常見陽平メルマガ『陽平界通信』第398号 コピーはどこに消えた/あの曲の秘密/子供に勉強してもらうには?
2026/07/15 (Wed) 08:06
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第398号
◆◆ 2026.7.15 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、
名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
送信しております。
配信停止を希望される方は、文末のURLから
配信停止の手続きをお願いします。
なお、メールの転送をされている場合は、
元のアドレスの配信停止手続きが必要です。
◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
そういえば、学生も私もコピーをとらなくなった
2.記事傑作選
◇千葉商科大学教授・常見陽平氏が考える
“AIエントリーシートの功罪”
「AI丸投げの内定長者」が苦しむ未来
一方で「就活の格差縮小」への希望も
3.僕の音楽
ぼくがしっているあのきょくのひみつ
4. 人生相談バカ一代
息子にどう勉強してもらうか?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【そういえば、
学生も私もコピーをとらなくなった】
最近、衝撃を受けたものといえば、
推し活キャンセル保険でございます。
https://d.bmb.jp/9/1454/10482/XXXX
遠征のキャンセル費用を全額補償、と。
そうきましたか。
いや、ちょうど20年前、人事をやっていた頃、
損保ジャパンさんとイベントでご一緒する機会が多かったのですが。
イベント保険、馬の脚保険など、様々な保険を紹介していたことを
思い出しました。
昨日はLuckyFM茨城放送の
「ダイバーシティニュース」に出演しましたよ
https://d.bmb.jp/9/1454/10483/XXXX
初めて「政治」のテーマで出演したのですが、
初共演の田中泉さんが素晴らしく。
神回だったのではないか、と。
大放談でございます。
国会は会期末、社会は世紀末ですが
大学は学期末でございます。
大学生活について書きますね。
現代の学生生活から消えつつあるものといえば、
コピーでございます。
大学では、劇的にコピーを取らなくなりました。
授業でも会議でも紙が減りました。
思えば、10代、20代の頃は、
公私ともにコピー機をよく使っていました。
なんといっても、
授業のノート、過去問のコピーでございます。
楽譜もよくコピーしました。
コピーバンドは、
まず紙のコピーから始まるのです。
大学時代の友人
との出会いを思い出すと・・・。
「ノートを貸してくれ」と
声をかけられたことをきっかけに
知り合った人が一定数おり。
当時は、同じ科目を履修している人に、
とりあえず声をかけてみるという
文化があったのです。懐かしい。
過去問というものもございまして。
寮や部室には、
先輩たちが残した過去問が眠っているのです。
後輩たちは、それを「発掘」しては
コピーするのです。
過去問そのものだけでなく、
それがどこにあるのか、
誰が持っているのか、
仮説を立てて、検証することも、
学生生活を生き抜く知恵の一つでした。はい。
いまは、すっかりPDFの時代です。
講義資料はLMS、つまり
ラーニング・マネジメント・システムに
掲載されます。
科目によっては、過去問まで掲示されています。
学生はスマートフォンやパソコンで資料を開くのです。
提出物もオンラインです。
便利です。
紙も減ります。
至れり尽くせりです。
しかし、何か味気ない気もします。
これは単なる感覚かもしれませんが、
紙には温度があります。
手で持ち、線を引き、折り目をつけ、
余白に書き込む。
そうしていると、不思議と頭にも入ります。
PDFの資料は便利なのですが、読んだはずなのに、
どこか身体を通過していないように
感じることがあります。
AIが書いたような文章が
イマイチ、心に響かないのも
そういうことなのかもです。
私は学生時代、
プロレス研究会の会報誌と、
ビラ、ポスターづくりに
魂をかけていました。
アルバイト代を、かなり、
コピー代につぎ込んでいました。
いかがわしい印刷物を、
大学の構内で配るのです。
大学を愉快にしたかったのです。
大人を、困らせたかったのです。
要するに、何かをやりたかったのです。
誰が手に取ってくれるのかがわかるわけで。
私が敵視していた
キラキラしたテニスサークルの人たちや
ライバル視していた体育会の人たちが、
愛読していることがわかり。
自分の中で、許してあげようという気持ちが
湧いたのでした。
いや、許すも、何も、ないのですけど。
あれは楽しかったなあ。
配った部数は、
今でいう
インプレッションで。
紙が減っていくことで、
自分たちのつくったものが
誰かに届いていることを実感できました。
アクセス数も表示回数もありません。
それでも、手応えはありました。
同じように、
大学から消えた光景はほかにもあります。
いまは完全に分煙化が進み、
喫煙所も大学の片隅に追いやられています。
かつてのように、学食や生協前の広場で、
みんなが煙草を吸っているという光景は、
まったく見られなくなりました。
コピー機の前にも、人がいました。
部室にも、人がいました。
会報誌を配る場所にも、人がいました。
大学生活のデジタル化と快適化によって、
私たちはたくさんの不便から解放されました。
一方で、
会話や出会い、手触りまで、
一緒に消えてはいないでしょうか。
昔はよかったとは言いません。
ただ、アナログだった大学生活を、
時々、懐かしく思うのです。
・・・来年の4月4日の誕生会では
(今から準備しているので、
皆さんも今から予定をあけておいてください)
何か、印刷物をつくりますかね。
お楽しみに!
