常見陽平メルマガ『陽平界通信』第276号 昭和・平成・令和の宴会芸/小岩寮、立川の思い出、そして若者と住処
2024/02/14 (Wed) 08:16
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━━━━
◆◆◆◆ 常見陽平メルマガ
◆◆◆ 『陽平界通信』第276号
◆◆ 2023.2.14 配信
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配信停止を希望される方は、文末のURLから
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◆◆◆━━━━━━━━━━━━━
今週のアウトライン
━━━━━━━━━━━━━◆◆◆
1.巻頭言
昭和・平成・令和の宴会芸を考える
2.記事傑作選
◇謝罪採点社会
◇高齢者だけじゃない『ソフト老害』が話題
3.ナウなヤングにバカウケ
若者と独身寮
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【昭和・平成・令和の宴会芸を考える】
先輩の結婚披露宴に娘と一緒に参加するという
貴重な機会があり。
大変幸せそうな新郎・新婦に心が洗われました。
HR関連の重鎮も勢揃いでした。
おめでとうございます。いやー、よかった。
よい出会い、再会もいっぱいでした。
あ、ぜひ、社交辞令ではなく
2月、3月、4月のうちに会食に行きましょう。
お誘いください。
リクルート、バンダイに在籍していたころのような
実に久々に、攻めてる宴会芸の数々をみて。
あぁ、懐かしいなと思いつつ、
ハラハラする私は大人になったのか、
時代が変わったのでしょうか。
・・・職場では同席しているだけで
管理責任を問われますからねえ。
この宴会ですけど、コロナ前から
飲みニュケーションの見直しというものは
何度かあり。
そもそも飲まない人も増えているようで。
言うまでもなく、
コンプライアンスも厳しくなっており。
企業においても、
セクハラ、パワハラ関連の事案は
飲み会で起こっているということもあり。
下ネタ系宴会芸、寄った勢いでの言動などですね。
ただ、2010年代なかばまでは
せめてる宴会芸は
リクルート、バンダイのような
やんちゃそうな会社以外でもあったようで。
先日、大学の後輩で、営業力が
強いという評判の証券会社関連の
総合研究所に2012年に新卒入社した
女性と食事をしていたのですが。
入社してすぐに、セーラー服で
AKB48を歌い、踊らされたそうです。
企業の組織改革を提案する企業も
こうだった、と。
一方、宴会芸のすべてを否定するのも
ナンセンスで。時代をこえて、
コンプライアンス問題にもひっかからない、
素晴らしい、上品な宴会芸というものもあるわけですよ。
まあ、普通に歌、ダンス、お笑いなどで
名人芸とも言えるものもあったり。
非常に印象に残っている芸といえば、
私が入社したときに
既にリクルートを退社しているにも関わらず、
歓送迎会に参加してくれる大先輩がいて。
吉田平さんという方ですね。
千葉県知事選にも出馬しましたね。
彼の芸「アタックNo.1」は
笑って泣けるものでした。
「アタックNo.1」のオープニング映像を
歌いながら、全部、再現する、と。
「レシーブ、トス、スパイク」を飲みの席の、
空いているスペースで歌いながら
バレーのムーブをする姿は
「ここまでやるか!」と
感動するレベルのものでした。
私、一応、元バレー部でして。
このメルマガを読んでいる方の中でも
古参読者であり、古くからの友人、まっくんこと
松本さんとバレー部員だったこともあり。
そうであるがゆえに、平さんの
ムーブは完璧で最高だったのです。
バンダイ時代の若手女性で
