常見陽平メルマガ『陽平界通信』第395号 「死語」の世界 「ワセジョ」が消えた日/早期選考格差 2026年就活の旅/いい質問とは何か?
2026/06/24 (Wed) 07:25
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第395号
◆◆ 2026.6.24 配信
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
死語の世界を考える
2.記事傑作選
◇反差別を叫ぶ人が、学歴だけは差別
学歴は学力、努力だけでは決まらない
◇立憲民主党議員の
「自衛隊に行く子、経済的に…」
発言から考える
◇なぜ人はTシャツを買い続けるのか?
「積ん着」のすすめ
◇超高齢化社会の中、
問題視されている資産管理…
総額260兆円の行方は?
◇認知機能低下に気づかない高齢者の
資産管理をどう支援?
3.常にミテイル これがキニナル
2026年就活の旅
4. 人生相談バカ一代
いい質問とは何か?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【死語の世界を考える】
今週末、27日はイベント、独演会です。
私が、今、話したいことを
大放談!
働き方事情、メディア事情を中心に
皆さんのご質問、ご意見をききながら、
楽しくいきますよ。
なんと、チケットが、まだまだあります。
ぜひ。
26年6月27日(土)
常見陽平の激論GIGS vol.1
~ 初回はお客様と激論、独演会~
https://d.bmb.jp/9/1454/10307/XXXX
さて。
何しろ、新書、なかでも岩波新書が大好きでして。
10代の頃から、楽しみにしており。
昨年、このレーベルから
新しい代表作を発表できて、
本当に嬉しかったのですけど。
よく「かたい」と思われる岩波新書ですけど、
90年代以降に立ち上がった新興レーベル以上に、
ある意味ゆるく、ユーモア満載の本もありまして。
忘れられない1冊が小林信彦の
『現代死語ノート』シリーズでございます。
様々な死語を、面白おかしく、
真面目に紹介したものでした。
おかげさまでやはり10代の頃に夢中になって読んだ
『現代用語の基礎知識』(自由国民社)の執筆に
10年以上関わっており。
「働き方事情」の分野の
新語・流行語を追っており。
だから、「新語・流行語大賞」に熱いわけですが。
いつか審査員になれると信じているのですが
(パイセンからは、将来、あの席に座るのは
お前と武田砂鉄だと言われましたが、
武田砂鉄さんはもう背中が見えない、
雲の上の存在になりました)。
新語・流行語と同様に、
死語を追うことも大切でして。
これもまた、時代の変化を象徴しているわけです。
先日、出身高校、
札幌南高校関連のイベントで
現役の大学生たちと会い。
早稲田大学の参加者多数だったのですが。
「ワセジョ」という言葉を使わないし、
聞いたこともないという話になり。
現在の早稲田大学の女性比率は約4割で。
私が学生だった90年代は約2割、
私が人事をしていた20年前は約3割でした。
完全に半々ではないですが、高くなっていますね。
なお、この言葉は、いつから、誰が
使っていたのかという議論がありまして。
90年代は聞いたことがなかったという声も。
明確に2000年代に入ってから、
当事者からも聞いたことがありますけど。
これも時代の変化でございます。
死語が生まれる
(って変な日本語ですね)ということは、
社会が前に進んでいるという話でございます。
はい。
私はずっと
キャリアウーマン、イクメン
という言葉を批判してきました。
くれぐれも言いますが、
女性がバリバリと働き、指導的なポジションに
つくことや
男性が育児をすることを否定しているのでは
ありません。
この言葉があること自体
それは珍しいこと、特殊なことだと
言っているのではないか、と。
最近、やっと
イクメンという言葉は
もうやめにしようという
流れになり。
新語・流行語もいいですけど
何がポジティブな変化で死語になったのか。
これもウォッチしたいところです。
先日、地上波の生放送で、
チョベリグと言って物議を醸した
私が通りますよ。
6月4日の下北沢B&Bでの
坂爪真吾さんとの対談イベント
「モテない、さびしい中年たちへ。
~氷河期世代の中年上等!な
サバイバル戦略会議」
『モテない中年』(PHP研究所)刊行記念
神回でした!