8月10日(月) の
吉田尚記さんとのイベント、迫ってきました!
よろしくお願いします!
↓↓↓
常見陽平×吉田尚記
好きなことを仕事にするって、本当に幸せ?
~「働く」と「生きる」を再定義する夜~
「好きなことを仕事にできたら幸せ」
とは言うものの、本当にそうなのか?
働き方評論家の常見陽平と、大学院で
「推し活」と「ウェルビーイング」を研究中の
アナウンサー・吉田尚記が、
下北沢のライブバーで初対談。
「1日8時間以上働かない」と公言する常見氏と、
仕事もプライベートも
シームレスにつながっている
吉田氏の対照的なスタンスから、
「働く」の本質に迫ります。
キャリアの正解探しに疲れた人、推し活してる人、
フリーランスで生きてる(生きたい)人、
とりあえず全員集合。
お酒片手に、本音で「働く」を語り合う夜です。
常見陽平
リクルート、バンダイ、ベンチャー企業、
フリーランス活動を経て2015年4月より
千葉商科大学国際教養学部専任講師
(現:基盤教育機構教授)。専攻は労働社会学。
大学生の就職活動、労使関係、労働問題、
キャリア論、若者論を中心に、
執筆・講演など幅広く活動中。
吉田尚記
アナウンサー。ラジオのレギュラー番組のほか、
テレビ番組やイベント司会など
年間200本ほど出演。
2025年4月から東京大学大学院
学際情報学府・社会情報学コースに在学中。
研究テーマは、
『推し活はウェルビーイングをもたらすのか?
~「ももいろクローバーZ」のファンと
ウェルビーイングの関係に注目して』。
2026年8月10日(月)
18:30会場 19:00開演(21:00終了予定)
チケット
会場:2500円(+1ドリンク600円)
配信:2000円
来場チケットはこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/10484/XXXX
配信チケットはこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/10485/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10486/XXXX
をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/10487/XXXX
この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10488/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10489/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10490/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━━◆◆
千葉商科大学教授・常見陽平氏が考える
“AIエントリーシートの功罪”
「AI丸投げの内定長者」が苦しむ未来
一方で「就活の格差縮小」への希望も
https://d.bmb.jp/9/1454/10491/XXXX
◆◆━━━━━━━
3.僕の音楽
━━━━━━━━━◆◆
【ぼくがしっているあのきょくのひみつ】
ロックバー、ライブレストランの
バウハウス六本木に、月に数回通っている。
以前は週に2、3回行っていたのだが、
最近はそれなりに忙しくなった。
いや、それでも平均すれば
週に1回は顔を出しているのだが。
一晩にだいたい5ステージくらいあるものの、
最近は1ステージだけ観て帰ることも多い。
はっきり言って、もったいない。
とはいえ、少しでもロックに触れていたいのだ。
この店の常連であり、
音楽仲間でもあるススムさんとは、
よくここで、音楽談義をする。
私が音楽トリビアを話すたびに、
彼は「常見さん、それ、僕に3000円で売ってや」と、
ネイティブ関西弁で言う。
それくらい、
彼は私の音楽トリビアが好きなようである。
というわけで、私の鉄板音楽トリビアはこちら。
噂の真相的に・・・。
・ガンズ・アンド・ローゼズの代表曲で、
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
キルケーの魔女』の主題歌にもなった
「スイート・チャイルド・オー・マイン」だが、
ギタリストのスラッシュが
レコーディングで使用したギターは、
ギブソンの本物のレスポールではなく、
コピーモデルだった。
世界中のファンが、
ギブソンのレスポールを買って
彼のあの音を目指すのだが、
実は、コピーモデルだった、と。
・『東京ラブストーリー』の主題歌
「ラブ・ストーリーは突然に」の
イントロのギターは、
当時5万円程度だった日本製フェンダーの
ストラトキャスターの音だった。
楽器店で、
超絶当たりの個体に出会ったのだとか。
・椎名林檎は「歌舞伎町の女王」を書いたとき、
歌舞伎町には
一度も行ったことがなかったらしい。
・LOUDNESSの初期の曲
「ロック・ショック」は、
六本木の食堂で思いついたことから、
このタイトルになった。
・そのLOUDNESSの代表曲
「クレイジー・ドクター」の
モデルになったのは、
バウハウスの常連さんの