フィギュアスケートの技
イナバウアーができる方がいて。
エントリーシートに
特技:イナバウアー
と書いたがゆえに
1次面接から役員面接まで
イナバウアーを披露し。
内定式でも披露していましたよ。
荒川静香の生まれ変わりだと
思いましたよ。
約10年前に広島で弁護士をしている先輩が
ANAのCAと結婚したのですが。
その時の、ANAの皆さんの
「寿フライト」という芸も見事でした。
フライトのアナウンスのように
「二人の人生は快晴、視界も良好」
などというわけです。
その直前に私がスピーチで
「先輩は学生時代に
猥褻とは何かについて研究を重ねてきました。
駅前のレンタルビデオ屋で
フィールドワークを続けていました。
当時から、事実にこだわる姿勢、
素晴らしかったです」
と暴露し、その対比が見事でした。
その晩、部屋に入れてもらえなかったそうです。
三越伊勢丹ホールディングスでは
「人生、山あり、谷あり、モハメド・アリ」
というスピーチが伝承されているそうですね。
名古屋支社に伝わる
「そうじゃ隊」も印象深く。
ブリーフ一丁の男性3人組が出てきて。
まあ、この時点でアウトなんですけど。
この3人組が、歓送迎会や結婚披露宴で
主賓の数々のエピソードを暴露し。
何か言うたびにみんなで「そうじゃ、そうじゃ」と
合いの手を入れるわけですよ。
「◯◯、結婚おめでとう。
じゃけどのう、お前も色々あったのう」
「そうじゃ、そうじゃ!」
「この前の飲み会、お前がトイレに
行っとるときに、携帯の連絡先を覗いたら
歴代彼女の番号、消してへんやないか!」
「しかも、最近、発信履歴があったんじゃー」
という感じで、徹底的に、徹底的に
いじる、と。
ただ、服装(いや、着ていないですけど)は
ともかく、その、いじり方が愛に満ちていて。
暴露ネタだけでなく「あぁ、いい話だ」というものも
挟まれる、と。
「あぁ、名古屋支社っていいな」と思った次第です。
先日の先輩の二次会では、乾杯のスピーチを担当し。
その後に、サプライズで
日本バドミントン協会会長、
元Jリーグチェアマンの村井満さんが登場し、
風格の違いに圧倒されたわけですが。
新郎から「アジ演説をやってくれ」と
言われたので、
結婚をお祝いするアジ演説
→団結ガンバロー三唱からの乾杯を担当し。
参加者の皆さんにお願いしたのは、
通常は「そうだ、そうだ」
「まったくそのとおりだ!」という
合いの手なのですが、
「そうじゃそうじゃ」にしてほしい、と。
新郎と出会ったのが名古屋だったのと、
そうじゃ隊に関わっていた先輩が1月に急逝し。
その追悼の意味もこめて、です。
先輩と初めて会ったのは、名古屋でして。
「諸君!我が国は、極限まで腐敗している!
日本を取り戻すと言った政党が、
実際に取り戻していたのはキックバック、裏金だった!
これでいいのか?」
「そうじゃそうじゃ」
「こんな国にとっての、
希望は二人の結婚ではないか!」
「そうじゃそうじゃ」
という感じで、盛り上がりました。はい。
さて、令和の宴会芸はどの方向に行くのか。
まあ、最近は上品なダンスや歌、
クイズなどが多いようですねえ。
あと、プロジェクター、動画の
活用も当たり前になっているようですねえ。
さて。
何度でも言いますが
4月7日(日)16時より
50歳の誕生会を開催しますよ。
メルマガを読んでいる方には、
ぜひご参加頂きたいのです。
もうすぐ受付開始です。
バンド演奏、尊敬する著者とのトークショー
豪華賞品争奪クイズ大会などなど
楽しい企画がいっぱいです。
常見の手料理も、出るかもです。
予定をあけておいてください。
・・・会費をいくらにするか悩んでいます。
1ドリンク2500円か
飲み放題2時間3500円か。
でも、2時間では終わらないので。
ご意見、ぜひ。
よろしくお願いします!
