常見陽平メルマガ『陽平界通信』第174号 淡々と記録する、記憶する/小山田圭吾問題を広報とメディアの関係から考える/ちんや閉店によせて
2021/07/21 (Wed) 08:21
╋╋・‥ ‥・╋╋
常見陽平メルマガ『陽平界通信』
第174号 2021.7.21 配信
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╋・‥今週のアウトライン‥・╋
1.巻頭言
東京五輪 淡々と記録する、記憶する
2.陽平トレンディ
☆広報とメディア 双方の姿勢と責任
☆令和の就活におけるリアルを伝えたい
☆浅草の名店「ちんや」の閉店によせて
3.記事傑作選
☆裏アカ「特定サービス」が急伸
☆ロッキン中止 ロックと何かを理解せよ
☆「ガクチカ」問題の本質
☆【働き方ラボ】
心に残る“サラリーマン格言”を考える
4.常ミシュラン
やっぱり満足 ORIGAMIの排骨麺
5.人生にキク音楽
「君は天然色」は
悲しい歌だったと今さら気づく
┌────────┐
★★★1.巻頭言
└────────┘
【東京五輪 淡々と記録する、記憶する】
いよいよ今週から東京五輪がスタートします。
今日から競技が始まるのですよね。
五輪の接近を感じた瞬間といえば、
週末にお邪魔した横浜のホテルが
関係者の宿泊先となっており。
明確に入り口が分けられ、
スタッフ、ボランティアもそれなりの人数がおり。
自分の生活を直撃することと言えば、
首都高の規制やプライシングですね。
電車移動の日々、復活です。
私がこだわることと言えば、
「淡々と、記録する、記憶する」ことです。
感情を可能な限り手放して、
物事を捉えたいな、と。
今朝の朝日新聞は
一面で
前例なき五輪、光も影も報じます
と宣言していましたね。
世論調査などでは
「東京五輪開催に賛成か、反対か」という
設問があるわけですが。
憲法における「改正」「護憲」が
一様ではないように
「賛成」「反対」も一様ではありません
(もちろん、会社よっては
その理由も聞いているのですが)。
「いつから賛成・反対でしたか?」という設問も
追加するべきではないかと。
そもそも招致の段階から
反対だった人もいるわけで、ね。
言うまでもなく
「記憶」だけでなく「記録」が大切で。
「記憶」はいつの間にか、美化されたり、
書き換えられたりするわけですよね。
私、団塊ジュニア世代、就職氷河期世代で。
幼少期から10代にかけての
ヒットコンテンツと言えば
ファミコン、ラジコン、ガンプラ、
おニャン子クラブ、バンドブーム、
尾崎豊、BOOWY、渋谷系などですけど。
それぞれ、振り返り企画では
端折ってみんなが夢中になったと
伝えられるわけですけど、
当時の売れ方とか、捉えられ方なんかは
今とは違うわけで。
ファミコンはスーパーマリオ、ドラクエの前から
売れていたし。
ガンダムは最初、「何これ?」という感じだったし。
尾崎豊を聴いていた人はむしろ少数派で。
誰もが夜の校舎の窓ガラスを壊したわけでも、
盗んだバイクで走り出したわけでも、
きしむベッドの上で優しさを持ち寄ったわけでも
ありません。
物事は、誰もがジャーナリストや
社会学者のように捉えるわけではなく。
一市民としての捉え方というものもあり。
よく「商業五輪の幕開け」として
紹介されるロス五輪ですけど、
当時小学校4年生(10歳)で。
モスクワ五輪がボイコットだったこともあり。
商業五輪云々の前に、
初の夏の五輪だったわけです。
ロケットマン、カール・ルイス、日本の選手に
それなりに興奮したことを覚えています。
五輪とはこういうものだと
刷り込まれていないか、と。
今回の五輪は、
すでに立場により捉え方が違うわけですが。
メディアを読み比べるとその違いは顕著ですが。
一市民として、
何が起こったのかを記録したいと思います。
淡々と。熱狂も冷笑もせず。
私の周りにも、
大会関係者やスポンサー企業の人もいれば、
猛烈に反対している人もおり。
コロナ関連で苦しんでいる人もおり。
