を頂きました。
長い付き合いの人も、いつもSNS投稿を見ている人も
「知らないことだらけだった」と。
全国紙の夕刊の連載ですが
「不適切にもほどがある」ことや
パンチ、毒のある一言も載せてくれていて。
ちょうど30年前、横山やすしさんが亡くなり。
その追悼記事、特集について楠木建先生が
「ちっとも美化されていないのが、すごいな」
と、目の前でおっしゃっていたような。
さすがに、横山やすしさんや、アントニオ猪木さん
には勝てませんけど、よい意味で、リアルでナイスでした。
一方、妻からは、私という人間について
この記事などで、期待感は高まるものの
期待に応えきれていないのではないかという指摘が。
特に、何かの答え、解決策を出すのが弱い、と。
ただ、これは悪いことではなく。
むしろ、自分には、優れた解決策を出すことができない
と認識するべきではないか、
そんな自分を受け入れるべきではないか、と。
そのかわり、解決する場、機会をつくるべきではないか、と。
なるほど。
わかってくれている。
感謝。
そして、先週の人生相談、
こちらも大反響でして。
感想を頂いたりもしました。
さて。
先週末、山下久美子さんのライブに行きました。
小学校高学年の頃から40年来のファンなのです。
未婚の母として双子の出産・育児後、
彼女がライブ活動を再開してから
何度か見ており。
大澤誉志幸さんとのジョイントライブも何度も。
この夏もありますよね。行くつもりでいます。
ただ、今回のライブは特別で。
バービーボーイズのいまみちともたかさんが
ギタリストとして参加しており。
そう、1991年、私が高2の頃にリリースされた
『JOY FOR U』というアルバムのツアーに
彼が参加しており。その再現ライブなのです。
音もパフォーマンスも、素敵でした。
このアルバム、
20万枚以上売れた上、名盤なのです。
最初に聴いたときは
ちょっとおとなしくなったなあ、
大人のアルバムだなあと思ったのですけど、
いま、振り返ってみると、
ちゃんとロックでポップでした。
ふと気づいたのですけど。
達成できるかどうか分からない「夢」とは異なり。
それほど、お金や時間がかからないことなのに。
やらずに過ごしていることってたくさんあって。
今回は、奇跡の企画だったわけですけど。
あれだけ好きな山下久美子を、
楽しみ尽くしているかというと、そうでもなく。
機会があったのに、無駄にしていたな、と。
気づけば52歳で。もう8年くらいすると、
様々なものがシルバー料金になる一方で、
絶叫マシンに乗れなくなる可能性があり。
田原総一朗さんは苦手なのですけど。
彼と地上波で共演しないまま、終わるのは
どうなのかとか。
まあ、それは相手があってのことですけど。
『天国に一番近い島』の舞台、
ニューカレドニアに行きたいなあとか。
父方の祖父母が出会い、新婚生活を送った、
幼少期に毎晩のように思い出を聞かされた
樺太(サハリン)に一度は行ってみたいなあとか。
料理もベースも、もう一皮むけたいなあとか。
手が届く、数万円から50万円、いや100万円くらいで、
5日あればできることを放置してこなかったかと。
家や車を買うほどではないけど、それなりのお金と、
時間があればできることをサボっていなかったか、と。
いつかやりたいと思ったことは、
明日くらいまでにやった方がよくて。
少なくとも着手した方がよくて。
明日やろうは、馬鹿野郎なのですよ。
・・・と言いつつ、日々、
やりたいことはやっている方なのですけどね。
5月、6月は毎週1限が週3回あったのですが、
今週からは週1回です。
ちょっとサボリ気味だったジム通いを
徹底的にすることと、
スタジオで大きな音でフォームを見ながら
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映画を観る機会を増やしたいな、と。
人生の忘れ物に、決着をつけていきましょう。
ゲンロンカフェ、B&Bでのイベントが
終了しましたが、月末はこちら!
