常見陽平メルマガ『陽平界通信』第245号 「広末しか勝たん」時代に何をするべきか/子供に「努力が足りない」というその前に
2023/06/28 (Wed) 07:30
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◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第245号
◆◆ 2023.6.28 配信
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今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
「広末涼子しか勝たん」時代に、
私たちは何をするべきか
2.記事傑作選
◇「若者に嫌われる企業」やりがちNG質問
◇ 就活セミナー、「サクラ」の教訓
3.人生相談バカ一代
子供に「努力が足りない」というその前に
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「広末涼子しか勝たん」時代に、
私たちは何をするべきか】
メディア関係の友人・知人と話す機会が
ここ数日、何度かあり。
「どう頑張っても、広末涼子の不倫が
PVをとってしまう時代に、
私達は何を書くべきなのか?」
という話になり。
これは読む側にも関係する話で。
まさに風林火山。いや、不倫火山。
そもそも、男女の関係は一人だけの
話ではないのに、広末涼子を
主語に語ってしまうこと自体
注目ポイントなのですが。
いや、それでも書くのが
物書きであるという話ですし。
読むのですけど。
書き手の側の話でいうと・・・。
何かを発信したときに、
なかなか届かない時代になっているな
という話によくなり。
これは、学生を
企業説明会や
インターンシップ、オープンカンパニー
に呼びたい企業も同じです。
ウェブメディアも曲がり角で。
影響力としても、ビジネスとしても
先行き不透明になっており。
連載がメディアごとなくなったことも
何度かありました。
そんな中、この1週間で
大変光栄な寄稿依頼が複数あり。
どれも、部数は圧倒的ではないものの、
クオリティが高いことで知られている上、
読者が明確なメディアなのです。
論壇誌、専門誌、業界誌などなどです。
約20年前、広報の仕事をしていたときに、
「露出にはすべて意味がある」と
先輩からは教えられ。
そう、専門誌の小さな記事でも
読んでいる人はきっといる、と。
全国紙記者や、オピニオンリーダーが
ネタ元としてチェックしている、と。
そもそも、私が大事にしていることは、
インディー魂というか。
スーツケース一つで全国、どこにでも行く
アーティストやレスラーを
リスペクトしています。
どんなに観客が少なくても、
そこで熱狂をつくり出す、と。
日本武道館や、東京ドームを満員にして
熱狂させたあの人も
バンドのメンバーと同じくらいの数の
観客を前に真剣勝負したのです。
稚拙であることを言い訳にしてはいけないですが
「うまい」よりも「すごい」が大事なプロのポイントで。
明らかに今より下手な文章で社会が動いたこともありました。
六本木のバウハウスにて6月も何度も飛び入り演奏し。
一部、ミスがあろうとも、本気の演奏は届くと実感しました。
”Amazing!”と私を褒めてくれて、コーラを奢ってくれた方、
ありがとうございました。
あ、先日は、お店にやってきた
シャ乱Qのはたけさんにご挨拶したのですけど。
トイレに行くときに、彼が連れてきた金髪の男性が
私を激しく褒めてくれました。
「超かっこよかったです」と。
「バンドやっているんですか?」と聞いたところ
「ええ、まあ」という回答だったのですが。
今、売れているバンドのボーカルでした。気づけよ、と。
名古屋時代の先輩が、覚王山のおしゃれバーで
隣に座っていた体の大きな男性に
「君、大きいねえ。スポーツやっているの?」
と聞いたところ
「ええ、野球を少々」と。
翌日、中日ドラゴンズの選手だと気づいた、と。
気づけよ、と。そして少々じゃねえだろ、と。
というわけで、
ウェブメディアの先行きが不透明であるからこそ
目の前のことを一生懸命やり、
目の前の人に何かを届けようと思った次第です。
はい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
Voicyの「常見陽平の働き方ニュース」を
よろしくお願いします。
https://d.bmb.jp/9/1454/4022/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
note、エッセイを書いています。
https://d.bmb.jp/9/1454/4023/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
You Tubeチャンネル、よろしくお願いします。
https://d.bmb.jp/9/1454/4024/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4025/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4026/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