様々な立場を理解しつつ考えたいな、と。
「他人の靴をはく」というやつですね。
というわけで、
いつになくダラダラと書きましたが、
私は、淡々といきます。
はい。原稿書きます。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
You Tubeチャンネル、よろしくお願いします
(もっと更新しますね)
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3102&n=XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
私の連載小説もよろしくお願いします。
続き、書きます。
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3103&n=XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
『僕たちは育児のモヤモヤを
もっと語っていいと思う』(自由国民社)の
電子版が発売されました。こちらもぜひ。
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3104&n=XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
┌────────────┐
★★★2.陽平トレンディ
└────────────┘
☆立ち上げに関わったOJTソリューションズ
(トヨタ自動車とリクルートグループの
合弁会社)で、
リクルートグループ出身者初の定年退職者が。
現役社員とやり取りしつつ、ふと私が同社で
広報担当者だった頃のことを思い出した。
これだけで数時間語れるのだけど、
一つの論点が
「あぁ、あの頃は記者、怖かったな」
ということ。
いや、それは当時私が20代後半で、しかも
広報初心者だったということもあるのだが。
ただ、経営陣や、
顧客企業のトップとのインタビューを
セッティングした際の様子をみても、
当時の記者は偉そうだったし、怖かった。
私以外の明らかに年齢が上で、
ビジネス経験が豊富で、
明らかに立場が上の人に対しても、
タメ語で話したりしたし、問い質したりもした。
そういえば、
大御所ビジネス雑誌の取材を受けた際に、
創立の経緯などを説明していたら
「そんなわけ、ねえだろう!」と
一喝されたのも、今ではいい思い出だ。
周辺取材をされ
「これで言いやすくなっただろ!」と
言われたこともあったな。
あぁ、記者ってだいぶマイルドになったなあと
感じたりもする。
もちろん、私も
いい年齢になったというのもあるけれど。
いや、当時がよかったわけではないし、
ハラスメント体質はよくないが。
言葉遣いや態度はともかく、
取材者に向き合う姿勢は
マイルドになってはいけない。
事実への探究心と。
このあたりは広報担当者も、
真剣に向き合う姿勢が大切で。
で、互いに育て合うということも大切で。
ちゃんとツッコんであげる、と。
五輪に関わる小山田圭吾の
過去の記事問題も、彼自身の問題が
大きいことは言うまでもないが、
私は彼の所属事務所と、取り上げた
メディアの問題でもあると考えている。
マネジャー(広報担当者のようなものだ)は
なぜ、その場で止めなかったのか。
メディアのあり方については
議論があるかと思うが、
そこで止める、叱る、載せないという
選択肢もあったはずだ。
もちろん、こういうやりとりは
気をつけないとなれ合いそのものになり。
事実を隠蔽する共犯者となる。
政治家、経営者に対する
インタビューなんかもそうだ。
ただ、掲載した雑誌は、
「こんな問題発言をしていたぞ」という
批判的な文脈で載せたわけではないのは、
明らかで。
アーティストを育てるという意志が
事務所も掲載誌も弱かったのではないか。
ファンも被害者だ。
傷ついたファンもいることだろう。
さらには、小山田ファンは
この手の言動を擁護する人、と
見られても困るのではないか。