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
Voicyの「常見陽平の働き方ニュース」を
よろしくお願いします。
https://d.bmb.jp/9/1454/4380/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
You Tubeチャンネル、よろしくお願いします。
https://d.bmb.jp/9/1454/4381/XXXX
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note、エッセイを書いています。
https://d.bmb.jp/9/1454/4382/XXXX
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
朝日新聞デジタルでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4383/XXXX
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ヤフージャパンでコメントをしております。
https://d.bmb.jp/9/1454/4384/XXXX
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2.記事傑作選
━━━━━━━━━◆◆
謝罪採点社会
https://d.bmb.jp/9/1454/4385/XXXX
高齢者だけじゃない『ソフト老害』が話題
https://d.bmb.jp/9/1454/4386/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━━
3.ナウなヤングにバカウケ
━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【若者と独身寮】
先輩の結婚披露宴で、ナイスな出会いがあった。
リクルート小岩寮に住んでいた
同世代の方、日暮さんと出会ったのだった。
RJC(リクルート人材センター)入社で、
優秀だという評判の彼の存在は
ずっと知っていたのだが、
なかなか接点がなかったのだ。
共通の友人・知人も多数で感激したのだった。
ふと、リクルート小岩寮時代を思い出した。
そう、福利厚生全廃モードの
90年代後半のリクルートにおいて、
奇跡的に寮生活ができた代なのだ。
寮が廃止になることを
通勤中の総武線で日経で知るという
ロックな展開もあった。
98年入社組が寮生活を経験した
最後の代だと思う。
男子寮は初台と小岩、
女子寮が葛西と羽田にあった。
なんせ、寮の入寮制限が緩かった。
友人・知人によると各社の寮には
年齢や役職の制限などがあるのだが、
リクルートの独身寮は
「戸籍上独身であること」という以上に、
何の制限もなかった。
だから、当時の小岩寮には離婚したてホヤホヤの、
30代後半の部長も住んでいた。
光熱費こみで15,000円だった。
京大出勤の同期で
横山やすし似の友人は
24時間365日ずっと「自動」モードで
エアコンをつけていた。
ある日、私が大浴場で体を洗っていたら
(湯船につかりながら、歯を磨き、
ひげを剃るのは小岩寮時代に身につけた技だ)、
同じ事業部のマネジャー、リーダー、メンバーが
勢ぞろいしていて、
なんて光景なんだろうと驚愕した。
日本企業の男社会っぷり、同質性を痛感した。
いや、日本企業の寮の朝はこんなものか。
当時、24時46分秋葉原発の
津田沼行き最終電車に寮の仲間と乗り。
地蔵通りというディープな界隈の
真ん中にある餃子の王将
(その後、FCを離脱して
三平という店になった)で、
「夜の営業会議」と称して
夜中の2時まで餃子とビールとともに、
会社の悪口を言いまくるのが、日課だった。
ちなみに、地蔵通りはいわゆる一つの歓楽街で。
ちょうど餃子の王将を出入りする頃に、
女性が店から出てきて、すれ違いドキドキした。
大変に恰幅がよく、お年を召した方が多数だった。
その後、商店街をフラフラと歩き。
14平米のワンルームで
死んだように寝る日々だった。
収納はそれなりにあったのだが、ベッド以外は
冷蔵庫と、
TVやオーディオ機器をセットした
エレクターを置いたら終わりで。
懐かしい。
先日、SUUMOの競合のHOME’SのCMを
電車で見たのだが。
人生の平均引っ越し回数は4回だそうで。
私、幼少期も含めると10回、引っ越しをしている。
将来、今の家を娘に譲るつもりなので、
20年後くらいにはもう1回、
引っ越すかもしれないのだが。
「住めば都」とはよく言ったもので、