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会場の皆さんとのトークの機会もいっぱい。
ゲンロンカフェこれやったら、
賛否両論だったのですよね。
でも、まあ、私には私のスタイルがあるので。
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26年6月27日(土)
常見陽平の激論GIGS vol.1
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6月4日の下北沢B&Bでの
坂爪真吾さんとの対談イベント
「モテない、さびしい中年たちへ。
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サバイバル戦略会議」
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全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
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一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
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キッカケになっているようです。
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ライター、フリーランスは
これから食べていけるのか、
出版業界の行方について、蒸し返す
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「AIフル活用で内定長者」の学生に
私は驚かないのだけど
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3.書評 ホンのひとこと
━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【天才とは状態である】
『左ききのエレン』のファンである。
https://d.bmb.jp/9/1454/10172/XXXX
かなり前から読んでいる気になっていたが、
いま、調べてみると、
この漫画が世に出て、売れた後からだった。
2016年にcakes(懐かしい)で連載が始まり。
2017年には『少年ジャンプ+』で
リメイク版が始まっており。
私が読み始めたキッカケは、
朝日新聞の広告タイアップ企画だったような。
少なくとも、その前後くらいだ。
まだ、サイトが残っていた。
ドラマ化、舞台化もこの頃だったような。
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当時、私は武蔵野美術大学で
非常勤講師をしており。
受講生や卒業生も、著者のかっぴー氏が
ムサビ出身であることでざわついており。
そういえば、受講生で演劇をやっている人がいて、
舞台のオーディションを受けたと言っていたな。
彼女は今、どうしているだろうか。
ちょうど私が、育児との両立や、
その後、コロナショックなどなどで
書けない状態になっている頃であり。
「描けよ」というセリフに胸が熱くなり。
彼のトークイベントなどにも、何度か参加した。
「才能」で生きていく、食べていくという点は
私の関心事でもあり、自分事でもあり。
15年くらい前に、
海外調査へ出かける前の母親に成田空港で
「お前には才能がある。ただ、勉強が足りない」
と言われたことがあり。
これがキッカケで、私は大学院に進学。
ただ、才能があるとあまり認識しないまま、
ひたすら不器用に、流れるままに
生きてきたのもまた事実である。
そして、今、娘の才能と向き合っている。
小学校で最も髪が短く、
自分のことを「僕」と呼び。
普通のことは苦手なのだが、
語彙力が異常に高く、
センスがよいこの子の才能を
いかに開花させるか。
まあ、子供は、
「育つ」のだけど。
同作品を読むたびに
「才能」ということについて考えており。
そのかっぴーさんが、ビジネス書を発表した。
『天才になれなかった全ての人へ
自分だけの武器が見つかる才能論』
(ダイヤモンド社)
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彼のファンにとってはたまらない一冊なのだが。
会社員から漫画家となり、
ヒットを飛ばし続ける人の才能論として、
ビジネスパーソンにとって楽しめる1冊だろう。
この本のキーとなる主張は
「天才とは状態である」というものだ。
つまり、一般的に言われる、
「天賦の才能」とは異なる。
ここでいう天才とは、
スーパーマリオブラザーズにおける
スターをとって、無敵状態になるものに近い。
天才とはどのような状態か、
どのようにして自分をそう導くかなどの
アドバイスが、鋭く、深い。
突き刺さった言葉は
「自分のベテランになる」という言葉だ。
そう、誰もが自分のベテランになりえるわけで。
そして、自分をよく知っているということが
ポイントで。
もちろん、稀代の漫画家の仕事術、
あの作品の舞台裏を楽しむという点でも
贅沢な本である。
さて、あなたは天才状態になって、
何をするだろうか。
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4.人生相談バカ一代
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Q. いま、大学生だったら
どんな大学生活を送りますか?
大学1年生です。
2026年の今、先生が大学1年生だったとしたら、
どのような大学生活を送りますか?
A.大学生革命を起こして、大人を困らせますね