医師のヌックさんだという説が。
・爽やかな曲を演奏して売れたバンドには、
元メタルのメンバーがいる。スピッツも、
最近再結成したKUSU KUSUも元メタルである。
・L'Arc~en~Cielなどが所属する
MAVERICK DC GROUPの
アーティストの多くは、
日本の老舗メタルバンド、
44MAGNUMの曲を弾けるらしい。
実際、イベントなどでも演奏され、
「社歌と化している」のだとか。
そもそも、このグループの歴史は
44MAGNUMから始まった。
・約40年前、目黒の居酒屋には、
「金髪お断り」「バンドマンお断り」に加えて、
さらに具体的に「X関係者お断り」という
張り紙まであったとか。
もちろん、のちのX JAPANである。
・そのX JAPANだが、
現在はアーティストとしての
イメージづくりが徹底され、
発言も丁寧である。
一方、昔は本人が言ったことが、
かなりそのままメディアに載っていた。
メジャー・デビュー直後のYOSHIKIが、
音楽雑誌で「最近は、ファンキー末吉さんの
教則ビデオで練習している」と語った発言も、
そのまま掲載されていた。
なお、以上には、
関係者から直接聞いた話、
音楽雑誌などで読んだ話、
音楽仲間やファンの間で語り継がれている説が
混在している。
音楽トリビアとは、だいたいそういうものである。
まだまだあるが、このへんで。
◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
Q. 中2の息子が勉強を頑張らない
中2の息子がいます。
何度言っても勉強に打ち込んでくれません。
できるだけ有名な高校に行った方が
人生の選択肢が広がり、有利になると
伝えているのですが、響かないようです。
どうすればいいでしょう?
A.まずはお子さんの立場で考えましょう
答は簡単です。
それが響く子って、
どんな中2ですか?
お子さんの立場で考えてみましょうよ。
中2は、人生で最も刺激的な時期の一つです。
サブカルに社会への反抗に、恋愛にと
忙しいのですよ。
そんな時期に
「勉強しろ」「人生の選択肢が増えるよ」
と言われても、響くわけがないじゃないですか。
Mrs. GREEN APPLEも、
ちゃんみなも、Vaundyも、
あいみょんも、米津玄師も
若者に対して
「勉強しろ」
「人生の選択肢が増えるよ」
なんてことは歌わないですよ。
もちろん、LOUDNESSは
歌いませんよ。
そもそも、親御さんにとって、お子さんにとって、
なぜ勉強が大事なのか。
一度、立ち止まって考えてみてください。
親御さんの気持ちを、やや乱暴に言うならば、
「いい高校、いい大学、いい会社に行ってほしい」
という話じゃないですか。ぶっちゃけ。
教育関係者は、通常
「いい学校」という言葉を使いません。
ただ、ここではあえて雑に、
そう呼ぶことにします。
では、その「いい学校」なるものは、
本当に存在するのでしょうか。
知名度でしょうか。偏差値でしょうか。
進学・就職実績でしょうか。
実はそれは、
お子さん不在の議論になっていないでしょうか。
親の善意が、本人にとっては
余計なお世話になってしまうこともあります。
まずは、
お子さんがどんな子なのかを考えましょう。
何が好きで、何が嫌いなのか。
何が得意で、何が不得意なのか。
何に夢中になっているのか。
もっと言うと、
どのような欲望や野望の持ち主なのか。
高橋源一郎さんの毎日新聞での人生相談風に、
まったく参考にならないことを前提に、
私の中2話をしますね。
私の場合は、
野望、欲望を地道な努力に変換することで、
よく遊び、よく学ぶ
中学校生活を送ることができました。
新聞記者、雑誌編集者、テレビ局の社員など、
当時の言い方でいうマスコミ関係の仕事をしたい。
少しでも都会に行きたい。内地に行きたい。
世界に行きたい。かっこよくなりたい。
おしゃれになりたい。面白い大人になりたい。
そんな欲は、相当ありました。
社会学に興味を持ったのも、この頃でした。
国立大学なら内地の大学に行かせてくれる
という話だったので、一橋大学に行きたいな、と。
東大には行きたくない。
北大はもっと行きたくない。
京大は危なそうだ。
そう、
東大的な何か、
北大的な何かが苦手で。
京大的な何かに飛び込むほど勇気がない。
それが当時の私でした。
一橋、最高じゃんと思っていました。はい。
そのためには、
まず高校に行かなければならない、と。
・・・本当は早稲田に行きたかったのですけどね。
早稲田大学には、
相当、コンプレックスがあります。
「え、常見さんって一文だっけ?政経だっけ?」
「ロックと麻雀で1浪1留なんでしょ?」
とよく聞かれます。
いや、しかも残酷なことに、
私、大学時代に
スポットで引っ越しや配達のアルバイトをしていて
早稲田は配達エリアだったのですよ。
早大生たちが住む、無印良品で固められた
早稲田のオートロックワンルームマンションが
白亜の豪邸に見えたことを思い出しました。
早稲田の学生は
こんな物件に住んで
ロックやって、文学読んで、半同棲しているんだと
強烈に嫉妬しつつ、
キャバクラ、風俗の客引きを避けつつ
立川の錦町の部屋に戻ったことを思い出しました。
娘の進路は、