アーカイブ配信、しています!
https://d.bmb.jp/9/1454/10308/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10309/XXXX
をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/10310/XXXX
この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10311/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10312/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10313/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
反差別を叫ぶ人が、
学歴だけは差別してよいと思っているダブスタ問題
学歴は学力、努力だけでは決まらない
https://d.bmb.jp/9/1454/10314/XXXX
立憲民主党議員の
「自衛隊に行く子、経済的に…」発言から考える
https://d.bmb.jp/9/1454/10315/XXXX
【Tシャツ論】
なぜ人はTシャツを買い続けるのか?
「積ん着」のすすめ
服装自由化・地球沸騰化時代のTシャツ最強説
https://d.bmb.jp/9/1454/10316/XXXX
超高齢化社会の中、昨今問題視されている
認知機能が低下した人の資産管理…
総額260兆円の行方は?
https://d.bmb.jp/9/1454/10317/XXXX
認知機能低下に気づかない高齢者の
資産管理をどう支援?
自治体や金融機関がサポートするも問題山積
https://d.bmb.jp/9/1454/10318/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.常にミテイル これがキニナル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【2026年就活の旅】
就活関連の取材を受ける機会が増えた。
いちおう、政府のガイドラインでは、
就活の選考解禁の時期だからだ。
ただ、早期化、ルールの形骸化は顕著である。
採用広報活動解禁日であるはずの3月1日時点で、
すでに内定保有者が約50%
選考解禁日であるはずの6月1日時点で、
約80%という時代を、
私たちは生きている。
もっとも、単純な早期化とも言い切れない。
時期は分散化している。
そして、何より見えにくくなっている。
インディードリクルートパートナーズの
『就職白書2026』を読むと、
その実態がよくわかる。
https://d.bmb.jp/9/1454/10319/XXXX
2026年卒学生のうち、
早期選考への参加経験がある学生は56.7%だ。
企業側でも、採用予定数の一部を
早期選考から採用した企業は67.0%にのぼる。
大企業ではこの傾向はさらに強い。
もはや早期選考は、一部の前のめり学生や、
一部の採用意欲の高い企業のものではない。
新卒採用の本流に組み込まれている。
問題は、
早期選考が広がっていることだけではない。
その情報が見えにくいことだ。
早期選考の実施時期や参加方法を
応募前に把握できた学生は、
いずれも約5割にとどまる。
さらに、参加した早期選考のうち、
限られた学生だけがアクセス可能なルートで
案内されたものも多い。
つまり、就活はすべての学生にとって
早くなっている
とも言い切れない。
「知っている人だけが早く動ける」
構造になっている。
ここがポイントである。
実際、SNS上で
「学生が就活でゼミにこない」
と、就活の早期化批判をしている
大学教員は
有名大学の方々、
しかも人気ゼミの方々で。
ごく普通の大学の
ごく普通の学生には
必ずしも早期選考の案内は届かないし、
早くから動くわけでもない。
リーマン・ショック後に
就活批判が巻き起こっていたころ、
早期化、青田買い、学業阻害は大きな論点だった。
私もその議論の渦中にいた。
ただ、当時と現在が異なるのは
いまは、早期化そのもの以上に、
情報格差が問題になっていることだ。
問題は、どこで、誰に、
どの情報が流れているのかが見えにくいことだ。
企業側の事情も複雑である。
白書によると、早期選考の実施時期を
対外的に詳細公表している企業は少数派である。
一方で、情報をあえて限定的に伝える企業もある。
政府の就職活動ルールに配慮して、
時期を明示しにくいという事情もある。
ルールがあるから公正になるとは限らない。
むしろ、ルールがあることで、
実態が地下化し、見えにくくなることもある。
このルールによる地下化は
就活に限らず、あらゆる分野で
私たちが経験していることである。
就活期間も長くなっている。
2026年卒の実質就職活動期間は
平均9.13カ月で、前年、前々年よりも長い。
早期化とは、必ずしも
「早く終わる」ということではない。
早く始まり、長く続き、
途中で何度も意思決定を迫られる。
これがいまの就活である。
インターンシップ等の
キャリア形成支援プログラムも、
採用との距離が近づいている。
参加学生は6割を超え、
平均参加社数も5社を超える。
一方で、半日や1日の短期プログラムも多い。
これはインターンなのか、
説明会なのか、選考なのか。