「若者に嫌われる企業」がついやりがちなNG質問
https://d.bmb.jp/9/1454/4027/XXXX
就活セミナー、「サクラ」の教訓
https://d.bmb.jp/9/1454/4028/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━
3.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━◆◆
【子供に「努力が足りない」というその前に】
唯一、紙で読んでいる新聞、
それが読売新聞だ。
毎朝、楽しみにしている
コーナーが
人生相談コーナー「人生案内」だ。
しかも、ここ数日、
深刻な問いと、秀逸な回答が多く、
相談者、回答者からいちいち
学んでおり。
「集団が苦手 クラスで孤立」
「高校受験失敗がこわい」
「恋愛と母にどう向かえば」という
青春の悩みもあれば、
「引きこもり傾向の18歳息子」
「今さら寄り添おうとする母」など、
家族問題も多数だ。
今回取り上げるのは
「うちの子は努力が足りない」という
親からの相談について、
「いやいや、よくやっていますよ」
「そんなものじゃないですか」と返答するもの。
次の2つが、なかなか秀逸だった。
子どもの世話 形のみの娘
https://d.bmb.jp/9/1454/4029/XXXX
高2の息子 努力足りない
https://d.bmb.jp/9/1454/4030/XXXX
ついつい子供や部下などに
理想像を押し付けてしまうのは、
人間の悪い癖である。
ここでは親の掲げるあるべき姿に
届いていない子供たちが語られるのだが、
回答者が、いやいや、
うまくやっているじゃないと
答えているのが秀逸だ。
いや60代の自営業女性が
30代の娘(保育士)、9歳の孫娘と同居し。
娘は浮気した夫と2年ほど前に離婚した、と。
大変な環境の中、子供(相談者の孫)を育てている娘に
「(孫の)世話を形のみやっている感じです」
と、ぶった斬っている相談に私は絶句したのだが。
めちゃくちゃキラーじゃないか、この相談者。
いや、心配でしょうがないのだろうけれども。
回答者も答えていたが、娘、めちゃ、頑張っとるやん、と。
子供はいつまでも子供である一方、
それぞれが大人の人生を生きており。
紆余曲折、試行錯誤を繰り返している。
それを「出来ていない」と斬るのは
優しさと想像力がなさすぎるのではないか。
成長していないのは、親の方だ。60にもなって情けない。
思ったとおりには進まない。
だから人間は面白いのだ。
回答者は
その人間のありのままを肯定していて、
素敵だった。
「相手の良いところを探す」
「まず、相手を好きになる」
すると、人や物事に対する見方は劇的に変わる。
ついついダメ出しになりがちなのだけど、
良いところを探す。これが大事。
そして、相手の良いところを探していると、
周りの対応も変わってくるのだよね。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/4031/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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1.巻頭言
「広末涼子しか勝たん」時代に、
私たちは何をするべきか
2.記事傑作選
◇「若者に嫌われる企業」やりがちNG質問
◇ 就活セミナー、「サクラ」の教訓
3.人生相談バカ一代
子供に「努力が足りない」というその前に
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1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【「広末涼子しか勝たん」時代に、
私たちは何をするべきか】
メディア関係の友人・知人と話す機会が
ここ数日、何度かあり。
「どう頑張っても、広末涼子の不倫が
PVをとってしまう時代に、
私達は何を書くべきなのか?」
という話になり。
これは読む側にも関係する話で。
まさに風林火山。いや、不倫火山。
そもそも、男女の関係は一人だけの
話ではないのに、広末涼子を
主語に語ってしまうこと自体
注目ポイントなのですが。
いや、それでも書くのが
物書きであるという話ですし。
読むのですけど。
書き手の側の話でいうと・・・。
何かを発信したときに、
なかなか届かない時代になっているな
という話によくなり。
これは、学生を
企業説明会や
インターンシップ、オープンカンパニー
に呼びたい企業も同じです。
ウェブメディアも曲がり角で。
影響力としても、ビジネスとしても
先行き不透明になっており。
連載がメディアごとなくなったことも
何度かありました。
そんな中、この1週間で
大変光栄な寄稿依頼が複数あり。
どれも、部数は圧倒的ではないものの、
クオリティが高いことで知られている上、
読者が明確なメディアなのです。
論壇誌、専門誌、業界誌などなどです。
約20年前、広報の仕事をしていたときに、
「露出にはすべて意味がある」と