自由に選んでほしいなと思うのですけど、
早稲田に入ったら泣いちゃうだろうなあ。
何が言いたいかというと、
こういう欲は、人を次のステージに連れて行って
くれるのですよ。
高校も、できるだけ自由なところがいい。
私服で通えて、
校則がほとんどない高校に行きたいと思いました。
実際に、そういう高校があったのです。
いや、制服が嫌いだったのですよ。
できるだけ
制服やスーツを着ない人生を歩みたいな、と。
その欲望が、私を駆り立てたのです。ええ。
どんな勉強をしていたかというと、
毎日、学校のノートを全部整理し直していました。
もう一度、きれいに書き直し、
教科書や参考書の情報も書き足した
「陽平君のノート」を、毎日つくっていました。
字が汚かったのでね。
ガリ勉にはなりたくないと思っていました。
楽しい青春を送るには、
薄暗い快楽と、趣味と、恋愛と勉強を両立するために、
必要なものとは何か。
答は簡単。
そう、進研ゼミです。
あの胡散臭い勧誘漫画が大好きでした。
いま、気づきました。
あれ、10代版の島耕作なんですよ。
ゴルゴ13なんですよ。
「成功・出世・情愛」
すべてがここにあるじゃないですか。
すべてを手に入れる。
狙った獲物は離さない。
私、『島耕作』と『黄昏流星群』と『ゴルゴ13』を
発売日に必ず買っていて。
バカにする奴は許さないのですけど。
これらの作品は見事に人間の欲望を描いていて、
それは実は
進研ゼミの勧誘漫画の延長線上にあるのです。
私は高校受験も大学受験も、
進研ゼミで第一志望合格を勝ち取りました。
自分のペースでできるのですよ。
塾や予備校は、先生のペース、
周りの学生のペースじゃないですか。
進研ゼミなら、自分の生活との両立が可能です。
ロックもラジオも聴きながら勉強できます。
塾や予備校はLOUDNESS、聴けないじゃないですか。
そんなことをしたら
集中できないじゃないかと言われますが、
私にとっては、
楽しく続けられることの方が大事でした。
そして、集中してくると、
だんだん音が聴こえなくなります。
中学から高校にかけては、
勉強して夜更かしをすると、
テレビやラジオの深夜番組を
楽しむことができました。
「11PM」「トゥナイト」
「オールナイトニッポン」
「ジェットストリーム」。
高校に入ってからは「ギルガメッシュないと」ですわ。
さらには、地方局ならではの、
昔の日活映画や海外の恋愛映画を観るために、
夜中まで勉強していました。
この手の番組の際どい話が大好きだったのです。
いや、「思わず興奮!刺激ビデオ大特集!」という
特集を楽しみに、起きていたら
ビデオデッキの特集でずっこけたことがありましたけどね。
セックス、ドラッグ、ロックンロールのうち、
ドラッグ以外を楽しみに勉強していたわけです。
これが本質です。
10代の頃は、毎日、日記も書いていました。
人には見せない、完全に自分のためのものでした。
日記を書くことで、気持ちを整理したり、
自分の置かれた状況を
確認したりすることができました。
この経験が、その後の仕事に
役立ったことは言うまでもありません。
質問、相談したことを、
すでに後悔しているかもしれません。
ただ、大事な本質は、
動機、手段、投入した時間の量、
さらには熱量なのです。
お子さんを動かす強い動機とは何か。
どのような欲望があるのか。
そこから考えてみましょう。
親はいつまでも応援団であること。
でも、フィールドに入り込んではいけません。
「選択肢が多い方がいいぞー!」
「勉強しろー!」
と叫ぶ応援団は、ダサいです。
バラードの曲で、大声で歌い出し
迷惑をかけるファンみたいなもんです。
なお、
学校に入るための手段は一つではありません。
現在は、さまざまな選抜方法があります。
また、学校も学部も実に多様になってきました。
そのあたりも含めて考えると、
親御さんもお子さんも、
必要以上にストレスを抱えず、
楽しい学校選択ができるはずです。
そして
進路は続くよ、どこまでも。
お子さんを、追い込んではいけません。
応援しています。
ロックンロール
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/10492/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第398号
◆◆ 2026.7.15 配信
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、
名刺交換・メールのやり取りなどをした方に
送信しております。
配信停止を希望される方は、文末のURLから
配信停止の手続きをお願いします。
なお、メールの転送をされている場合は、
元のアドレスの配信停止手続きが必要です。
◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
そういえば、学生も私もコピーをとらなくなった
2.記事傑作選
◇千葉商科大学教授・常見陽平氏が考える
“AIエントリーシートの功罪”
「AI丸投げの内定長者」が苦しむ未来
一方で「就活の格差縮小」への希望も
3.僕の音楽
ぼくがしっているあのきょくのひみつ
4. 人生相談バカ一代
息子にどう勉強してもらうか?