ここにAIが加わる。
2026年卒で就職活動に
生成AIを使用した学生は63.3%。
前年から28.8ポイント増えている。
利用場面は、自己分析、自己PRの作成、
エントリーシートの添削などが中心である。
就活生は、AIで自分を見つめ、AIで自分を語り、
AIで企業に提出する文章を磨いている。
ただし、学生はAIに丸投げしているわけでもない。
生成AIの回答を吟味し、修正した上で
エントリーシート等に使う学生が多数派ではある。
一方で、そのまま使う学生も一定数いる。
ここには、就活の本質的な問題がある。
エントリーシートとは、
そもそも「本来の自分」を書くものだったのか。
それとも、企業に評価されるように加工された
「就活用の私」を提出するものだったのか。
AIはこの矛盾を生み出したのではない。
もともとあった矛盾を、
わかりやすく露呈させただけである。
企業側のAI選考も論点である。
私は、AI選考そのものを
一概に否定するつもりはない。
AIが人を選ぶなんて冷たい、と
思う人もいるだろう。
ただ、人間が読むエントリーシートや、
人間が行う面接が、
いつも公正だったわけではない。
大量の応募をさばくための
学歴フィルターを
むしろAIは解決してくれる可能性もある。
より冷徹にきる可能性もあるのだが。
印象評価、面接官との相性、
雑な「コミュ力」判断などなどの
問題もあり。
人間の選考は温かい、AIの選考は冷たい、
というほど話は単純ではない。
場合によっては、
AIの方が人間を理解する可能性もある。
「誰が、いつ、どの情報にアクセスできるのか」
「学生は何をもって自分を語るのか」
「企業は何をもって人を選ぶのか」
さらに言うなら、企業側も問われている。
この企業は本当に存続するのか。
いつまで人間を雇用するのか。
企業は
AIを活用しているようで
翻弄されているようにも見える。
そもそも、
学生に「あなたは何者か」と問う企業自身は、
自分たちが何者であり、
どこへ向かうのかを語れているのか。
自分の存在が何なのかさえ、
わからず震えていないか。
AIに仕事を奪われることなどを
「ギュられる」
と呼ぶ。
ここ数週間で、急激に
目にする機会が増えた。
米国の大学の卒業式で、
AI関連の話題にブーイングが起こるのも、
そういう不安の表れだろう。
ただ、学生だけが不安なのではない。
企業もまた、
自分たちの未来をうまく説明できていない。
就活の旅は、ますます複雑になっている。
だからこそ、私はこれからも就活を見続けたい。
これもまた日本社会の縮図である。
◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
Q. いい質問って何でしょう?
常見先生がこれまでに
「いい質問だな」と思った質問は何でしょうか?
A.考えてもいない視点を
提供してくれたとき、議論を誘発するときですかね
いい質問ですね。
なんちゃって。
いや、真面目な話、これ自体が大事な問いです。
「質問」って、簡単そうで難しいと思うのですよ。
なんせ、好奇心、そして意図が大事で。
質問にも種類があるのですよね。
よく、国会での質問、記者会見での質問には、
「質問」を装った
「主張」のようなものがあります。
いや、「主張」を通りこして
「攻撃」になっていることすらありますよね。
相手に答えさせない、答えにくいこと、
答えられないことを聞き
困っている様子を可視化する、と。
それもまた、好き嫌い、良い悪いは別として
質問の機能なのですけど。
「質問」と言いつつ
実際は「主張」だけする人もおり。
15年くらい前に
学生団体主催イベントに登壇した際に、
質問してきた学生は
「本日は貴重なお話、ありがとうございます」
と「キチョハナ感謝」し、
軽く感想を述べたあと、数分にわたり、
そのイベントではまったく話題にならなかった、
ベーシック・インカムの合理性について
主張した上で、あなたはどう思うかと質問され。
さらに、その後、その学生と思われるアカウントが
「常見先生の講演会を利用して、みんなの前で
ベーシック・インカムについて発信した。
地道な活動大事」と投稿しており。
やれやれと思ったり。
ただ、完全に悪かというと、そうでもなく。
ききたい人に対して、ききたいことを、
ききたいようにきく機会は
確保しなくてはならないわけです。
戸惑いましたが、勉強になりますし。
そういえば、やはり15年くらい前に
ある大学で講演した際、
大きな講堂が満員だったのですけど
「講演とは関係ないですけど、
サークル立ち上げましたので、
参加したい人は私に声かけてください」と
質問コーナーで発言した学生が数名おりまして。
なんだかなと思いつつ。
ただ、学生の気質、実態が
可視化されたという意味では、
まったく意味がなかったわけではなく。はい。
アンケートでは
「青春の”脳”みが解消されました」
とあり。
悩みすぎると、脳に悪いのだな、と解釈しました。
「MARCHは漢字が書けないんだ」
と心の中の悪い自分が
ぶった切りそうになりましたが、
日本社会の若者の悩みについて
考えちゃいました。
質問に関する怒りから
始まってしまいましたが・・・。
私は、このように「質問」を装った「主張」
さらには「攻撃」でもなく、
「悪用」するわけでもなく。
その質問を通じて、互いに視野が広がるというか、
議論の発火点となる質問は素敵だなと思いますね。
以前、就活生から
「商品が完成するとは
どういうことだと思いますか?