先輩からは教えられ。
そう、専門誌の小さな記事でも
読んでいる人はきっといる、と。
全国紙記者や、オピニオンリーダーが
ネタ元としてチェックしている、と。
そもそも、私が大事にしていることは、
インディー魂というか。
スーツケース一つで全国、どこにでも行く
アーティストやレスラーを
リスペクトしています。
どんなに観客が少なくても、
そこで熱狂をつくり出す、と。
日本武道館や、東京ドームを満員にして
熱狂させたあの人も
バンドのメンバーと同じくらいの数の
観客を前に真剣勝負したのです。
稚拙であることを言い訳にしてはいけないですが
「うまい」よりも「すごい」が大事なプロのポイントで。
明らかに今より下手な文章で社会が動いたこともありました。
六本木のバウハウスにて6月も何度も飛び入り演奏し。
一部、ミスがあろうとも、本気の演奏は届くと実感しました。
”Amazing!”と私を褒めてくれて、コーラを奢ってくれた方、
ありがとうございました。
あ、先日は、お店にやってきた
シャ乱Qのはたけさんにご挨拶したのですけど。
トイレに行くときに、彼が連れてきた金髪の男性が
私を激しく褒めてくれました。
「超かっこよかったです」と。
「バンドやっているんですか?」と聞いたところ
「ええ、まあ」という回答だったのですが。
今、売れているバンドのボーカルでした。気づけよ、と。
名古屋時代の先輩が、覚王山のおしゃれバーで
隣に座っていた体の大きな男性に
「君、大きいねえ。スポーツやっているの?」
と聞いたところ
「ええ、野球を少々」と。
翌日、中日ドラゴンズの選手だと気づいた、と。
気づけよ、と。そして少々じゃねえだろ、と。
というわけで、
ウェブメディアの先行きが不透明であるからこそ
目の前のことを一生懸命やり、
目の前の人に何かを届けようと思った次第です。
はい。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
Voicyの「常見陽平の働き方ニュース」を
よろしくお願いします。
https://d.bmb.jp/9/1454/4022/XXXX
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https://d.bmb.jp/9/1454/4023/XXXX
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You Tubeチャンネル、よろしくお願いします。
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◆◆━━━━━━━━━━━━
3.人生相談バカ一代
━━━━━━━━━━━━◆◆
【子供に「努力が足りない」というその前に】
唯一、紙で読んでいる新聞、
それが読売新聞だ。
毎朝、楽しみにしている
コーナーが
人生相談コーナー「人生案内」だ。
しかも、ここ数日、
深刻な問いと、秀逸な回答が多く、
相談者、回答者からいちいち
学んでおり。
「集団が苦手 クラスで孤立」
「高校受験失敗がこわい」
「恋愛と母にどう向かえば」という
青春の悩みもあれば、
「引きこもり傾向の18歳息子」
「今さら寄り添おうとする母」など、
家族問題も多数だ。
今回取り上げるのは
「うちの子は努力が足りない」という
親からの相談について、
「いやいや、よくやっていますよ」
「そんなものじゃないですか」と返答するもの。
次の2つが、なかなか秀逸だった。
子どもの世話 形のみの娘
https://d.bmb.jp/9/1454/4029/XXXX
高2の息子 努力足りない
https://d.bmb.jp/9/1454/4030/XXXX
ついつい子供や部下などに
理想像を押し付けてしまうのは、
人間の悪い癖である。
ここでは親の掲げるあるべき姿に
届いていない子供たちが語られるのだが、
回答者が、いやいや、
うまくやっているじゃないと
答えているのが秀逸だ。
いや60代の自営業女性が
30代の娘(保育士)、9歳の孫娘と同居し。
娘は浮気した夫と2年ほど前に離婚した、と。
大変な環境の中、子供(相談者の孫)を育てている娘に
「(孫の)世話を形のみやっている感じです」
と、ぶった斬っている相談に私は絶句したのだが。
めちゃくちゃキラーじゃないか、この相談者。
いや、心配でしょうがないのだろうけれども。
回答者も答えていたが、娘、めちゃ、頑張っとるやん、と。
子供はいつまでも子供である一方、
それぞれが大人の人生を生きており。
紆余曲折、試行錯誤を繰り返している。
それを「出来ていない」と斬るのは
優しさと想像力がなさすぎるのではないか。
成長していないのは、親の方だ。60にもなって情けない。
思ったとおりには進まない。
だから人間は面白いのだ。
回答者は
その人間のありのままを肯定していて、
素敵だった。
「相手の良いところを探す」
「まず、相手を好きになる」
すると、人や物事に対する見方は劇的に変わる。
ついついダメ出しになりがちなのだけど、
良いところを探す。これが大事。
そして、相手の良いところを探していると、
周りの対応も変わってくるのだよね。
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