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【そういえば、
学生も私もコピーをとらなくなった】
最近、衝撃を受けたものといえば、
推し活キャンセル保険でございます。
https://d.bmb.jp/9/1454/10482/XXXX
遠征のキャンセル費用を全額補償、と。
そうきましたか。
いや、ちょうど20年前、人事をやっていた頃、
損保ジャパンさんとイベントでご一緒する機会が多かったのですが。
イベント保険、馬の脚保険など、様々な保険を紹介していたことを
思い出しました。
昨日はLuckyFM茨城放送の
「ダイバーシティニュース」に出演しましたよ
https://d.bmb.jp/9/1454/10483/XXXX
初めて「政治」のテーマで出演したのですが、
初共演の田中泉さんが素晴らしく。
神回だったのではないか、と。
大放談でございます。
国会は会期末、社会は世紀末ですが
大学は学期末でございます。
大学生活について書きますね。
現代の学生生活から消えつつあるものといえば、
コピーでございます。
大学では、劇的にコピーを取らなくなりました。
授業でも会議でも紙が減りました。
思えば、10代、20代の頃は、
公私ともにコピー機をよく使っていました。
なんといっても、
授業のノート、過去問のコピーでございます。
楽譜もよくコピーしました。
コピーバンドは、
まず紙のコピーから始まるのです。
大学時代の友人
との出会いを思い出すと・・・。
「ノートを貸してくれ」と
声をかけられたことをきっかけに
知り合った人が一定数おり。
当時は、同じ科目を履修している人に、
とりあえず声をかけてみるという
文化があったのです。懐かしい。
過去問というものもございまして。
寮や部室には、
先輩たちが残した過去問が眠っているのです。
後輩たちは、それを「発掘」しては
コピーするのです。
過去問そのものだけでなく、
それがどこにあるのか、
誰が持っているのか、
仮説を立てて、検証することも、
学生生活を生き抜く知恵の一つでした。はい。
いまは、すっかりPDFの時代です。
講義資料はLMS、つまり
ラーニング・マネジメント・システムに
掲載されます。
科目によっては、過去問まで掲示されています。
学生はスマートフォンやパソコンで資料を開くのです。
提出物もオンラインです。
便利です。
紙も減ります。
至れり尽くせりです。
しかし、何か味気ない気もします。
これは単なる感覚かもしれませんが、
紙には温度があります。
手で持ち、線を引き、折り目をつけ、
余白に書き込む。
そうしていると、不思議と頭にも入ります。
PDFの資料は便利なのですが、読んだはずなのに、
どこか身体を通過していないように
感じることがあります。
AIが書いたような文章が
イマイチ、心に響かないのも
そういうことなのかもです。
私は学生時代、
プロレス研究会の会報誌と、
ビラ、ポスターづくりに
魂をかけていました。
アルバイト代を、かなり、
コピー代につぎ込んでいました。
いかがわしい印刷物を、
大学の構内で配るのです。
大学を愉快にしたかったのです。
大人を、困らせたかったのです。
要するに、何かをやりたかったのです。
誰が手に取ってくれるのかがわかるわけで。
私が敵視していた
キラキラしたテニスサークルの人たちや
ライバル視していた体育会の人たちが、
愛読していることがわかり。
自分の中で、許してあげようという気持ちが
湧いたのでした。
いや、許すも、何も、ないのですけど。
あれは楽しかったなあ。
配った部数は、
今でいう
インプレッションで。
紙が減っていくことで、
自分たちのつくったものが
誰かに届いていることを実感できました。
アクセス数も表示回数もありません。
それでも、手応えはありました。
同じように、
大学から消えた光景はほかにもあります。
いまは完全に分煙化が進み、
喫煙所も大学の片隅に追いやられています。
かつてのように、学食や生協前の広場で、
みんなが煙草を吸っているという光景は、
まったく見られなくなりました。
コピー機の前にも、人がいました。
部室にも、人がいました。
会報誌を配る場所にも、人がいました。
大学生活のデジタル化と快適化によって、
私たちはたくさんの不便から解放されました。
一方で、
会話や出会い、手触りまで、
一緒に消えてはいないでしょうか。
昔はよかったとは言いません。
ただ、アナログだった大学生活を、
時々、懐かしく思うのです。
・・・来年の4月4日の誕生会では
(今から準備しているので、
皆さんも今から予定をあけておいてください)
何か、印刷物をつくりますかね。
お楽しみに!