何をもって完成と呼ぶのでしょう?
私が考えるには~」という質問をいただき。
これ、深い議論を誘発するなあ、と。
そう、商品は発売して終わりではないのですよね。
音楽でいうと、アルバムはツアーで演奏され、
歌われて完成すると言われており。
本も読まれて、
称賛も批判も受けて完成していくのですよね。
私が最近、唸った質問と言えば、
昨年、発表した
『日本の就活』(岩波新書)について
「誰に向けて書きましたか」というもので。
そうか、考えてなかったなぁ、と。
セグメンテーション、ターゲティング、
ポジショニングなどなど、
諸々、考えるべきことを考えず、
ただ、何を伝えるべきかを考え、奮闘しました。
そんな、素敵な環境を
用意してくれた編集者に感謝です。
気づき、発見に満ちていました。はい。
私は教育者であり、親なので。
いつも質問する際は、
新たな視点を提供することや
物事に関する見え方が変わる、深まるような
工夫をしていますねえ。はい。
まあ、唸る質問、鋭い質問を目的化せず、
まずは好奇心を大切にしましょう。はい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/10320/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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死語の世界を考える
2.記事傑作選
◇反差別を叫ぶ人が、学歴だけは差別
学歴は学力、努力だけでは決まらない
◇立憲民主党議員の
「自衛隊に行く子、経済的に…」
発言から考える
◇なぜ人はTシャツを買い続けるのか?
「積ん着」のすすめ
◇超高齢化社会の中、
問題視されている資産管理…
総額260兆円の行方は?
◇認知機能低下に気づかない高齢者の
資産管理をどう支援?
3.常にミテイル これがキニナル
2026年就活の旅
4. 人生相談バカ一代
いい質問とは何か?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【死語の世界を考える】
今週末、27日はイベント、独演会です。
私が、今、話したいことを
大放談!