それぞれ貴重な体験をしているかも。
若い頃の住処といえば
立川での経験も忘れられない。
駅徒歩5分の錦町2丁目という街の物件で。
毎日、キャバクラ、ピンサロ、
ファッションヘルスの客引きを
毎日7回くらい受けつつ、
振り切って帰宅するという。
パチンコ屋、場外馬券場も
家から徒歩1分の場所にあり。
週末は路上喫煙で街が白かった。
近所のドトールは当時、喫煙可能で。
まるで、
昔の大衆酒場のようなモクモクぶりだった。
ギャンブル、サラ金、風俗、飲み屋という
妙なエコシステムが作られていた。
中学生の頃、村上龍の
『限りなく透明に近いブルー』を読み、
セックス、ドラッグ、ロックンロールの世界に
衝撃を受けたのだが。
その舞台となった多摩地区で、
自分も退廃した生活をおくるとは思わなかった。
いや、私の生活が退廃していたわけではなく、
周りに刺激が多いだけだったのだけど。
例によって前置きが長くなってしまった。
若い人、単身者の住処について考える。
企業の側ではこの10年くらい、
寮を再評価するモードになっているという。
福利厚生の意味だけではなく、
縦横斜めのつながりができることも
評価のポイントだ。
離職率低下にもつながる、と。
さらに、部門の縦割りなどの弊害が
解消されるのではないかという期待も。
昔の寮は、なんせ、新入生歓迎の飲み会などが
きつかったとの説もあるが、
最近は飲みニュニケーションも
節度を保っているようで。
パーティー会場、勉強部屋なども完備され。
しかも、カーシェアリングもあるそうで。
いたれりつくせりである。
もちろん、この手の集合寮だけでなく、
借上げの物件というものもあり。
これも、同じ物件に同じ会社の人が住んでいたら
ナイスなつながりが生まれる。
最近は売り手市場、人材不足ということもあり。
家賃補助が手厚い企業もあり。
ただ、この家賃補助が実に多様化しており。
かなり前に話題になった、
サイバーエージェントを始め、
IT企業の会社近くに住んだ人ほど
家賃補助を手厚くするという制度も
しぶとく存在しているが。
注目するべきは、地方に本社がある企業の
東京勤務向け手当で。
賃貸物件に住む人は、単身者も含め
9割、15万円まで支給という企業があった。
教え子が受けていた企業だ。
ちなみに、シェアハウスという言葉を
あまり聞かなくなった。
定着したのか、ブームが一段落したのか。
大学の寮も過渡期で。
古くからある寮が取り壊され、
新しい寮ができるという流れがありつつも
家賃が数倍になり、さあ、どうしたものかという。
月5、6万円かかる物件を
学生寮と呼んでいいのかという問題もあるが、
今までが安すぎた、
運営コストをどうするという問題もあり、
「自治」というものを
どう考えるかという論点もある。
悩ましい。
一つだけ確かなことは、
繁華街での一人暮らしも、独身寮も、
若いうちなれではの良い経験だったということだ。
うむ。
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皆さんからの人生相談メールを
お待ちしております。
件名に『人生相談』とご記入の上、
ペンネーム(実名も可)、
年齢(可能であれば)、
性別、相談内容をお送りください。
yoheitsunemi@gmail.comまで!
よろしくお願いします!
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配信停止等はこちらのURLからお願いします
https://d.bmb.jp/9/1454/4387/XXXX
発行人:常見陽平
お問い合わせ先 E-Mail
yoheitsunemi@gmail.com
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1.巻頭言
昭和・平成・令和の宴会芸を考える
2.記事傑作選
◇謝罪採点社会
◇高齢者だけじゃない『ソフト老害』が話題
3.ナウなヤングにバカウケ
若者と独身寮
◆◆━━━━━━━
1.巻頭言
━━━━━━━◆◆
【昭和・平成・令和の宴会芸を考える】
先輩の結婚披露宴に娘と一緒に参加するという
貴重な機会があり。
大変幸せそうな新郎・新婦に心が洗われました。
HR関連の重鎮も勢揃いでした。
おめでとうございます。いやー、よかった。
よい出会い、再会もいっぱいでした。
あ、ぜひ、社交辞令ではなく
2月、3月、4月のうちに会食に行きましょう。
お誘いください。
リクルート、バンダイに在籍していたころのような
実に久々に、攻めてる宴会芸の数々をみて。
あぁ、懐かしいなと思いつつ、
ハラハラする私は大人になったのか、
時代が変わったのでしょうか。