というわけで、この問題の論点は
広報とメディアの問題。
☆採用関連で
人事担当者への聞き取り調査、実施中。
うん、答は現場にある。いちいち面白い。
「選抜度の低い大学から大手企業に
入社することは可能なのか?」という
素朴な疑問を丁寧に検証しようという
試みなのだが。
詳細はまとまってから可能な限り、
適切な手段でレポートするが。
「学歴フィルター」的な運用をしていなくても、
結果的に選抜度の高い大学中心に
なってしまうという問題は、根深い。
そして、DXの流れを感じ。
それはITに強い人材を採ろうという
話だけではなく。
DX的発想で物事を捉えられるかどうか、
ということ。
結果として選考で重視する点や、
質問する内容も変化する、と。
学生時代にどのような人間関係を構築するか
という点を意外に(?)重視していたり。
ネットでもたまに話題になる
「ガクチカどうするんだ問題」については、
学生およびキャリアセンター職員、
一部の人事が勘違いしているのだなと
確信したり。
複数の企業の人事から
「サークルを立ち上げた、学園祭で大儲け、
などのキラキラした成功体験ではなく
負けた体験こそ語って欲しいし、
評価している」という声を頂いた。
力強い言葉だ。
もっとも、そこで「負けた経験が少ない」
「語りたくない」という学生もおり。
それにしても、メディアは
コロナによる就活生かわいそう話を
書きたくてしょうがないのだなあ。
ちゃんと取材してほしいと思う今日このごろ。
今日このごろ。
あくまでウチの学部の例ではあり、
つまりサンプル数1であるが、
コロナで打撃を受けたとされている
観光関連に内定する学生が
むしろ過去最高レベルでいたり。
でも、内定先をみると宿泊施設の中でも
ダメージが少なかったセグメントだったり。
このあたりのリアルを伝えてほしい、
メディアは。
いや、これは私がやらなくちゃだな。
☆浅草のすき焼きの名店「ちんや」が
閉店・一時休業に。
ヤフトピにも出ていたので、
覚えている人も多いことだろう。
墨田区に15年住んだし。
浅草の会社に3年半勤めていたので。
それなりのお値段がするので、本当に、
自分のお金で行くのは数年に1度くらいで。
バンダイを辞めてから
執行役員にここでご馳走になったことも。
取材をして頂いた方に
連れて行ってもらったこともあったかな。
なんせ、歴史があり、文化を感じる店である。
数年前には「適さし宣言」を行い、
過剰にさしの入った肉を出すのをやめ。
接客もナイスだった。
予定を振り返ってみると、
最後にお邪魔したのは昨年の3月半ばで。
訪日外国人観光客が少なくなったという
話を聞いたり。
飲食店が閉店、休業するということは、
単に、食事をする場がなくなるだけではない。
食文化、コミュニティが
死んでいくということだ。
もちろん、飲食店がなくなるのは
コロナ「だけ」が問題ではない。
店長・料理人の高齢化や後継者不足、
家賃や人件費の高騰などもあり。
コロナが決定打となってしまう。
物件の契約更改前に、撤退する、と。
「三密」が問題視されたが、
とくに居酒屋などは
この前提のもとに成り立っていたし。
やや不謹慎かもしれないが、
三密は、楽しかったのだ。
飲食店を守るということは、
文化やコミュニティを守る
ということでもある。
働く場を守るという意味でもある。
次期総選挙ではこのあたりの、
拍手喝采の政策を与野党ともに期待したい。
┌──────────┐
★★★3.記事傑作選
└──────────┘
企業の人事は新卒・中途採用で
「裏アカ」までチェック?
特定率88%の「特定サービス」が急伸!
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3105&n=XXXX
ロッキン中止問題
政府、自治体、医師会は
ロックとは何かを理解せよ
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3106&n=XXXX
コロナ就活で面接官はどこを見ている?