働き方事情、メディア事情を中心に
皆さんのご質問、ご意見をききながら、
楽しくいきますよ。
なんと、チケットが、まだまだあります。
ぜひ。
26年6月27日(土)
常見陽平の激論GIGS vol.1
~ 初回はお客様と激論、独演会~
https://d.bmb.jp/9/1454/10307/XXXX
さて。
何しろ、新書、なかでも岩波新書が大好きでして。
10代の頃から、楽しみにしており。
昨年、このレーベルから
新しい代表作を発表できて、
本当に嬉しかったのですけど。
よく「かたい」と思われる岩波新書ですけど、
90年代以降に立ち上がった新興レーベル以上に、
ある意味ゆるく、ユーモア満載の本もありまして。
忘れられない1冊が小林信彦の
『現代死語ノート』シリーズでございます。
様々な死語を、面白おかしく、
真面目に紹介したものでした。
おかげさまでやはり10代の頃に夢中になって読んだ
『現代用語の基礎知識』(自由国民社)の執筆に
10年以上関わっており。
「働き方事情」の分野の
新語・流行語を追っており。
だから、「新語・流行語大賞」に熱いわけですが。
いつか審査員になれると信じているのですが
(パイセンからは、将来、あの席に座るのは
お前と武田砂鉄だと言われましたが、
武田砂鉄さんはもう背中が見えない、
雲の上の存在になりました)。
新語・流行語と同様に、
死語を追うことも大切でして。
これもまた、時代の変化を象徴しているわけです。
先日、出身高校、
札幌南高校関連のイベントで
現役の大学生たちと会い。
早稲田大学の参加者多数だったのですが。
「ワセジョ」という言葉を使わないし、
聞いたこともないという話になり。
現在の早稲田大学の女性比率は約4割で。
私が学生だった90年代は約2割、
私が人事をしていた20年前は約3割でした。
完全に半々ではないですが、高くなっていますね。
なお、この言葉は、いつから、誰が
使っていたのかという議論がありまして。
90年代は聞いたことがなかったという声も。
明確に2000年代に入ってから、
当事者からも聞いたことがありますけど。
これも時代の変化でございます。
死語が生まれる
(って変な日本語ですね)ということは、
社会が前に進んでいるという話でございます。
はい。
私はずっと
キャリアウーマン、イクメン
という言葉を批判してきました。
くれぐれも言いますが、
女性がバリバリと働き、指導的なポジションに
つくことや
男性が育児をすることを否定しているのでは
ありません。
この言葉があること自体
それは珍しいこと、特殊なことだと
言っているのではないか、と。
最近、やっと
イクメンという言葉は
もうやめにしようという
流れになり。
新語・流行語もいいですけど
何がポジティブな変化で死語になったのか。
これもウォッチしたいところです。
先日、地上波の生放送で、
チョベリグと言って物議を醸した
私が通りますよ。
6月4日の下北沢B&Bでの
坂爪真吾さんとの対談イベント
「モテない、さびしい中年たちへ。
~氷河期世代の中年上等!な
サバイバル戦略会議」
『モテない中年』(PHP研究所)刊行記念
神回でした!
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最新作『日本の就活』(岩波新書)
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をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
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この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
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もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
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ヤフージャパンでコメントをしております。
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
反差別を叫ぶ人が、
学歴だけは差別してよいと思っているダブスタ問題
学歴は学力、努力だけでは決まらない
https://d.bmb.jp/9/1454/10314/XXXX
立憲民主党議員の
「自衛隊に行く子、経済的に…」発言から考える
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【Tシャツ論】
なぜ人はTシャツを買い続けるのか?
「積ん着」のすすめ
服装自由化・地球沸騰化時代のTシャツ最強説
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超高齢化社会の中、昨今問題視されている
認知機能が低下した人の資産管理…
総額260兆円の行方は?
https://d.bmb.jp/9/1454/10317/XXXX
認知機能低下に気づかない高齢者の
資産管理をどう支援?
自治体や金融機関がサポートするも問題山積
https://d.bmb.jp/9/1454/10318/XXXX
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【2026年就活の旅】
就活関連の取材を受ける機会が増えた。
いちおう、政府のガイドラインでは、
就活の選考解禁の時期だからだ。
ただ、早期化、ルールの形骸化は顕著である。
採用広報活動解禁日であるはずの3月1日時点で、
すでに内定保有者が約50%