8月10日(月) の
吉田尚記さんとのイベント、迫ってきました!
よろしくお願いします!
↓↓↓
常見陽平×吉田尚記
好きなことを仕事にするって、本当に幸せ?
~「働く」と「生きる」を再定義する夜~
「好きなことを仕事にできたら幸せ」
とは言うものの、本当にそうなのか?
働き方評論家の常見陽平と、大学院で
「推し活」と「ウェルビーイング」を研究中の
アナウンサー・吉田尚記が、
下北沢のライブバーで初対談。
「1日8時間以上働かない」と公言する常見氏と、
仕事もプライベートも
シームレスにつながっている
吉田氏の対照的なスタンスから、
「働く」の本質に迫ります。
キャリアの正解探しに疲れた人、推し活してる人、
フリーランスで生きてる(生きたい)人、
とりあえず全員集合。
お酒片手に、本音で「働く」を語り合う夜です。
常見陽平
リクルート、バンダイ、ベンチャー企業、
フリーランス活動を経て2015年4月より
千葉商科大学国際教養学部専任講師
(現:基盤教育機構教授)。専攻は労働社会学。
大学生の就職活動、労使関係、労働問題、
キャリア論、若者論を中心に、
執筆・講演など幅広く活動中。
吉田尚記
アナウンサー。ラジオのレギュラー番組のほか、
テレビ番組やイベント司会など
年間200本ほど出演。
2025年4月から東京大学大学院
学際情報学府・社会情報学コースに在学中。
研究テーマは、
『推し活はウェルビーイングをもたらすのか?
~「ももいろクローバーZ」のファンと
ウェルビーイングの関係に注目して』。
2026年8月10日(月)
18:30会場 19:00開演(21:00終了予定)
チケット
会場:2500円(+1ドリンク600円)
配信:2000円
来場チケットはこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/10484/XXXX
配信チケットはこちら
https://d.bmb.jp/9/1454/10485/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
最新作『日本の就活』(岩波新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10486/XXXX
をよろしくお願いします。
Amazonのレビューも
読書メーターのコメントも増えてきました。
https://d.bmb.jp/9/1454/10487/XXXX
この本だけは、読んでもらいたいのです。
全国の書店員さん、
手書きPOP、サイン本、イベント、やりますよ。
著者、編集者の皆様、対談などぜひ。
一昨年、リリースした
『50代上等!理不尽なことは
「週刊少年ジャンプ」から学んだ』
(平凡社新書)
https://d.bmb.jp/9/1454/10488/XXXX
もよろしくお願いします。
読者の人生が変わる
キッカケになっているようです。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10489/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/10490/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
◆◆━━━━━━━━━
2.記事傑作選
━━━━━━━━━━◆◆
千葉商科大学教授・常見陽平氏が考える
“AIエントリーシートの功罪”
「AI丸投げの内定長者」が苦しむ未来
一方で「就活の格差縮小」への希望も
https://d.bmb.jp/9/1454/10491/XXXX
◆◆━━━━━━━
3.僕の音楽
━━━━━━━━━◆◆
【ぼくがしっているあのきょくのひみつ】
ロックバー、ライブレストランの
バウハウス六本木に、月に数回通っている。
以前は週に2、3回行っていたのだが、
最近はそれなりに忙しくなった。
いや、それでも平均すれば
週に1回は顔を出しているのだが。
一晩にだいたい5ステージくらいあるものの、
最近は1ステージだけ観て帰ることも多い。
はっきり言って、もったいない。
とはいえ、少しでもロックに触れていたいのだ。
この店の常連であり、
音楽仲間でもあるススムさんとは、
よくここで、音楽談義をする。
私が音楽トリビアを話すたびに、
彼は「常見さん、それ、僕に3000円で売ってや」と、
ネイティブ関西弁で言う。
それくらい、
彼は私の音楽トリビアが好きなようである。
というわけで、私の鉄板音楽トリビアはこちら。
噂の真相的に・・・。
・ガンズ・アンド・ローゼズの代表曲で、
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
キルケーの魔女』の主題歌にもなった
「スイート・チャイルド・オー・マイン」だが、
ギタリストのスラッシュが
レコーディングで使用したギターは、
ギブソンの本物のレスポールではなく、
コピーモデルだった。
世界中のファンが、
ギブソンのレスポールを買って
彼のあの音を目指すのだが、