・・・職場では同席しているだけで
管理責任を問われますからねえ。
この宴会ですけど、コロナ前から
飲みニュケーションの見直しというものは
何度かあり。
そもそも飲まない人も増えているようで。
言うまでもなく、
コンプライアンスも厳しくなっており。
企業においても、
セクハラ、パワハラ関連の事案は
飲み会で起こっているということもあり。
下ネタ系宴会芸、寄った勢いでの言動などですね。
ただ、2010年代なかばまでは
せめてる宴会芸は
リクルート、バンダイのような
やんちゃそうな会社以外でもあったようで。
先日、大学の後輩で、営業力が
強いという評判の証券会社関連の
総合研究所に2012年に新卒入社した
女性と食事をしていたのですが。
入社してすぐに、セーラー服で
AKB48を歌い、踊らされたそうです。
企業の組織改革を提案する企業も
こうだった、と。
一方、宴会芸のすべてを否定するのも
ナンセンスで。時代をこえて、
コンプライアンス問題にもひっかからない、
素晴らしい、上品な宴会芸というものもあるわけですよ。
まあ、普通に歌、ダンス、お笑いなどで
名人芸とも言えるものもあったり。
非常に印象に残っている芸といえば、
私が入社したときに
既にリクルートを退社しているにも関わらず、
歓送迎会に参加してくれる大先輩がいて。
吉田平さんという方ですね。
千葉県知事選にも出馬しましたね。
彼の芸「アタックNo.1」は
笑って泣けるものでした。
「アタックNo.1」のオープニング映像を
歌いながら、全部、再現する、と。
「レシーブ、トス、スパイク」を飲みの席の、
空いているスペースで歌いながら
バレーのムーブをする姿は
「ここまでやるか!」と
感動するレベルのものでした。
私、一応、元バレー部でして。
このメルマガを読んでいる方の中でも
古参読者であり、古くからの友人、まっくんこと
松本さんとバレー部員だったこともあり。
そうであるがゆえに、平さんの
ムーブは完璧で最高だったのです。
バンダイ時代の若手女性で
フィギュアスケートの技
イナバウアーができる方がいて。
エントリーシートに
特技:イナバウアー
と書いたがゆえに
1次面接から役員面接まで
イナバウアーを披露し。
内定式でも披露していましたよ。
荒川静香の生まれ変わりだと
思いましたよ。
約10年前に広島で弁護士をしている先輩が
ANAのCAと結婚したのですが。
その時の、ANAの皆さんの
「寿フライト」という芸も見事でした。
フライトのアナウンスのように
「二人の人生は快晴、視界も良好」
などというわけです。
その直前に私がスピーチで
「先輩は学生時代に
猥褻とは何かについて研究を重ねてきました。
駅前のレンタルビデオ屋で
フィールドワークを続けていました。
当時から、事実にこだわる姿勢、
素晴らしかったです」
と暴露し、その対比が見事でした。
その晩、部屋に入れてもらえなかったそうです。
三越伊勢丹ホールディングスでは
「人生、山あり、谷あり、モハメド・アリ」
というスピーチが伝承されているそうですね。
名古屋支社に伝わる
「そうじゃ隊」も印象深く。
ブリーフ一丁の男性3人組が出てきて。
まあ、この時点でアウトなんですけど。
この3人組が、歓送迎会や結婚披露宴で
主賓の数々のエピソードを暴露し。
何か言うたびにみんなで「そうじゃ、そうじゃ」と
合いの手を入れるわけですよ。
「◯◯、結婚おめでとう。
じゃけどのう、お前も色々あったのう」
「そうじゃ、そうじゃ!」
「この前の飲み会、お前がトイレに
行っとるときに、携帯の連絡先を覗いたら
歴代彼女の番号、消してへんやないか!」
「しかも、最近、発信履歴があったんじゃー」
という感じで、徹底的に、徹底的に
いじる、と。
ただ、服装(いや、着ていないですけど)は
ともかく、その、いじり方が愛に満ちていて。
暴露ネタだけでなく「あぁ、いい話だ」というものも
挟まれる、と。
「あぁ、名古屋支社っていいな」と思った次第です。
先日の先輩の二次会では、乾杯のスピーチを担当し。
その後に、サプライズで
日本バドミントン協会会長、
元Jリーグチェアマンの村井満さんが登場し、
風格の違いに圧倒されたわけですが。
新郎から「アジ演説をやってくれ」と
言われたので、
結婚をお祝いするアジ演説
→団結ガンバロー三唱からの乾杯を担当し。
参加者の皆さんにお願いしたのは、
通常は「そうだ、そうだ」
「まったくそのとおりだ!」という
合いの手なのですが、
「そうじゃそうじゃ」にしてほしい、と。
新郎と出会ったのが名古屋だったのと、
そうじゃ隊に関わっていた先輩が1月に急逝し。
その追悼の意味もこめて、です。
先輩と初めて会ったのは、名古屋でして。
「諸君!我が国は、極限まで腐敗している!