選考解禁日であるはずの6月1日時点で、
約80%という時代を、
私たちは生きている。
もっとも、単純な早期化とも言い切れない。
時期は分散化している。
そして、何より見えにくくなっている。
インディードリクルートパートナーズの
『就職白書2026』を読むと、
その実態がよくわかる。
https://d.bmb.jp/9/1454/10319/XXXX
2026年卒学生のうち、
早期選考への参加経験がある学生は56.7%だ。
企業側でも、採用予定数の一部を
早期選考から採用した企業は67.0%にのぼる。
大企業ではこの傾向はさらに強い。
もはや早期選考は、一部の前のめり学生や、
一部の採用意欲の高い企業のものではない。
新卒採用の本流に組み込まれている。
問題は、
早期選考が広がっていることだけではない。
その情報が見えにくいことだ。
早期選考の実施時期や参加方法を
応募前に把握できた学生は、
いずれも約5割にとどまる。
さらに、参加した早期選考のうち、
限られた学生だけがアクセス可能なルートで
案内されたものも多い。
つまり、就活はすべての学生にとって
早くなっている
とも言い切れない。
「知っている人だけが早く動ける」
構造になっている。
ここがポイントである。
実際、SNS上で
「学生が就活でゼミにこない」
と、就活の早期化批判をしている
大学教員は
有名大学の方々、
しかも人気ゼミの方々で。
ごく普通の大学の
ごく普通の学生には
必ずしも早期選考の案内は届かないし、
早くから動くわけでもない。
リーマン・ショック後に
就活批判が巻き起こっていたころ、
早期化、青田買い、学業阻害は大きな論点だった。
私もその議論の渦中にいた。
ただ、当時と現在が異なるのは
いまは、早期化そのもの以上に、
情報格差が問題になっていることだ。
問題は、どこで、誰に、
どの情報が流れているのかが見えにくいことだ。
企業側の事情も複雑である。
白書によると、早期選考の実施時期を
対外的に詳細公表している企業は少数派である。
一方で、情報をあえて限定的に伝える企業もある。
政府の就職活動ルールに配慮して、
時期を明示しにくいという事情もある。
ルールがあるから公正になるとは限らない。
むしろ、ルールがあることで、
実態が地下化し、見えにくくなることもある。
このルールによる地下化は
就活に限らず、あらゆる分野で
私たちが経験していることである。
就活期間も長くなっている。
2026年卒の実質就職活動期間は
平均9.13カ月で、前年、前々年よりも長い。
早期化とは、必ずしも
「早く終わる」ということではない。
早く始まり、長く続き、
途中で何度も意思決定を迫られる。
これがいまの就活である。
インターンシップ等の
キャリア形成支援プログラムも、
採用との距離が近づいている。
参加学生は6割を超え、
平均参加社数も5社を超える。
一方で、半日や1日の短期プログラムも多い。
これはインターンなのか、
説明会なのか、選考なのか。
ここにAIが加わる。
2026年卒で就職活動に
生成AIを使用した学生は63.3%。
前年から28.8ポイント増えている。
利用場面は、自己分析、自己PRの作成、
エントリーシートの添削などが中心である。
就活生は、AIで自分を見つめ、AIで自分を語り、
AIで企業に提出する文章を磨いている。
ただし、学生はAIに丸投げしているわけでもない。
生成AIの回答を吟味し、修正した上で
エントリーシート等に使う学生が多数派ではある。
一方で、そのまま使う学生も一定数いる。
ここには、就活の本質的な問題がある。
エントリーシートとは、
そもそも「本来の自分」を書くものだったのか。
それとも、企業に評価されるように加工された
「就活用の私」を提出するものだったのか。
AIはこの矛盾を生み出したのではない。
もともとあった矛盾を、
わかりやすく露呈させただけである。
企業側のAI選考も論点である。
私は、AI選考そのものを
一概に否定するつもりはない。
AIが人を選ぶなんて冷たい、と
思う人もいるだろう。
ただ、人間が読むエントリーシートや、
人間が行う面接が、
いつも公正だったわけではない。
大量の応募をさばくための
学歴フィルターを
むしろAIは解決してくれる可能性もある。
より冷徹にきる可能性もあるのだが。
印象評価、面接官との相性、
雑な「コミュ力」判断などなどの
問題もあり。
人間の選考は温かい、AIの選考は冷たい、
というほど話は単純ではない。
場合によっては、
AIの方が人間を理解する可能性もある。
「誰が、いつ、どの情報にアクセスできるのか」
「学生は何をもって自分を語るのか」
「企業は何をもって人を選ぶのか」
さらに言うなら、企業側も問われている。
この企業は本当に存続するのか。
いつまで人間を雇用するのか。
企業は
AIを活用しているようで
翻弄されているようにも見える。
そもそも、
学生に「あなたは何者か」と問う企業自身は、
自分たちが何者であり、
どこへ向かうのかを語れているのか。
自分の存在が何なのかさえ、
わからず震えていないか。
AIに仕事を奪われることなどを
「ギュられる」
と呼ぶ。
ここ数週間で、急激に
目にする機会が増えた。
米国の大学の卒業式で、
AI関連の話題にブーイングが起こるのも、
そういう不安の表れだろう。
ただ、学生だけが不安なのではない。
企業もまた、
自分たちの未来をうまく説明できていない。
就活の旅は、ますます複雑になっている。
だからこそ、私はこれからも就活を見続けたい。
これもまた日本社会の縮図である。
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4.人生相談バカ一代
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Q. いい質問って何でしょう?