そうきましたか。ナイスな質問ですね。
大学生でしかできないことをやり尽くすこと、
大学生であることを
最大限利用することを考えますね。
いかに大人を困らせるか。
ここにこだわりたいな、と。
まず、進学先ですが
母校一橋大学もいいですけど・・・。
早稲田大学、なかでも
文化構想学部か国際教養学部に行きたいな。
あるいは、
武蔵野美術大学の芸術文化学科(ムサビの芸文)、
日本大学藝術学部(日藝)ですね。
あとは、SFC、ICUかなあ。
面白い人がたくさんいそうで。
大学時代から世に出る人が多数の
大学、学部というわけです。
一橋大学もそういう大学なのですが
それ以外の選択肢も広げたくて。
AIの時代、面白い人との出会い、
異質であることが褒められる場、
これが大事かと。
先日もゼミのOB・OG会があり。
一橋大学には感謝しかありません。
一方、大学時代のことを思い出し。
小さな大学なので、私でも目立てたのですが。
基本、賢い人、多めなのですよね。
私は面白い人たちと出会いたかったのです。
母校の札幌南高等学校は、
当時は大学よりも大学っぽい学校でして。
大学に進学して「普通じゃん」と思ったのです。
そんな場に身をおきたいな、と。
まあ、
一橋大学世界プロレスリング同盟(プロ研)と、
竹内弘高ゼミ、さらには語学クラスの仲間は
そんな感じだったのですけど。
何をするかというと、
若気の至りそのもののような、
こじらせた青春を叩きつけるような、
コンテンツ作り、イベント作りを
やりまくりますね。
めちゃくちゃ具体的には
メディア、イベントに関わる
早稲田リンクスみたいな
サークルに入るのではないですかね。
バンドもするだろうなあ。
動画の配信や、SNS投稿も頑張るだろうなあ。
で、たぶん、先輩や同期と揉めて
新たなサークル、バンドをつくるのではないかと。
早稲田祭の動員を、
もう1万人くらい増やすような、
そんなイベントを仕掛けたいです。
ロックと、言論が融合したような。
たとえば、
RATMのトム・モレロを説得しまくって、
渡航費+αくらいで呼び、
大隈講堂で演奏してもらいたいなとか。
論者が勢揃いで、演説や
討論会を開く、と。
ライブペインティングも
メディアアートもてんこ盛り、と。
さらに、学園祭で
バーレスクショー、と。
魂の解放区を
つくるのですよ。
圧倒的な非日常を
つくるのですよ。
あまりの過激さと、圧倒的な動員、
何よりメッセージ性で
大人を困らせたいなと思います。
私、学生時代は家庭教師、塾講師をやりつつ、
たまに配達助手をしていたのですけど。
もう一度、学生生活をするなら、
バーやカフェやライブハウスの店員などなど、
お店で働くということをしてみたいですね。
あとは、メディアに関わる仕事ですね。
当時と変わらないことでいうと、
繁華街に住むということでしょうか。
立川市の錦町に2年半住んだことは、私の原点で。
様々な人間ドラマを至近距離で見ましたよ。
まさに、いまでは不適切にも程がある表現ですが、
飲む、打つ、買うなんですよ、
大人の男たちが。
日々、キャバクラ、風俗のキャッチを
かわしつつ、
日当たりほぼゼロの物件に、
たどり着いた瞬間、ホッとするという。
ムサビに通うなら、また錦町に住むでしょうね。
たしか、バスで、1本で通えるはず。
まあ、ムサビの寮は立川なのですけど。
早稲田に通うなら、高円寺か中野、
あるいは東新宿(実質、歌舞伎町)、
池袋あたりに住むと思います。
以前、半年だけ住んだ
板橋区の大山もいいですね。
ただ、これらの話を聞いて
「ガクチカ、ばっちりですね」と思われたら
私は嫌なのですよね。
むしろ、ガクチカには絶対、書けない体験を
いかに増やすか。
これにこだわりたいな、と。
いや、逮捕とかはされたくないですけど。
ドラッグなど、法に触れることはしませんけど。
ガクチカという言葉を日本で初めて
本に掲載したのは私でして。
別に反省していないのですけど。
ただ、ガクチカなるものが、
人に自慢できる大学生活だと
誤解されてしまったのなら、
よくないなあ、と。
人間の深さとは
人に言えない経験、
自慢できない経験が、
どれだけあるかだと思うのですよ。
バカなことを腹いっぱいやったかどうか。
「あぁ悪いことをしているなあ」
「なんて、浅ましいのだろう」
という感覚を何度、味わうか。
このあたりが人間の深さかと。
A4で2枚のエントリーシートに
分量的にも、内容的にも
書けないことが、どれだけあるか。
そんな学生生活を、送りたいな、と。
学生から
「先生、今まで嘘をついていました。
私が、本当に、力を入れたことは、
キャバクラなんです」
と言われたことが何度かあります。
そこから始まる独白は、
どんなレポートよりも、
胸に迫るものがありました。
聞いていて
涙が出てきました。
あぁ、私は教室での様子と
レポートと、
形式的な面談でしか
人間を見ていなかったのだと
反省したのです。
思えば、私が就活で
一言も話さなかったものの
そして、今もあまり話さないものの
学生時代の自分をつくったのは
立川市錦町で夜の街のドラマを
至近距離で見続けたことであり。
新宿区での配達のアルバイトで
垣間見た世界だったり。
家庭教師、塾講師の仕事を通じて
目撃した家庭のドラマだったり。
夜に私の部屋に遊びにきた
同級生たちの
打ち明け話だったり。
あれだけ憧れていて
やっと渡航した
アメリカでみた現実だったり。
学生時代に何かを残したいですけど、
普通に1回は就職するでしょうね。
リクルートには行かないでしょうねえ。
これまた、早稲田やムサビ、日藝同様、
人生の忘れ物ですが、博報堂に行って。
何かを成し遂げて独立したいですね。
・・・普通だなあ。
この、尖ってそうで
自分が普通で、普通でしょうがない
と思えるのは、
私が常に向き合っている問題でございます。
何かをやりたいという衝動に正直でいたいですね。はい。
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