日本を取り戻すと言った政党が、
実際に取り戻していたのはキックバック、裏金だった!
これでいいのか?」
「そうじゃそうじゃ」
「こんな国にとっての、
希望は二人の結婚ではないか!」
「そうじゃそうじゃ」
という感じで、盛り上がりました。はい。
さて、令和の宴会芸はどの方向に行くのか。
まあ、最近は上品なダンスや歌、
クイズなどが多いようですねえ。
あと、プロジェクター、動画の
活用も当たり前になっているようですねえ。
さて。
何度でも言いますが
4月7日(日)16時より
50歳の誕生会を開催しますよ。
メルマガを読んでいる方には、
ぜひご参加頂きたいのです。
もうすぐ受付開始です。
バンド演奏、尊敬する著者とのトークショー
豪華賞品争奪クイズ大会などなど
楽しい企画がいっぱいです。
常見の手料理も、出るかもです。
予定をあけておいてください。
・・・会費をいくらにするか悩んでいます。
1ドリンク2500円か
飲み放題2時間3500円か。
でも、2時間では終わらないので。
ご意見、ぜひ。
よろしくお願いします!
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よろしくお願いします。
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2.記事傑作選
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謝罪採点社会
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高齢者だけじゃない『ソフト老害』が話題
https://d.bmb.jp/9/1454/4386/XXXX
◆◆━━━━━━━━━━━━━━
3.ナウなヤングにバカウケ
━━━━━━━━━━━━━━◆◆
【若者と独身寮】
先輩の結婚披露宴で、ナイスな出会いがあった。
リクルート小岩寮に住んでいた
同世代の方、日暮さんと出会ったのだった。
RJC(リクルート人材センター)入社で、
優秀だという評判の彼の存在は
ずっと知っていたのだが、
なかなか接点がなかったのだ。
共通の友人・知人も多数で感激したのだった。
ふと、リクルート小岩寮時代を思い出した。
そう、福利厚生全廃モードの
90年代後半のリクルートにおいて、
奇跡的に寮生活ができた代なのだ。
寮が廃止になることを
通勤中の総武線で日経で知るという
ロックな展開もあった。
98年入社組が寮生活を経験した
最後の代だと思う。
男子寮は初台と小岩、
女子寮が葛西と羽田にあった。
なんせ、寮の入寮制限が緩かった。
友人・知人によると各社の寮には
年齢や役職の制限などがあるのだが、
リクルートの独身寮は
「戸籍上独身であること」という以上に、
何の制限もなかった。
だから、当時の小岩寮には離婚したてホヤホヤの、
30代後半の部長も住んでいた。
光熱費こみで15,000円だった。
京大出勤の同期で
横山やすし似の友人は
24時間365日ずっと「自動」モードで
エアコンをつけていた。
ある日、私が大浴場で体を洗っていたら
(湯船につかりながら、歯を磨き、
ひげを剃るのは小岩寮時代に身につけた技だ)、
同じ事業部のマネジャー、リーダー、メンバーが
勢ぞろいしていて、
なんて光景なんだろうと驚愕した。
日本企業の男社会っぷり、同質性を痛感した。
いや、日本企業の寮の朝はこんなものか。
当時、24時46分秋葉原発の
津田沼行き最終電車に寮の仲間と乗り。
地蔵通りというディープな界隈の
真ん中にある餃子の王将
(その後、FCを離脱して
三平という店になった)で、
「夜の営業会議」と称して
夜中の2時まで餃子とビールとともに、
会社の悪口を言いまくるのが、日課だった。
ちなみに、地蔵通りはいわゆる一つの歓楽街で。