“ガクチカ”問題の本質
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3107&n=XXXX
【働き方ラボ】
「飲んだ次の日ほど、朝一番に出社しろ」
心に残る“サラリーマン格言”を考える
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3108&n=XXXX
┌───────────┐
★★★4.常ミシュラン
└───────────┘
【やっぱり満足 ORIGAMIの排骨麺】
コロナ前、
政治家の方とお会いする場所といえば、
議員会館か、
キャピトル東急ホテルのORIGAMIだった。
よく首相動静で登場するこの店。
野党の人も利用する。
駅直結だし、
駐車場もたいてい空いているので便利。
相手が誰であれ
真面目な打ち合わせ兼食事はここか、
如水会館ということが多い。
このホテルはビートルズが会見し、宿泊したことで知られ
(当時は東京ヒルトンホテル)。
ORIGAMIは
ジャイアント馬場夫妻が愛した店でもある。
久々に訪問。
プリフィックスランチで、
彩り野菜サラダと排骨麺というのが
私のいつものパターン。高級感がたまらない。
今回は、薬味をMAXで入れ。
まるで激辛ラーメンみたいになってしまったが。
これもこれでアリ。
宇治金時のかき氷まで食べ、大満足。
話もはずんだ。
30歳になった頃から、
食事でホテルを利用する機会が増えた。
ホテルは泊まらなくても楽しい。
来年の今頃は盛り上がっているといいな
(予約が取れるかという問題はあるが)。
いや、以前ももちろん取り上げたと思うのだけど。
ここの排骨麺は裏切らない。
キャピトル東急ホテル ORIGAMI
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3109&n=XXXX
┌────────────┐
★★★5.人生にキク音楽
└────────────┘
【「君は天然色」は
悲しい歌だったと今さら気づく】
前回に続き、
松本隆トリビュート・アルバムについて。
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3110&n=XXXX
名盤すぎる。
なんせ、松本隆の歌詞がいいし、
大滝詠一、細野晴臣、呉田軽穂(松任谷由実)、
財津和夫、大村雅朗、南佳孝、原田真二、
林哲司などがいい曲を書いている。
池田エライザ、幾田りらなども好演。
NHKの音楽番組で
「君は天然色」が取り上げられていた。
大滝詠一が松本隆に依頼。
スランプの松本隆を待ち続けていた、と。
恥ずかしながら、
松本隆のスランプの理由を知らなかった
(いや、読んでいたかもしれないのだが、
少なくともすっかり忘れていた)。
妹さんを亡くした後だったのか。
「想い出はモノクローム」「色を点けてくれ」
とはそういうことだったのか。
切なくて涙した。
こんなにポップな曲なのに。猛反省した。
いや、有名なエピソードなのだよね。
ロック、メタルな10代だったけど、
音楽雑誌で大滝詠一さんの
『A LONG VACATION』は
「このアルバムは聴くべし」と紹介されており。
たしか「CD選書」で
高1、高2くらいのときに購入したような。
まるで『FMステーション』みたいなジャケット、
夏、海を感じる音にびっくりしたような。
今年は大滝詠一さんも松本隆さんも周年イヤーで。
また聴いてみますかね。
歌詞
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3111&n=XXXX
YouTube
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3112&n=XXXX
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皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3113&n=XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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第174号 2021.7.21 配信
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1.巻頭言
東京五輪 淡々と記録する、記憶する
2.陽平トレンディ
☆広報とメディア 双方の姿勢と責任
☆令和の就活におけるリアルを伝えたい
☆浅草の名店「ちんや」の閉店によせて
3.記事傑作選
☆裏アカ「特定サービス」が急伸
☆ロッキン中止 ロックと何かを理解せよ
☆「ガクチカ」問題の本質
☆【働き方ラボ】
心に残る“サラリーマン格言”を考える
4.常ミシュラン
やっぱり満足 ORIGAMIの排骨麺