常見先生がこれまでに
「いい質問だな」と思った質問は何でしょうか?
A.考えてもいない視点を
提供してくれたとき、議論を誘発するときですかね
いい質問ですね。
なんちゃって。
いや、真面目な話、これ自体が大事な問いです。
「質問」って、簡単そうで難しいと思うのですよ。
なんせ、好奇心、そして意図が大事で。
質問にも種類があるのですよね。
よく、国会での質問、記者会見での質問には、
「質問」を装った
「主張」のようなものがあります。
いや、「主張」を通りこして
「攻撃」になっていることすらありますよね。
相手に答えさせない、答えにくいこと、
答えられないことを聞き
困っている様子を可視化する、と。
それもまた、好き嫌い、良い悪いは別として
質問の機能なのですけど。
「質問」と言いつつ
実際は「主張」だけする人もおり。
15年くらい前に
学生団体主催イベントに登壇した際に、
質問してきた学生は
「本日は貴重なお話、ありがとうございます」
と「キチョハナ感謝」し、
軽く感想を述べたあと、数分にわたり、
そのイベントではまったく話題にならなかった、
ベーシック・インカムの合理性について
主張した上で、あなたはどう思うかと質問され。
さらに、その後、その学生と思われるアカウントが
「常見先生の講演会を利用して、みんなの前で
ベーシック・インカムについて発信した。
地道な活動大事」と投稿しており。
やれやれと思ったり。
ただ、完全に悪かというと、そうでもなく。
ききたい人に対して、ききたいことを、
ききたいようにきく機会は
確保しなくてはならないわけです。
戸惑いましたが、勉強になりますし。
そういえば、やはり15年くらい前に
ある大学で講演した際、
大きな講堂が満員だったのですけど
「講演とは関係ないですけど、
サークル立ち上げましたので、
参加したい人は私に声かけてください」と
質問コーナーで発言した学生が数名おりまして。
なんだかなと思いつつ。
ただ、学生の気質、実態が
可視化されたという意味では、
まったく意味がなかったわけではなく。はい。
アンケートでは
「青春の”脳”みが解消されました」
とあり。
悩みすぎると、脳に悪いのだな、と解釈しました。
「MARCHは漢字が書けないんだ」
と心の中の悪い自分が
ぶった切りそうになりましたが、
日本社会の若者の悩みについて
考えちゃいました。
質問に関する怒りから
始まってしまいましたが・・・。
私は、このように「質問」を装った「主張」
さらには「攻撃」でもなく、
「悪用」するわけでもなく。
その質問を通じて、互いに視野が広がるというか、
議論の発火点となる質問は素敵だなと思いますね。
以前、就活生から
「商品が完成するとは
どういうことだと思いますか?
何をもって完成と呼ぶのでしょう?
私が考えるには~」という質問をいただき。
これ、深い議論を誘発するなあ、と。
そう、商品は発売して終わりではないのですよね。
音楽でいうと、アルバムはツアーで演奏され、
歌われて完成すると言われており。
本も読まれて、
称賛も批判も受けて完成していくのですよね。
私が最近、唸った質問と言えば、
昨年、発表した
『日本の就活』(岩波新書)について
「誰に向けて書きましたか」というもので。
そうか、考えてなかったなぁ、と。
セグメンテーション、ターゲティング、
ポジショニングなどなど、
諸々、考えるべきことを考えず、
ただ、何を伝えるべきかを考え、奮闘しました。
そんな、素敵な環境を
用意してくれた編集者に感謝です。
気づき、発見に満ちていました。はい。
私は教育者であり、親なので。
いつも質問する際は、
新たな視点を提供することや
物事に関する見え方が変わる、深まるような
工夫をしていますねえ。はい。
まあ、唸る質問、鋭い質問を目的化せず、
まずは好奇心を大切にしましょう。はい。
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皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
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年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
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