ちょうど餃子の王将を出入りする頃に、
女性が店から出てきて、すれ違いドキドキした。
大変に恰幅がよく、お年を召した方が多数だった。
その後、商店街をフラフラと歩き。
14平米のワンルームで
死んだように寝る日々だった。
収納はそれなりにあったのだが、ベッド以外は
冷蔵庫と、
TVやオーディオ機器をセットした
エレクターを置いたら終わりで。
懐かしい。
先日、SUUMOの競合のHOME’SのCMを
電車で見たのだが。
人生の平均引っ越し回数は4回だそうで。
私、幼少期も含めると10回、引っ越しをしている。
将来、今の家を娘に譲るつもりなので、
20年後くらいにはもう1回、
引っ越すかもしれないのだが。
「住めば都」とはよく言ったもので、
それぞれ貴重な体験をしているかも。
若い頃の住処といえば
立川での経験も忘れられない。
駅徒歩5分の錦町2丁目という街の物件で。
毎日、キャバクラ、ピンサロ、
ファッションヘルスの客引きを
毎日7回くらい受けつつ、
振り切って帰宅するという。
パチンコ屋、場外馬券場も
家から徒歩1分の場所にあり。
週末は路上喫煙で街が白かった。
近所のドトールは当時、喫煙可能で。
まるで、
昔の大衆酒場のようなモクモクぶりだった。
ギャンブル、サラ金、風俗、飲み屋という
妙なエコシステムが作られていた。
中学生の頃、村上龍の
『限りなく透明に近いブルー』を読み、
セックス、ドラッグ、ロックンロールの世界に
衝撃を受けたのだが。
その舞台となった多摩地区で、
自分も退廃した生活をおくるとは思わなかった。
いや、私の生活が退廃していたわけではなく、
周りに刺激が多いだけだったのだけど。
例によって前置きが長くなってしまった。
若い人、単身者の住処について考える。
企業の側ではこの10年くらい、
寮を再評価するモードになっているという。
福利厚生の意味だけではなく、
縦横斜めのつながりができることも
評価のポイントだ。
離職率低下にもつながる、と。
さらに、部門の縦割りなどの弊害が
解消されるのではないかという期待も。
昔の寮は、なんせ、新入生歓迎の飲み会などが
きつかったとの説もあるが、
最近は飲みニュニケーションも
節度を保っているようで。
パーティー会場、勉強部屋なども完備され。
しかも、カーシェアリングもあるそうで。
いたれりつくせりである。
もちろん、この手の集合寮だけでなく、
借上げの物件というものもあり。
これも、同じ物件に同じ会社の人が住んでいたら
ナイスなつながりが生まれる。
最近は売り手市場、人材不足ということもあり。
家賃補助が手厚い企業もあり。
ただ、この家賃補助が実に多様化しており。
かなり前に話題になった、
サイバーエージェントを始め、
IT企業の会社近くに住んだ人ほど
家賃補助を手厚くするという制度も
しぶとく存在しているが。
注目するべきは、地方に本社がある企業の
東京勤務向け手当で。
賃貸物件に住む人は、単身者も含め
9割、15万円まで支給という企業があった。
教え子が受けていた企業だ。
ちなみに、シェアハウスという言葉を
あまり聞かなくなった。
定着したのか、ブームが一段落したのか。
大学の寮も過渡期で。
古くからある寮が取り壊され、
新しい寮ができるという流れがありつつも
家賃が数倍になり、さあ、どうしたものかという。
月5、6万円かかる物件を
学生寮と呼んでいいのかという問題もあるが、
今までが安すぎた、
運営コストをどうするという問題もあり、
「自治」というものを
どう考えるかという論点もある。
悩ましい。
一つだけ確かなことは、
繁華街での一人暮らしも、独身寮も、
若いうちなれではの良い経験だったということだ。
うむ。
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