5.人生にキク音楽
「君は天然色」は
悲しい歌だったと今さら気づく
┌────────┐
★★★1.巻頭言
└────────┘
【東京五輪 淡々と記録する、記憶する】
いよいよ今週から東京五輪がスタートします。
今日から競技が始まるのですよね。
五輪の接近を感じた瞬間といえば、
週末にお邪魔した横浜のホテルが
関係者の宿泊先となっており。
明確に入り口が分けられ、
スタッフ、ボランティアもそれなりの人数がおり。
自分の生活を直撃することと言えば、
首都高の規制やプライシングですね。
電車移動の日々、復活です。
私がこだわることと言えば、
「淡々と、記録する、記憶する」ことです。
感情を可能な限り手放して、
物事を捉えたいな、と。
今朝の朝日新聞は
一面で
前例なき五輪、光も影も報じます
と宣言していましたね。
世論調査などでは
「東京五輪開催に賛成か、反対か」という
設問があるわけですが。
憲法における「改正」「護憲」が
一様ではないように
「賛成」「反対」も一様ではありません
(もちろん、会社よっては
その理由も聞いているのですが)。
「いつから賛成・反対でしたか?」という設問も
追加するべきではないかと。
そもそも招致の段階から
反対だった人もいるわけで、ね。
言うまでもなく
「記憶」だけでなく「記録」が大切で。
「記憶」はいつの間にか、美化されたり、
書き換えられたりするわけですよね。
私、団塊ジュニア世代、就職氷河期世代で。
幼少期から10代にかけての
ヒットコンテンツと言えば
ファミコン、ラジコン、ガンプラ、
おニャン子クラブ、バンドブーム、
尾崎豊、BOOWY、渋谷系などですけど。
それぞれ、振り返り企画では
端折ってみんなが夢中になったと
伝えられるわけですけど、
当時の売れ方とか、捉えられ方なんかは
今とは違うわけで。
ファミコンはスーパーマリオ、ドラクエの前から
売れていたし。
ガンダムは最初、「何これ?」という感じだったし。
尾崎豊を聴いていた人はむしろ少数派で。
誰もが夜の校舎の窓ガラスを壊したわけでも、
盗んだバイクで走り出したわけでも、
きしむベッドの上で優しさを持ち寄ったわけでも
ありません。
物事は、誰もがジャーナリストや
社会学者のように捉えるわけではなく。
一市民としての捉え方というものもあり。
よく「商業五輪の幕開け」として
紹介されるロス五輪ですけど、
当時小学校4年生(10歳)で。
モスクワ五輪がボイコットだったこともあり。
商業五輪云々の前に、
初の夏の五輪だったわけです。
ロケットマン、カール・ルイス、日本の選手に
それなりに興奮したことを覚えています。
五輪とはこういうものだと
刷り込まれていないか、と。
今回の五輪は、
すでに立場により捉え方が違うわけですが。
メディアを読み比べるとその違いは顕著ですが。
一市民として、
何が起こったのかを記録したいと思います。
淡々と。熱狂も冷笑もせず。
私の周りにも、
大会関係者やスポンサー企業の人もいれば、
猛烈に反対している人もおり。
コロナ関連で苦しんでいる人もおり。
様々な立場を理解しつつ考えたいな、と。
「他人の靴をはく」というやつですね。
というわけで、
いつになくダラダラと書きましたが、
私は、淡々といきます。
はい。原稿書きます。
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http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3102&n=XXXX
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続き、書きます。
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★★★2.陽平トレンディ
└────────────┘
☆立ち上げに関わったOJTソリューションズ
(トヨタ自動車とリクルートグループの
合弁会社)で、
リクルートグループ出身者初の定年退職者が。
現役社員とやり取りしつつ、ふと私が同社で
広報担当者だった頃のことを思い出した。
これだけで数時間語れるのだけど、
一つの論点が
「あぁ、あの頃は記者、怖かったな」
ということ。
いや、それは当時私が20代後半で、しかも
広報初心者だったということもあるのだが。
ただ、経営陣や、
顧客企業のトップとのインタビューを
セッティングした際の様子をみても、
当時の記者は偉そうだったし、怖かった。
私以外の明らかに年齢が上で、
ビジネス経験が豊富で、
明らかに立場が上の人に対しても、
タメ語で話したりしたし、問い質したりもした。
そういえば、
大御所ビジネス雑誌の取材を受けた際に、
創立の経緯などを説明していたら
「そんなわけ、ねえだろう!」と
一喝されたのも、今ではいい思い出だ。
周辺取材をされ
「これで言いやすくなっただろ!」と
言われたこともあったな。
あぁ、記者ってだいぶマイルドになったなあと