実は、コピーモデルだった、と。
・『東京ラブストーリー』の主題歌
「ラブ・ストーリーは突然に」の
イントロのギターは、
当時5万円程度だった日本製フェンダーの
ストラトキャスターの音だった。
楽器店で、
超絶当たりの個体に出会ったのだとか。
・椎名林檎は「歌舞伎町の女王」を書いたとき、
歌舞伎町には
一度も行ったことがなかったらしい。
・LOUDNESSの初期の曲
「ロック・ショック」は、
六本木の食堂で思いついたことから、
このタイトルになった。
・そのLOUDNESSの代表曲
「クレイジー・ドクター」の
モデルになったのは、
バウハウスの常連さんの
医師のヌックさんだという説が。
・爽やかな曲を演奏して売れたバンドには、
元メタルのメンバーがいる。スピッツも、
最近再結成したKUSU KUSUも元メタルである。
・L'Arc~en~Cielなどが所属する
MAVERICK DC GROUPの
アーティストの多くは、
日本の老舗メタルバンド、
44MAGNUMの曲を弾けるらしい。
実際、イベントなどでも演奏され、
「社歌と化している」のだとか。
そもそも、このグループの歴史は
44MAGNUMから始まった。
・約40年前、目黒の居酒屋には、
「金髪お断り」「バンドマンお断り」に加えて、
さらに具体的に「X関係者お断り」という
張り紙まであったとか。
もちろん、のちのX JAPANである。
・そのX JAPANだが、
現在はアーティストとしての
イメージづくりが徹底され、
発言も丁寧である。
一方、昔は本人が言ったことが、
かなりそのままメディアに載っていた。
メジャー・デビュー直後のYOSHIKIが、
音楽雑誌で「最近は、ファンキー末吉さんの
教則ビデオで練習している」と語った発言も、
そのまま掲載されていた。
なお、以上には、
関係者から直接聞いた話、
音楽雑誌などで読んだ話、
音楽仲間やファンの間で語り継がれている説が
混在している。
音楽トリビアとは、だいたいそういうものである。
まだまだあるが、このへんで。
◆◆━━━━━━━━━━━
4.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━━◆◆
Q. 中2の息子が勉強を頑張らない
中2の息子がいます。
何度言っても勉強に打ち込んでくれません。
できるだけ有名な高校に行った方が
人生の選択肢が広がり、有利になると
伝えているのですが、響かないようです。
どうすればいいでしょう?
A.まずはお子さんの立場で考えましょう
答は簡単です。
それが響く子って、
どんな中2ですか?
お子さんの立場で考えてみましょうよ。
中2は、人生で最も刺激的な時期の一つです。
サブカルに社会への反抗に、恋愛にと
忙しいのですよ。
そんな時期に
「勉強しろ」「人生の選択肢が増えるよ」
と言われても、響くわけがないじゃないですか。
Mrs. GREEN APPLEも、
ちゃんみなも、Vaundyも、
あいみょんも、米津玄師も
若者に対して
「勉強しろ」
「人生の選択肢が増えるよ」
なんてことは歌わないですよ。
もちろん、LOUDNESSは
歌いませんよ。
そもそも、親御さんにとって、お子さんにとって、
なぜ勉強が大事なのか。
一度、立ち止まって考えてみてください。
親御さんの気持ちを、やや乱暴に言うならば、
「いい高校、いい大学、いい会社に行ってほしい」
という話じゃないですか。ぶっちゃけ。
教育関係者は、通常
「いい学校」という言葉を使いません。
ただ、ここではあえて雑に、
そう呼ぶことにします。
では、その「いい学校」なるものは、
本当に存在するのでしょうか。
知名度でしょうか。偏差値でしょうか。
進学・就職実績でしょうか。
実はそれは、
お子さん不在の議論になっていないでしょうか。
親の善意が、本人にとっては
余計なお世話になってしまうこともあります。
まずは、
お子さんがどんな子なのかを考えましょう。
何が好きで、何が嫌いなのか。
何が得意で、何が不得意なのか。
何に夢中になっているのか。
もっと言うと、
どのような欲望や野望の持ち主なのか。
高橋源一郎さんの毎日新聞での人生相談風に、
まったく参考にならないことを前提に、
私の中2話をしますね。
私の場合は、
野望、欲望を地道な努力に変換することで、
よく遊び、よく学ぶ
中学校生活を送ることができました。
新聞記者、雑誌編集者、テレビ局の社員など、
当時の言い方でいうマスコミ関係の仕事をしたい。
少しでも都会に行きたい。内地に行きたい。
世界に行きたい。かっこよくなりたい。
おしゃれになりたい。面白い大人になりたい。
そんな欲は、相当ありました。
社会学に興味を持ったのも、この頃でした。
国立大学なら内地の大学に行かせてくれる
という話だったので、一橋大学に行きたいな、と。
東大には行きたくない。
北大はもっと行きたくない。
京大は危なそうだ。
そう、
東大的な何か、
北大的な何かが苦手で。
京大的な何かに飛び込むほど勇気がない。
それが当時の私でした。
一橋、最高じゃんと思っていました。はい。
そのためには、
まず高校に行かなければならない、と。