感じたりもする。
もちろん、私も
いい年齢になったというのもあるけれど。
いや、当時がよかったわけではないし、
ハラスメント体質はよくないが。
言葉遣いや態度はともかく、
取材者に向き合う姿勢は
マイルドになってはいけない。
事実への探究心と。
このあたりは広報担当者も、
真剣に向き合う姿勢が大切で。
で、互いに育て合うということも大切で。
ちゃんとツッコんであげる、と。
五輪に関わる小山田圭吾の
過去の記事問題も、彼自身の問題が
大きいことは言うまでもないが、
私は彼の所属事務所と、取り上げた
メディアの問題でもあると考えている。
マネジャー(広報担当者のようなものだ)は
なぜ、その場で止めなかったのか。
メディアのあり方については
議論があるかと思うが、
そこで止める、叱る、載せないという
選択肢もあったはずだ。
もちろん、こういうやりとりは
気をつけないとなれ合いそのものになり。
事実を隠蔽する共犯者となる。
政治家、経営者に対する
インタビューなんかもそうだ。
ただ、掲載した雑誌は、
「こんな問題発言をしていたぞ」という
批判的な文脈で載せたわけではないのは、
明らかで。
アーティストを育てるという意志が
事務所も掲載誌も弱かったのではないか。
ファンも被害者だ。
傷ついたファンもいることだろう。
さらには、小山田ファンは
この手の言動を擁護する人、と
見られても困るのではないか。
というわけで、この問題の論点は
広報とメディアの問題。
☆採用関連で
人事担当者への聞き取り調査、実施中。
うん、答は現場にある。いちいち面白い。
「選抜度の低い大学から大手企業に
入社することは可能なのか?」という
素朴な疑問を丁寧に検証しようという
試みなのだが。
詳細はまとまってから可能な限り、
適切な手段でレポートするが。
「学歴フィルター」的な運用をしていなくても、
結果的に選抜度の高い大学中心に
なってしまうという問題は、根深い。
そして、DXの流れを感じ。
それはITに強い人材を採ろうという
話だけではなく。
DX的発想で物事を捉えられるかどうか、
ということ。
結果として選考で重視する点や、
質問する内容も変化する、と。
学生時代にどのような人間関係を構築するか
という点を意外に(?)重視していたり。
ネットでもたまに話題になる
「ガクチカどうするんだ問題」については、
学生およびキャリアセンター職員、
一部の人事が勘違いしているのだなと
確信したり。
複数の企業の人事から
「サークルを立ち上げた、学園祭で大儲け、
などのキラキラした成功体験ではなく
負けた体験こそ語って欲しいし、
評価している」という声を頂いた。
力強い言葉だ。
もっとも、そこで「負けた経験が少ない」
「語りたくない」という学生もおり。
それにしても、メディアは
コロナによる就活生かわいそう話を
書きたくてしょうがないのだなあ。
ちゃんと取材してほしいと思う今日このごろ。
今日このごろ。
あくまでウチの学部の例ではあり、
つまりサンプル数1であるが、
コロナで打撃を受けたとされている
観光関連に内定する学生が
むしろ過去最高レベルでいたり。
でも、内定先をみると宿泊施設の中でも
ダメージが少なかったセグメントだったり。
このあたりのリアルを伝えてほしい、
メディアは。
いや、これは私がやらなくちゃだな。
☆浅草のすき焼きの名店「ちんや」が
閉店・一時休業に。
ヤフトピにも出ていたので、
覚えている人も多いことだろう。
墨田区に15年住んだし。
浅草の会社に3年半勤めていたので。
それなりのお値段がするので、本当に、
自分のお金で行くのは数年に1度くらいで。
バンダイを辞めてから
執行役員にここでご馳走になったことも。
取材をして頂いた方に
連れて行ってもらったこともあったかな。
なんせ、歴史があり、文化を感じる店である。
数年前には「適さし宣言」を行い、
過剰にさしの入った肉を出すのをやめ。
接客もナイスだった。
予定を振り返ってみると、
最後にお邪魔したのは昨年の3月半ばで。
訪日外国人観光客が少なくなったという
話を聞いたり。
飲食店が閉店、休業するということは、
単に、食事をする場がなくなるだけではない。
食文化、コミュニティが
死んでいくということだ。
もちろん、飲食店がなくなるのは
コロナ「だけ」が問題ではない。
店長・料理人の高齢化や後継者不足、
家賃や人件費の高騰などもあり。
コロナが決定打となってしまう。
物件の契約更改前に、撤退する、と。
「三密」が問題視されたが、
とくに居酒屋などは
この前提のもとに成り立っていたし。
やや不謹慎かもしれないが、
三密は、楽しかったのだ。
飲食店を守るということは、
文化やコミュニティを守る
ということでもある。
働く場を守るという意味でもある。
次期総選挙ではこのあたりの、
拍手喝采の政策を与野党ともに期待したい。
┌──────────┐
★★★3.記事傑作選
└──────────┘
企業の人事は新卒・中途採用で
「裏アカ」までチェック?