・・・本当は早稲田に行きたかったのですけどね。
早稲田大学には、
相当、コンプレックスがあります。
「え、常見さんって一文だっけ?政経だっけ?」
「ロックと麻雀で1浪1留なんでしょ?」
とよく聞かれます。
いや、しかも残酷なことに、
私、大学時代に
スポットで引っ越しや配達のアルバイトをしていて
早稲田は配達エリアだったのですよ。
早大生たちが住む、無印良品で固められた
早稲田のオートロックワンルームマンションが
白亜の豪邸に見えたことを思い出しました。
早稲田の学生は
こんな物件に住んで
ロックやって、文学読んで、半同棲しているんだと
強烈に嫉妬しつつ、
キャバクラ、風俗の客引きを避けつつ
立川の錦町の部屋に戻ったことを思い出しました。
娘の進路は、
自由に選んでほしいなと思うのですけど、
早稲田に入ったら泣いちゃうだろうなあ。
何が言いたいかというと、
こういう欲は、人を次のステージに連れて行って
くれるのですよ。
高校も、できるだけ自由なところがいい。
私服で通えて、
校則がほとんどない高校に行きたいと思いました。
実際に、そういう高校があったのです。
いや、制服が嫌いだったのですよ。
できるだけ
制服やスーツを着ない人生を歩みたいな、と。
その欲望が、私を駆り立てたのです。ええ。
どんな勉強をしていたかというと、
毎日、学校のノートを全部整理し直していました。
もう一度、きれいに書き直し、
教科書や参考書の情報も書き足した
「陽平君のノート」を、毎日つくっていました。
字が汚かったのでね。
ガリ勉にはなりたくないと思っていました。
楽しい青春を送るには、
薄暗い快楽と、趣味と、恋愛と勉強を両立するために、
必要なものとは何か。
答は簡単。
そう、進研ゼミです。
あの胡散臭い勧誘漫画が大好きでした。
いま、気づきました。
あれ、10代版の島耕作なんですよ。
ゴルゴ13なんですよ。
「成功・出世・情愛」
すべてがここにあるじゃないですか。
すべてを手に入れる。
狙った獲物は離さない。
私、『島耕作』と『黄昏流星群』と『ゴルゴ13』を
発売日に必ず買っていて。
バカにする奴は許さないのですけど。
これらの作品は見事に人間の欲望を描いていて、
それは実は
進研ゼミの勧誘漫画の延長線上にあるのです。
私は高校受験も大学受験も、
進研ゼミで第一志望合格を勝ち取りました。
自分のペースでできるのですよ。
塾や予備校は、先生のペース、
周りの学生のペースじゃないですか。
進研ゼミなら、自分の生活との両立が可能です。
ロックもラジオも聴きながら勉強できます。
塾や予備校はLOUDNESS、聴けないじゃないですか。
そんなことをしたら
集中できないじゃないかと言われますが、
私にとっては、
楽しく続けられることの方が大事でした。
そして、集中してくると、
だんだん音が聴こえなくなります。
中学から高校にかけては、
勉強して夜更かしをすると、
テレビやラジオの深夜番組を
楽しむことができました。
「11PM」「トゥナイト」
「オールナイトニッポン」
「ジェットストリーム」。
高校に入ってからは「ギルガメッシュないと」ですわ。
さらには、地方局ならではの、
昔の日活映画や海外の恋愛映画を観るために、
夜中まで勉強していました。
この手の番組の際どい話が大好きだったのです。
いや、「思わず興奮!刺激ビデオ大特集!」という
特集を楽しみに、起きていたら
ビデオデッキの特集でずっこけたことがありましたけどね。
セックス、ドラッグ、ロックンロールのうち、
ドラッグ以外を楽しみに勉強していたわけです。
これが本質です。
10代の頃は、毎日、日記も書いていました。
人には見せない、完全に自分のためのものでした。
日記を書くことで、気持ちを整理したり、
自分の置かれた状況を
確認したりすることができました。
この経験が、その後の仕事に
役立ったことは言うまでもありません。
質問、相談したことを、
すでに後悔しているかもしれません。
ただ、大事な本質は、
動機、手段、投入した時間の量、
さらには熱量なのです。
お子さんを動かす強い動機とは何か。
どのような欲望があるのか。
そこから考えてみましょう。
親はいつまでも応援団であること。
でも、フィールドに入り込んではいけません。
「選択肢が多い方がいいぞー!」
「勉強しろー!」
と叫ぶ応援団は、ダサいです。
バラードの曲で、大声で歌い出し
迷惑をかけるファンみたいなもんです。
なお、
学校に入るための手段は一つではありません。
現在は、さまざまな選抜方法があります。
また、学校も学部も実に多様になってきました。
そのあたりも含めて考えると、
親御さんもお子さんも、
必要以上にストレスを抱えず、
楽しい学校選択ができるはずです。
そして
進路は続くよ、どこまでも。
お子さんを、追い込んではいけません。
応援しています。
ロックンロール
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/10492/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+