特定率88%の「特定サービス」が急伸!
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3105&n=XXXX
ロッキン中止問題
政府、自治体、医師会は
ロックとは何かを理解せよ
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3106&n=XXXX
コロナ就活で面接官はどこを見ている?
“ガクチカ”問題の本質
http://d.bmb.jp/bm/p/aa/fw.php?d=9&i=spaceship&c=3107&n=XXXX
【働き方ラボ】
「飲んだ次の日ほど、朝一番に出社しろ」
心に残る“サラリーマン格言”を考える
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★★★4.常ミシュラン
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【やっぱり満足 ORIGAMIの排骨麺】
コロナ前、
政治家の方とお会いする場所といえば、
議員会館か、
キャピトル東急ホテルのORIGAMIだった。
よく首相動静で登場するこの店。
野党の人も利用する。
駅直結だし、
駐車場もたいてい空いているので便利。
相手が誰であれ
真面目な打ち合わせ兼食事はここか、
如水会館ということが多い。
このホテルはビートルズが会見し、宿泊したことで知られ
(当時は東京ヒルトンホテル)。
ORIGAMIは
ジャイアント馬場夫妻が愛した店でもある。
久々に訪問。
プリフィックスランチで、
彩り野菜サラダと排骨麺というのが
私のいつものパターン。高級感がたまらない。
今回は、薬味をMAXで入れ。
まるで激辛ラーメンみたいになってしまったが。
これもこれでアリ。
宇治金時のかき氷まで食べ、大満足。
話もはずんだ。
30歳になった頃から、
食事でホテルを利用する機会が増えた。
ホテルは泊まらなくても楽しい。
来年の今頃は盛り上がっているといいな
(予約が取れるかという問題はあるが)。
いや、以前ももちろん取り上げたと思うのだけど。
ここの排骨麺は裏切らない。
キャピトル東急ホテル ORIGAMI
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★★★5.人生にキク音楽
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【「君は天然色」は
悲しい歌だったと今さら気づく】
前回に続き、
松本隆トリビュート・アルバムについて。
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名盤すぎる。
なんせ、松本隆の歌詞がいいし、
大滝詠一、細野晴臣、呉田軽穂(松任谷由実)、
財津和夫、大村雅朗、南佳孝、原田真二、
林哲司などがいい曲を書いている。
池田エライザ、幾田りらなども好演。
NHKの音楽番組で
「君は天然色」が取り上げられていた。
大滝詠一が松本隆に依頼。
スランプの松本隆を待ち続けていた、と。
恥ずかしながら、
松本隆のスランプの理由を知らなかった
(いや、読んでいたかもしれないのだが、
少なくともすっかり忘れていた)。
妹さんを亡くした後だったのか。
「想い出はモノクローム」「色を点けてくれ」
とはそういうことだったのか。
切なくて涙した。
こんなにポップな曲なのに。猛反省した。
いや、有名なエピソードなのだよね。
ロック、メタルな10代だったけど、
音楽雑誌で大滝詠一さんの
『A LONG VACATION』は
「このアルバムは聴くべし」と紹介されており。
たしか「CD選書」で
高1、高2くらいのときに購入したような。
まるで『FMステーション』みたいなジャケット、
夏、海を感じる音にびっくりしたような。
今年は大滝詠一さんも松本隆さんも周年イヤーで。
また聴いてみますかね。
歌詞
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